2017-09

    強権化へ向かう新たな展開2 マヤカレンダーとの関連で

    前回はAMEROの北米経済圏としての経済的な側面がおもに強調されていることを書いた。今回は、AMEEROのこれとは違った側面について書く。

    アメリカの伝統的な保守派

    ジェローム・コーシー(Jerome R. Corsi)という作家・ジャーナリストがいる。
    Corsi

    2004年の大統領選挙のおり、民主党ジョン・ケリー候補のベトナム戦争時における経歴のうそを暴いた「Unfit for Command」という本で、ニューヨークタイムスのベストセラーになった作家だ。コーシーは、1972年にハーバード大学でPhDを取得した後、保守系の代表的な論客となり、伝統的な保守派のイデオロギーを擁護する多くの著作を執筆している。現在は、旺盛な政治活動のほかに保守系の独立ネットメディアである「World News Daily」のコラムニストをしている。

    少し脱線するが、アメリカの伝統的な保守派は、われわれ日本人のイメージとは大きく異なっている。アメリカでも保守派のイデオロギーは、伝統的な価値観を重要視することでは日本と変わらない。ただ違いは、守る対象となる価値が、日本では集団主義的な色合いが強い道徳や価値であるのに対し、アメリカでは個人の徹底した自由と独立の保持であることだ。

    この意味でアメリカの伝統的な保守派は、もともと反政府、反権力である。保守派からみれば政府は、日本のように個人が依存し保護してもらう親のような存在ではなく、社会を維持する必要から、国民の合意のもとで作らざるを得なかった必要悪なのだ。

    しかし、いったん政府が出来てしまうと、それは大きな権力を持っているので、国民のコントロールを離れて暴走してしまう恐れがある。こうしたことが起こると、憲法に保障された個人の自由と独立が制限され、国民が政府によって支配されてしまう。これはなんとしても避けなければならない。そのため、政権が独裁化しないように絶えず監視することが必要だ。独裁化する動きが少しでもあればそれに徹底して抵抗し、銃をとってでも政府と戦うことも辞さないというのがアメリカの本来の伝統的な保守派だ。彼らにとって民主主義とは、まず第一に「抵抗権」なのだ。


    多くのアメリカ人が銃規制に抵抗するのも、「国民が政府に抵抗できないように無防備な状態におかれる」と彼らが恐れるからにほかならない。

    以前の記事「予言から見た米国大統領選挙」にも書いたが、最近ブッシュ大統領は「国家安全保障大統領命令」と「国土安全保障大統領命令」という、大統領に「州政府、郡政府、および民間のあらゆる組織(民間企業を含む)を大統領の直接管理下におく」巨大な権力を、国家の緊急時に大統領に与える命令書に秘密裏に署名していたことが明らかになった。これは、9.11攻撃以降続いている大統領権限強化の流れの一環である。2002年の「愛国者法」「国家安全保障法」「国土安全保障法」の内容をはるかに強化したものだ。

    当然、こうした大統領権限強化の流れを伝統的な保守派は、大統領独裁化の流れではないかと強く警戒している。ジェローム・コーシーのような保守派を代表する作家やジャーナリストは、「World News Daily」やその他の保守系メディアで大統領権限強化の流れに警鐘をならす多くの記事を書いている。AMEEOの知られざる実体もこの方面からの調査報道で明らかになってきた。

    AMEROの裏の側面

    6月5日、コーシーは以下の記事を発表した。

    The Bush push to militarize America
    (ブシュ、アメリカの軍事化を促進する)
    大意
    『安全と繁栄のための北米パートナーシップ(Security and Prosperity Partnership of North America、SSP)のもとで米軍とカナダ軍は、既存のNORTHCOMをメキシコを含む3カ国の国内問題に対応できるように拡大していることが明らかになった。この決定により、アメリカ軍と州兵は、大統領命令で、アメリカ本土のみならず北アメリカ全土で発生したあらゆる事態に直接介入することができるようになる。

    カナダ軍と合同で4月30日から5月17日までの期間、ニューイングランド、アラスカ、オハイオ、イリノイ、インディアナの各州で行われた最大級の軍事演習は、テロリストによる核兵器の爆破やニューイングランドのハリケーン災害などのシナリオに基づいていた。』

    ちなみに、この記事にある「NORTHCOM」とは「アメリカ北方軍」のことで、それは以下の組織である。

    アメリカ北方軍(Wikipedia)
    『2002年10月1日、同時多発テロによりアメリカ本土防衛が再認識され、それに伴い設置された組織だ。その任務はアメリカ本土の防空である。そのため、北アメリカ航空宇宙防衛司令部を中心として任務を行うほか、北方軍司令官は北アメリカ航空宇宙防衛司令部司令官を兼任する。アメリカ本土にいる部隊のほとんどは、アメリカ統合戦力軍やアメリカ太平洋軍など他の統合軍に所属しているため、保有している常備兵力は統合軍の中では最も少ない。北方軍の担当する国は、カナダ、アメリカ、メキシコの3カ国のみである。』

    簡単にいうと「NORTHCOM」は、アメリカ、カナダ、メキシコに、テロリストの攻撃など外部から侵入してくる敵に本来は対処するために発案された組織であった。だがこれが、2007年から国内のあらゆる緊急事態に対処できるように強化されたということである。ここでいう緊急事態とは、「自然災害、感染症などの健康被害、テロ攻撃、暴動、暴動の計画」などの事態を含むものとされている。

    これにより、いったん緊急事態が発生したならば、アメリカ軍は大統領の直接的な指揮権の下に置かれ、北米のあらゆる地域で展開可能になるということだ。

    これまでは、2005年のハリケーンカタリナがよい例だが、緊急事態が発生した場合、それに対処する権限はあくまで州知事にあった。アメリカ軍も、州知事の要請がない限り動員できなかった。強い自治権が存在している。ましてやカナダやメキシコは国が異なるのだからなおさらである。

    それがこの改定にともなって、緊急事態の発生時には、州や国の違いを飛び越え、大統領の命令でアメリカ軍が自由に展開することができるようになったのだ。大きな自然災害が発生したら、大統領命令で戒厳令が発令され、すべての組織が軍の管理下におかれるようなことも起こりえるということだ。

    上の記事にある「安全と繁栄のための北米パートナーシップ(Security and Prosperity Partnership of North America、通称SSP)」とは、アメリカ、カナダ、メキシコ3カ国の、「AMERO」を立ち上げる前提となった協定の正式名である。

    すると「AMERO」とは、北米経済圏構想というだけではなく、強化された大統領権限のもと、北米全体の軍事化を可能にする構想だともいえるのではないだろうか。

    「国家安全保障大統領命令」と「国土安全保障大統領命令」はすでに発令されており、緊急時には国内のすべての組織が大統領の指揮下に入ることは決定されている。いったん緊急事態が発生したならば、アメリカのみならず北アメリカ全体の警察国家化が一挙に行われてしまうということになるのではないだろうか?もしかしたらこれが「AMERO」の実体なのかもしれないのだ。

    「AMERO」が2010年までに実現するとしたら、そのときわれわれはどんな社会に住んでいるのだろうか?

    「予言から見た大統領選挙」で書いたように、ゲリー・ボーネル氏は以下のような警告を発した。

    「私からのアドバイス:いますぐにできるだけ多くの金と不動産を購入してください!(中略)金の先物は避け、金貨を購入するように。純度の高い銀貨も持っておくとよいでしょう。不動産はミシシッピーの西部、テキサス州の北部、そして北西部地域の高度2000フィート(約660メートル)より高いところにある土地を購入するように。(いま購入するのは難しくないでしょう。)ガソリン車の代わりにディーゼル車を買うように。ディーゼル車はどんな悪路も走行可能です。市の水道設備や井戸の設備を補完するために、飲料水や料理用の水を作ることができる機械(atmospheric water maker)を買ってください。インターネット電話のサービスに加入する前に、この電話は共有可能なフォマーットであなたの通話や会話をすべて記録することに注意してください。(私の言わんとしていることは分りますよね。)時代遅れの有線電話ほどプライバシーが守れるものはありません。

    この「インターネット電話のサービスに加入する前に、この電話は共有可能なフォマーットであなたの通話や会話をすべて記録することに注意してください。(私の言わんとしていることは分りますよね。)時代遅れの有線電話ほどプライバシーが守れるものはありません。」とはどういうことなのだろうか?

    自然災害、テロなどの緊急事態→非常事態宣言と戒厳令→AMEROのもとで米軍の動員→警察国家化の完成ということなのか?

    しかしこうした事態をかなり正確に予言した人物がいる。それは誰の予言なのか?

    続く
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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

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