2017-08

    もしかしたらイラン戦争開戦前夜?4

    今回は、これまでの記事を踏まえ、ジョン・ホーグのイラン戦争に関する予言に本格的迫ってみる。

    うお座の時代からみずがめ座の時代へ

    ジョン・ホーグは、将来起こる出来事の予言だけに焦点を当てるのではない。彼の予言の特徴は、人間の集合無意識の配置の変化からどのような種類の出来事が将来発生しやすいのかを予測することにある。その意味では、出来事の発生のリズムを読み取るコルマンのマヤカレンダーの解釈に似ている。

    ホーグがこれを明らかにするための手段が、ノストラダムスと西欧占星術なのだ。したがってホーグのノストラダムス解釈は、将来起こるであろう出来事の正確な予言というよりは、今後世界が向かう方向性を指し示す指示機としての意味の方が強いように思われる。

    ではホーグは今の時代をどのようなものとして理解しているのだろうか?

    ホーグの基本的な認識は明白である。ホーグによれば、占星術では黄道12星座のそれぞれの星座を2千年かけて通過するとされるが、現代は、2千年続いたうお座の時代が終わり、これから2千年続くみずがめ座の時代にちょうど入ったばかりだという。これにより、人間の集合無意識の配置が大きく変化し、人間の基本的なメンタリティーも劇的な変化が迫られる時代が現代だという。

    ホーグによると、うお座の時代の特徴は、宗教やイデオロギーに人間が従属し、巨大な教団や組織に対する忠誠心の強さが人間の価値を決定した時代であるのに対し、これから始まるみずがめ座の時代は、教団や組織ではなく、個人の覚醒や悟りが強化され、個人としての意識が最大限拡大される時代であるということだ。一言でいえば、教団や組織の時代から覚醒した個の時代への転換ということだろう。メンタリティーのこのシフトは人間の精神活動のあらゆる側面に現れるとしている。

    2007年と2008年

    ホーグはいつみずがめ座の時代に入ったのかその時期を正確に明示してはいないが、07年と08年はそのはじめの2年間だとしている。

    この2年は、これまでの年とはことなるある特徴が集中的に現れる年だと理解されている。その特徴とは、終了しつつあるうお座の時代の特徴が、いわばロウソクの炎が最後燃え尽きるように、凝縮して出てくる年であるとされている。

    うお座の時代は、巨大組織のイデオロギーが人間を支配した時代であった。人間は巨大組織の構成要素でしかなく、それに従属することでしか人間はその価値は認知されなかった。スピリチュアル的に自立した個人など存在としてあり得なかった。

    こうしたうお座の時代の特徴が凝縮して現れるとは、ホーグによると、これまで巨大組織を支えていたイデオロギーや古い宗教的な教義などが、そのもっとも純粋な形で現れ、これに多くの人間が支配されてしまうということを指す。これはまさに、教典に書かれている通りにものごとを解釈する原理主義的な宗教運動の復興ということだ。それは簡単にいえば、アルマゲドンの後にキリストが天から降臨してユダヤ教徒が改宗し、その後千年にわたる至福の世界が実現するというヨハネ黙示録の記述を、将来実際に起こる出来事として信じ、その実現を目指して行動するようなことを指す。このような動きがあらゆる宗教や教団で加速し、さまざまな混乱をもたらすすのが07年と08年の2年間の際だった特徴だという。ホーグによれば、なぜこのような現象が起きるかというと、古い時代の遺物が次の時代に滅び駆逐されるため、あえて表層に出てくるからだという。

    イラン戦争

    イラン戦争がどれほど理屈に合わない戦争であるかはすでに述べた。事実、今年の4月には開戦の危機がささやかれたが、5月には一転し、アメリカはイランとシリアにイラク戦争の混乱を収集するための協議に応ずるよう要請し、実際に協議が始まった。これはいまも続いており、一頃の敵対関係とは打って変って、イラン、シリアとアメリカの間にはコミュニケーションのルートがしっかりと築かれた。いまだにアメリカはペルシャ湾に大規模な艦隊を臨戦体制で展開しているものの、一時緊張した両国の関係は改善し、危機は去ったのではないかといわれている。

    特にロシアがイラン支持を明確にしており、アメリカのイラン攻撃は実際には不可能だろうとも考えられている。6月28日にアメリカはイランを奇襲攻撃しようとしたが、2014年のオリンピック開催候補地であるソチのプレゼンを行うためにガテマラにいたプーチンは、ブッシュとの秘密首脳会談のために急遽アメリカに向かい、「イランに対するいかなる攻撃もロシアに対する攻撃とみなす」との脅し、それに屈したブッシュは攻撃を断念したとの秘密情報もある。

    ただ数日前からだが、英ガーディアン紙の記事やその他の記事も指摘しているように、ブッシュ政権はイラン攻撃を断念したわけではなく、外交的な解決が不可能だと判断した場合、武力攻撃も選択として排除してはいないとしている。

    だが、そうであっても。少なくとも攻撃の時期がすぐに迫っているとの印象はない。

    そのような状況にあっても、ホーグはイラン攻撃はかならず起こると明言する。その理由は、意志の決定者が原理主義による宗教的な枠組みで世界をみており、その情熱に合理的な判断が完全に押し流されてしまっているからだという。ホーグによると、アルマゲドンなど教典に書かれている予言は、これに基づいて決定を下し現実の世界をみる人間が増えるにしたがって、予言は自己実現的なものに変質する。つまり、多くの人間が予言を実現させようとする情熱に突き動かされるにしたがって、予言の内容が実際には実現してしまうということなのだ。

    ホーグの予言は、そのような原理主義的な熱情に多くの人間の意識が支配されてしまう時期を占星術で確定し、その時期にどんな出来事が可能性として発生し得るのかノストラダムスの4行詩にヒントを求めるというのがホーグの方法であるようだ。

    「Coast to Coast AM」「Rense.com」「Earth Change Media」やその他多くのラジオ番組で紹介されているように、この方法でホーグは予言をほとんど外したことはないそうだ。

    たとえば、ホーグによると1968年以来大統領選挙の結果に関してはすべて的中しているそうだ。事実2004年の前回の選挙では、民主党のジョン・ケリー候補の優勢が一時期伝えられたときでさえもブッシュが勝利すると予言し、選挙当日に出演した「Earth Change Media」の開票速報では終始「かならずブッシュが勝つ」と言い切り、その通りになったことで視聴者を驚かせた。筆者も当時この番組をリアルタイムで聞いていて、大変驚いた一人だ。

    これは後の記事で詳しく書くつもりだが、ホーグは2008年に行われる大統領選挙の勝者もかなり早いうちから予言している。その結果は、このブログの記事で紹介済みのシナリオとは根本的に異なっている。ボーネルの予見した共和党のジュリアーニではまったくない。民主党のヒラリー・クリントンが時期大統領になることは間違いないそうだ。これは後に詳しく書くつもりだ。

    少し脱線したので話しをもとに戻そう。

    キリスト教原理主義の大国アメリカ

    敗戦経験や戦後の歴史経験などが背景にあるためか、日本国内では非常に特殊なアメリカ観が流通している。一言で云えばそれは「いつでも自分の成長を見守り、必要とあらばいつでも保護してくれる親のような存在」としてのアメリカ観だ。さらにそのようなイメージの前提には、「民主主義と市場原理という二つのもっとも合理的な原理にしたがい自らの行動を律することのできる成熟した大国」としてのイメージが横たわっている。前者の「親としてのアメリカ」は日本人特有の勝手な思い込みだとしても、後者のアメリカ観は、アメリカ人自身が自分の国をどう思われたいのかそのイメージを反映している。アメリカ人は、自分の国が民主主義に基づく合理的な国であると見てほしいのだ。日本は、この願望としてのイメージをそのまま信じ込んでしまっている数少ない国なのかもしれない。

    だが、現実のアメリカはこれとはかなり異なっているといわねばならない。聖書の内容を字句どおりに解釈し、それがそのまま現実に起こったことだと理解するのがキリスト教原理主義の特徴だ。そうした人達は福音派や再洗礼派とよばれる教派に結集している。これらの人達はヨハネの黙示録の次のような説話も実際にこれから起こることと信じている。以下は田中宇氏の解説から引用した。この分野に関する非常にまとまったエッセーなのでぜひお読みいただきたい。

    (1)ローマ帝国によって滅ぼされたユダヤ人の国イスラエルが再建され、世界に散っていたユダヤ人が再び集まってくる。
    (2)イスラエルは強大になり、ユダヤ人が神から授かったと聖書にあるユーフラテス川からナイル川までの「約束の地」を領土として持つようになる。
    (3)現在イスラム教の「岩のドーム」と「アルアクサ・モスク」があるエルサレムの「神殿の丘」に、ユダヤ教の神殿(第三神殿)が建てられる(モスクと岩のドームは破壊される)。
    (4)その間に反キリスト教の勢力が結集し、イスラエルとの最終戦争になる。その際、全世界の王(指導者、軍隊)がイスラエルの「メギドの丘」(ハル・メギド、ヘブライ語で「ハルマゲドン」)に召集される(メギドはイスラエル北部のハイファ近くの地名)。
    (5)最終戦争でイスラエルが滅びそうになったとき、イエス・キリストが再びこの世に現れる。かつてイエスを信じず十字架にかけさせたユダヤ人は、今やイエスを救世主と認めてキリスト教に改宗し、信者にならなかった異教徒は焼き殺される。その後、1000年間の至福の時代が来る。


    アメリカにおける福音派や再洗礼派の人口は7千万人だが、なんと59%のアメリカ人が上のヨハネの黙示録が現実に起こると堅く信じている。

    ならば、当然これらの人達が、ヨハネの黙示録をベースに現実に起こっている事態の意味をかい解釈したとしても不思議はない。以下は田中宇氏からの引用である。

    これらの出来事の流れをふまえた上で、実際に起きた出来事を振り返ると、歴史が聖書の記述の通りに展開していると考えることが可能になる。1948年にイスラエルが建国した時点で(1)が成立し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルがヨルダン川西岸、ガザ、シナイ半島を周辺国から奪って占領した時点で(2)が始まっており、昨年のイラク戦争も(2)が進展していることを表すとともに(4)を誘発している。中東和平交渉が座礁した2000年、イスラエル右派のリクード党首だったシャロン(現首相)が「神殿の丘」に強行的に上がり、パレスチナ人の怒りをかってテロを誘発したのは(3)につながる行為で(4)を誘発する意味があった。

    すると、(5)のアルマゲドンは当然起こるべくして起こってもおかしくはないと考えるのも理解できないことはない。このような見方は、アメリカの一般の庶民のみならず、政治家、軍の高官、政府の高官、大学教授など社会に強い影響力を持つ層にも浸透してしまっている。よくヨーロッパのメディアが、アメリカのこのような現実を称して、「ヨーロッパではとうに滅びてしまった16世紀的なキリスト教原理主義がいまだにアメリカでは生き残っている。このような国が世界で最大の軍事力を持つことの危険性をわれわれは認識すべきだ。」といっているが、それもしごく納得がゆく。

    ホーグは、このようなアメリカの現状を踏まえ上のように言ったのである。

    ブッシュとはなにものなのか?

    ではアメリカという大国の政策の決定権を握っているブッシュとは一体なにものなのか?

    彼は2003年6月にパレスチナの新しい代表に選出されたアッバス議長がホワイトハウスを訪問し、「大統領閣下、あなたはなぜイラクの攻撃を決断されたのですか?」との問いに次のように答えたことが、後にBBCなどの大手メディアで報道された。ブッシュは身を乗り出し、アッバスの目を見つめ次のように言った。

    神が私にアルカイダを攻撃するようにいったので私はそのようにした。次に神はサダムを討てと私に命令したのでそのようにした。中東のすべての問題を私は解決する決意だ。もしあなたが助けてくれるなら、私はすぐに行動する。もし助けてくれないのなら、選挙があるのでそちら焦点を絞らなければならない。」

    ブッシュのこのような発言は枚挙にいとまがない。

    ブッシュは41歳でどうも神を見ており、そのお告げを実際に受けたのだと主張しているようなのだ。これは本当なのか?次にこれを詳しくみる。

    続く 




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