強権化へ向かう新たな展開5 マヤカレンダーとの関連で
1)
警察国家化へ向けた動き
それらは、既存の「愛国者法」などの法的内容をさらに強化する大統領命令の存在、AMEROの樹立へと向けたアメリカ、カナダ、メキシコ3国の統合司令部の強化とこれの国内への適用、国家の非常事態に機能することが期待されている600あまりの収容所の存在、FEMAを中核とした影の政府の存在、地下ミサイル基地の国家非常事態時への転用などだ。
2)
反ブッシュ勢力の台頭
それらは、クシニッチ下院議員などによるチェイニー弾劾決議案の提出としだいに広まりつつあるそれへの支持、イラク戦争に反対する米軍上層部の明確な命令拒否の態度と、反乱の可能性を匂わす発言、すでにアメリカ全土に拡大したイラク反戦運動、昨年の選挙の共和党の大敗、20%台まで低迷したブッシュ政権の支持率などだ。
したがって、すでに書いた下のシナリオのどちらも実現する可能性はあるにはある。
1)
弾劾裁判の開始→ブッシュとチェイニーの辞職→ペロシ下院議長の臨時大統領への就任→早期の安定化を望む国内世論→ジュリアーニ大統領の誕生
2)
緊急事態の発令による米国政府の強権化→市民権の大幅な制限→国民による抵抗運動
弾劾裁判など、抵抗する世論のほうが強ければ1)に、反対に、すでに準備されている警察国家化の動きの方が強ければ2)のシナリオになる。
だが先にも書いたように、いまのアメリカにはこのいずれかに流れを決める決定的な勢いがない。どちらの方向にも行けるすべての要素が出揃いながらも、不安定なバランスが保たれ、その結果すべてが「対立を避けながらなし崩し的に」動いているようだ。そしてその結果はといえば、さまざまな不安定な要素を内包しながらも、たいした混乱もなく大統領選挙が行われ、予定どおりクリントン政権、またはうまくゆくとオバマ政権の誕生といことになる。
事件が必要
もしそのようにならず、予言されているいずれかのシナリオが本当に実現するのだとしたのなら、状況のバランスを一挙に壊す何かの事件が必要だということになる。するといろんな要素は一気に作動し始めて、弾劾裁判か警察国家化に向ういずれかの方向に流れが定まるだろう。
ではその事件はなんなのか?政治的なスキャンダルなのか?はたまた経済崩壊なのか?
経済崩壊
いまのアメリカでは好景気が続いている。だが、イラン戦争の開始を見越した原油高、30年間アメリカの景気を牽引してきた住宅バブルの崩壊、拡大し続ける双子の赤字に起因したドル安、それにともなう基軸通貨としての地位の失墜などにより、アメリカ経済は遅かれ早かれ崩壊するのではないかと予想する論者も多い。先のデビッド・ショーン・モートンなどの予言者もこれを強く示唆している。
確かに本当に経済が崩壊するとなると、生活の崩壊からすぐに社会不安がもたらされるだろうし、その結果、上記の二つのシナリオのいずれかが実現する可能性が高まるだろう。
しかし現実のアメリカ経済はといえば、証券市場に急落は予想されるものの、思った以上に力強く、クラッシュする可能性はほとんどないといってもよい。
あらゆる分野で継続する急速な技術革新や、中国などの安い労働力、さらにグローバル化した企業の熾烈な競争などによって、商品価格は加速度的に低下しているので、たとえ原油価格が100ドルを越えることがあったとしてもたいした影響はないだろうとの見方も強い。ようるに、原油価格の高騰は商品価格の低下によって吸収されるだろうということだ。
さらに、かつてない好況で中国や韓国、それに日本が蓄積した膨大なドルは、米国債や米国株へと投資されて再度アメリカへと還流する。この再還流がある限り、アメリカの双子の赤字がどれほど巨額でも、これで補填されるため、アメリカの財政が決定的に破綻することまずないはずだとの見方も強い。
だとするなら、アメリカ経済の堅調はそのまま続き、大方の予言に反し、経済の混乱から社会不安が広がることは考えにくいといわざるを得ないかもしれない。
では何がきっかけとなるのか?
ーデビッド・ウィルコックの予言ー
このように、これまでの状態がそのまま続くようであれば何も起らない。もし何かが起るとするなら、それは状況のバランスを崩す突発的な事態以外考えられないのではないか?だとするなら、それはいったい何か?
前の記事で書いた20世紀最大の予言者、エドガー・ケイシーの生まれ変わり、デビッド・ウィルコックは「Coast to Coast AM」などさまざまなラジオ局で予言を公開している。予言はウェッブサイトで文書として公開しない方針のようだ。以下だ。
「まだはっきりとは断定できないが、おそらく将来アメリカの連邦政府は崩壊し、それぞれ独自の統治地区を持つ五つの連邦に分裂するだろう。まー、バルカン化だね。だがそんなに心配することはない。それはソビエトの崩壊に似た現象だ。経済的には、国民の生活はそれほど破壊されないだろう。」
このシナリオに見覚えはないだろうか?そう、タイターの予言だ。
「アメリカ国内で暴動勃発 、2011年、内戦が原因でアメリカ合衆国が解体されるが、翌年にはアメリカ連邦帝国が建国する。2020年、アメリカ都市部の敗北により内戦はほぼ終結、新たな連邦政府が成立するが、地方区分は現在の州ではなく、分裂したときと同じく5勢力になり、社会主義国家に近くなる。アメリカ内戦後の生存者は図書館や大学の周りに集結してコミュニティを結成している。連邦政府は首都をオマハ(旧ネブラスカ州)に置いている。」
類似は明らかだ。ラジオ番組のホストの以下の質問には次のように答えている。
質問:何をきっかけとして分裂が始まるんですか?
「政府に対する民衆の反乱だよ。9.11同時多発テロの真相が暴かれるんだ。すでにネットを中心にいろんなところで情報は出て来ているけど、それがいわば臨界点に達して大手メディアが取り上げることになるんだ。それであの事件の本当の黒幕は政府であることがはっきりして、それに対する大規模な抗議運動が起きるんだよ。」
もし、ウィルコックの予言が的中して9.11の抗議運動がきっかけだとするなら、それはブッシュの任期中に起る可能性が高いとみて間違いないだろう。ウィルコックのタイターとの類似は実に興味深い。これがきっかけになるのだろうか?
ところで80%をゆうに越える的中率を誇る「世見」の照さんは、つい最近以下のように予言した。
「病気も出来ない
“保険”と言う言葉を聞く度に「アメリカ」が見えて仕方がありません。「貧乏人は病気も出来ない」こんな声が聞こえてなりません。スラム街が見え、人々が悲しい顔をしています。テレビのインタビューに答えているのか、顔の大きな男の人が、黒々と光った顔で訴えています。多分、英語で話されておられるのでしょうが、私には同時通訳の女性が話す声が聞こえます。
「この国は崩壊しているよ。奴隷制度はなくなったが“自由”とはお金がある人が言える事で、貧乏人には、何もする事がない自由しか与えられていない。したい事はある。行きたいところもある。でも、出来ないんだァー。お金がないからネ、もちろん病気になっても、病院には行けない。払えないからサ。きっと、近い内に暴動が起きると思うよ。子供の命も金次第。命も金で買えるのがアメリカなんだよ。召されるその日は我々のような貧乏人は、早いって事サ。」
アメリカの医療制度はどうなっているでしょうか。この事がいずれ暴動化する。あの大国アメリカのアキレス腱のように私は感じました。(アメリカの病院が危ない)」
照さんはアメリカのずさんな医療制度が暴動のきっかけとなると考えている。照さんの的中率からみて無視はできない。
また、もしかしたらタイター的な事態を引き起こす暴動や反抗のきっかけは複数存在するのかもしれない。
他の予言とのシンクロ
ところで、タイターの予言にシンクロしている他の予言も存在している。1979年に自殺未遂をしたサラ・ホフマン(Sara Hoffman)の予言だ。
1979年に、サラ・ホフマンは自殺を試みたが、神が現れ、果たすべき役割があるので体に戻るように強く命じられた。ここまではよく聞く臨死体験の話である。だが、体に戻る前「世界最後の日」がどのようなものであるのか神が見せてくれたので、生還したあとその内容を記録しておいたということらしい。ホフマンの記述は詳細におよび長いので、全文はいずれ掲載するが、ちょっとショッキングな部分だけ今回は掲載する。
「私は北アメリカを下に見ながら、東海岸に焦点を当て、次にニューヨークを見ました。私はニューヨークの高層ビルと多くの人々を見ました。そしたら、ある高層ビルがものすごい煙や瓦礫、そして塵を巻き上げながら地上に倒壊してゆくのが見えました。(これは世界貿易タワーなの?)そしたら今度は、小さな女の子の手を引き倒壊するビルから走って逃げ出す母親の姿が見えました。この人は、肩まで伸びた内側にちょっとカールした長い髪でした。ベージュ色のビジネススーツに身を包み、ちょっと黒ずんだ色のヒールのある靴を履いていました。めがねはかけていません。女の子は6-7歳で茶色の髪をしてあごまでたらした内巻きのヘアスタイルでした。最初は一緒に走っていたのですが、ものすごい煙と塵のため手を離してしまったのです。女の子がママ、ママ、ママと叫ぶのが聞こえました。彼らが生き残ったのか死んだのか分かりません。鮮明に覚えているので、彼女をみたら分かると思います。また、彼女の顔をスケッチしてもらうことも出来ます。私は神様に地震によって倒壊したのかどうか聞いてみましたが答えはノーでした。でも何によって倒壊したのかは分かりません。」
これがもし本当に28年前の1979年に記録されたものだとしたらこれは驚きである。それはまさに9.11の世界貿易センタービルの倒壊のシーン以外なにものでもないからだ!
ホフマンはさらに詳細にタイター的な世界の様相を描写しているのだ!
これは次回に譲る
コメント
はじめまして
ありがとうございます
けっこう興味あります。
がんばって書いてください。
(お気に入りに追加っと)
どうもです
予言とは複雑な物ですね
ありがとうございます
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また覗きにきますね。