06/26のツイートまとめ
ytaka2013
しかし、23日の英国のEU離脱決定果による下落 は 的中していた。このような相場展開になるかどうか、念のため注視はしておくべきだろう。
06-26 21:23ボー・ ポルニーは、2001年のドットコムバブルの崩壊、2007年から始まる金融危機、そして最近では昨年8月の世界同時株安などを 的中させているが、今年 の 3月と5月に相場が大暴落するとの予測は決定的に外している。だから、安易に信じるわけには行かない。
06-26 21:22もしこれが的中し下落するなら、27日と28日までの2取引日にはさらに下げ続ける可能性が高い。そうすると、29日からは市場の暴落が始まる。これは6日間続く。そして7月6日が底になる。ダウは1万2000ドル台になるだろう。以上である。
06-26 21:22また、短期の相場には7月7週7日で変動するサイクルがある。前回の短期の下落したのは2015年9月14日だ。これを基点にすると、7月7週7日後は6月23日になる。この日ははからずも英国のEU離脱か残留かを決める国民投票の日だ。
06-26 21:22相場は7年に一度のサイクルで暴落を繰り返している。1994年、2001年、2008年などがその例だ。この7年サイクルから見ると、2016年が株価の暴落が予想される年となる。
06-26 21:22英国のEU離脱の決定ともに、ポンド安による世界同時株安が進展し、先行きのまったく見えない混乱状態に突入しつつある。離脱の賛否を問う国民投票のあった23日の3日前、市場アナリストとして著名なボー・ポルニーは次のような予測を発表していた。
06-26 21:21
06/23のツイートまとめ
ytaka2013
さらにいまウェールズでも分離独立の運動が盛り上がりつつあるので、2017年から2018年にかけて英連邦は解体するとも予測している。ボリス・ジョンソンは英連邦最後の首相となる可能性がある。
06-23 23:32しかし英連邦各地で分離独立の気運が高まることから、2017年のスコットランド独立に向けた選挙では独立派が勝利すると予測している。
06-23 23:31また、1968年からすべての米大統領選挙の結果の予想に成功している社会評論家のジョン・ホーグはEU離脱派の勝利後、キャメロン首相は辞任し、英国のトランプと言われるボリス・ジョンソンが次の首相になると予測。
06-23 23:31英国のEU離脱の国民投票の結果は日本時間の24日正午には判明する見込みだ。一方グーグルが5月31日から6月7日まで英国民のアクセス数から予測したところ、離脱派が地滑り的な勝利となると予測している。326の郡のうち311が離脱支持で、残留派は11の郡に止まった。
06-23 23:19
「ヤスの勉強会」第27回のご案内
「ヤスの勉強会」の第27回を開催します。今度のメインテーマはずばり日本です。いま、変化の波が一服しているような状態ですが、これは危機を単に先延ばししているにすぎません。危機は先延ばしするほど危険なものになるはずです。よろしかったらぜひご参加ください。
【主な内容】
・なんと自衛隊の指揮権は日本にはなかった?
・日本の隠された統治構造の真実
・トランプの大統領就任で日本は独立できるのか?
・北朝鮮の攻撃は起こるのか?
・台頭しつつある「中ロ経済圏」の実態
・混乱する米大統領選挙と抗議運動の激増
・敵対しつつあるロシアとイスラエル
日時:6月25日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
06/17のツイートまとめ
ytaka2013
当時国防省はカダフィー政権が崩壊するとリビアが大混乱すると 反 対していました。でも当時国務長官だったクリントンは、政権の崩壊に向けて動くように、国防省に強く圧力をかけていたのです。
06-17 13:51でもすでに公開されたメールから明らかですが、クリントンは私とウィキリークスを起訴することに積極的です。また、2011年のリビアのカダ フィー政権の 崩 壊に深くかかわっていたことが明らかになっています。クリントンは戦争賛美のタカ派です。
06-17 13:51でもFBIの長官は、なにかの交換条件を提示し、起訴はしないと思っています。質問:ところであなたはクリントンには批判的ですよね。トランプが大統領になったほうがよいと思いますか?アサンジ:トランプは本当に予測不可能です。なにをするのか分かりません。
06-17 13:50アサンジ:私 はクリントンは起訴されないと思います。捜査されているメールには明らかに違法性を示すものが含まれています。すでにウィキリークスが公開していますが、 クリントンは極秘扱いのメールを極秘の対象から外すようスタッフに命じ、一般のメールとして流しました。違法です。
06-17 13:50質問;FBIはクリントンの私用メールサーバを捜査していますが、この捜査はどうなると思いますか?
06-17 13:48質問:いまクリントンの私用メールサーバが大きな問題になっていますが、あなたはまだ公開されていないメールを確保しているのですか?アサンジ:はい。クリントンに関してはかなりのメールを確保していますよ。これは次のウィキリークスのリークで公開することになっています。
06-17 13:48ウィキリークスのジュリアン・アサンジのインタビュー。ウィキリークスを通してヒラリーのメールがさらに公開されるとのこと。以下がインタビューの簡単な要約。大統領選の波乱はむしろこれからかもしれない。https://t.co/IXavgll4fP
06-17 13:48
06/16のツイートまとめ
ytaka2013
さらに、オマール・マティーンの父親のサディーク・マディーンはCIAと国務省と強い関係がある人物であることが判明している。元クリントン国務長官のオフィスで撮影された写真も残っている。ちなみにサディーク・マディーンは、アフガニスタンの次期大統領候補である。
06-16 23:193)マティーンは携帯で誰かと話しており、「アメリカはシリアの「IS」への空爆を辞めるべきだ」と言っていた。
06-16 23:191)ナイトクラブの乱射犯は4人いた。一人は自爆ベルトを装着した女性であった。2)さらに犯人のオマール・マティーンは外にいるスナイパーのことを話していた。このスナイパーは警察と銃撃戦になっていた。
06-16 23:18フロリダ州、オーランドの同性愛者用のナイトクラブ、「パルス」で起こった事件だが、実に奇妙な証言は多い。ABCニュースはトイレの床で3時間死んだふりをして助かった人物の証言を報じた。それ\は次のような証言だ。
06-16 23:18
06/15のツイートまとめ
ytaka2013
AP電によると首都ワシントンの予備選はクリントンが勝利。開票率29%。
06-15 10:36首都ワシントンの予備選挙の投票が終了。現時点でサンダース50%、ヒラリー33.3%とサンダースが支持拡大。
06-15 09:31クリントンは55.5%、サンダースは43.6%とまだ開きがあるが、開票作業が進むにしたがって支持が逆転するかもしれない。https://t.co/rlNKQ5LzRz
06-15 09:01新しい情報。6月7日、AP通信はクリントンが代議員の過半数を獲得し、民主党の統一候補に決定したと報道したが、これが間違いであったことが判明。大票田のカリフォルニア州の開票作業はまだ続いており、サンダースが得票数を伸ばしている。すでに3つの大きな郡を獲得。
06-15 09:01
06/14のツイートまとめ
ytaka2013
「ヤスの勉強会」第27回を開催します。よろしかったらぜひご参加ください。日時:6月25日、土曜日時間:1時半から4時前後まで料金:4000円場所:都内(おそらく東横線沿線)以下でお申し込み。名前メルアド人数info@yasunoeigo.com
06-14 10:24
06/10のツイートまとめ
ytaka2013
いま入った情報。オバマ大統領とサンダース氏の会談が行われたが、サンダース氏に副大統領のポストが提示された。サンダース氏は「民主党全国委員会」のデビー・ワッセルマン・シュッツ委員長が辞任しない限り、副大統領のポストは拒絶すると返答。https://t.co/31P1PJ3r5Z
06-10 10:41
酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting 第48回
五目通信最新版第3回の配信
未来予測プログラム、ウエブボット最新版の第3弾が発行になりました。前回にも増して興味深い内容です。ブログの対談相手の西塚さんの会社、「五目舎」から購入できます。よろしかったらどうぞ!
お申し込みアドレス
info@gomokusha.co.jp
五目舎
http://gomokusha.co.jp/
「ヤスの勉強会」第27回のご案内
「ヤスの勉強会」の第27回を開催します。今度のメインテーマはずばり日本です。いま、変化の波が一服しているような状態ですが、これは危機を単に先延ばししているにすぎません。危機は先延ばしするほど危険なものになるはずです。よろしかったらぜひご参加ください。
【主な内容】
・なんと自衛隊の指揮権は日本にはなかった?
・日本の隠された統治構造の真実
・トランプの大統領就任で日本は独立できるのか?
・北朝鮮の攻撃は起こるのか?
・台頭しつつある「中ロ経済圏」の実態
・混乱する米大統領選挙と抗議運動の激増
・敵対しつつあるロシアとイスラエル
日時:6月25日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
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懇親会の参加の有無
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「酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting 一周年記念イベント」
よく政治経済系ではなくて、影の政府、闇の勢力、UFOや地球外生物、そしてディスクロージャーなどについて知っている情報があればぜひ出して欲しいというリクエストをいただきます。実証できないものは出さないという気持ちが強いのでこれまでは話すことはありませんでしたが、このエリアでも実証できる事実が多くなってきました。そこで、「五目舎」からの依頼もあり、次のようなイベントを行うことにしました。よろしかったらぜひどうぞ!
チケットの購入方法
1.チケットの購入は、下記「申し込みリンク」をクリックしてください。
2.クリックすると、トークライブ会場の「ロフトプラスワン」の告知ページに移動します。
3.そして、トークライブのタイトル下にある「チケットを購入する e+イープラス」というピンク色のアイコンをクリックします。
4.「e+ イープラス」の会員になっていない方は、まず会員登録が必要になります。上のバーにある「はじめての方」をクリックして、案内に従って会員登録をしてください。登録費、入会費、年会費などはかかりません。
5.会員登録をすると、「会員番号」が発行されますので、その番号でチケットを購入することができます(ログインIDを設定した方はログインIDで申し込みます)。ちなみに、発券をファミリーマートかセブンイレブンにすると、手数料が無料になります。
申し込みリンク
次回の有料メルマガの予告
どうもトランプの大統領就任が確実な情勢になってきた。これとともに米軍産系の日本操作チームである「ジャパン・ハンドラー」が全部お払い箱になる可能性が高くなっている。このような情勢の大きな変化を踏まえ、いまはないと言われている衆参同日選挙の可能性が浮上しつつある。
次に、前回同様、コーリー・グッドの内部告発情報の第6回目を掲載する。非常に興味深い。
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
amazonで注文

記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。
音声ファイル
ツイッターに書き込むことにしました。よろしかったらフォローをどうぞ。日々情報を発信します。
https://twitter.com/ytaka2013/
船井幸雄.comに筆者のページが出来ました。月一回のペースで更新します。ぜひご覧ください!
船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting 第48回

西塚 『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の今日は48回です。またヤスさんにおいでいただきました。どうぞよろしくお願いします。カンパーイ。
ヤス どうもどうも、カンパーイ。
西塚 また同じ八王子の居酒屋です。さっきから話は続いてはいますが、この間、ヤスさんに映画を紹介してもらったじゃないですか。あのあとすぐ観たんです。
ウォシャウスキー姉妹はインサイダーか!?
ヤス 『ジュピター』ですね。
西塚 おもしろかったのですが、あれはウォシャウスキーなんですね。
ヤス ああ、そうなんだ。
西塚 僕も知らなかったですが、映像を見た瞬間にわかりました。僕は、1999年に公開された人類にとって重要な映画がふたつあると思っていて、ひとつは『マトリックス』であり、もうひとつはキューブリックの『アイズ・ワイド・シャット』です。『マトリックス』はご存じのようにウォシャウスキー、今は姉妹ですね。
以前、ヤスさんは『クラウド・アトラス』もおもしろいから見てみろとおっしゃってました。あれもウォシャウスキーです。それでお聞きしたかったのは、『クラウド・アトラス』はどうしていいと思ったのですか? きっかけというか。
ヤス いや、人に勧められたというだけです。何か、すごいと言われてるんだけど、意味がわからない。ヤスさんはわかりますかと。まず本を紹介されたのですが、本で読むのが面倒くさくて映画で観た。トム・ハンクスが主演でね、えらくおもしろかった。
西塚 なるほど。僕もハッとしました、『ジュピター』を観たときに。何が言いたいかというと、ウォシャウスキーがまるでコンタクトを受けてるかのように思えたということです。『ジュピター』の映像といい、『クラウド・アトラス』の内容といい、99年の『マトリックス』からの流れで言えば、あたかもコンタクトを受けてるがごとくに見える。まあ、そんなうがったことを言わなくても、彼らが何かにインスパイアされて、どうしようもない衝動で作ったもののように思える。
ヤス まさにインサイダーそのものかもしれませんよ。
西塚 あれはディスクロージャーの一環なのかもしれません。
ヤス かもしれない。
西塚 『ジュピター』でそう思いました。
ヤス 映画でも言いますね、人類のテクノロジーはキミが思っているよりはるかに進化してるんだと。人間の起源というのは、実はこの地球上にはないとか。あそこでディスクローズされている時間概念とかね。
西塚 そうですね。あとコミュニケーション・ツールとしての言葉。テレパシーも含めて。
ヤス あそこで話されている内容は、ディスクロージャーを行なっている内部告発者たちが実体験した内容とそっくりです。
西塚 そういうことを含めて、コーリー・グッドの地底人の話じゃないですが、何かしらの段階なり、進化してる方向があってですね、それは絵空物語ではなくて、僕も半信半疑ではあったし、いまだに保留にはしてますが、どうやらあるらしいと。
『五目通信』の前書きじゃないですが、あるという前提でとりあえず進めて行ったほうが、今のところ整合性もとれるし、おもしろい。むしろ、そっちに行かないほうが、頑なにどこかに留まっているような気がして気に食わない。個人的には気持ち悪いという、それだけなんです。
ヤス いわゆる検証というような態度ではなくて、少なくとも検証できたという前提で、もう少し先に進もうよということはありますね。
西塚 科学もそうですね。仮説を立てて実験するなりして、ある程度検証できて、仮説に確からしさがあるとなれば、また次の仮説・仮定に進んでいくわけで、それと同じような作業です。
でも、もうちょっと感じるものもあって、あまりこれを言うとまたヤスさんに批判されるかもしれませんが、意外と感じるものがあって、そこに基づいても間違いないと思われる。
いずれにしろ、これはいよいよおもしろいなと思うし、われわれと言うと口幅ったいですが、ヤスさんにインタビューさせていただいているポジションとして、7月のイベントは楽しみです。
ヤス いや、僕もおもしろいと思います。政治・経済系のことにしか限定して話してないので、それ以外のことも話したいですからね。
直感主義は問題だ
西塚 僕はですね、最初からみみっちいことを考えてしまって、ヤスさんのパブリック・イメージが損なわれないように…
ヤス いや、パブリック・イメージはないですよ、僕は。
西塚 とおっしゃいますが、それでもあるでしょうから、そのへんの心配と言いますか、よく言えば編集者的な危惧で、悪く言えば、気弱な、大丈夫でしょうか?という心配ですね。そのあたりを思い悩んで、どうしようかなというのはあったんです。でも、もうやめましたけども、基本的に。
ヤス いや、僕はわけのわからない怪しいセミナーにたくさん参加してきたので(笑)。西塚さんのところでやることは、すごくまともですよ。超ウサンクサイ、ウソだろ?というようなゲストがたくさんいるところで話したりしてきましたから。
西塚 僕は逆に心強いのは、さんざんそういう人たちを見てらっしゃることなんですね。
ヤス 見てる。
西塚 しかも、同席して話しもされてますね。そういう体験はかなり貴重で、すごく悪い言い方をすれば、ものすごいインチキをたくさん見てらっしゃると思うんです。
ヤス たくさん見た(笑)。大丈夫かよ、という人が多かった。
西塚 だから何かあっても、どうしてこれがインチキだとわかるんですか!と言われても、お前は知らないだろ、オレはさんざん見て来たんだぞと、言えるじゃないですか(笑)。
ヤス (笑)。
西塚 こいつはあいつと同じだぞとか。だから貴重かなと思います。
ヤス そうですね。これは結論と言うと大げさなんですが、自分が得たひとつの強力な実感は何かというと、直感力だけを武器にする人というのは、ほとんど信用できないということなんです。
別に直感力を信用するかどうかというのは、個人個人であるんだけど、私は、自分の直感でこのようなお告げを得たとか、直感で声を聞いたとか。“私の直感”主義者みたいのがたくさんいるわけです。それは、まずウサンクサイ。とことん疑ってかかったほうがいい。
西塚 おっしゃるとおりですね。僕もそれで失敗してます。直感主義者は初めからダメですね。
ヤス ダメです。たとえば、予言者みたいな人もたくさんいるわけです。私はこういう直感を得たと。私はこういう神のお告げを直感から得た。そういう予言者の言ってることを信じれば、今この2016年には地球そのものがないことになってますね。
西塚 本当ですね。
ヤス そのくらい無茶苦茶ですよ。
西塚 アセンションでみんな二分化して、どこかに行っちゃってるんだろうし。
ヤス そうそう。2012年には八ヶ岳に10,000機のUFOが来てるはずです。でも、性懲りもなく同じことをずっと言い続けてるわけでしょ、みんな。
西塚 さすがに中丸薫さんは謝ってましたけどね。
ヤス あ、そう?
西塚 ご存じないですか? 2012年12月のアセンションは、あの方はどうやら本気で信じていたらしい。それで暗黒の三日間が起きるとか何とか。12月21日前後には仲間と瞑想とかしてたのかな? よく覚えてませんが、結局何も起こらず、みんなどうするのかなと思ってたら、ホームページの動画でお詫びをした。言いわけとしては、徐々に移行するのであって、いきなりというわけではないとか、そういうようなことでした。
でも、僕はブログにも書きましたが、当時、アセンションについて質問を受けて、確かなことは言えないけれども、まず何も起こらないでしょうと書きました。ちまたで言われてるようなことは、本当に来ないと思ってましたから。ただ、集合意識でみんなが何かをやらかせば、何かが起こるかもしれないくらいのことは思ってた。
そのとき、中丸さんは本当に起こると思っていたということがわかって、みんな驚いたんです。それで謝罪までした。
同時に僕が個人的に思ったのは、みんなはやっぱりほとんど信じてなかったということです。本当に信じ込んでいる中丸さん系と、それをおもしろがっているというか、どっちかなあと言いながら、実はあまり信じてなかったという人たちがいた。何が言いたいかというと、われわれ庶民というのは、いろいろな知識などはなくても、意外と半々で、うまい具合にバランスがとれてるなということなんです。
ヤス そっちのほうがいいですね。
西塚 そんなことを感じました。
ヤス 2012年の12月21日ですか。本当にアセンションが起こるんだと信じているスピリチュアル・リーダーとかがたくさんいましたよ。僕の知り合いでもそういうリーダーがいたけれども、僕はこれはやっぱり商売のためにやってるのかなと思っていた。
ビジネスでやってるんだと。ビジネスでやるというのはとんでもないことだけども、ただ精神状態としてはある意味で健康だなと思ったんです。本人は信じてない。ただ、まともに信じてた人もいる…
西塚 そういうことです。そこでけっこうみんなびっくりしたわけです。
ヤス 僕もびっくりした。
西塚 逆にピュアだなと思っちゃいます。
ヤス ピュア。ただね、それを信じる編集者もどうか。
西塚 ああ、どうでしょうか、もし来たらどうしようくらいに、不安になってた人がほとんどだと思いますよ。
ヤス いや、まともに信じてる編集者っていましたよ。そういう編集者によって本が作られるわけですから。
西塚 まあ、そうですね。
直感力は判断である
ヤス でも、商売ではなくて、本当に信じてるような人たちがいると。何を根拠に信じられるのか。自分の直観力に対してそれだけの確信がある。それだけの確信を自分の直感力におくということは、2012年の12月21日にアセンションが起こるという実証的なデータというものはないわけですから、ということは、すべての現実を無視して、直感力のみを信じるということですね。直感力のみを信じる感性というのは、どういうものなのかという興味を持ちます。かなり不健康だろうと思う。
自分の信念体系に対する確信からそうした直感力というのが生まれてくるし、その信念体系を強烈にビリーブすることによって、自分は直感力を持たねばならないという強い使命感を持つようになると、あらゆる思い込みが直感力になってしまう場合もある。
ヤス そこにつながる話で言えば、ディスクロージャーの話で、自分が体験したことをですね、リンダ・モールトン・ハウとか、スティーブン・グリア博士みたいな人たちではなくて、要するに下から純粋に事実だけを積み重ねて何事かのストーリーを作るのではなくて、最初からストーリーができ上がってて、事実を蒐集してくる人たちがいるというお話がありましたね。
それと同じことが信念体系にも言えて、信仰でもいいですが、それに合わせたものを集めてくる、あるいはいろんな現象をそれに合わせたパラダイムに歪める、かたどっていくという思考の運動になる。
ヤス まさにバイアスです。
西塚 そうしてもいいんですが、少なくともそのバージョンは何パターンか持っていたほうがいいんじゃないかということです。ひとつだとやっぱりまずい。よくそこで信じられるなあと思いますね。
ヤス いや、僕もそう思います。僕は信じられない。
西塚 もしこうだったらどうするの?と。ヤスさんもこの間おっしゃっていた“一般非常識”、あれもおもしろいですね。常識というものをいかにはずして考えるか。あれは至言であって、まず現実を見ろと。現実を見るためには、まず常識をはずさなければ見えないぞと。あれに尽きます。色眼鏡、サングラスをかけてるんだから、本当に見たかったら、はずさなくてはならない。
ヤス ものすごい常識のビリーバーがけっこういるじゃないですか。これが社会的な現実であり、私が信じる常識のほうが正しいのだという。こういう人たちが直感をたくさん持ってるわけです。常識からはずれたものに対して、えらく敏感に直感で反対する。これはおかしい。彼らはウソを言ってる。彼はウサンクサイと。これだって直感じゃないですか。
だから直感は、自分が持ってる信念体系をベースにして、それを補強するような事実を当てはめてくる。
西塚 たいがいはそうしたツールでしかないということですね。本来はものすごく重要であるはずの直感が、そのツールに成り下がっている。
ヤス そうです。非常に残念ですが。本来の直感って逆なんです。たとえば信念体系も何もないということは、ただただ事実を収集して積み上げていくわけです。そして何か全体像が浮き上がってくる。この全体像はこうじゃないかというところに直感が働くわけです。
西塚 そうです。
ヤス それは非常に高度な判断力としての直感だと思いますよ。
西塚 まったくそうですね。それも言語に裏打ちされたある種の思考能力とかですね、そのへんを高めていくものが同時にないと、それは作動しません。僕はそれがよくわかりましたから(笑)。
ヤス よくわかったって(笑)。
西塚 もうちょっとカッコつけて言うと、わかってたんだけど、感情に負けてるんですね。同情とか、そういうことですが。
ヤス それはよくわかる。僕もそうだから…
西塚 本当ですか?
ヤス よくわかるんだけど、感情に負けてる自分自身を発見するんです。お前は負けてるなと(笑)、僕も思いますよ。
西塚 そこまで僕は客観的に見られなかったんですね。
ヤス すごく弱いなと思ったりする、自分でも。だから、直感はすごく大事。ただ、今言ったように事実を収集した、ある意味理性的な判断力の極点で生まれてくるのが直感なんですよ。
直感力は知性に磨かれなければ意味がない!
西塚 だから僕は、ヤスさんがおっしゃったことにも反発があったんですね。直感にしか頼ってこなかった部分もあるし、何となくこういう感じということで、はずれたこともあまりなかった。まあ、はずれたことがないと思ってただけかもしれませんが、今でもそうです。
ただ、その怖さを知りました。危ないです、確かに。それはよくわかりました。だから、ヤスさんは何で直感を否定するのかなあと。ヤスさんこそ直感で動いているんじゃないのかなと。でも、話の回を重ねることによって、ヤスさんがおっしゃりたかったことは、その危険性のことだった。直感とか直感力を否定してるわけではない。
ヤス 否定はしてない。ただ、最初に直感ありきはヤバイよと。たとえば、偉大なジャーナリストっているじゃないですか。立花隆みたいな。偉大な文学者でもそうですし、偉大な学者でもそうですが、何がその人を偉大にするかというと、やっぱり類いまれなる直感力ですよ(笑)。直感力はたいてい常識からはずれてるんですね。僕は立花隆は偉大な人だと思うんです。
西塚 へえ…
ヤス まあ、いろんなことを言われてるけどね、普通の人じゃないんですよ。
西塚 本当ですか?
ヤス 直感力が際立っている。彼は、運がよかったとかね、情報収集能力がある、取材能力があるだけの人じゃないかとか、いろんな言われ方をされますけども、根本的に違う。非常にピュアな人で、ただただ自分の知的好奇心で事実を収集してくる。
立花隆がとんでもない人だなと思ったのは、ベルリンの壁の崩壊のとき。1989年のベルリンの壁崩壊後、いろんなジャーナリストを集めた討論会があったんですね、NHKで。当時のNHKは今のNHKよりもはるかにまともで、知的水準が高った。いろんなジャーナリストとか専門家を招いた、いわゆる論壇ふうの番組が多かった。これからどうなりますか?というような。それが1時間か2時間、延々と続くわけですよ。
その番組の中で、テーマが東西ドイツの統一があり得るのかどうかということだった。ベルリンの壁の崩壊後。当時、西ドイツはコール政権だったんですけど、コール政権もこんなに早く東西ドイツの統一が行なわれるとは思ってなかった。コール政権は、8年から10年かけて、ゆっくりと統一すると言っていたんです。
東ドイツと西ドイツの経済水準はあまりにも違う。ここまで長い間、別々に生きていると、国民の感情も価値観も違うと。少なくとも、東ドイツの経済水準が西ドイツ並みに底上げされてから統一だと。だから統一のプロセスは相当ゆっくりとしたものになると、公けに発言していた。
その発言を土台にして、ほとんどの専門家が語る。○○先生どうでしょうか? 東西ドイツの統一はいつごろになりますか? それは1990年くらいの番組なんですね、ベルリンの壁が崩壊した直後くらい。そうしたら、うーん、8年後くらい、だいたい1990年代の終わりごろじゃないでしょうかと、一般的なことを言う。誰に聞いても。
立花隆だけ、いや私はそうは思わない。ヘタしたら1年後くらいだと。他の人たちは、西ドイツ政府が言ってるように、8年から10年かかるでしょうと言う。経済格差や体制の違いによる国民感情、価値観の違いがこれくらいあると、延々とデータを出して言う。立花隆は、私も全部知ってる、全部データを収集しましたと。ただ私はこの間、西ドイツと東ドイツの両ドイツに取材に行った。全然、違いますよと。勢いが違う。
西塚 それは西尾幹二さんも言ってました。ベルリンの壁が崩壊する前の討論会で、今、東西ドイツの統一が取りざたされてる。来年くらいに統一されるかもしれないと。だから要するに感性、勘でもいいんですけど、現地に行ったりですね、まあ西尾さんはドイツ文学者なので、ニーチェとかも訳してますし、その場に行っていろいろと感じたんでしょう。だから立花さんもドイツに行って、何か感じたものがあったんでしょうね。
ヤス だからその感じがですね、何も知識がなくて、事実を収集してないで感じろって言っても無理なんですよ。それが言いたいんですね。
西塚 ああ…
ヤス そこで直感を得たとしても、お城キレイねくらいの感じの漠然とした印象で終わってしまって、何も意味がないんです。西尾幹二もドイツ文学者だから、ドイツの文化的な背景とか、ドイツの国民感情であるとか、何がリアルタイムで起こってるかという情報に関してとことん収集している。おそらく立花隆もそうですよ。ジャーナリストとして事実をとことん収集している。とことん収集しつくしたうえで現地に行って、その後の直感なんだということです。
西塚 こういうことになりますか? 何かしら直感の鋭い人はいると思うんですけど、そのバックボーンといいますか、培ってきたものがないと、解釈を誤ると。
ヤス 誤るというか、意味がない。直感とか感情とか印象がごっちゃになってしまう。直感は判断まで精製されないと、直感にならない。
西塚 何か感じるものがあるんだけど、それを具体的に行動に移したり、ものを書く場合は、当然解釈をして、これはこうこうこうだからという指針といいますか、直感に形をつける。それを現象化させる大もとになるものがありますね。イメージでもいいんですが、思考能力なり何にもないと、むしろ宝の持ち腐れであって、逆に間違ったところに行っちゃう、ということをおっしゃりたいんでしょうか?
ヤス そうです。間違っちゃうし、それは精製されないダイヤモンドみたいなものですね。
西塚 光らない。
ヤス 鉱物の中にダイヤモンドが入ってたとしても、それを捨ててしまうようなものです。
西塚 感性の塊りであるダイヤモンドを光らせるのは、それこそ知性であると。
ヤス そう、知的な作業以外にあり得ない。だから私は言語能力がないけど、直感力があるというのは僕は信じない。それは無理なんですよ。
西塚 なるほど。そういうことですか。でも、こういうことは言えませんか? あえて挑発的なことを言って申しわけないですが、その言語能力がないがゆえにですね、直感で絵を描く、音楽を作る、あるいはダンスをするというふうに、ツールとして表現するということはあり得ますよね。
ヤス あり得る。ただ、僕が言語と言ったのは、絵って言語ですよ。自分の印象を漠然と描いて絵になるかといったら、ならない。絵の構図を定めてね、何を自分が表現したいかということに関して、相当厳密に自分が俯瞰されてないと、絵という形にはならないですよ。
たとえばフランスの絵画教育があります。小学生を美術館に連れていくわけです。それでいろんな絵を見せる。あなたはこの絵を見てどう思うかと言うと、きれいとか、これが怖いとか言う。それで、あなたたちが絵を見た感想というのは無意味なんだよと教える。絵は本と同じで言語だと。これは意味を読み込むためのものなんです。したがって、絵がどのように構築されてるかということを、まさに言語を学ぶのと同じような水準で学ぶというのが、フランスの絵画教育なんです。
絵もそうだし、映像もそうだし、写真も基本的にそうなんですよ。言語とあまり変わらない。だから絵でも、意味の構築の作業をすべて無視して、単なる印象をバーンと表わして絵になるかというと、ならないですね。
西塚 そのへんはちょっと微妙なんです。僕はちょっとわからないところで。たとえば、音楽を作るということは、音符が読めなければいけないし、それなりにありますね。まあ、テクニックは必要でしょう、当然。
ダ・ヴィンチにしろ何にしろ、何かしらインスピレーションを受けて絵を描く。何とかこれを表現したいんだけど、既存の材料ではできないから、自分に見合ったいろいろな材料を考案するとか、それが日本だったら墨なのか、あるいは油絵の絵の具なのかというふうにきたと思うんです。
何だかわかんないけども表現をしたい。そして材料を含めて考案して、ツールにして、何かを表現していくというときにですね、そのでき上がったものというのは、僕は何かしらのものだと思うんです。
ヤス 何かしらのものだと思うんですけど、それを自分で解釈できる知性を持たねばならない。
西塚 解釈ができない場合もありますね? 何でそんなことを描いたのかわからないという人もいるわけです。
ヤス 本人がわからなかったら、他の人間もわからなかったりするんですよ。だから、それは何なのか?ということです。何なのかということを伝えられないといけない。
西塚 何なのか伝えられないんだけど、好きだということはありますよね。惹かれるとか。
ヤス いや、いいんですよ、好きは好きで。好きだとか、惹かれるというのは、その次元でいいんですね。好きだからということで、直感がどうのとか、判断がどうだとかではない。
西塚 ああ、分けるということですか。
ヤス そこは分けるべきです。
西塚 そういう話ですか。
ヤス 僕はこういうのが大好きだからとか、全然それはかまわないし、大好きだから絵を描いていると。それも全然かまわない。ただ大好きだからといって、描いたものの中にね、何か過剰な直感を読みとろうとするべきではない。
西塚 本人ではなくて、作品ですよね、惹かれるのは。それはあると思うんです。みんなはバカにするけど、この絵はいいとかですね。
ヤス それはあると思う。それはいい。ただそれと、今ここで話したような判断力としての直感というものとは、やっぱり別に考えたほうがいいんじゃないかと思いますよ。
「集合無意識」はそもそも患者の治療ツール
西塚 別なんでしょうね。でも、その関連性が知りたいと思うわけです。
ヤス たとえば、棟方志功っているじゃないですか。棟方志功はやっぱりすごいと思いますよ。棟方志功の中からこんこんと湧き出るような、あのイメージのパターンって何なのか。それは日本人の集合無意識というか、集合的な何かのメンタリティーに内包されてるようなあるパターンですよ。それが再帰的に出てくる。
西塚 棟方志功は、わだば青森のゴッホになると言って(笑)、勉強して出てきてた人ですね。確かにそういうものはありますね。
それで言いますと、僕は最近ですね、集合無意識といったものが、ちょっと違うんじゃないかと思いはじめたんです。
ヤス それはよくわかる。
西塚 違うというのは、要するに今までわれわれが思ってきたようなものではないのかもしれないということです。ずっと使用されてきた用語ですが、もうちょっと敏感になったほうがいいのかなと思うんです。
ヤス 無意識という言葉が悪いですね。単純に、気づいてないということであればいいと思うんですけど。
西塚 はっきり言って、学説ですね。ユングの学説なんだけども、それがひとり歩きした結果、僕はすぐ単純化して考えるんですが、誰かが作ったものに乗っかって、それをもとに考えるというパターンになるわけです。
それが高度であれば、おもしろいからいいんだけども、そういうものにしかすぎないものが、権威を持ってくるとですね、本来なら自由な発想力、想像力があるはずなのに、そこにとらわれてしまうという危険性がある気がします。確かにフロイトよりは深みがあるし、何というか、密度の高い理論だと思うんだけど、それにとらわれるのはよくない。
フロイトは初期は科学だったわけですね。それがユングが出てきて、今じゃフロイトなんか誰も読まない。バカにしますよね、一部はおいといて。でも、ユングもそういうもののひとつにしかすぎないんだというところがないと、やっぱり信仰になっていくという気がします。
あるダイナミズムの中で、大きな創造の流れがあってですね、留まってはいけないと思うんです。ユングなり何なり、そのつどその時代のマシな理論があるんでしょうけども、それを一応見ながらも、再クリエイトしていくという方向を忘れてはいけない気がします。
われわれ人間というのは、どこかで留まって停滞していくという、何かそういう性向があるんじゃないかと思うんですが、そのことには自覚的でありたいと思います。
ヤス ユングの実際の書物を読むとね、理論を構築しようとした人ではない。彼の目的は明確なんですよ。彼は臨床医なので、患者の治療というのが大目的なんですね。患者の治療をするための作業仮説をたくさん作ったんです。このような仮説で患者に接したらどうなるのか。このような仮説のもとに、患者のある意味で無意識といったものに接してたらどうなるのか。
フロイトとユングの大きな違いは、フロイトは科学にしようとした。それに対してユングは、科学は成り立たないと言ったんですね。要するに、患者の治療をして、患者がよくなるというひとつのプロセスがある。よくなるというその事実を見たときに、精神分析医と患者の共同作業になって、何かが生まれるんだと。何かが作動して、その何かに導かれるようにして患者がよくなり、なおかつそれを治療している精神分析医そのものも内的な変化を迎える。
だから、精神分析医が何かの理論を適用して患者を診るといったような客観性は、保持できないと言った。治療というのは、精神分析医と患者という立場を超えた、人間対人間とのある意味で血みどろの対話の過程なんだと。血みどろの対話の過程を単に促進するためのツールをたくさん作ろうとした人なんです。
だから集合無意識とかの言葉は、そういうタイプのツールだったということですね、最初は。それが理論としてひとり歩きしていった。患者を対象にした対話のツールではなくて、人間はこうなってるよねという理論になったということです。
西塚 僕は詳しくはわかりませんが、ユングも元型、アーキタイプといったものを見つけ出して、種としての人間、人類といったものの原初的なものに思いを馳せて、入っていったというところはあると思います。
ヤス そうです。そういう知的な部分は当然あった。そういう知的関心の原点になっているのは患者との対話ですよ。たとえば、ユングがちょうど集合無意識の理論を作っていく過程の中で、先に体験があった。それは1906年だったかな、20世紀初頭なんですが、スイスで若い医師として働いてるときに、患者が太陽を眺めている。統合失調症の患者なんですが、太陽から男根が出ていると言う。そしてそれが揺れて風が起きるんだと言うわけです。
その後、古代ローマのミトラ経の神話の中に、太陽から男根が出ていて、それが揺れることによって風が起きるといったことがあった。それを見て、これはどういうことかと思うわけです。患者は神話なんか知らないのですが、患者が見たことが神話に出てるということは、やっぱり患者は何か自分が知らない集合的な体験の領域に接しているのではないかと思う。それが集合無意識の出発点なんです。
西塚 異論があると思いますが、僕の言い方にするとですね、ユングというのは文学的な人なんです。フロイトは科学的なんです。結局、人間の欲望というのは性的なもの、リビドーに還元されちゃう。フロイトの晩年はエロ話しかできなかったというくらいの人ですから。僕は実は好きじゃないんですよ、フロイトって。
ヤス 僕も好きじゃない。
西塚 だいたい顔つきが好きじゃない(笑)。
7月2日のイベントで“認識領域”を拡大する!
西塚 話は変わりますが、もうこの対談も50回近くになります。ヤスさんが忍耐強く、僕みたいな酔っぱらいにつき合ってくれたおかげなんですが…
ヤス いえいえ、僕も酔っぱらいだから(笑)。
西塚 勉強になるどころか、何と言いますか、ダイアローグの醍醐味というんでしょうか…
ヤス ダイアローグはおもしろいですよね。何かわれわれ自身のエピステーメーができつつありように思います。認識領域みたいなものが。われわれ自身がこの認識領域に入って行かないとわからないような現実がたくさんあるんですよ。それが、今ちょうどできつつある途中かなと思うんですね。
だから、7月2日のイベントでは、ちょっと語弊があるかもしれないですが、われわれ自身が持ってるようなエピステーメーをより確実にしていくような作業ですね。この認識領域なんだと。ここまで入らないと見えないことがあるんだということ。
西塚 そうですね。それはよくわかります。いわゆる排外主義とか、エリート主義ではなくてですね。
ヤス ではない。このアプローチではないと見えないものがあると。世の中の政治・経済的な変化と、それからディスクロージャーとね、そういうものを全部まとめて語り得るようなスタンスはあるのか?ということです。それが“一般非常識”が目指すことです。
西塚 本当ですね。まさしく、おっしゃるとおりです。
ヤス 僕は、勉強会とかセミナーとか、いろいろやってるんですが、だいたい政治・経済系の話が多いじゃないですか。そういうところでは発表できないことを全部ここで出そうと思うんです。
言ってみれば、ディスクロージャーと意識変化、何かの人間の精神性の変化、その起爆剤となるような事態が、実は今起こっているのではないか。それは、たとえばデカルト的なコギトの誕生だとかそんなレベルではなく、ちょっとわれわれの想像を超えたところで変化が起こりはじめている。その起点になってるもののひとつが、ディスクロージャーなのではないか。
いわゆるディスクロージャー史、いつぐらいからこのディスクロージャーといったものがはじまったのか。どのような人物がいて、何を語ってきたのか。ここにきてコーリー・グッドのような人物が出てきて、やっとディスクロージャーされてきた情報の全体像、俯瞰図ができ上がりつつあります。
あらゆるディスクロージャーを見てると、やっぱりコーリー・グッドと共通している部分がかなり多い。むしろコーリー・グッドが提供している俯瞰的な図式を見たときに、ディスクロージャーを行なっているひとりひとりの内部告発者たちが、巨大な組織の中のどの部分に位置していて、彼が話している体系がどのくらいの限定状況のもとで語られているのかがよくわかる。
ということは、どうも単純な陰謀論であるとか、いわゆるファンタジーというものではなくて、ちょっと高尚な言い方をすれば、さきほどのエピステーメーという言葉がありますね、ミッシェル・フーコーの。認識の枠組みです。誰がディスクローズしても同じようなことを話すわけですよ。
これだけ数多くの人間が出てきて、みんな同じようなことを言う。彼らが言ったことがハリウッド映画なんかに反映されて、実際に映画になっている。これは、われわれはどういう地点に立つかというと、今まで見たこともない巨大なエピステーメーの誕生です。
この認識領域、認識図式は、徹底的に操作をして作るという中央集権的な主体でもなければ、こういうのはできない。そういうものが存在しないとは、否定はできない。否定はできませんが、やるとしたらよほどの予算を使って精巧にやらないと、でき上がらないものだと思います。
いろんな実例を見た僕の実感なんですけど、やっぱりインターネットが普及する以前と以後で、かなり大きな違いがある。以前は、サイキック系の情報が多いんです。たとえば、異星人からのコンタクトを受けたとか、私はこういう声が聞こえるだとか。そうすると自分の主観的な思い込みではないということを証明するのが大変なわけです。それは、個人の主観的な思い込みだと処理されるような領域なんです。
これは僕の印象なんですけど、主観的な直感とか、主観的な思い、コンタクトを受けたという感じ、そういうことから得られるような情報は、共通性が比較的乏しい気がするんですね。あの人はこういうことを言ってるが、あの人はこういうことを言うという。
共通性があることはありますが、すごく漠然とした共通性です。いわゆる愛が大事であるとか、人類は覚醒しなくてはならない、あなたは覚醒しなくちゃならないとかね。ものすごく抽象的なレベルでの共通性はあるんですけど、ちょっと具体的になってくると、みんな言ってることがバラバラなんです。
西塚 その受けた情報をそのままみんな言えばですね、それなりにポツンポツンと共通性はあるんですね。でも、そこにエゴという名の自分の思想なり、考えでもいいんですけど、要するにメディアというか、情報を受けたチャネラーなりの教養とか、感性、欲望によって歪められるんです。
だからビリー・マイヤーのように、しっかりとした文章になっていればいいんですが、受けた情報の意味がわからなかったり、単語がわからなかったらわからないまま表現すればいいんですが、自分で解釈してしまう。愛だとか、すごくチープなところに落とし込まれちゃって、非常につまらないただの道徳観になってしまう。
ヤス そう。確かに。
西塚 基本的には、そういう人にはコンタクトは来ないでしょうけど。
ヤス 来ません。そういうものから、インターネット以後はどうなってるかというと、たとえば「秘密宇宙計画」の中で、私はこういう部署にいて、こういう体験をしたという形でくる。そうやって続々と出てきた人たち、ビル・クーパーとか、続々と出てきた人たちの話を総合してみると、本当に具体的な共通性がある。
西塚 今回のコーリー・グッドで浮かび上がりましたね。
ヤス それがインターネット以降の違い。国防総省のコンピューターへのハッキングが成功したゲイリー・マッキノンという人物がいたんですね。国防総省のホームページをハッキングしたことで膨大な情報が出てきた。UFO関連も含めて。それが2002年ですが、それくらいからが起点になって、「プロジェクト・キャメロット」とかが出てくる。
西塚 なるほど。
ヤス 『Coast to Coast AM』みたいなものも出てきて、他にもジャーナリストたちとか、いろいろあるわけですよ。『Gaiam.TV』なんかはずっと後ですけどね。そういうメディアがたくさん出てきて、スティーブン・グリア博士の「ディスクロージャー・プロジェクト」もはじまるわけです。だから、実際に自分たちが体験したことを具体的に話すという人たちのほうへ移行していく。声が聞こえるではなくて(笑)。
そうすると、これは知識がある・ないに関係なく、自分が何を体験してるのか、淡々と語る。そこに膨大な共通性があるということ。これは何なのか? ここまでの共通性を持っていろんな人間が体験を話している。
これはふたつしかない。実際にこういう体験が存在したか、何かの非常に強力なコントロール能力を持っている機関によって作り出されたファンタジーか、どっちかなんだと。どう思いますか?ということです。その他に仮説が考えられるのか?
西塚 そうですね。
ヤス ぜひ、話し合ってみたいですね。
続く
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筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
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ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
今回の記事
今回はちょっと思うところがあって、久しぶりに対談ではなく単独の記事を書くことにした。それは、意識の進化というものがあるとするなら、それはどのような形態になるのかということだ。
意識の進化とはなにか?
この「ヤスの備忘録」というブログを始めたのは2007年5月だったが、その動機になったのはスエーデンの生物学者、カール・ヨハン・コルマン博士が提唱したマヤカレンダーの解釈、「コルマンインデックス」を紹介し、読者の意見を知ることであった。「コルマンインデックス」の基本的な解釈は、マヤカレンダーは人間の意識の進化の予定表であり、そのスケジュールに合わせて現実の世界が変化するというものであった。事実、「コルマンインデックス」が終了する2011年10月28日直前の時期までは、「コルマンインデックス」が予告した変化と現実世界の出来事は密接にシンクロしているようにも見え、一時は大きな話題にもなった。
しかし筆者は、もともとスピリチュアル系でもないし、そうした分野には強い疑念も持っていたので、「コルマンインデックス」の提唱する意識の進化ということは本当にあり得るのかどうか、疑問だった。「コルマンインデックス」はその精密度から見ても、世間的に出回っている「アセンション」や「次元上昇」などのニューエイジ系の文化とは一線を画すものであることは間違いないにしても、ある指定された時期がやってくると人間の意識が一斉に進化するというのは、どう見てもファンタジーにしかすぎないのではないかと感じていた。むしろ、そうしたファンタジーになぜ人々が魅了され、社会現象になるのか解明することに筆者の興味と関心はあった。
一方、歴史的に見ると、意識の進化と呼んでもおかしくないような意識の変化は幾度もあったように思う。17世紀の血みどろの宗教戦争のあと、多くの人々が共有可能な宗教とは異なる世界認識の基盤を見いだそうとして発見された孤立した「自我」の意識などはその典型だろう。
また、全体主義的な天皇制国家への埋没を絶対的な倫理基準にしていた戦前の日本が解体し、強制された倫理から自由な個人に希望が見いだされた敗戦直後の日本もこうした例に入るのかもしれない。敗戦から8カ月後、作家の坂口安吾はこの「倫理からの自由」を「堕ちる」という言葉で逆説的に表現し、そこに希望を見いだした。
「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。人間は結局処女を刺殺せずにはいられず、武士道をあみださずにはいられず、天皇を担ぎださずにはいられなくなるであろう。だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。(「堕落論」昭和21年4月1日)」
天皇制国家への埋め込みから「堕ちる自由」をもつ個人への変化も、広い意味で意識の転換と呼ぶこともできそうだ。
さらに21世紀に入ってからは、脳科学者のジル・シーボルト・テイラーの証言するような、孤立した自我ではなく、すべての存在が相互に結び付いた巨大なネットワークのなかの一存在として自己を感じる意識が芽生えてきている可能がある。
ジル・ボルト・テイラー「脳卒中体験を語る」1/2
ジル・ボルト・テイラー「脳卒中体験を語る」2/2
いずれにせよ、これらを意識の進化というように呼べるかどうかは別にしても、人間の意識が歴史の過程で大きく変化してきたことだけは確かだ。
現代の意識の進化
では、いま意識の進化と呼べるようなことが起こっているとすれば、それはどのようなものなのだろうか?それはスピリチュアル系のいういわゆる「アセンション」や「次元上昇」なのだろうか?おそらくそれはまったく違うと断言してよいのではないかと思う。これらは、我々が本当に認識しなくてはならない事実から目を背けさせるためのファンタジックな装置のようなものだと思う。また、コルマン博士が提唱する「ワンネスの意識」も、その発生と拡大が現実に確認できない以上、ファンタジーのひとつに過ぎないのかも知れない。
では、現代の世界で意識の進化と呼べるようなことは起こっていないのだろうか?「IS」によるあまりに残虐なテロや、難民排斥を主張する暴力的なデモ、またアメリカで多発している乱射事件などを見ると、むしろ年を追うごとに剥き出しの暴力が噴出し、我々の意識は17世紀の宗教戦争の時代まで退化しつつあるようにも見える。
しかし、それとは正反対の出来事も大きな潮流となりつつあるのも事実だと思う。たとえばそのささやかな例を最近我々は目にしたばかりだ。それは、北海道七飯町で行方不明になっていた日野岡大和君の例だ。大和君の捜索には、200名に上る警察と自衛隊がかかわり、BBCやCNNをはじめとしたメディアに取り上げられ、世界的な話題になった。日本や海外のSNSなどを見ると、やはり多くの人々が大和君の無事を心から祈っていたのがよく分かる。少し大袈裟な言い方をすれば、捜索にかかわった警察官や自衛隊員も含め、大和君の安否を心配する感情の波動が、世界的に拡散したと言うことができる。
21世紀に入ってからのもっとも大きな変化は、インターネットの拡大であることは間違いない。これによって、筆者が拙著で「イミーバ」と名付けたSNSや掲示板、そして各種のフォーラムの拡大を通して、人々の感情は世界的な規模でシンクロし、拡散するようになった。
もちろんこの拡散は、歯止めの効かないテロや暴力を引き起こす抑圧された怨念の発散という、もっとも否定的な感情の爆発的なシンクロとなって現れていることは間違いない。しかし、それと同時にこの拡散は、避けることのできない不幸を経験している他者への同情、愛情、共感、慈悲、そしてそのあまりに不正な状況に対する憤りや怒りというポジティブな感情の肯定的な噴出となって現れ、予想を越えた感情のシンクロを出現させる。
思えば、こうしたポジティブな感情の世界的なシンクロを我々が初めて目撃することになったのは、2003年のイラク侵略戦争のときではなかったか。そのときは、史上初めて開戦前に全世界的に反戦運動が高まった。ベルリン、ロンドン、パリなどの大都市では50万人を優にこえる規模の侵略戦争反対デモが起こった。
もちろんこれで、イラク侵略戦争が抑止されたわけではない。100万人前後ともいわれるイラク人の人命を奪った悲劇的な戦争を避けることはできなかった。その意味では、反戦に向けた感情の世界的なシンクロは単なるガス抜きであり、無意味であったとの意見もあろう。
しかし、ポジティブな感情のシンクロがどんどん拡大し、いち早く拡散する潮流が起こっていることも事実だ。2014年、「ロンドンのイスラム教徒はハッピーだ」というビデオが100万を越えるアクセスを記録し、「北京はハッピーだ」、「東京はハッピーだ」、「ブエノスアイレスはハッピーだ」など世界の大都市に生きる幸福感の自然な表現となって拡散したのはこうした潮流のひとつではないのか?
Happy British Muslims!
Happy" Tokyo- Pharrell Williams
"Happy" in Beijing
また、昨年日本で起こった「安保法制反対」の大運動を主導したのは、SEALDsをはじめとした20代の若い世代であったが、彼らが反対した理由は、自分たちが戦争に行くのを懸念しただけではなく、「同世代の多くの若者が戦場で死ぬのを絶対にみたくない!」という強い気持ちからであった。
本来のポジティブな感情を発達させ、世界を変える
もちろん、我々はこうしたポジティブな感情の拡散とシンクロによって世界の現実を本格的に変えるところまではいっていない。むしろ反対に、筆者が「イミーバ」と呼ぶSNSでは、過去の歴史的なトラウマが形成した抑圧された怨念の噴出のほうが目立つ。「IS」をはじめ、いま我々が目にしている世界の現実は、こうした否定性の噴出が自ら作り出したものであると言ってよいだろう。
しかし、ここが我々の原点であるし、出発点ではないのだろうか?いまこそ我々は、人間の本来的に備わっている他者に対する愛情、同情、共感というポジティブな感情をしっかりと発達させ、それを世界的に拡散して個々の人々の感情を大規模にシンクロさせることで、現実を本格的に変化させられることを我々は学習しなければならないのだ。
他方、個々の人間の内面には、思ったように現実を変えるだけの巨大な変革の力が備わっていると言われている。「仏」、「ハイアーセルフ」、「内なる神」のどの言葉は、みなそのような能力の存在を示唆している。
そして、そのような力の所在の実感を確実なものとするためにも、我々はポジティブな感情の拡散とシンクロによって、目の前の社会的な現実を変えられることを何度も実感し、学習しなければならないはずだ。
このように見ると、おそらく本来の意味の「意識の進化」とはこのようなことであるはずだ。それは、「アセンション」やら「次元上昇」、また「ワンネス体験」などのニューエイジ系のファンタジーに逃げ込むことでは断じてないはずだ。これに逃げ込むと、我々の内面に宿る本来のポジティブな感情とそれがもたらす大いなる可能性を実感することなく、どうでもよいグールーに追随し、過去の宗教が幾度となく犯したカルト化の道に突き進むことになるだろう。
やはり我々の多くは、「意識の進化」の本来の王道を歩むためには、目を覚まさなければならない時期にいるのである。
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
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06/02のツイートまとめ
ytaka2013
ドイツ下院は、1915年にオスマン帝国がアルメニアで起こした事件を虐殺と認定した。これを受けて、駐ベルリンのトルコ大使が本国に召還された。ドイツとトルコの関係はこれから緊張しそうだ。https://t.co/7n4qLAZla8
06-02 21:58