『酔っぱらいオヤジの『Spiritual Meeting』第11回の1
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
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今回も早く更新できた。いつも記事を読んでくださっている方々に感謝する。
有料メルマガの予告
このメルマガでは9月から10月初旬にかけて変動を予想する情報を多数紹介してきた。やはりそうした情報にあるような出来事が多数起こってきている。9月18日の午前0時10分に配信される次週のメルマガでは、なにが起こっているのか詳しく紹介する。
今回の記事
今回も早く更新できた。今回は対談の第11回目である。今回はさまざまな。
記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。
音声ファイル
「ヤスの勉強会」第18回のご案内
「ヤスの勉強会」の第18回を開催します。世界経済が新たな危機に向かって動いているようです。2015年の終わりから2016年にかけて非常に多くのことが起こるはずです。これを徹底分析します!
【主な内容】
・いま経済危機に向かっているのか?
・これから具体的になのが起こるのか?
・資本主義の歴史的な変質
・生き延びるためにどうしたらよいか
・スピリチュアリズムの向かう方向
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:9月26日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
健幸カレッジ
10月7日、四谷で「にんげんクラブ」の「健幸カレッジ」で講演を行います。普通の講演会では話すことのないスピリチュアルな話を多く話するつもりです。よろしかったらどうぞ!
申し込みリンク
ツイッターに書き込むことにしました。よろしかったらフォローをどうぞ。日々情報を発信します。
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船井幸雄.comに筆者のページが出来ました。月一回のペースで更新します。ぜひご覧ください!
船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
新刊本です!ハンク・ウエスルマン博士との対談が収録されています!ぜひどうぞ。

むちゃくちゃうまい醤油!
筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。
酔っ払いオヤジのspiritual meeting 第11の1

西塚 『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の今日(9月6日)は、第11回になりますね。今回もまたヤスさんにおいでいただきました。では、よろしくお願いいたします。カンパーイ。
ヤス あ、どうもどうも、カンパーイ。
西塚 前回は、時事問題も含めて、天津の爆発事故の話も出ました。ちょっと気になってるのは、例の北戴河会議、あれは一応中止にはなったみたいですが、実はあのあと会議は行なわれたんだという情報もあります。なんか険悪な感じだったということまで流れてきてますが、そのへんは何か情報ありますか?
ヤス いや、僕も情報を追ってるところで、確定したものはないんですけど、ふたつありますね。ひとつは、前回もお話ししたように、北戴河会議は中止になったんだと。江沢民一派が習近平暗殺を本当にやろうとしてた。それで江沢民ほか、軟禁されたと。でも、抗日戦争70周年記念の軍事パレードがありましたね。そのときに江沢民が出てるんですね。あれをどう解釈するか。あれで江沢民は、逮捕まではされないが、完璧に習近平の軍門に下ったんだと、という説。おそらくそれも十分、根拠はあると思います。
もうひとつは、北戴河会議が中止になる、習近平を暗殺するために天津大爆発を企画する、それをやったのは江沢民一派である、その情報全体が偽情報である、という説。
西塚 ええーっ!(笑)。
ヤス 実はウソなんだというね(笑)、今のところふたつあるので。
西塚 なるほど。例の式典には、江沢民と胡錦濤も出てましたが、いっさいにこやかな会話もないという。従来であれば、毛沢東とか歴代の肖像を掲げてパレードするんでしょうが、それもいっさいなく、習近平が手を振ってやってましたよね。あれも、ある種のアピールというか、オレが仕切っていくんだと。それに対して、江沢民も胡錦濤も何も言えないと。そういう印象は、僕も感じましたけどね。内実はどうなってるか、よくわかりませんが。
ヤス ただ、前回も話しましたが、日本ではなかなか中国に関するいい本が手に入らない。なぜかというと、ジャーナリストでも何でも、中国が大嫌いだというバイアスがかかってしまっている。そうすると、自分の大嫌いだという印象に合ったような情報しかつかんでこないんですよ。それでビジョンができ上がる。
だから、結果的に何が起こってるかってわからないんです。ビジョンとは何かと言うと、その人の感情の表出であって、それが現実にあった事態と関係しているかというと、まったく関係してない。これはすごく怖いことだと思います。
ヨーロッパに広がる難民問題とエノク予言
西塚 あと、時事的なことを言えば、難民ですね。今、ヨーロッパで難民問題があります。シリアを中心に、100万人を超えてるんじゃないかと思いますが、あれもひとつの映像、3歳児の、まあ遺体ですよね、あの写真と動画で世論がガラッと変わって、ハンガリーは頑なに拒絶してましたが、オーストリアとか、イギリスまで4000人受け入れるとか、ドイツも国境のゲートを開放するとか、ということまでになる。
僕は湾岸戦争を思い出しちゃうわけです。あの油まみれの鳥ですか、ある種の印象操作のような気もして。ヤスさんのメルマガでもちょっと前に書かれてましたが、いわゆるユーロ圏にイスラムのテロを中心とした混乱を招こうとする、陰謀とまでは言いませんが、戦略に絡んでいるのではないか。まずユーロ圏に、多くの人間が入っていくという下地が必要じゃないですか。その前兆のような気がするんです。うがちすぎかもしれませんが。
ヤス そうですね。あれはエノク予言の内容に近いですね。ヨーロッパの国内に入っている異教徒、まあイスラム教徒の人たちが、ロシア軍が最終的にヨーロッパを攻めるための手引きをするというか、そのような形での予言にはなってますけどね。
西塚 そうですよね。難民たちが今後、ヨーロッパにばらまかれていくわけじゃないですか、言葉が悪いですけど。そうすると、エノク予言でいう、ヨーロッパの混乱の下地が今、実は作られてるというふうにも見えるわけです。だから僕は、むしろハンガリーがバシッと受けつけないということは、ひどく冷酷なように見えるけれども、国としては正しい判断じゃないかと。あるいは、許容量として、これくらいは受け入れるけれども、無尽蔵というか、無制限にはできないよと。本来であれば、この国は何人、この国は何人とやればいいいんでしょうが…
ヤス それはドイツがやろうとしていることですね。
西塚 そういう形であればいいでしょうが、軽々しく門戸を開放して、どっと押し寄せてきたら、おそらく止められないんじゃないでしょうか。
ヤス あのね、プーチン大統領が面白いことを言ってるんですね。何かと言うと、自業自得だろ、お前らは、ということなんです。我々が何年も前に警告したことだろうと。シリアのアサド政権を倒したならば、あの地域全体がイスラム原理主義運動の拠点になると。そうするとシリアのみならず、中東全域が不安定化するんだと。それから出てくる難民であるとか、様々な影響というのは、最終的にヨーロッパに回ってくることになるぞと。さんざん警告したではないかと言うんですね。
だから、アメリカの政策の尻馬に乗って同じことをやったならば、天に吐いた唾が自分のところに降りかかってくるぞと。今、お前らがやってるのはそれだろう!と、プーチンが言ってるんですが、まさにそうなんですよ。
これはテレビでもほとんど報道されてないと思います。これは、ヨーロッパ系のメディアでもこれには触りたくないみたいで、難民がなぜこのような状態になったのか、誰も言わない。誰も言わないけど知ってるんですね。自分たちの政策なんです。アサド政権をぶっ潰そうとしたわけですよ。たしかに独裁政権がいいかと言うと、そういうわけではない。独裁政権は悪と言ってもいいです。
しかしながら、その強権的で強圧的な独裁政権によって、初めて安定性が保たれている地域でもある。だから、独裁政権というフタを取ってしまったならば、それこそビンの中に抑圧されているあらゆる最悪なものが出てくると。そういう観点から言うと、悪なのか最悪なのかの選択なんです。
西塚 なるほど、劣等比較ですね。
ヤス それに、欧米流の民主主義といった安定した社会を突きつけるのは、理想論にしかすぎないんです。たとえば、2013年の夏なんですが、オバマ政権がシリアの空爆を真剣に考えた。なぜかと言うと、アサド政権が毒ガス兵器を使った証拠があると。毒ガスを使ったならば、我々は空爆すると警告してた。でもアメリカ国内、特に米軍の中から、反対論が相次いだ。アサド政権を倒して、じゃあどうなるんだと。当時は、イスラム国なんか誰も知らなかったのですが、イスラム原理主義運動の大拠点になるんだぞと、あそこは。大混乱になる。
ちょうどそのときに、プーチンがニューヨークタイムズに意見広告を載せた。アメリカよ、目を覚ませと。アサド政権を倒したらどういうことになるのか、お前は知るべきだ、といったようなことですね。で、アメリカはそれから、あからさまに空爆したわけではないんですが、何をしたかと言うと、アサド政権に敵対している穏健派の勢力ですね、自由シリア軍と言って、シリア軍から抜け出た人たちの集まりなんですが、これを応援してた。自由シリア軍は勢力としては小さい。でも、だんだんイスラム原理主義勢力の拠点になるわけですよ、アル・ヌスラ戦線なんかもあれば、アルカイダ系のあらゆる勢力が入り込んでる。自由シリア軍とイスラム原理主義のテロ勢力と内線状態になっている。
オバマ政権は、反アサドであれば何でもいいと、武器援助をしていた。空爆はしないんだけども、アサド政権を弱めるために敵対勢力に軍事援助をしていた。その敵対勢力は何かと言うと、イスラム原理主義勢力だった。彼らの蛮行によって出てきた難民なんですね。ヨーロッパもNATO軍ですから、全面的にアメリカと一緒になって同じ政策をとっていた。そうすると、ヨーロッパは、難民に対してNOと言う資格はないということです。
西塚 まさに自業自得だと。エノク予言に無理やり結びつけるつもりはないんですが、仮にこのまま難民が増えて、ヨーロッパが混乱に陥ったときに、それを防ぐためにロシアが出てくるということですか?
ヤス まだ、ロシアがヨーロッパに攻め込むというエノク予言のシナリオは、今のところ想像できない。ロシアにその意図も動機もないはずです。おそらく、そのようなシナリオになるとしたならば、あと二転三転、四転くらいして状況がどんどん変わっていかなくてはならないと思います。その状況の変化の中の、ひとつの大きなモメンタムになってくるのは、ロシアがプーチン以外の指導者になることですね。
プーチンおよびプーチンの息のかかった指導者のうちはね、基本的にリアルポリティクスというか、リアル地政学において、ロシアがロシアの国益を追求するのであれば、そうムチャなことはしないと思うんです。当然、中ロ同盟がどんどん強まってね、アメリカの覇権に代わるような勢力になって台頭はしてくるけれども、何か第三次世界大戦のようなドンパチを起こすようなことはない。ただ、プーチン以降になると、それはわからない部分がある。
西塚 じゃあ、あえて言えば、中東を含めてヨーロッパに混乱を起こしたいグループがあるとすれば、一番邪魔なのはプーチンでしょうね。
ヤス 第一次世界大戦もそうだし、第二次世界大戦はもっとそうだし、ベトナム戦争なんかももっとそうだし、大きな戦争がありますね。大きな戦争には何が関わってくるかと言うと、イデオロギーなんです。世界観ですね。第一次世界大戦は偶然に近い形で起こったんですが、最終的に戦争の引き金を引いたのはドイツ軍の動きすね。
当時のドイツの指導部の内部には、最終的に我々が国益を確保するためには、他のヨーロッパ諸国と戦争をせざるを得ないといったような、はっきりしたある意味での思い込みがあった。第二次世界大戦は、ヒットラー、ナチスのイデオロギーによって
引き起こされたようなタイプの戦争です。いわゆる、ドイツ人はアーリア人として選ばれた特殊な人種であるといったね。
西塚 やはり、制御できないような感情、さきほどのヨーロッパ人の、自業自得なんだけども自らは認めたくないようなもの、そして3歳の子どもの写真でコロッと変わってしまうという、感情ですね。これは相当怖いと言いますか、同情心も含めて、キリスト教とも関係してくるかもしれませんが、助け合いとか、利他的なものとは別に、リアルポリティクスではないですが、現実的な対処の仕方とは完全に分けないと秩序は保てませんよね。
ヤス そうそう。今回、3歳児の写真はすごく衝撃的だったと思うんですが、もともとヨーロッパ全体の中で当然、自業自得であるという認識はみんな共有してるわけですよ。ましてや、リビアのカダフィ政権を倒したということが悪化させてるわけですね。2011年にですね、カダフィ政権はNATO軍を中心にした空爆によって、イギリス軍などは地上部隊を送りましたが、それによってカダフィ政権が倒れるでしょ? それでリビアが流動化してくる。イスラム原理主義運動の拠点になるわけですね。
そして周辺諸国、エリトリアとか、ソマリア、スーダンと、他のところにどんどん広まってくる。リビアのカダフィ政権によって強圧的に弾圧されていたイスラム原理主義運動が、リビアが拠点になることによってスピルアウトしてくるわけですね。それがやはり大きな難民を出すことのひとつの背景になっている。シリアもそうだし、リビアもそうだし、自分たちが何をやってきたかということをみんなよく知ってる。知ってるので、ヨーロッパの国民も含めて、受け入れるのは当たり前だという基本認
識が前提になっているだろうと。
西塚 それで今回、ガラッと受け入れる側に、ある種の波と言いますか、みんなそちらに流れてる気がするんですが、非常に怖いと言うか、そんな安易なものではないという気がするんですが…
ヤス 安易なものじゃない。もともと感情の流れが集合的にあると思うんですね。もともとある感情の流れを、ちょっとしたことでは逆転させることはできないと思うんです。今回は、ヨーロッパが助けざるを得ない、これは当たり前でしょうがないね、という前提が感情の流れとしてある。
僕のよき友人でね、ヨーロッパにいるんですが、彼女がドイツに行ったときにいろいろ聞いて回った。フランクフルトとか、ミュンヘンとかいろいろ行ったときに。移民はどうする?と聞くと、みんな、受け入れると言うと。要するに数の問題だと。
西塚 そう思います。
ヤス 受け入れないという人は、極右以外、逢ったことがないと。それが一般的な世論としてある。ただ、どれくらい受け入れるかという度合いの問題に関して、あの3歳児の遺体の写真はすごく大きな影響力があった。
西塚 僕は、ネガティブな言い方になってしまうかと思いますが、じゃあドイツが何万人とか、これくらいだったら受け入れるよと言っても、おそらくその十倍くらいの単位で突破されてしまうと思うんです。そういうときに、どうしようもないじゃないですか。それこそ軍隊が出て、追い返すということはたぶんできない。だったら、そういうことを想定して、今からいろいろやっていくしかない。難民キャンプはこれだけだとか、それ以外はまた別に何とかするシステムがあればいいですが、あのような人の波では、おそらく無理ではないかと…。
シリアレベルでああいうことなんですから、もし中国で内乱が起きた場合、習近平が失脚したりして、そして江沢民一派が勃興してですね、内乱状態になって難民が押し寄せてきたときに、ちょっとマンガ的ですけども(笑)、まず日本は何もできないと思いますね。ということまで考えてしまいますね、今のヨーロッパを見てると。
ヤス 今後、ヨーロッパはどうなっていくかと言うと、西塚さんがおっしゃったように、どんどん難民の数は増大すると思いますよ。そうすると、ヨーロッパだけではもはやもう、処置なしの状態になる。昨日かな、オーストリアが1万人受け入れると宣言した。どんどん枠が広がるということが起きる。枠が広げてもダメなら、世界に分散させるという方向をとると思います。オーストラリアは何人、ニュージーランドは何人、カナダは何人、アメリカは何人とかね、分散させる。それは、シリアのアサド政権を倒した、リビアのカダフィ政権を倒した、それに間接的にでもちょっと責任がある全員で責任を負うということにならざるを得ないと思いますね。
西塚 個人的な考えとしては賛成で、そういうことを前提に今から法整備を含めて、各国がやるべきだと思いますね。そうすれば、そんなに大事には至らないんじゃないかなという気がします。
依存性からの脱却
ヤス 今からうまく動けばね。ただ、なかなかそこらへんがうまく動かないだろうと思いますね。
ちょっと感情の話に戻りますが、何かのね、滔々たる感情の流れを、ちっちゃな事件で逆転することはできない。でも、ふたつの相反する、せめぎ合った感情があって、どっちつかずの状態になったときに、何かのちょっとした事件によってバン!とこっちに行くということは十分にあると思います。だから、感情の流れをどちらの方向に操作してくのかということが、極めて決定的な役割を持つと思います。
西塚 それはある種、ふたつの方向がありますよね。陰謀系の話を含めてでいいんですが、民意をどっちの方向に持っていくのか、というレベルと、民衆側が、いろいろな情報をつかみながらですね、自分たちで意見交換もしながら、下からボトムアップの形で善き方向に、そうした流れを創り出していくというレベル。
そういうインフラというか、意識づけとか、それに対して考えることができるような素材と言うんですかね、それは僕はやはりメディアとかが本来やるべきことであって、日本などは、前回の話にも通じますが、まったくお粗末で、どうしようもない。アメリカなどのほうがよっぽど、ああいう国ですけれども、メディアなんかは…
ヤス 多様性がありますね。
西塚 ロシアなんかもそうですか? アメリカほどじゃないかもしれませんが、オルタナティヴ・メディアみたいなものというのは…
ヤス オルタナティヴではないけれども、ロシアの国営メディアそのものが、アメリカから見るとオルタナティヴなんですね。いわゆる反米的なメディアではあるんですが、単なるアメリカ批判ではなくて、アメリカが何をやっているかという、裏の側面を報道するきちんとしたメディアなので、情報が極めて豊かですね。
西塚 そうか、『RT』がアメリカで第2位の視聴者を持つとか、やはりそこにも繋がってきますね。さきほどの感情の話にしても、やはりメディアの役割が大きい。
ヤス 大きい。感情というものがありますね、人間が持っている極めて破壊的な感情。破壊的なもの以外の感情も様々ありますが、集合的な感情になったときにね、イデオロギーがどういう役割を果たすかと言うと、感情の放出を合理化するんです。キミの感情、キミのやろうとしていることは正しいと、正当化するわけですよ。だから、どんなに残虐なことをやったとしても、それを正当化するのがイデオロギーなんです。
西塚 そうですね。イデオロギーは危ないですね。以前、オウムの話も出ました。あれもそうですが、エモーショナルなもの、わけわからない無形物のような感情の塊りに、スーッと道筋をつけるのがイデオロギーですね。かつてのマルクス主義とか、カルトの教義でもいいですが、さきほどの写真ひとつですらきっかけとなって、ある方向性を決めてしまうことがあります。
無形物のようなエネルギーをどこへ持っていくかというときに、僕は重要なもののひとつはメディアだと思いますが、メディア側にいる人間の意識も含めて、大マスコミでも、ヤスさんのような作家さんでもいいですが、可能性とか、ありうべき姿とか、
そのあたりはどう思われますか?
ヤス そうですね、ありうべき姿とかははっきり言えないですが、中央でコントロールされたメディアは全部いらない。メディアって市民のものだということですよね、基本的には。
たとえば、NHKは国営放送ではないすよね。公共放送です。公共放送の主体って何かと言えば、市民なんです。戦後すぐに始まったNHKの経営委員会ってありますね。労働者側からも、経営者側からも、いわゆる左翼運動家もいれば右翼運動家もいるわ、あらゆる多彩な人種によって維持されてる。すなわち、市民によって管理されてるメディアがNHKだったんですよ。
西塚 ああ、そうだったんですか。知らなかった。
ヤス だからNHKの所有者は誰かと言えば、国民だし、市民なんです。だから、市民から取った受信料によってまかなわれて、市民の意見に絶対的に服従して、市民によって運営されるというのが、本来のNHKなんです。
西塚 他の民放はスポンサーで成り立っているのでわかりやすい。でも免許事業なので、政府の意向はある程度聞かないと怖いという部分もあるんでしょうが。
ヤス だから、国民から受信料を取ってて、それで政府の言うことを聞くということは、実は論理矛盾だということです。本来はあってはならないこと。とんでもないと思いますよ。だったら、完璧に国営にしてしまえと。受信料もいらない。完璧にフリーにしろと。
西塚 そうですよね、みんな観ないし(笑)。
ヤス 公共放送の国家による乗っ取りですよね。とんでもないことだと思いますよ。BBCってありますね、あれもNHKと同じ公共放送なんですよ。やはり国民から受信料を取るんですね。取るんですが、BBCの経営に係っている人たちというのは、市民一般から公正性の高い選挙で選ばれるです。NHKなんてあれでしょ? 政府からの指名かなんかで選ばれるんでしょ? わけわからんですよ。とんでもないです。
西塚 かつて海老沢(勝二)とか、とんでもない人もいましたね。
ヤス いた。今なんか籾井(勝人)でしょ? 安倍のお友だちでしょ? あってはならないことですよ。だから本来のメディアのあり方というのは、やはり国民によって管理されねばならないと。そうすると、文句は言うけど、面倒見てよ、といったような国民のあり方じゃムリだということです。絶対、ムリ。自分で何でもやると。
西塚 ヤスさんはいつも、とにかくネイションなんか信用するな、というようなことをおっしゃってたと思うんですが…
ヤス そうそう。
西塚 僕なんかも2013年くらいからはっきり自覚して、そういう方向じゃないとこの先、面白く生きていけそうもないなと思いました。だから、まったくその通りだと思いますね。
続く
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
田辺鶴瑛
筆者のいとこのブログ
筆者にいとこがスピリチュアル系のカウンセラーになっていたのを最近知ることとなった。以下にリンクする。よろしかったらどうぞ。
ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」
このブログの基本方針
このブログの基本方針を掲載しました。記事をお読みになる前にかならず一度はお読みになってください。
基本方針リンク
読むとくドットコム
筆者がコンサルティングにかかわっている会社が子供用の国語音声教材の提供を始めた。子供用だが、実によい名作がmp3の音声ファイルで聴くことができる。大人の心の琴線に触れる作品がとても多い。よいサイトだと思う。よかったらどうぞ!
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