05/26のツイートまとめ
ytaka2013
やはりアメリカが騒然としてきたようだ。アメリカが騒然としてきた気がする。現地時間の水曜日、午後10時にニューヨーク、ユニオンスクエアのアイルビンプラザで開催されていたコンサートで男性が発砲。4名が死亡した。以下でビデオが見られる。https://t.co/yuy00yrQzY
05-26 12:51
酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting 第47回の2
ウエブボット最新版第3回の配信
未来予測プログラム、ウエブボット最新版の第3弾が発行になりました。前回にも増して興味深い内容です。ブログの対談相手の西塚さんの会社、「五目舎」から購入できます。よろしかったらどうぞ!
お申し込みアドレス
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次回の有料メルマガの予告
5月27日、金曜日の午前0時10分に配信する次回のメルマガでは、CIA系シンクタンクの「ストラトフォー」に掲載された北朝鮮攻撃のシナリオについて詳しく紹介する。これを見ると、オバマ大統領の広島訪問の真の目的がはっきりと見えてくる。
「ヤスの勉強会」第26回のご案内
「ヤスの勉強会」の第26回を開催します。「パナマ文書」の公開を起点として、世界経済の流れが根本的に変化してきました。米国覇権とドル基軸通貨体制の強化と延命の方向です。この変化にしたがい、これまでの予測をかなり変更する必要性が出てきました。これを詳しく解説します。
【主な内容】
・アメリカによるBRICs潰し
・強化される米国覇権とドル基軸通貨体制
・「抑圧されたもの」を再度抑圧する動き
・混乱の中心はアメリカ国内へ移動
・出現しつつある自我を越えた意識の在り方
・徐々に敵対するロシアとイスラエル
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:5月28日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
高松の講演会
以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!毎回ディープな講演会をしています!
日時 平成28年5月27日(金)18:30受付 19:00~22:00前後まで
場所 高松生涯学習センター
会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします。
〒760-0040 高松市片原町11番地1
電話:087-811-6222 FAX:087-821-8022
会費 ¥5000/人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・覇権強化に向かうアメリカと世界経済
・相場の暴落はない?
・中国の現状と今後
・ロシアの向かう方向性
・挫折しつつあるTPP
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
amazonで注文

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船井幸雄.comに筆者のページが出来ました。月一回のペースで更新します。ぜひご覧ください!
船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
むちゃくちゃうまい醤油!
筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。
金両醤油
酔っ払いオヤジのspiritual meeting 第47回の2

ヤス いや、おっしゃるとおりだと思います。僕は一応、コンサルタントとしての仕事もやっていますが、いくつかの会社で「非常識研修」というのをやってるんですね。
西塚 おもしろそうですね。
ヤス 何かというと、常識の枠をいかに突破するかという練習なんですよ。
西塚 本当ですよ。
ヤス 常識を信用して飯が食えるのか。食えないだろうと。例証として、常識を信用していった企業とか、常識に基づいて判断をしていった人々が、いかに食えなくなってるかということを紹介する(笑)。
東京オリンピックは中止になる!?
ヤス たとえば2010年、東日本大震災の前、民主党政権ですね。菅首相だった。鳴かず飛ばずの政権でしたが、今から見ると、日本はだんだんと相当右傾化します。いわゆる天皇制国家の樹立を唱える「日本会議」がバックアップするような政権が座につく。国家というものを前提にして国民を組み込むような、明治憲法型の憲法へと持っていこうとする勢力が日本の政治を牛耳るようになります。あらゆるところでヘイトスピーチが容認されます。自衛隊と米軍が完璧に一体化してしまいます。集団的自衛権が認められて、憲法が無視されます。
そう言ったときに、5年前の人たちの常識では、バカ言え!だったと思う。なおかつ、東日本大震災のような津波は、これは絶対起こりますよと言えば、まあ、いずれはね、という感じだったと思うんですね。
そういう枠組みで、これが現実認識なんだと。この常識が当たり前なんだと信じている人間、言ってみればフレキシビリティーをなくした人たちです。ことごとく滅びるんですよ。怖いんです。だから、常識ほど危険なものはない。
西塚 僕もそう思います。言葉は悪いですが、常識はそのときの宗教だと思ってますから。信仰ですよ。常識信仰。
ヤス おっしゃるとおりだと思います。だから、いかに頭を柔らかくするか。
西塚 だから、信仰でもいいですよ。もっと暴論を吐けば、そのつど新しく信仰を作ればばいい。信仰という言葉は、あまり使いたくないですけれども。要するに、フラットであるべきだし、オープンであるべきだという。そこさえ間違えなければ、自分のことしかなかなか言えないですが、そこさえオープンにしておくと、間違いもわかるんですね(笑)。
ヤス いや、それはよくわかる。今、多くの年配者、50代、60代、70代の人たちと話してるんですが、世界観は80年代ですよ。冷戦構造のときの世界観ですね。
西塚 いや(笑)、それはちょっと大げさじゃないですか…
ヤス 本当に、そう。特にアメリカに関してどう思うかと聞くと、出てくるんですね。ああ、この人はまだ80年代に生きてるなと。
西塚 30年以上前ですね。
ヤス よく滅びないで、ここまでこれた。
西塚 それはラッキーだと思ったほうがいいですね(笑)。運がいいですねと。
ヤス 世界の多極化なんて考えられない。親としてのアメリカですよ。もっと言うとね、『三丁目の夕日』の世界がまだあると思っている(笑)。
西塚 こう言っては申しわけないですが、そういう人たちにとっては、そのまま自分が死ぬまでは、そういう世界であってほしいでしょうね。
ヤス まあ、確かにそうなんですね。だから、それ以外のものは全部否定するんです。
だから今はね、陰謀論だ、オカルトだと言われてるようなことが、一年も経たないうちに全部現実化してくるというような時代に、われわれは生きてるということなんです。
西塚 本当にそう思います。
ヤス だから今回、オリンピックなんかもそうだと思うんですね。東京五輪招致委員会、東京にオリンピックを招致するために、2憶2000万円を不正に払ってたと。場合によっては5億円まで拡大する可能性があると言われてる。
オリンピック候補地選考前にね、金銭緒授受とか、不正なことをやってオリンピックの候補地になったところは、開催が撤回される。もし、これが証明されるとですね、東京五輪は中止になるわけですよ。白紙撤回。国際オリンピック委員会の規定でそうなっている。
西塚 そう言えば、この間の松原(照子)さんの講演じゃないですが、東京オリンピックは無事に開かれますか?と、要するにテロとかはないですかと、年配の女性が彼女に質問したんですね。そうしたら、まあ、何やわからんけどね、東京オリンピックが開かれるかどうかもわからんよと、チラッと言った。ひょっとしたら何ごとかが起きて、ポシャる可能性もありますね、これは。別に松原さんの予言を信じるということではなく、あのような人も何かを感じてはいるらしい。
ヤス 五分五分になってきた。それで、日本政府は危機感がないんですよ。ボーッと見てるけど、今、フランス検察の調査がどんどん進んでてね、もし金銭授受の事実があったと証明された場合、日本は不当な金銭の授受によってオリンピックの候補地を買ったということになるわけです。そうすると、国際オリンピック委員会の規定に反するので、その時点で中止になる可能性がある。
一昨日のデイリー・メール紙にですね、イギリスの大手の大衆紙ですが、東京が中止になったら次の候補地はどこなのかという題名の記事が載った。それはロンドンだと。
国際オリンピック委員会は、すでにインスタンブールとか、マドリッドであるとか、立候補した諸都市に開催する意志があるかどうか打診したらしい。でも、あと4年しかないので、あまりにも準備期間としては短い。だから自分たちのところでは無理だと断念したというんです。
ただ、ロンドンは2012年にオリンピックをやっているので、施設はそのまま全部使えるということで、おそらくロンドン開催になる。
西塚 何か今回、僕は東京オリンピックって現実感がないんですね。
ヤス わかります。僕もね、ないと思ってる。僕はちょっと逆に読んでいて、ほら、安倍さんがプーチン大統領に会いに行ったじゃないですか。それで、必ず"やられる"と。おそらく安倍政権の命取りになるようなことが起きるのではないかと。どこかで何かが出てくると思って見ていた。
今回、東京五輪開催が中止になって、ロンドンになるというふうになると、国際的には安倍政権の責任が問われる。だから、おそらく政権は続けられないんじゃないかと思う。
西塚 無理でしょうね。かといって次もないんですが…
ヤス それでシンクタンク系のレポートを見ると、麻生。
西塚 麻生太郎?
ヤス ピンチヒッターで。
西塚 ああ…
ヤス 安倍政権が続けるためには、参議院選挙の前までに、何か仕掛けるということでしょう。
西塚 今日の新聞を見ると、消費税増税延期はいいんですが、同日選挙になりそうですね。
ヤス 同日選挙が決まった段階でですね、いわゆる五輪の白紙撤回の圧力がものすごい勢いで進んでくると思う。その同日選挙日の前にですね、たとえば7月の前半であるとか、6月の終わりになったときに、本当に東京五輪が中止になるかどうかというギリギリのところまで追い込まれる。
西塚 佐野なんとかさんのエンブレム問題にしてもケチがついてるし、今回の東京五輪は何かヘンな流れだなというのはありましたね。普通はもっと舞い上がって、これが80年代だったら日本中で盛り上がって、ワーッといくんでしょうが、それは時代も違うので言ってもしょうがないですが、何となく気持ち悪い。
だから、まあ、やるんだろうけども、何かヤだなとは思ってました。今のお話を聞くと、ますます無理というか、むしろ止めたほうがいいんじゃないかくらいに思えてくる。無理やりやっても、テロでも起こってドツボにハマるかもしれないので、一回キャンセルしたほうがいいんじゃないですかという(笑)。
ヤス まあ、確かにね。今回アメリカ側は、安倍さんがプーチン大統領と会うかどうか、実際にロシアとの関係を強化する路線になるかどうかをずっと見てたんですね。それがはっきりしたので、一連の不正疑惑問題が出てきた。
今回は、WADA(World Anti‐Doping Agency)という世界反ドーピング委員会があるんですね。で、WADAというのは、あきらかに欧米の国策機関ですよね。間違いなく。政治的な意図で運営されてる機関ですが、あそこから文書が出てきたわけです。
いわゆるディアク氏というね、国際陸連のドーピング疑惑に絡むいわくつきの人物がいますが、その文書を調べてたら、たまたま今回のことが出てきたという。そんなわけないだろうと(笑)。前から知ってるだろうと。
西塚 どう考えても、安倍さんがそこまで、外交的にも根回しも含めて、そんな交渉力があるとは思えないし、ブレーンに強者もいないでしょうから、ただの思惑で個人的に突っ走っちゃった結果に近いんじゃないですかね。わからないですが。
ヤス 突っ走ったんだけども、どの都市でもやってることかもしれないし、でももし今回、安倍・プーチン会談が実現せず、日本側のほうがかたくなに拒否してロシアにすり寄らない方向をとっていたら、こういうことにはなってなかったと思う。
ヒラリーは選挙を降りる!?
西塚 でも、ヤスさんはぶっちゃけ、個人的にどう思われますか? 僕は、それでいいと思ってるんですよ。じゃないとまたアメリカの、要するに今までのパラダイムの中に舞い戻っていくだけのような気がするんですね。
ただ、そのリクスはわからないので、いいかげんなことは言えないんだけども。どうなってくるのかはわからない。トランプも今回ですね、大統領になったらキム・ジョンウンと会うと言ってるくらいですから(笑)。
そう言えば、実際、今回のケンタッキーとオレゴンでは、サンダースとヒラリーはかまり競ってたらしいですね。一応、ジョン・ホーグ博士の予言によると、サンダースはないだろうと言ってますが、今回の『五目通信vol.2』にもヤスさんに書いていただいたように、ホーグは「5%の未確定性」があると言ってる。
だからひょっとしたら、その未確定性というのは、前回の「おやすぴ」でヤスさんがおっしゃってたように、ヒラリーが途中で選挙を降りて、トランプとサンダースの一騎打ちということなのかもしれませんね。
ヤス あり得ますよ、十分にね。ちょっと話を分けるとね…
西塚 あ、ごめんなさい、話が散漫になってしまって…
ヤス いえ、話を分けると、オリンピックを降りる。降りざるを得ないところまで追い込まれる。ただその結果、ある意味でロシアとの関係が強まった可能性がある。これは、いいか悪いかという価値判断で言えば、僕はいいと思うんですね。それは僕は西塚さんと同じ意見です、基本的には。もっと言うと、オリンピックなんて立候補しないでやればよかったんですよ、初めからね。
それと、大統領選挙に関しては、本当に未確定の5%が大きくなるかもしれない。今、FBIによって、ヒラリーの私用のメールサーバーが押収されてですね、2万数千件のメールが全部FBIの手にわたって、分析が進められてるという段階なんですね。その中でヒラリーも相当、国家的な謀略に関わっていることが明らかになってきた。
西塚 それは、例の「アラブの春」も含めたことですね。
ヤス リビアのカダフィ政権を打倒する秘密工作に、ヒラリー自らが関わってたことがだいぶわかってきた。そのときにカダフィ政権が持っていた膨大な、140トンほどの金塊があるんですね。なぜそんなに金塊を持ってるかというと、カダフィは北アフリカの原油を輸出してたんですが、金によって価値をバックアップされた新しい新通貨を発行しようとしてたんですね。そのための母体となる金をずっと備蓄していた。
それを全部、ごっそり奪ったということがはっきりしてる。メールによって。それがカダフィ政権を潰すための大きな目的だったということもメールでわかった。そうなってくると、ヒラリーは大統領候補を降りざるを得ないどころか、罪に問われる。
これは本来、議会に対する報告がないといっさいできないことなんです。全部、秘密工作として行なった。これは、1980年代に「イラン・コントラ事件」という大スキャンダルがあったんですが、それ以上の大きな問題になってくると。そうすると最悪の場合、国家反逆罪に問われかねないというわけですよ(笑)。
西塚 それはヒラリーもあの歳だし、耐えられないでしょう。
ヤス だから、大統領候補を降りて罪を全部免除されるか、大統領候補を続けて国家反逆罪に問われるのか。でも民主党のほうとしては、共和党の党本部がトランプを共和党の候補にしたくないように、バーニー・サンダースだけはイヤだと(笑)。絶対に認めない。だから今、バイデンを候補にしようとしてるようです。でも、バイデン候補になったとしても、トランプ相手に勝ち目はないじゃないですか?
共和党の大会が行なわれるのが7月ですね、民主党も同じような時期に行なわれるんですが、それまでに「未確定の5%」が、場合によっては95%になる可能性がありますよ(笑)。
西塚 そうですね。ジョン・ホーグも7月になればもっとはっきりするだろうと。前の『五目通信』のvol.0でもうすでに言ってましたからね。
ヤス ジョン・ホーグってすごいですね、あれは。
西塚 いやあ、すごいですね。びっくりします、本当に。あとクリフ・ハイのWeb Bot。あれもすごく貴重だと思います。あれを訳しているのは、日本ではおそらくヤスさんのもの以外にはないじゃないですか。
ヤス ないと思う。確かに。
西塚 あれはみんなにもっと読んでほしいですね。僕は、クリフ・ハイという人はわりと好きなんです。
ヤス それでね、今回のコーリー・グッドのインタビューの中で出てくる本で、ブルー・エイビアンズの思想を著した本があって、「一なるものの法則」というんです。その内容が、ビリー・マイヤーの本の内容とそっくりなんですよ。
人類の精神に変化を起こす「ローカル・フラッフ」に突入!
西塚 なるほど。さっそく読んでみましょう。ところで、アメリカではコーリー・グッドはどんな感じで捉えられてるんでしょうか? 一般的ではないですよね、おそらく。そうでもないですか?
ヤス ディスクロージャーに関心があるコミュニティーとか、UFO情報に関心のあるコミュニティーとか、陰謀論に関心があるコミュニティーとか、日本にも当然ありますけど、アメリカは日本の100倍くらいの規模があります。『Coast to Coast AM』は、全体がそういうコミュニティーのハブになってるんです。
『Cosmic Disclosure』は去年の7月14日に始まるんですが、今そのコミュニティーがいっせいに反応して、ものすごく驚いてるって感じですね。これは何なんだ!と(笑)。解読に一生懸命になっていて、情報をただただ追っているという段階なんじゃないかなと思います。
西塚 僕が見たシーズン1のエピソードの十何番目かには、今、世間ではわれわれのこのディスクロージャーを冷笑して見てる人がいると言ってますね。まあ、去年のことなんでしょうけど、何を言ってんだ?という感じなんでしょうね。
でも今、シーズン4くらいになってくると、何だこれは!ただ事じゃないかもしれないぞ!と思う人も、やっぱり出てくる。
ヤス 最初は、またかよ、だったんですね。またディスクロージャーだとか、バカなことを言ってるよって感じでした。それで、オレこそがディスクロージャーのウソを暴いてやるという連中もいるんでね。まずは彼らが引っかかってきた。初期の反応としては一番多かったんじゃないでしょうか。
今はどうかというと、あらゆる領域でただただ驚愕して、ビビッてるって感じです。今後は、おそらく『Coast to Coast AM』でもとことん取り上げられるでしょう。ある意味、水爆規模の核爆弾みたいなものですから。
今までのディスクロージャー、UFO論とか、陰謀論とか、スピリチュアル、全部まとめて吹っ飛ばすような爆弾なので、今は消化不良を起こしているという段階じゃないかと思います。
西塚 そうですね。これは『Coast to Coast AM』も取り上げなければウソだと思いますね。むしろ、これを取り上げないスピリチュアル系のサイトでも何でもあったら、それはインチキだと思います。
ヤス そして先日、西塚さんが話していた保江(邦夫)さんと矢作(直樹)さんの話、彼らのシリウス系の話なども検証できるかもしれない。
西塚 だから、彼らのことはいったいどういうことなのか。保江さんの本でも、本人がアンドロメダから来たと言われたり、ギザのピラミッドにまで行って、いろいろと不思議な体験をする。
ヤス グッドの話によれば、エイリアンによる人類に対する22のプロジェクトがあって、特殊なDNAを組み込まれた人たちは、その組み込まれた人たち、同種族の中で輪廻転生を繰り返すと言うんです。シリウスだと、レプタリアン系になるんですね。
あと、今われわれはかなりエネルギーの強い、銀河系の中の特殊な地帯に入ってきていると言います。この地帯というのは、天文学的にもうNASAによって確認されてるんですね。惑星恒星間雲帯というところに入ってきて、宇宙の塵が強烈な磁場で固まったような地域なんです。この地域に太陽系全体が入ってきていると。
別の言葉では、ローカル・フラッフ(Local Fluff)という。フラッフというのは羽の毛羽の部分ですね、フワッとした。要するに、極めてエネルギーの高い部分があって、煙りというのかな…
西塚 淡い感じ。
ヤス 淡い感じが結集しているようなところ。ローカル・フラッフといって、その中に太陽系全体が突入しつつある。コーリー・グッドが言うには、そこに突入することによって、莫大なプラズマエネルギーが太陽系にそそぐんだと。そそぐことによって惑星全体にも変化が起こる。実は、人類が精神的に大きな変化を起こすのだと言うわけです。
巨大なエネルギー帯の中に太陽系が入っていくんですが、それは1930年代から徐々に入ってきたと言うんですよ。今は、かなりエネルギーの高い地帯に入ってきてる。しかも、それだけのプラズマエネルギーが地球上にそそいだ場合、人間の精神がどのような変化を起こすか、「秘密宇宙プログラム」が実験したと言うんです。
何が起こったかというと、人によって効果が違う。簡単にいうと、本性が現われる。まさに抑圧されたものの噴出じゃないですか?
西塚 僕も本当にそう思うんです。ずいぶん前から、そういう世界がくると思ってました。要するに、ウソがまずつけなくなる。よく、あの人は高貴な人だとか言いますが、それをみんながわかるようになる。もう印がついたようにわかる。
だから認めざるを得ないし、僕も含めてダメな人は、そういう人を見ならって学ぶしかない。要するにゴマカシができなくなる。そういうときが、なぜか絶対にくると思っていて、ブログにも書いてました。
ヤス いや、おっしゃるとおりで、おそらくそうなんです。たとえば自分を抑圧してね、役割に埋没してるような、いわゆる兵士タイプの人というのは人格破綻を起こす。本性と、自分が社会的に受け入れなければならない役割にこだわる人ほど、人格破綻を起こして、精神を患ってしまうんだと。そうではなくて、本来の本性に素直に生きてるような人間は活性化する。それが、われわれの結果であったと言うんですね。
今おそらく、まさにそのような状況にあるいかもしれない。実はプレアデス系の情報でも、実は2015年から周波数の関係で、人間が自分たちの本性を偽ることができなくなったというのもあります。
西塚 そう思うんですね。そういうことがくるだろうなと。
ブルー・エイビアンズはプレアデス系か?
ヤス だから、やはり先ほど言った「一般非常識研修」が必要だと思うんです。いかに常識のマインドコントロールから逃れるか。呪縛ですよね。この考え方、常識、価値観に従ってさえいれば、オレは大丈夫だという。それこそ大変な幻想です。現実とまず直面しろと。現実がどのように変化してるかを見なくてはならない。見るためには、まず常識の枠を取っ払わないと見えない。
また、ビリー・マイヤーの本にもありますね。セミアーゼの言葉にもあるんですが、ひとりひとりの人間は、自分たちの持っている感情がどれだけ世界に影響を及ぼしているかということに関して、責任を持たねばならないと。さんざん言うわけです。
西塚 そう言えば、コーリー・ウッドのインタビューに出てくる霊媒師、ヴリル協会の霊媒師がいますね。マリア・オルシック。彼女がセミアーゼだとしたら、エライ美人ですね(笑)。彼女がセミアーゼなんでしょうか?
ヤス コーリー・グッドが所属する機関が実際にビリー・マイヤーに会いに行って、この人物かと聞いたら、ああ、まさにセミアーゼにそっくりだと言った。でも、僕は違うと思う。
西塚 僕もまだシーズン1しか読んでませんが、ビリー・マイヤーに結びつかないのはおかしいと思うので、どこで結びつくのかなと思ってたんです。
ヤス ビリー・マイヤーの話のほうに結びついていくことはないんですよ。何と言うか、遺伝子を操作したりですね、どうも「秘密宇宙プログラム」そのものに絡んでるグループではないみたいです。
西塚 ああ、かもしれないですね…
ヤス 全然、違う。プレアデスはプレアデスで、別の異星人グループ。
西塚 でも、プレアデスの話は出てきますね。シーズン1に出てきます。
ヤス 出てくる。でも、チラッとですね。
西塚 太陽系外のところで、すごく豊かな生活をしているという。あれはみんなプレアデスだという話が出てきます。
ヤス たとえば、人類の遺伝子操作を22のプログラムで行なうような、いわゆるスーパー・フェデレーションの会に参加してるとか、そういう具体的なレベルでは出てこない。マーク・リチャーズっているじゃないですか?
西塚 ディスクロージャーした大尉さんですね。
ヤス あの話はあの話ですごくおもしろいんですが、コーリー・グッドの話はか彼の話ともほとんど矛盾がないんです。マーク・リチャーズというのは、コーリー・グッドが言ってるような、ある特殊な特定のグループの一員だったということがむしろ証明された感じがあります。
マーク・リチャーズも、プレアデス系の存在は知ってるけども、地球人のDNAの操作に関しては、今のところ何の報告してない。
西塚 デイビッド・ウィルコックは、ビリー・マイヤーはいまだご存命のわけですが、インタビューとかはないんですか?
ヤス ない。ビリー・マイヤーのところに結集してるようなグループというのは、マーク・リチャーズとかコーリー・グッドとか、スティーブン・ウリア博士も含めてね、まったく別のものですね。
西塚 みたいですね。ちょっと不思議じゃないですか?
ヤス 不思議ですね。それで、コーリー・グッドのインタビューに出てくる『一なるものの法則』の本、デイビッド・ウィルコックも、これこそまさに真実だと言ってますが、あれはマイヤーの本にある"創造の掟"そのものですね。
西塚 『一なるものの法則』は、わりとインタビューでも頻繁に出てくるようですね。The Law of One。
ヤス 随所にいろいろと出てくる。後半になればなるほど、デイビッド・ウィルコックの言葉をとおして内容が出てきますが、ブルー・エイビアンズが言ってることとほぼ同じであると。そして、ビリー・マイヤーの"創造の法則"とも、まず同じものです。気持ち悪いくらいに似てます。
西塚 それはニュアンスがですか?
ヤス いや、はっきりとした哲学としてまったく同じ。たとえば、フッサールの『現象学』ってあるじゃないですか。それで現象学の系譜というのがありますね、いろいろな人の。ちょっと文章は違うんだけど、基本的に現象学としては同じような前提に立っている。そういうタイプとして、同じものだと思います。
あと、話に出てくるレプタリアングループ、ドラコだとか龍族は、極めて性質が低いと言います。人間並みに低い。
西塚 そう言いますね。物質的、即物的だと。
ヤス テクノロジーは異常に発達してるんだけど、精神性は地球人並みに低いんです。ただただ、テクノロジーが優秀に発達してるというだけ。精神性がムチャクチャ低いと。あと、最初に言ったトゥーレ協会であるとか、いわゆる「秘密宇宙プログラム」の中心になったドイツ人グループも、精神性が高いかというと全然低いわけですよ。
西塚 なるほど。ちょっと疑問なのは、その連中はわからないですが、トゥーレ協会とかの大もとは、キリスト教の前のですね、ゲルマンが信じていたようなドルイド教じゃないかと思うんです。ドルイド教はケルト人の信仰ですね。だから、ドルイド教とかに何かの秘密があって、グノーシスもそうなんですが、いわゆる古代の神秘主義、哲学ですね。そこに関連がある気がします。
それとドイツ人グループやナチスが絡んでいる。ただ、それを利用しようとする連中の精神性はわかりませんが、秘儀といいますか、秘教、教えというか、法則といいますか、それ自体は古代からある何かしらのものであって…
ヤス いや、そうです。だから、それとつながることによって、いかに世界を変更する操作的なテクノロジーというか、操作的なスキルとして利用するかだと思います。ドルイド教にしろグノーシスにしろ、それを使いこなすためにね、人間の本来の魂の周波数といったものがあるとしたならば、その魂の周波数をもっと高めるとか、人間そのもののクオリティーを高めるというようなリクワイヤーが、ほとんどない感じがするんですね。
そうすると秘儀があると。それを獲得すれば使えるようになる。それを使えるようになるために、人間自身のクオリティーをいかに高めるか。そうした精神性の問題は、まったく眼中にはない。
それに対してプレアデス系が主張してるのは、精神性を高めること自体が問題なんだと。そういう秘儀的なテクノロジーはゴマンとあるけれども、そんなものに惑わされてはいけない。あなたたちの精神性を高めること自体が、本当の問題なんだというところに焦点をおく。
その焦点のおき方から見ても、どうもドラコであるとか、「秘密宇宙プログラム」に参加してるようなグループとは、全然違ったグループなんじゃないかなと思います。
西塚 それはわかりますね。そうだと思います。
キッシンジャーがドラコとの仲介役!?
ヤス あと、エピソード3くらいなんですけど、神道が出てくるんです。
西塚 シントウ? 日本のですか? どういう感じで出てくるんですか?
ヤス デイビッド・ウィルコックが、神道にはこういう神話がありますよとコーリー・グッドに言う。アメノトリフネですね。日本人は神からコンタクトを受けて、読み書きや着物の作り方を教えてもらったらしいと。そうしたら、おそらくそうだろうと言います。地底人たちは、何度も苦労しながら復活しようとする文明に、何度もテクノロジーを与えていると。
西塚 それは興味深いですね。
ヤス 何が言いたいかというと、トゥーレ協会とかが中心となったドイツ人のグループ、あれがいわゆるイルミナティーの中心だと言うわけです。精神的なレベルがえらく低いグループ。それでコーリー・グッドは、イルミナティーという言葉は使いたくない。彼らを神秘化したくないと言う。単純にシンジケートと呼ぶ。はっきり言って、マフィアみたいな存在なんだと。
西塚 ああ、その感じはわかりますね。僕もそれに近いと思う。
ヤス それで、そのドラコのグループに会ったらしい。ついこの間、ニューヨークの閉鎖されたホテルの一室で会った。そのときの案内人を務めたのが、実はキッシンジャーだった。
西塚 うーん…
ヤス キッシンジャーが目の前に現われてびっくりした。彼から言われたんだけど、あなたたちはレプティリアンにもっと敬意を払えと。彼らに対して敬意が足りないぞと、キッシンジャーから言われたと言うんです。
西塚 すごい話ですね。
ヤス それがね、キッシンジャーって名前は出さないんですよ。でも、ニクソン政権以来、ずっとアメリカの外交問題アドバイザーを務めてきた有力な人物で、カーリーヘアーで、垂れ目でメガネをかけてた人(笑)。
西塚 キッシンジャーしかいないじゃないですか。国務長官ですね、昔の。
ヤス そうそう。どうやら、プレアデス系とは別系統のグループ。コーリー・グッドのエピソードの中で、プレアデス系の言ってることと一番近いのは、エピソード3の後半に地底人との会合の話があるんです。ブルー・エイビアンズの仲介で、コーリー・グッドが会合に招かれるんですね。地底人にもいくつかの種族があって、その中で最も高度に発達した種族とコンタクトをとる。
それが、130歳になる霊媒の女性なんです。テレパシーでやりとりをする。すぐにつながることができたと言います。その彼女から、情報をたくさん得るんです。その情報がプレアデス系の情報と極めてよく似てて、精神性の高さということをさんざん強調する。
(タブレットを見ながら)これは彼らの図書館に招待されたところなんですが、こういうような書物があって、アマゾンからついこの間配達されたような、ISBNのコードがついた最新の書籍も持っている。これが地底人。このあたりでさっきの神道の話が出てくる。
西塚 神道ですか。僕も中矢(伸一)さんの『日月神示』とかですね、何かつながってるとは思うんです。それをいろいろな人が歪曲して、都合よく作っちゃうところもあるんでしょうけども。何かありますね。
ヤス 確かにインチキとは言えない。言い方が悪いかもしれませんが、かなり限定されたものであるという気はします。ああ、(タブレット見ながら)ここが神道が出てくる部分です。
西塚 なるほど、さすがにアメリカ人のせいか、関心はあまりなさそうですね。さらっと流してますが。
ヤス そうですね。古代神話にはそういうこともたくさんあるよね、という文脈の範囲内で流してる感じです。
西塚 わかりました。ちょっと帰って読んでみましょう。現在もグッドのインタビューは続いていますし、これからもどんな情報が出てくるかわかりません。引き続きウォッチしていきたいと思います。そろそろ時間も遅くなりましたので、ここでいったん終えて、行きましょうか? また次回、お願いします。今日は長い間、ありがとうございました。
ヤス いえいえ、こちらこそ。
続く
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
田辺鶴瑛
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イエローストーン国立公園のショショーニ川が沸騰状態になっています。火山性地震も増加。小規模な揺れは数十回に及んでいます。スーパー火山の噴火は近いのかもしれません。https://t.co/J0OpDFuvNBhttps://t.co/P53JiKC8uY
05-24 17:16
05/23のツイートまとめ
ytaka2013
やはりアメリカがSTAP細胞の特許を独占か。やはり日本はアメリカの植民地でしかなかったようだ。理研はこれをどう説明するのか?https://t.co/Q55khI3ihs
05-23 13:46
酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting 第47回
ウエブボット最新版第3回の配信
未来予測プログラム、ウエブボット最新版の第3弾が発行になりました。前回にも増して興味深い内容です。ブログの対談相手の西塚さんの会社、「五目舎」から購入できます。よろしかったらどうぞ!
お申し込みアドレス
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五目舎
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次回の有料メルマガの予告
5月27日、金曜日の午前0時10分に配信する次回のメルマガでは、地政学的にアメリカの世界戦略が根本的に変化している現状を詳しく解説する。日本ではオバマ大統領の初の広島訪問で沸いているが、その背後で驚くような変化が進行中だ。北朝鮮情勢もこれと深く絡んでいる。
「ヤスの勉強会」第26回のご案内
「ヤスの勉強会」の第26回を開催します。「パナマ文書」の公開を起点として、世界経済の流れが根本的に変化してきました。米国覇権とドル基軸通貨体制の強化と延命の方向です。この変化にしたがい、これまでの予測をかなり変更する必要性が出てきました。これを詳しく解説します。
【主な内容】
・アメリカによるBRICs潰し
・強化される米国覇権とドル基軸通貨体制
・「抑圧されたもの」を再度抑圧する動き
・混乱の中心はアメリカ国内へ移動
・出現しつつある自我を越えた意識の在り方
・徐々に敵対するロシアとイスラエル
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:5月28日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
高松の講演会
以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!毎回ディープな講演会をしています!
日時 平成28年5月27日(金)18:30受付 19:00~22:00前後まで
場所 高松生涯学習センター
会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします。
〒760-0040 高松市片原町11番地1
電話:087-811-6222 FAX:087-821-8022
会費 ¥5000/人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・覇権強化に向かうアメリカと世界経済
・相場の暴落はない?
・中国の現状と今後
・ロシアの向かう方向性
・挫折しつつあるTPP
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
amazonで注文

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船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
むちゃくちゃうまい醤油!
筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。
金両醤油
酔っ払いオヤジのspiritual meeting 第47回

C.グッドとD.ウィルコックの関係
西塚 みなさん、こんにちは、『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の第47回です。またヤスさんの地元の居酒屋で3回目の収録になりますが、今日は緊急収録ということになります。では、ヤスさん、よろしくお願いします。カンパーイ!
ヤス カンパーイ!
西塚 それで、僕のブログでも触れましたが、今の『五目通信vol.2』にも書いていただいたし、ヤスさんのメルマガでも連載という形で書かれていると思いますが、コーリー・グッドについてお聞きしたいんですね。今も新しいメルマガの執筆を終えられたということで、またコーリー・グッドのことを書かれたと思います。
僕もご紹介いただいてから、少し調べました。グッドのサイト『SPHERE‐BEING ALLIANCE』があったので、シーズン1のエピソード12くらいまでしか読んでないんですが、今はシーズン4まできてるんですね。僕も短い時間だったので読み切れてないですが、まあ、さわりはわかりました。もちろん、今でも鵜呑みにはできないのですが、少なくともですね、すごくいじわるな言い方をされて突っ込まれたとしても、整合性はとれている。
コーリー・グッド自身は、実体験をそのまま、聞かれたことに対応して喋ってるのは間違いないですね。知らないことは知らないとも言っている。僕は映像じゃなくてテキストで読んだんですが、インタビュアーのデイビッド・ウィルコックというのも百戦錬磨で、わざとらしいくらいに細かく聞く。わざと間違えて質問して、カマをかけたりもする。
ヤス そうそう(笑)。
西塚 これはプロだなあと思いました。そういう彼が一応、グッドを認めている。そして、何十というディスクロージャー、内部告発者にインタビューしてきた経験がある中、表に出してない情報がゴマンとあると。それは整合性がとれていないことだったり、トンデモ話だからなんだろうけど、そうした断片情報を整理する相手としても、グッドはふさわしいという見方をしている。
その彼が認めてるということは、前にヤスさんがリンダ・モールトン・ハウのときにもおっしゃったように、これは少なくとも僕なんかが判断するというよりは、何十という人たちを見てきた彼の判断に仮託するといいますか、参照したとしても、一応、真実に近いのではないかというのが、今のところの僕の正直な感想です。ヤスさんはいかがですか?
ヤス 僕も同じような感じですけどね、デイビッド・ウィルコックは、ちょっと色メガネで見ていたんですよ。どちらかと言えば、サイキックなところがある人なので。
実は経緯があって、別のインタビューがあると思うんですけど、最初にコーリー・グッドが、自分の持っている情報をディスクローズしたいと言ってきたのは、確か2014年か2015年の初めだと思うんですね。
西塚 ああ、最初はグッドからアプローチしてきたんですか。
ヤス いや、その前からデイビッド・ウィルコックはグッドを知ってたらしいですね。それで、とにかく表に出てディスクローズするべきだと説得していた。
西塚 ああそうか、グッドは最初、どこかのサイトに投稿か何かしてたんですよね。
ヤス 投稿してた。グッドが(ブルー・エイビアンズに)ディスクローズするべき人間として選ばれたのたのは、確か2011年か2012年くらいだと思う。それでも、彼はまだ投稿してた段階で、全面的に私がディスクローズしますと出てきたわけではない。
デイビッド・ウィルコックとコンタクトをとっていて、ウィルコックに説得されてたんですね。それで最終的に、私がやりましょう!と決断したときに、ふたりの人物にメールを送ったらしい。ひとりは当然ウィルコックなんですが、もうひとりはベンジャミン・フルフォードなんです。
西塚 本当ですか? 何でですか?
ヤス 実はウィルコックとベンジャミン・フルフォードというのは、経済に関する闇のシステムをディスクローズするということで、共同戦線を張って一緒に動いてたんですね。どちらかというと、ウィルコックのほうがベンジャミン・フルフォードの情報に依存していたと思うんですが、こう言っては悪いですが、ベンジャミン・フルフォードの情報は、正しい部分もあるかもしれませんが、かなり怪しい。はずれまくるわけです。本当に根拠のわからない情報ばかりで。
それで、確か2年ぐらい前なんですが、NESARAが実施されて、これから本格的に世界経済の転換があるんだと。日まで指定して、それをウィルコックがベンジャミン・フルフォードと一緒になってね、アメリカの大きなメディアの中で告知した。それで、ことごとくはずれるわけです。それに対してクリフ・ハイがめちゃめちゃ批判したんですね。とんでもないと。ウソの情報を流すな!ということで(笑)。
※NESARA(National Economic Security And Reformation Act)
国民経済安全保障改革法。現実に存在した経済改革案が独り歩きし、宇宙銀河連邦がアメリカ政府に要求した改革案として認知されている。原稿の悪質な経済システムの変革、宇宙のハイテク情報の開示など、多くの提案がなされる。
※クリフ・ハイ
Web Botの主宰者。Web Botに関しては『五目通信』の概要ページを参照。
西塚 NESARAはいつ実施されると言ってたのですか? それこそグッド式に言えば、バビロニア経済奴隷システムですね。それを崩壊させるということで、2000年代半ばから広まった。2011年前後にもかなり話題になったと記憶してますが…
ヤス 確かね、2013年だったと思うんですよ。期日が指定されてね。それで、いろんな金融機関の高レベルのマネージャーたちがどんどん死んでると。これは、闇の勢力を打倒する影の戦いが行なわれていて、バビロンシステムが崩壊する前兆なんだみたいなことで。
西塚 僕も記事を見たことがあります。死んでいたり、逮捕者が続出してるとか。
ヤス 2013年…2014年かな?ぐらいのとき。今、何が起こっているのか。自殺者や逮捕者が出ているのは、バビロンシステムが崩壊している最中なんだ!と、ベンジャミン・フルフォードが表に出て英語でも日本語でも言って、それにウィルコックが完全に乗っかるような形で一緒にキャンペーンを張ったんですね。それがですね、ことごとくはずれた。その最大の批判者が、Web Botのクリフ・ハイなんです(笑)。あり得ない!と。根拠のないことを言うなと、最初から怒ってるんですね。
それで確か、ベンジャミン・フルフォードがジェフ・レンスの『Rense.com』という、アレックス・ジョーンズほど大きくはないんだけど、『Infowars.com』と同じようなネットラジオがあるんですね。相当、有名です。そこにゲスト出演することになっていた。でも、出なかった。
それは、NESARA云々といったスケジューリング、いわゆるバビロニアの経済システムが崩れるんだというスケジューリングが全部はずれた後だった。それで急きょ、ゲストにピンチヒッターがいないかということで、ジェフ・レンスがクリフ・ハイに出演依頼したんです。で、クリフ・ハイが出てきた。それでめちゃくちゃフルフォードのことを批判した(笑)。ジャーナリストじゃないだろ!みたいな感じで、すさまじかった。
だから、そういう一件もあったので、何だ、ウィルコックは一緒にやってたのかと。それで僕は、けっこう色メガネで見ていた。
西塚 ウィルコックとフルフォードが一緒にやってるというのは、ヤスさんはいつごろから知ってたんですか?
ヤス バビロニアの経済システム崩壊ということを言い出して、ふたりで同時にラジオ番組なんかに出ていた。
西塚 そのころからウィルコックを知ってたんですね。
ヤス ええ、でも、かなり前から知っている。アメリカのいわゆる"アセンション文化"の有力な提唱者のひとりではありますね。だから、"アセンション"ってことだけでも、正直言って、かなりうさんくさいと。まあ、こいつの言ってることは信じるわけにはいかないくらいに見てたんですよ。
それが今回のコーリー・グッドのインタビューを聞いてみて、僕の場合、ウィルコックに対する信頼がちょっと高まったという感じなんですね。ああ、これはまともなインタビュアーだなと。むしろ、実証的な事実を下から積み重ねて、何が起こっているかということを実証しようという性向のある人なんだなという。
C.グッドによって浮かび上がる真実の全体像
西塚 僕は知識がなかったから、そういう見方はしなかったけれども、今回の一連のコーリー・グッドのディスクローズを見ていて、もっともシーズン1だけですけども、僕もちょっと考えを新たにしました。
僕は今まで、相当うさんくさいと周りの人から言われているような人でも、けっこう自分なりにインタビューしたり、取材したりしてきて、ヤスさんにもお話しして、アレはちょっと違うよと言われたこともありましたが、やっぱりですね、おそらくみなさん、断片的には正しいところがあるんですよ。
それで今回のデイビッド・ウィルコックではありませんが、もちろんコーリー・グッドの言ってることが全部とも思いませんが、一応、今までのいろいろな人が話してきた内容、ディスクローズも含めて、全体像を包括できるような内容になっているんですね。
そうすると、ポツンポツンとある情報、ABCといて、Aさんのこの部分はいいんだけども、あとはちょっとわからないなとか、Bさんのここは正しいと思うけれども、他の部分は盛ってるだろうということがあるわけですが、そそれでもポツポツとある真実っぽいものが、たとえばウィルコックは、コーリー・グッドの話によって、点が線になってつながったという言い方をしてますが、僕もそういうふうに思うんです。
僕の場合は、合気柔術とかビリー・マイヤーの話とか、あと半田広宣さんの話も以前ヤスさんにしたと思うんですが、僕なりの狭い、大したことのない取材とか経験の中でも、ちょっとつながりが出てきた。ああ、あれは、こういうことかもしれないというふうに。
何が言いたいかというと、それぞれにみんな何かしらのインスピレーションなり、情報を受けてる人はいると思うんですが、問題は、そこで"我"が出てきたり、それこそ自分のトラウマとかルサンチマンを解消する方向に無意識に行ってしまったり、本当にグールー化しちゃってですね、取り巻きも悪いんだろうけども、ある小さなコミュニティーを作って、そこで閉じていってしまう。
それがだんだん僕は鼻について、離れるというパターンが多いのですが、だからといって、言ってることが全部インチキではないとは思っていました。それが、あらためてわかったということです。
なおかつ、今回で一番重要なのは、今のヤスさんのお話でなおさら確信したんですが、ああいうデイビッド・ウィルコックですらですね、ベンジャミン・フルフォードと組んで、かつてのようなことをやってしまう。それは、そういう重要だと思われる情報があったから、結果としてはちょっと勇み足だったんだけれども、これは本当なのかもしれないと舞い上がってやってしまった。でも、そんなミスは誰にでもある。ベンジャミンさんの場合も、もっとつたないというか、中丸薫さんなどの情報にも感銘を受けたとかどこかで書いてたと思うんですが、ひょっとしたら、ある種信仰に近いような形でワーッと行ったのかもしれません。
ウィルコックはそこまでじゃないだろうけども、でも彼でさえ、これはそうかもしれないというストーリーを描いて、まあ、何と言いますか、その検証をある種怠ってしまうということですね。けれども、彼が優秀ではないというわけではない。そういう意味でも、こういう対談の場も含めて、情報を発信する情報地としてのプラットフォームみたいなものの役割、いろいろな情報に関して検証・討議する場は、これからもますます重要になってくるのかなと思います。
だから、振り幅を広くして、いろいろな人にインタビューしたり、取材したりすることは必要かと思います。危険でもありますが、こちらも試されるという意味でも、トライしていったほうがいいという気がしました。
ヤス だから、何があっても信じないということですね(笑)。そういうスタンスであれば、全然いいんじゃないですか。
西塚 そう思いました。こちら側で、これは怪しいから止めよう、あれも怪しいと、振り幅をどんどん狭くしていくと、近視眼的にもなるし、あまりよくないのではないか。よっぽどのものは別ですが、ちょっと…?というものでも取り上げて、その中でひとつふたつおもしろいものがあればいいくらいの立場ですね、そのほうが大局的に感じるものがあるような気がします。もともと僕はそういうタイプではあるんですが、危なっかしいのは確かです。自分でもそう思います(笑)。
今回のコーリー・グッドの話は、あらためてその部分に思い至らせてくれたということでは、個人的には非常に興味深い。まだ途中までしか読んでいませんが。何しろ、すごいディスクロージャーですね。
ヤス そうです。今までディスクロージャーをたくさん見てきて、もちろん全部見てるわけじゃないですが、一番信頼がおけるのは、スティーブン・グリア博士とリンダ・モールトン・ハウだなと思うんですね。彼らの手法はとことん実証的なわけです。下からデータや事実を積み上げながら、何が起こったか解明していくというタイプ。
ディスクローズするぞという人たちを、いろいろインタビューしてるのを見てると、あるパターンが見えてくるんですね。普通の人たちが多いんだけど、ディスクローズする場合は、必ずふたつのレイヤーがある。まず第一に、自分が体験した事実というレイヤーがある。何を体験したのかと。これを淡々と語る。もうひとつは、その上層部のレイヤーで、自分が体験したものを解釈するというレベルがあるわけです。その解釈に関しては、ひとりひとりがけっこうバラバラだったりする。こうなってるはずだとかね、こういうような方向のはずだとか。
その解釈というレイヤーにいたるとですね、ひとりひとりが持ってる個人的な性向というか、傾向というのが極めて色濃く出てくる。たとえば、かなりスピリチュアル性の強い人物であれば、自分の体験したものを自分のスピリチュアルな信念体系に合わせて解釈するわけです。
西塚 思い込みですね。
ヤス 思い込み。ある意味でとんでもない世界観みたいなものを作ってしまう。それが、たまたま多くのビリーバーみたいなものを集めてくると、だんだん活性化するという流れになってくる。そういうディスクローズするような人々に関してもそうだし、やはり何を体験したのか、何を感じたのかというところ、生の体験に関して僕はすごく興味を持ったんです。
スティーブン・グリア博士みたいな人たちというのは、そのへんの違いをかなり厳密に見るわけですよ。ひとりひとりが持ってる解釈というものをできるだけ排除して、何を見たのかという体験だけをとことん追う。リンダ・モールトン・ハウもその姿勢は徹底している。そういう現実と合わせて、論理的に整合性の合う解釈を出していくという形です。思い込みなしでね。その点は徹底していて、信頼がおけるという感じなんですね。
デイビッド・ウィルコックに対して色メガネで見てたのは、ただ事実を集めればいいのに、最終的にはお前の信念体系で解釈してるだろう!というところだった。
西塚 まあ、NESARAがいい例かもしれませんね。
ヤス そうなんです。日本でも特にね、自分の信念体系を証明せんがために事実を蒐集するというタイプがあるじゃないですか? 逆のパターンね、実証的に事実を積み上げるのではなくて。当然、アメリカでもそういう人たちは多いわけだし、ウィルコックもそういう人なのかなと思ってたんだけど、今回のインタビューを見ていて、そうじゃないということがわかった。または、途中まではそうだったかもしれないけども、どこかで決定的に変わったのかなあと(笑)。
西塚 変わったのかもしれません。
ヤス もう、実に実証的です。これからコーリー・グッドの話に具体的に入っていきたいなと思うんですけども、今までもディスクローズする人間は膨大に出てきている。ウィリアム・クーパーにしても、本当に初期のディスクロージャーの大きな突破口みたいな人だったと思いますが、ディスクローズする人たちは、自分たちの体験したものに、どうしても視野が限定されますね、ひとりひとり。
だから、全体像というのがなかなか見えない。それを実証的なデータとか、具体的な事実に基づいて構築しようとしたのが、やはりスティーブン・グリア博士ですね。その結果、「影の政府」とはどういうものであるのか、全体像を何とか描いたわけです。描いたんですが、見えない部分があまりにも多い。でも、描いた。
西塚 彼らの資金源にまで言及しましたからね。
ヤス 資金源まで言った。具体的に。ただ、今回のコーリー・グッドのすごさというのは、はるかにそれを上回るような全体像を描き切ったということだと思います。その描き切った全体像というものは、ディスクローズしたあらゆる人間たちの証言と整合性がとれるだけではなく、なるほど、だからこうだったのか!と、合点がいくんですね。ある意味で俯瞰性を提示しているというところだと思います。信念体系としてではなくてね(笑)。
西塚 だって、グッドの言うことを信じれば、6歳のころから半分拉致状態でですね、強制的にトレーニングさせられてたわけで、12、3歳からトレーニングも本格的になって、17歳からは20年間施設に勤めたわけですから、37歳まで、ほぼ30年間近くそっち関係にいたことになる。
そういった意味では、スティーブン・グリア博士は、おそらく成人してから政府機関の職員として関わった人々をインタビューしたのでしょうから、ちょっとレベルが違うのかなと思いますね。ましてや、グッドに言わせると、自分と同じような人はたくさんいるはずだからと、呼びかけてるじゃないですか。もっと出てきてくれないかと。あなたたちは、オレが言ってることはみんな知ってるだろうと(笑)。
全データがスノーデンにわたった?
ヤス そうそう。それでね、これは西塚さんが読んだものの、もっと後半部分に出てくるんですけど、自分が何でディスクロージャーで出てこれたかというと、記憶を消去することが無理だったからだと。ほとんどの人たちは、契約期間を終えて市民社会に戻される場合、記憶を白紙化される。だからこの20年間、自分が何を体験したかまったく覚えてない。ただ自分は、すべての記憶を保持している。なぜかと言うと、「直感的エンパス」という特殊な能力を持っているからだと。
西塚 そうですね。IEという。
ヤス 相手の感情に共感することによって、相手の感情がどういうものかということを見抜く。直感的な知覚の訓練を受けていたんですが、そういうものがあったがゆえに、記憶を消去できなかったと言うんですね。
西塚 重要な部分は消去されたかもしれませんが、けっこう残っている。
ヤス ほとんど残ってしまったといいます。それで、消去された人間はどうなるかというと、ものすごいPTSDを抱える。20年間の記憶が全部消去されると、自分の頭の中では理屈として合点がいってても、何かわけのわからないトラウマが出てくる。歳がいくにしたがってPTSDがどんどん大きくなってきて、最終的には統合失調症になってね、かなり重い精神病を患うような結果になることが、基本的に多いと言うんです。
全体的な話をする前に、ひとつおもしろいことがあって、後半の部分の証言にこういうのがありました。こうした一連の「秘密宇宙プログラム」の全体像を全部ばらすんだと。全部、事実を公表するんだと。そのような計画が今、「ソーラー・ウォーデン」など「秘密宇宙プログラム」を構成する組織を離脱した人々が集まる、秘密の暴露を積極的に行なうグループによって進められている。それでね、実は(エドワード・)スノーデンが絡んでいる。
西塚 ええ、そうみたいですね。
ヤス スノーデンにすでにデータがわたってると。スノーデンの口、スノーデンの手をとおして、いわゆるデータ・ダンプという形ですべての情報が明らかになるというんですね(笑)。
西塚 あと、今年の1月ころのコーリー・グッドの近況を見ると、恐ろしい話じゃないですか。親戚が死んだり、友人が殺されたりしている。要するに、あれだけ読むと脅迫みたいなことが行なわれていて、引っ越さざるを得ないんだと。スノーデンのことも出てましたね。特に経済システムとか金融関係において、世界中の人が怒り狂うような情報を持っている。ましてやUFO情報なんかも持ってるんでしょう。何テラバイトだったか、それこそパナマペーパーのような量。
ヤス そう。経済がどのように操られているかというイルミナティー系の情報のみならず、秘密宇宙プログラム全体像に関する情報すべてが、スノーデンの手もとにわたっている。
西塚 それで、コーリー・グッドが、ヤツらというか、影の政府、影のシンジケートの連中が唯一ミスを犯したのは、そういった情報を一カ所に統合していたことだみたいなことを言ってる(笑)。分散するのではなくて、舐めたのか、傲慢なのか、ひとつにしといたから、そこからごっそり持っていかれた。それが、スノーデンなんでしょうけど。
しかし、もし本当だとしたら、これはとんでもない話ですよ。世界が引っくり返る話です。
ヤス だと思いますよ。
西塚 UFOがいたとかいないとかのレベルの話ではない。
ヤス かなりの情報量だし、日本語で公開されているのは、やっぱり一部なんですね。英語のインタビューや何かがかなりある。
西塚 そうですね、かなり端折ってる感じがあります。でも、よくあれは訳してくれましたよね。Riekoさん?
ヤス よく訳してくれた。あれは大したものだと思う。
西塚 まあ、ヤスさんは原文にあたってるので。
ヤス 『Gaia』で公開されてるディスクロージャーのほかにですね、やっぱりコーリー・グッドは引っ張りだこなんです。あらゆるネットラジオで引っ張りだこ。いわゆる宇宙人系、UFO系のネットラジオ以外でも。あらゆるところで証言している。
西塚 この間、僕がヤスさんからいただいた資料があるじゃないですか、英文の。時間がなかったのでパラパラ見てたんですが、あれは今回の『コズミック・ディスクロージャー』ではなく、それ以前のことを誰かがまとめたレポートみたいなものですね。
ヤス そうです。番組はもう放映されていましたが、デイビッド・ウィルコックが彼を、何だたっかなあ、UFO関係だったか、何かの大きなイベントに引っ張り出したんですね。それでトークショーを行なった。3時間ぐらいかけたトークショー。その中で話されたことの要約なんです。だから『コズミック・ディスクロージャー』の番組にないような内容がたくさん入っています。
そもそも始まりは何だったのか?
ヤス ちょっとここで、『秘密宇宙プログラム』といったものを説明します。1918年まで遡るんです。何が主体になったかというと、ドイツ人たちのグループなんですね。トゥーレ協会やヴリル協会、いわゆる神秘的なオカルト的な協会があるのですが、ドイツの秘密結社です。そういうところを中心に発達してきたと言うんです。
彼らは、彼らなりのオカルトに基づいた信念体系や世界観を持つと同時に、オカルトを前提にしたサイキックな科学を持っていた。その科学の基礎というのは、現代のわれわれの科学の基礎、いわゆる物理的な世界観をもとにした科学とは基本的に異なっているタイプのものだった。
彼らは、人類を作ったもともとの種族を突き止めるために、古代のエイリアンのテクノロジーがあったと仮定して、古代のエイリアン・テクノロジーの発掘を始めた。それでネパールとか、インドの一部、チベット、中国の秘境とかね、そういうところに派遣隊を送って、エイリアンの古代技術にちょっとでも関係していそうな文書の発掘をした。
これは比較的、よく知られていることですね。そこでかなりの文書を押収したんですが、その中には、古代のエイリアン・テクノロジーに関して記述された文書がけっこう含まれていた。あまりにも高度な内容で解読すらできない。そこで彼らはどうしたかというと、オカルト的な秘密結社の協会では、かなりの数の強力なサイキックな霊媒を抱えていて、その霊媒の力を借りて、地球外生物とコンタクトをとったというんです。それはレプタリアンを中心とするドラコ同盟だった。
西塚 ああ、そっちととってしまったわけですね。
ヤス そっちととって、サポートを受けた。もうひとつはアガルタという地底人。こちらともコンタクトが成功した。この両方のグループと取引が成立して、サポートを受けることができるようになった。そして、古代の異星人のテクノロジーの解読が始まった。
1920年代になってくると、そのドイツ人たちのグループによって、初期型のUFOの反重力エンジンができた。水銀を高速回転させて、反重力効果を生むらしいんですね。でも、反重力効果を生むと同時に、水銀が金に転換してしまう。
西塚 まさに錬金術ですね。
ヤス 錬金術。その金への転換を防いで、反重力効果だけを取り出す方法というのがなかなか見つからなかった。サポートを受けられないかとドラコ同盟に直接コンタクトをとったら、実際に会うことができた。アガルタの地底人グループとも会うことができた。彼らの実際的なサポートを得ることができた結果、1930年代になってくると、地球外に飛び出すことができるような反重力エンジンの開発に成功したと言うんです。これが出発点だった。
ナチズムというのは、トゥーレ協会とか、ヴリル協会とか、言ってみればオカルト的な協会がもとになっているのは間違いない。ナチズムの潮流の大もとはそこにあるんです。特にトゥーレ協会とナチズムとの教義上の連携はかなり深い。ただ、トゥーレ協会にしろヴリル協会にしろ、彼らはまったく違ったアジェンダを持っていて、実はナチス政権を利用していた。
ナチス政権を擁護して、ドイツが第二次世界大戦で勝利するように後押しするような関係ではまったくなかった。ナチスが政権をとったときに、彼らはドイツのさまざまな研究所とか、工場とか、または資金源として、国家機関をうまい具合に有効利用して、自分たちのアジェンダを実現しようとした。
彼ら、ドイツ人らちのグループのアジェンダは何かというと、各惑星にまず植民地を作ることだと。そして、「古代のビルダー種族」の血を引く優秀な血統のドイツ人、このドイツ人の植民地を全惑星に広げることだった。それで1930年代の後半になってくると、ドラコ同盟の許可を得て、月の裏側に領地をもらって、小さな月面基地を作った。同時に火星にも基地ができた。
彼らは、ドイツが戦争に勝利するかどうかはまったく無関心。むしろ彼らが持ってる最先端のテクノロジーを、ナチス政権に悟られることを怖がったらしい。その後、ドイツが負けることがはっきりして、自分たちの拠点を安全な地に移すことを計画した。そのときにアガルタの地底人が、南極の地下にある古代遺跡を指定して、ここに全施設を移すべきだと言った。
その結果、ドイツ人グループが持っている最先端のテクノロジーは、すべてそこに移された。その後、ナチス・ドイツは崩壊する。そして1947年に、「ハイジャンプ作戦」というのが行なわれるんですが、これは本当に歴史的にある。アメリカを主体とした旧連合軍がですね、どうも南極にナチスの残党がいるのではないかということで、今は南極の大規模調査のための出動だったということになってますが、実際はナチスの残党狩りだった。
しかしながら、ハイジャンプ作戦で南極に接近したとたん、わけのわからないハイテクのUFOがたくさん出てきて、部隊が攻撃されるた。はっきり言って連合軍はボロボロになって戻ってくるんですが、問題はその後なんです。
ドイツ人たちのグループが何を考えていたかというと、月の裏側に基地がある。火星に基地があると。ただ、自分たちが持っているマンパワーがあまりにも限られてる。自分たちのアジェンダを広げるために、各惑星にインフラを建設したいんだけども、マンパワーが徹底的に足りない。資金も足りない。それで、アメリカを引き込むことにした。アメリカ政府にアプローチしたらしいんです。
自分たちは、こういうテクノロジーを持っているグループである。ぜひ、一緒にこのアジェンダを共有して、協力してくれないかと。当時はトルーマン政権からアイゼンハワー政権に移行する時期だった。トルーマンはびっくりして、そんなことに協力できるわけがないと拒絶反応を起こしたので、引き込むことができなかった。
1952年に、ワシントンDCに膨大なUFOの大群が出現した事件があるんですが、これは本当にあった歴史的に有名な事件です。あの事件を引き起こしたのが、実はそのドイツ人たちのUFOなんだと。自分たちが何ができるのかということを明らかにして見せたわけですね。
アイゼンハワーらはアイゼンハワーらのほうで、1947年のロズウェル事件、いわゆるUFOがクラッシュして、中から異星人の遺体やなんかを回収して、リバース・エンジニアリングをやろうとしてたんだけど失敗した。だから彼らも、異星人が存在しているという知見は持っていた。でも、こういう情報が世間にバレることを極端に恐れたんです。パニックになるので。
ドイツ人グループは、同時にアメリカの主だった企業にもアプローチをしていた。まず、大株主になって企業の役員会に潜入するんです。そして自分たちのプロジェクトに協力するように、ビジネスの案件として契約を迫った。われわれはこのくらいのテクノロジーを持っていると。それで、あなたたちのマンパワーとそれなりの産業技術を提供してほしいと。
するとアメリカの主だった企業は、こぞって参加表明をする。それが、「惑星間企業複合体」ということなんです。
西塚 ICC(Interplanetary Corporate Conglomerate)ですね。
ヤス ICCの出発点。企業の説得は実に簡単だったと言います。ある程度ICCの中核ができ上がって、今度は軍産複合体に近づいて、彼らをこちら側に取り込んでいく。そのときのエサにしたのが、ドイツ人グループが開発したUFO技術。でも、全部は公開しなかった。1930年代初頭くらいまでの初期型のUFOを公開したらしいです。これをやると。あとはお前たちで自由に発達させろと。これが、われわれの最先端技術だということで、10年ぐらい前の古い技術を公開した。
軍産複合体は、それでリバース・エンジニアリングを重ねていき、彼らなりの技術を開発していった。それが、ダーク・フリート(Dark Fleet=闇の艦隊)とか、ソーラー・ウォーデン(Solar Warden=太陽の監視人)とかの軍産系の企業連合体のもとになった。
西塚 そう考えるとですね、何というか、構図は変わらないじゃんと思っちゃうわけです。つまりグッドの話が事実だとして、地球上ではいまだに陰謀論というレベルで言っている。オバマなんて何もできないよと。裏で軍産複合体なりの、われわれの目に見えないドンパチがあるんだとかいった話に、いまだ終始してるのに、さらに宇宙でですね、ICCというものがあって、すでに宇宙全体が産業化されていて、その中でまたシノギを削っているみたいな話になると、世界が聞いたらドヒャーッってな話ですね。
だから僕は、そこはスピリチュアルな精神論になってくるので、今日はそこまで話すとややこしくなるので言いませんが、基本的なことは変わってないという立場で、いわゆるビリー・マイヤー的な"創造"というものに対する帰依といいますか、結局はそこに立ち戻らざるを得ないのと思うわけです。要するに、規模を宇宙にまで広げても、またそんなことになっているという話。
まあ、日本で言えば、かつてのリクルート事件でも裏金が動いたり、今の舛添は何だ、あいつは?みたいなことが、規模は違うけれども宇宙レベルでもあって、それをコーリー・グッドがバラそうとしているという図ですね。僕はそれでいいと思います。ただ、あまりにも突拍子もない話に聞こえるから、ついそんなことはないだろう!と思ってしまいますが、要するに構図として捉えると、そういうことはどんなレベルでもあるということですね。
今の世の中では、いやあ、お上はちゃんとやってくれている、政治家はちゃんとやってくれてるから、まかせておけばいいんだという人たちが、いまだにいるという状態。そういうマインド自体をそろそろ打破していかなくてはならないという問題が重要なのかなと。
だから、ヤスさんが"個"だと言う意味もそこにあって、自分は個なんだ!と目覚めれば、こうした情報もですね、本当なのかどうか、個の判断として出てくるわけです。たとえばコーリー・グッドのような話にしても、ある意味、試金石みたいなもので、今までの自分の経験値や世間の常識によって、狭いところに囚われていたということが炙り出される可能性があるという意味でも、あったほうがいいと思う。
だから、いかに頭を柔らかくして、判断を保留して、可能性として取り入れて、検証していくかということですね。その知力というのか、洞察力というか、いわゆるリテラシーがすごく大事なんだと思う。
グッドの話も、極端に言えばその材料でいいくらいだと僕は思う。ちょっと暴論ですが、もっとも僕の個人的な興味としては最大級のものですけれどもね。なぜそんな言い方をするかというと、たとえばそういう話をカミさんでも誰でも、ちょっとすると、それ信じてるの?と言われて、いや、信じる信じないではないんだよと言うんですが、これがなかなか伝わりにくいんです。このニュアンスは。
それは要するに常識という名の、ちょっと言葉は悪いですが、ある種洗脳された人たちがいかに多いかということでもあり、ちょっと突拍子もない、常識からズレたようなことを言うと、あ、カルトだ!新興宗教だ!オカルトだ!イッちゃってるよあの人は!となる。これがまだ強いんだと思います。
僕は昔から言われ慣れてるから構わないんですが(笑)、それは意外と分厚いシールドで人々の感性を覆っていて、なかなか突破されないのかなと。
ヤス いや、おっしゃるとおりだと思います。僕は一応、コンサルタントとしての仕事もやっていますが、いくつかの会社で「非常識研修」というのをやってるんですね。
西塚 おもしろそうですね。
ヤス 何かというと、常識の枠をいかに突破するかという練習なんですよ。
西塚 本当ですよ。
ヤス 常識を信用して飯が食えるのか。食えないだろうと。例証として、常識を信用していった企業とか、常識に基づいて判断をしていった人々が、いかに食えなくなってるかということを紹介する(笑)。
続く
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
田辺鶴瑛
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筆者がコンサルティングにかかわっている会社が子供用の国語音声教材の提供を始めた。子供用だが、実によい名作がmp3の音声ファイルで聴くことができる。大人の心の琴線に触れる作品がとても多い。よいサイトだと思う。よかったらどうぞ!
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意味産出の現場としてのBBSやブログ
また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。
05/20のツイートまとめ
ytaka2013
「ヤスの勉強会」第26回のご案内よろしかったらぜひご参加ください。info@yasunoeigo.com日時:5月28日、土曜日時間:1時半から4時前後まで料金:4000円場所:都内(おそらく東横線沿線)名前(ふりがな)メールアドレス参加人数
05-20 08:57
講演会のご案内
未来予測プログラム、ウエブボット最新版の第3弾が発行になりました。前回にも増して興味深い内容です。ブログの対談相手の西塚さんの会社、「五目舎」から購入できます。よろしかったらどうぞ!一部2000円だそうです。
お申し込みアドレス
info@gomokusha.co.jp
五目舎
http://gomokusha.co.jp/
「ヤスの勉強会」第26回のご案内
「ヤスの勉強会」の第26回を開催します。「パナマ文書」の公開を起点として、世界経済の流れが根本的に変化してきました。米国覇権とドル基軸通貨体制の強化と延命の方向です。この変化にしたがい、これまでの予測をかなり変更する必要性が出てきました。これを詳しく解説します。
【主な内容】
・アメリカによるBRICs潰し
・強化される米国覇権とドル基軸通貨体制
・「抑圧されたもの」を再度抑圧する動き
・混乱の中心はアメリカ国内へ移動
・出現しつつある自我を越えた意識の在り方
・徐々に敵対するロシアとイスラエル
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:5月28日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
高松の講演会
以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!毎回ディープな講演会をしています!
日時 平成28年5月27日(金)18:30受付 19:00~22:00前後まで
場所 高松生涯学習センター
会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします。
〒760-0040 高松市片原町11番地1
電話:087-811-6222 FAX:087-821-8022
会費 ¥5000/人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・覇権強化に向かうアメリカと世界経済
・相場の暴落はない?
・中国の現状と今後
・ロシアの向かう方向性
・挫折しつつあるTPP
05/14のツイートまとめ
ytaka2013
また、当時のNHKはこんな番組を放映していました。国民の受信料を半強制的に徴収しているNHKには、取材力というものは本当にあるのでしょうか?https://t.co/Kr0SP2m6jv
05-14 21:40STAP現象の確認を報告する研究がどんどん増えています。今度はドイツのハイデルベルク大学の研究グループです。小保方さんを潰した理研と早稲田大学の責任は国際レベルで問われるでしょう。https://t.co/Xmz4MviNcN
05-14 21:40
05/13のツイートまとめ
ytaka2013
驚きのニユース。クリントンがこれからFBIのメール問題調査で追い詰められ、大統領選から撤退を余儀なくされる可能性が十分にあると、ジョン・ベイナー元下院院内総務が発言。現在の副大統領のジョー・バイデンが民主党候補となるとのこと。https://t.co/GH8jvUY8ml
05-13 09:08
05/10のツイートまとめ
ytaka2013
南ドイツ、ミュンヘン近郊のグラーフィン駅で刃物を持った男が「アラーは偉大なり」と叫び、無差別に人を刺す。いまにところ、1名死亡、2名怪我。https://t.co/yG9crMnoRU
05-10 17:02
05/09のツイートまとめ
ytaka2013
やっぱり出てきたスタップ細胞の真実。やはりそうだったのか。https://t.co/RfJXBX4tdY
05-09 16:58
05/07のツイートまとめ
ytaka2013
4月3日に ウィキリークスからドイツがギリシャに課している緊縮財政の緩和を受け入れない限り、IMFはトロイカを抜けるとのリークをツイートしたが、やはり事実であった。重大ニュース。https://t.co/t3sj2dClSE
05-07 23:32米大統領選挙はトランプとクリントンの戦いとなり、米支配層に支持されたクリントンが勝つと見られているが、そう簡単ではないだろう。これからもっと波乱に満ちた展開になるはずだ。https://t.co/UEcQPOIi8s
05-07 00:52新潟焼山、小噴火か。高田平野断帯の近辺のようだが地震は大丈夫だろうか?https://t.co/spq9WztQvU
05-07 00:36
05/03のツイートまとめ
ytaka2013
これが戦場だ。北部イラクの戦闘でクルド人勢力の「ペシャメルガ」との戦闘で死亡した「IS」の戦闘員のヘッドカメラの映像。独立系ニュースメディアの「VICE」が入手。https://t.co/521ma4B13T
05-03 20:33安倍政権の背後には天皇制国家の復活を模索する政治集団「日本会議」が存在していることは知られるようになった。次回のメルマガでは、日本のスピリチュアリズムの変化とその危険性について解説する。5月6日、金曜日の午前0時10分に配信する。https://t.co/MMpQ96F20O
05-03 16:45
酔っぱらいオヤジの「Spiritual Meeting」第43回
ウエブボット最新版第2回の配信
ウエブボット最新版第2回目が完成しました!対談相手の編集者、西塚さんの会社、「五目舎」から配信される「五目通信」に掲載されております。一部、2000円だそうです。ご希望の方は「五目通信希望」のタイトルで以下のメルアドからお申し込みください。
お申し込みアドレス
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五目舎
http://gomokusha.co.jp/
次回の有料メルマガの予告
安倍政権の背後ぬ戦前に似た天皇制国家の復活を模索する巨大な政治集団「日本会議」が存在していることは広く知られるようになった。そこで今回は、さらにその向こう側で進行している日本人のスピリチュアリズムの本質的な変化とその危険性について突っ込んで解説する。5月6日、金曜日の午前0時10分に配信する。
4月30日に行われた「第25回ヤスの勉強会」の様子です。
「ヤスの勉強会」第26回のご案内
「ヤスの勉強会」の第26回を開催します。「パナマ文書」の公開を起点として、世界経済の流れが根本的に変化してきました。米国覇権とドル基軸通貨体制の強化と延命の方向です。この変化にしたがい、これまでの予測をかなり変更する必要性が出てきました。これを詳しく解説します。
【主な内容】
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・強化される米国覇権とドル基軸通貨体制
・「抑圧されたもの」を再度抑圧する動き
・混乱の中心はアメリカ国内へ移動
・出現しつつある自我を越えた意識の在り方
・徐々に敵対するロシアとイスラエル
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:5月28日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
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高松の講演会
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日時 平成28年5月27日(金)18:30受付 19:00~22:00前後まで
場所 高松生涯学習センター
会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします。
〒760-0040 高松市片原町11番地1
電話:087-811-6222 FAX:087-821-8022
会費 ¥5000/人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・覇権強化に向かうアメリカと世界経済
・相場の暴落はない?
・中国の現状と今後
・ロシアの向かう方向性
・挫折しつつあるTPP
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
amazonで注文

記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。
音声ファイル
ツイッターに書き込むことにしました。よろしかったらフォローをどうぞ。日々情報を発信します。
https://twitter.com/ytaka2013/
船井幸雄.comに筆者のページが出来ました。月一回のペースで更新します。ぜひご覧ください!
船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
むちゃくちゃうまい醤油!
筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。
金両醤油
酔っ払いオヤジのspiritual meeting 第42回

西塚 みなさん、こんにちは。『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の今日は、第43回になります。さっそく飲んじゃってますけど、またヤスさんにおいでいただきました。今日もよろしくお願いします。カンパーイ!
ヤス どうもどうも、カンパーイ!
西塚 今日もいろいろお聞きしたいことがありますが、先日、国連の特別報告者のデイビッド・ケイさんという人がきて、外国特派員クラブで会見を開きました。日本のジャーナリズムにおいて、いわゆる権力側の規制ですね。ちょっとおかしいんじゃないかと。高市(早苗)総務相に会おうとしても断られたとか、実は記者クラブ制度とか、メディア側の特権に絡んだ問題もあって、僕は非常に興味深かったです。
他は知らないんですけど、東京新聞ではかなりのスペース、まず一面と、中面でも大きく扱ってました。朝毎読売は知らないんですが、ヤスさんはご覧になりました?
国民がバカだから官僚が統治する
ヤス 見ました。読売はまったく報道してないみたいですね。朝日がちょこっとかな? やっぱり東京新聞が一番大きく扱ったと聞いてますね。
西塚 東京新聞は大きかったです。これは一大事だ!くらいの。普通、そうだと思うんですね、あそこまで言われたら。まあ、前にも何回かやられてますが、今の安倍政権はよっぽどマスコミを規制したいんでしょうね。この問題は世界的に突つかれても困るし、日本人にも知らせたくないしと。最悪ですね。
今日の新聞だったかな、あの習近平ですら、共産党への批判はOKだと言い出した(笑)。どんどんやってほしいと。正当性がある限りは、それをちゃんと受け入れるキャパはあるよみたいなことを言ってますが、同時にネットの管理は強化するとも言ってるので、そのへんはどうしようもないですが、でも、ちょっとでもそういう発言を習近平がするということ自体、多少緩和したというか、やっぱりこのままじゃまずいぞというのがあったんじゃないですか。一連のジャーナリストたちの拘束や拉致が、世界に報道されてますから。
そういった意味でも、権力側の規制、抑圧に関して、民衆がいろいろ反応してることが功を奏してきてるのかなという。大きな流れで言えば、それはもう隠せないし、結局、抑圧されないような方向に向かってるとしか僕は思えないんですね。甘いかもしれませんけど。そのへんはいかがですか?
ヤス まず、われわれが認識しなければならないのは、安倍政権がなぜマスコミを抑圧するかですね。何で抑圧すると思います?
西塚 ある方向に持っていきたい意図があるからじゃないですか?
ヤス それはどういう方向だと思います?
西塚 これまで何回も話題になってますが、簡単に言えば、戦前の帝国憲法に基づく国体の日本への回帰だと思うんです。そうは言っても、国家神道云々は、敗戦後なかなか持ってこられないから、それにかわって日本国民をひとつにまとめるもの、精神的な支柱として何かを打ち立てて、それでまとめて支配したいと。そういうことだと思うんですけども。
ヤス 基本的にはそれも十分あると思います。われわれがはっきり認識しなくてはならないのは、戦後70年にわたって、日本の大部分を統治してきた自民党というものの体質ですよ。現在の自民党の体質もそうなんだけれども、要するに民主主義を受け入れるフリをしてきたということです、70年間。
現在のわれわれの日本国家は、いかに民主主義を骨抜きにしたいかという勢力によって担われてるということです。民主主義はどういうものかというと、基本的に国家の上に国民が立つということです。その認識の前提は、社会および国家そのものを形成しているものは個人だということ。
西塚 国民主権ですからね。
ヤス 個人を超えた権力とか実体といったものは、存在していないというくらいの徹底したものですよ。だから、国家にしろ社会にしろ、個人がどのように行動するかによって、いかようにでも組み換え、解体が可能であるという考え方です。それが民主主義の基本的な社会認識として存在してると思うんですね。
一方ですね、国家とか政府というのは、国民の頭を越えて独裁化するという方向にいく。それは国民の権利を狭めて、国民を国家の中に組み込んでね、自分たちがコントロールしたいという勢力に担われることもある。
そのような国家とか政府に自分たちがコントロールされないように国民を守っていく、それが主権在民の憲法の精神だと思うんですね。
現在の、特に安倍を中心とした自民党の勢力は、それは絶対に受け入れられない。彼らは、国民というのはもともとバカなんだという考え方ですね。
西塚 そうですね。官僚を中心としてそう考える。
ヤス 官僚を中心に。国民はもともとバカだから、誰かがコントロールしない限りは、国家そのものがバラバラになってしまうんだと。国民に権力をまかせるなんてとんでもないと思ってるような集団が、今の日本の権力の中枢を握ってるわけですよ。
西塚 僕はいつも卑近な例を持ち出しちゃって申しわけないんですが、僕はすべては相似形だと思っていてですね、構造はそんなに変わらないと思うので、わざとこういう言い方をするんですが、お聞きしたいのは人間の感情なんですね。
前々回も官僚の話が出ました。明治維新以降、要するに欧米が怖いと。怖いから、欧米に学ばなければならないし、敵対心も出てくるから、それに連動したアジアに対する優越感というものも出てきて、まあ戦争までいくわけですね。
その発端は感情だと思うんですよ。ルサンチマンだったりとか、恨みですね、あと恐怖感とか、そういうことからはじまってると思うんですけども、今おっしゃった国民はバカなんだから、支配せねばならないとか、自分たちで進めていきたいというのは、僕に言わせると、既得権益があってですね、それを脅かされたくないからです。
自分たちが優位に立った流れがあるんだから、市民にいろいろルールを変えられて、また一からやるのはたまらないと。このままやりたいんだよ、オレたちは!というようなものだと思うんですよ。
それが官僚たちの考えであって、よく言えばコンサバティブな考え方だけど、悪く言えば、ただの惰性であり、物事が変化することへの怖れであり、面倒くささですね。自分は相当な利益をその構図から受けているにも関わらず、しかも税金ですからね。自分たちが民間で競争して勝ち取った収入でもないクセに、要するに搾取して、しかも天下りまで確保する。そういう延々とした官僚の既得権益の流れができていて、そこから離れたくないというだけの話。
だからこそ、政治家もそうですけども、二世三世ということになるわけです。政治家の二世三世というのは、本当は考えられないわけであって、世の中に対する自分の何がしかの理想があるから政治家を志すのであって、それがオヤジと同じならいいですよ。でも、基本的にはそういうことはあり得ないと思うので、あるいは民間で会社を興すなりということがあってもいいはずなんですが、だいたい地盤を継ぐじゃないですか。
あるいは官僚だったら、最初から親が高等教育を受けさせてですね。また官僚の道を行くという。だいたいパターンですね。僕に言わせれば、ロボットです。ベルトコンベアーみたいなもので、ゾンビ製造機に近い。彼らが作る全体のシステムが日本を劣化させ、おもしろいワクワクしたものをことごとく排除してですね、特に若い連中たちの希望を損なっている。そういう構図になってるのではないかと思います。それを安倍政権は今、強化しようとしているというふうに見えるんですね。
ヤス おそらくそうなんですね。ただ、それだけではない。要するに、既得権益を守りたい、または守ることによって自分の出世を確保したい。自分が日本をコントロールできる位置を確保したい。そういう、ある意味で欲望に根差してるということではないんですね。おそらくね。そうではない。
その背後にはですね、彼らには彼らなりの理のとおった理屈があると思います。それはさっき僕が言ったことに戻るんですけど、要するに国民に国家をコントロールされると、この国は大変な危機に陥るということですね。
西塚 そういった意味では、本当に真面目な危機感なわけですか?
日本の国益か? 自分の欲望か?
ヤス 真面目な危機感です。高級官僚の友人たちが何人かいるんですけど、やっぱりどの友人たちと話しても、最後に出てくるのはその危機感ですね。何を言われたかというと、高島ね、お前ね、国民主権と言って、全部の権限を明けわたしたらどうなるのか、わかってないのか?と。日本国民の現状を見てみろと。たとえば、欧米の国民のように自己決定できるような国民なのか。根本的に違うだろと。国そのものが危機的な状態に陥るぞと。
彼らの理屈ってこうなんです。たとえば明治維新直後の日本は、強い中央集権的な国家を形成することに失敗したら、欧米の植民地にならざるを得ないという危機的な状態にあった。したがって、欧米の圧力をはね返すことができるくらいの、強烈な国家の統合性を維持する必要があった。その重要な柱のひとつが、まさに官僚制だったということです。
現在でもその構造は変わってないと言うわけですよ。たとえば、今アメリカからどのくらいの強い圧力があるのか、わかってるだろうと。それはアメリカのみならず、国際関係の中でどれだけ日本が強い圧力下にあるのか、わかってるだろう、お前は、と言うんですね。
いわゆる国際関係は、基本的に弱肉強食だと。その弱肉強食の中で、日本が自らの国益を守って、なおかつ国民が安定した生活を維持できるような社会機構を維持することは、大変なことなんだと。それをこの国の国民に預けて、それができると思うか?と聞くわけです。それで、「思う」という人間がいるとしたら、よほど現状を認識してないと。
西塚 それはよくわかります。国民にまかせてどうすんだ!ということを言う知識人はいますね。でも、同時に指導者たるものですね、それなりに優秀なのかもしれませんけども、国民をいろんな意味でですね、リテラシーを高めたりとか、そういうことも含めて何かやってるのかというと、やってないですね。要するに、個を強める、あるいは自立するという方向で、国の政策なり、教育も含めて、やってるのかということです。
それをやらないのは、既存のものの上にあぐらをかいてるのか、欧米からの何かしらの圧力があってそれができないのか、僕はわからないけども、そこは官僚も国民も、同時に見ないといけないのではないかと思います。
でも、そういったことをおいといて、われわれが決めたほうが早いし、トップダウンの形で自分たちが主導していったほうが、結局は国民のためになるんだというふうに、本気で思ってるのかもしれないんだけども、だとしたら日本は延々と変わらないということになるじゃないですか。
ヤス いや、そうです。延々と変わらないのが、この国の国益だと思ってるということですよ。
西塚 そういうことですね。ということは、たとえば属国でいいということですね。世界情勢に支配されて、以前にも話が出ましたが、今はアメリカが強くて日米同盟もありますから、ある種アメリカの属国のようになってますが、アメリカの力が落ちていった場合、たとえば中国の覇権が大きくなってきたときに、そこでまた安保条約を中国と結んで、またなびいていくということも含めて、そういうおもねるということしかできないということです。今の官僚にまかせた場合は。どこの強いところにつくかという。それを延々とやっていくということが、日本にとってはいいことだと。
ヤス だから、いいか悪いかという倫理観で考えてないんですね。彼らは属国だとは思ってないんですよ。いわゆる日本人の国民生活の安定と安寧と、それなりの経済成長と、そして日本が戦争に巻き込まれないで、安定してサバイバルして存続できるということね。そういう体制を確保してきたのはわれわれだし、日本にとって何が一番有利だったかというと、日米同盟を強化することだった。
アメリカの核の傘、軍事力の傘の中に入ることによって、アメリカにもおいしいものを十分に与えると。しかしながら、アメリカの核の傘に入ることによって、われわれは十分、日本国家としてね、国益を得てきたんだと。その体制をいかに今後、永続化するかが一番重要なんだという考えですね。
そうすると、それに対するアンチテーゼを作るのが、かなり難しいということです。難しいってどういうことかというと、官僚が納得する。なるほど、こういうことであるなら、むしろ国民主権のほうが国益の維持に有利であるとはっきり納得できるようなモデルがあればね、いろんな官僚が場合によってはなびくかもしれない。
西塚 それは未来で、歴史からひもとくしかないかもしれません。何か目に見えてますね、提案しても、それは現実的ではないとか言われて、現状維持の延長で改革していく。微調整しかできないんじゃないのかなあ。
ヤス 言ってみれば、ちょっと落とし穴があって、官僚が自分たちの既得権益を維持したいという欲望に基づいてやってると見た場合ね、どういう議論になるかというと、既得権益を維持するとんでもないヤツらだ、打破せねばならない!というような議論になってくるわけです。でも、欲望で動いてないってことなんですよ。
西塚 僕は20代から出版関係の会社で働いてますけども、そうでもないんですね。僕は高級官僚は知らないですが、公務に就く人たちで、本当にそういう人たちがいるんですよ。自分の損得勘定、自分の仕事の範囲、守備範囲外で脅かされたくないとか、ちょっとみやげ物を持ってこいとかですね、本当にそういうつまらないところで生きてる人たちがいてですね、僕は、ああ、こういう人たちの連なりというか、こういう人たちの集りなんだなという認識しかないわけです。もちろん、そうじゃない人もいます。そういう人を諌める人もいることはいた。
ヤス いやいや、末端にいくとそうです、本当に。ただ、上は違う。
西塚 上は違うのか…
ヤス それだけでは動けないんですよ。われわれがいないと日本国がバラバラになるから、やっぱり官僚の統制はずっと維持せねばならない。それは彼らの理屈です。その理屈の背後にあるものは、その理屈を利用しながら自分たちの既得権益を最大化することですね。その最大化はまさに自分の欲望の満足なんですけども、だから基本的には自分の欲望の満足に結びついてはいる。
西塚 そこなんです、僕が一番気になるのは。第二次世界大戦でも何でもですね、やっぱり官僚のそういった、ひょっとしたらみんなが普通に持ってる感情と結びついて、ただ単に権力を持ってるから、あと声がでかいとか、気が強いとかといったくらいの差で、実は国民全部を戦争に突入させてしまうという力を持つことが、僕は恐ろしいんですね。
ヤス ここで重要なのは、だからと言って、その欲望はあるんだけどもね、ただその欲望のみならずなんです。感情的な現在の日本の社会認識があって、その官僚の日本社会に対する認識が、日本国民によっても受け入れられている。通用しているということなんですよ。
西塚 そこですね。それをゼランドだと「振り子」と呼ぶんです。自分たちでは意識してないんだけども、構造体ができてしまう。そこにみんな従わざるを得ないような構造ができちゃう。それは崩さなければいけない。そうじゃないと、いろいろな正当性がそこから生まれてくるし、みんなそれで動かされてしまう。これはもう止められないんですね。止められるのは、やっぱり個人しかないんですよ。
ヤス そうですね。
共依存関係の官僚と国民
西塚 イチ抜けた!というヤツが出れば、それから何人も出れば、そんなものはなくなっちゃうんです。そのために、今“個”ということで、何回もこの対談のテーマでも出てきてると思うんですけども、そうなると今おっしゃったように、官僚がいくら本気でそう思ってるとしても、それはいわゆる自分の個ではないわけです。
その構造体、延々と引き継いできて、脈々と培ってきて、でき上がってきたその構造体にしか動かされていない、ということに気づいてないということなんですね。
僕はそれを突き崩すのは、ひょっとしたら民間、民間でなくてもいいんだけども、あるバカでもいいけど、個の力であって、初めてそこに気がついた個にしか、僕はそこは崩せないと思うわけです。
ヤス いや、おっしゃるとおりなんですけど、今の日本人の多くは、官僚なしで日本が国として統合する、日本が国としてまとまるということは、おそらく不可能であると思っているだろうと。ということは、官僚と同じような認識を、多くの日本国民はヘタしたら共有してると思う。
しかしながら、日本国家は官僚なしで統合することができないということを言いわけにしながら、既得権益をそれと結びつけて食んでる体制は許せないと。だから日本国民は何を一番求めるかというと、いわゆる清廉潔白な官僚なんです。
既得権益を食むことなくね、国家を統合して、国益を実現できるようにまとめ上げる。本当にそれだけをやってくれるような、清廉潔白な官僚を望むんだと言うわけです。でも、それはある意味で無理なわけですよ。
西塚 無理と言いますか、それは信仰ですね。神様信仰と同じですよ。
ヤス もともとその土台にあるメンタリティーな何かというと、永遠にオレたちの面倒を見てくれよということです。
西塚 いわゆる依存ですよね。
ヤス 依存です。
西塚 アンタらはオレたちの面倒を見てくれればいいし、ズルいこともするなよという、それだけですよ。
ヤス そうそう。それだけです。
西塚 だから田中角栄はやられちゃうし、どれだけ田中角栄が日本国民に貢献したかはおいといたとしても。
ヤス 今でも、ずっと明治以来そのメンタリティーは続いてるということです。それが根本的にどこかで変化しない限りは、日本の国民主権を本当に実行するような段階には到達しないでしょうね。
西塚 そうするとインフラから変えるしかなくて、僕もヒーヒー言ってますけどね、サラリーマン根性が染みついちゃってるので。だから、みんなが要するにサラリーッマンを辞めて、起業すればいいということになりますね、ひとつは。みんなが食えれば別にそれでいいじゃないですか。オレは税金払ってるんだから、お前ちゃんとやれ!と。一億総社長ですね。
だから僕は、安倍さんが一億総活躍時代と言ったとき、いいことを言ったなあと思ったんです。あれはきっと官僚か何かわかりませんけども、誰かが言ったことなんでしょうけども。安倍さんは、ときどきフレーズとしてはいいことを言うので、期待を愚かにもするんだけども、あの人自体はいろいろ問題あるかもしれませんが(笑)、でもまあ、そういうところで声を上げるのは、ヤスさんのような人たちを含めた民間の人たちといいますか、力を持ってる人たちだと思うので、そこで僕も何とか協力できればと、ささやかながら思ってるだけなんですけども。
やはりおっしゃるように、共依存が働いている。官僚たちは、オレたちがいなければお前たちにはできないんだよと。まあ、そうなんだよね、オレたちもそれはわかってるんだけど、もうちょっとうまくやってねという、共依存関係ができていて、それがある種、かろうじて今の日本を延命させてきたという、そういう構図ですね。
ヤス そうです。
西塚 だからといって、それをドンガラガッタと革命を起こすという、みんな根性もないし、実際に傷も大きいし、リスクもでかいというところで、じゃあどうしようかということじゃないでしょうか。
だから僕はもう、今回の参院選もありますけどね、そういうところからでもちょっとずつこう、突き崩していくという…
ヤス そうですね。だから言ってみれば、安倍政権以前の政権が何をやってきたかというとね、一応憲法の建て前は国民主権になってるので、国民主権のお題目を守りながら、でも最終的には国民に主権を与えない。ギリギリのところで政府が、国家が、最終的には主権を握るといったようなことで、制度の細かなところは改変しながら、きてたわけですね。いわゆる国民主権ということを骨抜きにしてきたという歴史があるわけです。
それでもやっぱり重要になってくるのは、国家および政府といったものが国民の上に立つ場合、その正当性を証明する何かの基盤が必要になってくる。それは、われわれにまかせておけば、お前らは大丈夫なんだというもの。われわれにまかせておかざるを得ないといった根拠を、何に求めるかということだと思うんです。
今までは、経済成長だった。われわれに日本を統治させた場合、これだけの経済成長率が達成されると。これだけ生活が楽になるんだということが、非常に大きな政策の基盤になったと思うんです。それで、われわれの生活を豊かにしてくれるなら、ああいいよと。やってくれよ、面倒みてくれよ、そのかわりズルいことをやるなよといった感じだったと思うんです。
しかしながらここにきて、経済成長もなかなか実現できない。格差社会もどんどん拡大する。そうなったときに、かつて使ってた経済成長という国家・政府の存在を正当化するためのリソースが使えなくなるわけです。それで、どういうリソースがあるかといったときに、安倍政権が出してきたのが、いわゆる国家神道的なスピリチュアリズムです。
西塚 まだそれは、はっきりとは出てないですよね。
ヤス まだ出てない。
安倍政権が現代のスピリチュアリズムを取り込む!?
西塚 僕は思い返すんですが、“日本会議”なんて言葉がですね、週刊プレイボーイの電車の中吊り広告に出ていてびっくらこいたんですけども、その前からそういう話はヤスさんとしてましたが、まさか週刊プレイボーイで出てくるとは思わなかった。あのへんですね。去年、あのあたりからそういうことがどんどん表に出はじめたと思います。
でも、今のところまだ具体的なものがない。日本会議と言ったって、みんな知ってるけども、いわゆるある種の安倍政権を支えてる、神社本庁を中心とした何というか、そういう団体というか、協賛団体みたいなノリになってますが、ここにきて、さっきの冒頭の話じゃないですけど、もっと露骨な形で、特に参院選も控えてますから、出てきそうな気配もあるので、意外と今年の後半からもろに何か出てくるんじゃないでしょうか。
ヤス 出てくるでしょう。だから安倍政権では、前面化はしてないんだけども、日本的なスピリチュアリズム、いわゆるこの日本という国がね、八百万の神ではないけれども、万世一系の天皇、天皇というのは基本的に神だと。その神によって作られた神聖国家なんだと。
その神聖性というのはまさにね、ひとりひとりの国民のはるか上に立つ存在だと。そのような神聖な国家の一員として生きたければ、義務を果たせ。その義務を果たした場合にのみ、少しの権利を与えてやるという関係ですね。それがやっぱり自民党の憲法の改正の中身だと思うんです。
そうしたときに、日本国家の神聖性、スピリチュアリティを証明する何かの土台がなくちゃいけない。それが戦前は、やっぱり天皇制国家の概念、国家神道だった。だからと言って現在、国家神道みたいなものにいきなり戻れるかと言えば、戻れないわけです。なぜかというと、多くの国民はそんなものを信じてないからですね。でも、国家神道に似たというかな、そういうスピリチュアリズムに似たようなものがない限りは、国民を超えた国家というものを正当化する根拠がない。
逆に、本来の民主主義というのは、国家を形成するのは個人しかないと。社会をどんどん分解していくと個人にいく。そのような個人のネットワークと契約によって、社会や国家を作るしかないんだというほうがわかりやすいわけですね。なぜかというと、個人というのは実在してるからです。
一方ですね、国民を超えた国家とか政府を措定した場合、それは実在してないわけです、そのスピリチュアリズムの根拠という意味では。国家は実在してるかもしれないけども、国民の契約を超えて、本来の神聖な実体として国家が存在しているということを主張するためには、その神聖な実体を証明する何かの根拠がなくちゃいけない。それは何なのかというと、個人ではないわけです。それは何かの超越性になると思うんですけど、超越性というものはやっぱり証明できないわけですね。
西塚 そこですね。そこが一番難しいところで、それもひとつの同じ構図になると思うんです。ちょっと前にも話したましたね、われわれは日常生活の中の感情というものを基盤において、いろいろなことを測るんだけれども、その感情のレベルを超えた場合は、それは論理でしか測れないということをおっしゃってました。
要するに、それ以上のものは実体験できないわけです。類推であり、論理的な帰結でしかない。そのようなものでも土台はしっかりさせなければいけないんだけども、基本的にはやっぱり実体はないという世界に入っていくわけです。
今おっしゃったように、国家の正当性と言った場合にも、国はあるからわかるし、個人もあるからわかるんだけども、神聖な国家といった場合の神聖性には、確かに実体はないから、何かしらに仮託してですね、それをほのめかすしかなくなる世界になってくる。
すると、個人が自分で正しい方向にいこうとしてもですね、実体がないある種の理念の場合、国が個人を抑圧するために正しいものを持ってこようとするその理念と、ある種同じ方向に向かうわけですよ、僕に言わせれば。
同じ方向というのは、実体じゃないいもの、論理的なものに与からざるを得ないというか、頼らざるを得ないという方向にやっぱりいく。そこが曖昧になって、お互いが結びつくと、これはとんでもないことになるわけです。
個人が国と一体化してですよ、国の、それこそ八百万の神じゃないですけども、これが国体なんだ、これが神なんだといったときに、自分たちの個人の日常生活の感情を超えたものと合体した場合に、これがガッチリとしたスクラムを組んでしまったら、それは支配もしやすいだろうし、なかなかこれははずれませんね。
たぶん、それを目指してるのかもしれませんが、だからこそそこが一番、腑分けされなければいけないところであり、その論理のひとつひとつを検証しなければいけない。しつこいくらいにやらなければならないと思うんです。同じところに行き着くだけに、非常に危うさがある。
ヤス 危うさはあります。だから安倍政権を見てると、やっぱりかつての国家神道みたいなイデオロギーには戻れない。国を神聖化するための基盤としては。なぜかというと、多くの日本国民は信仰してないわけです。日本会議とか神社本庁に結集してるような人たちだけでしょう、おそらく。
そうすると、使えるリソースとして現在あるものは何かというと、スピリチュアリズムなんですね。日本のスピリチュアリズムというのは、相当なマーケットとして拡散しいてるわけです。占いとかも含めてね。そういうスピリチュアリズムの世界にも、いろんなスターもたくさんいる。予言であるとか、霊視であるとか、前世を見るんだとかね。
そのようなスターたちを全部、それこそ政権に近いところに取り込んで、現代の人間でも簡単に作り上げられるようなスピリチュアリズムを、もう一度作っていくという方向に必ずいくだろうと僕は思う。
西塚 僕もそこが一番怖いところですね。必ずかどうかは、僕はわかりませんけども、前にも言いましたが、アニメでも何でも使うと思います。ヒーローを作っちゃう。そういうところに取り込まれていく、カッコ付きのスピリチュアリスト、似非スピリチュアリストもいると思う。
お金がもらえればいいだろうし、ガンガン金も出すだろうし、じゃあと手をあげる人が出てきてもおかしくないですね。そういうシーンができちゃった場合、これはけっこうキツいかもしれない。
ヤス 今、もうはじまってると思うんです。この参院選挙、衆参同時選挙になるかもしれませんけど、それが大きなメルクマールというか、そういったタイプの人たちがどんどん出てくるかもしれない。
西塚 可能性は高いですね。それは、これまでのいわゆる泡沫候補というか、UFO党とか、幸福の科学でも何でもいいんですが、そういったものではなく、かなりシビアな形で、戦略的に矢継ぎ早に出されてくるかもしれないですね。そのへん、きっちりと見ておいたほうがいいかもしれない。
ヤス だからね、逆にいうと、スピリチュアリズムに拘泥してるような人たちは、けっこう多いわけです。たとえば、いろんなスピリチュアル系の雑誌がありますけどね、雑誌の発行数もそれなりにありますから、潜在的に何かちょっとスピリチュアリズムに興味を持つような人の数は多い。
極端に言うと、彼らをある意味で選挙の基盤として動員できないかということです。スピリチュアリズムのスター化した人たちをどんどん政権側に引っ張り込んで、政権側のスピリチュアリズム的な主張を前面に打ち出すのであれば、本当にそうなるかもしれないと。
西塚 やりかねませんね。というか、やるでしょう。だって、いつでしたっけ? ホリエモンですら、私の息子ですとか言ったヤツがいた。
ヤス いたいた(笑)。
西塚 誰でしたっけ? 自民党の幹事長でしたよね、武部(勤)か、何でも利用するわけですから。
ヤス 今回の利用というのは、ホリエモンという個人の利用ではなくて、日本国家の神聖性を担保するための土台として、現在流通しているスピリチュアリズムをとことん活用するという方向。その動きが、かなり急速にはじまるだろうなと思うんですね。それに本来のスピリチュアリズムの信奉者が、けっこう簡単に引っかかってくるという。
西塚 そう思います。僕も危ないかもしれませんよ。
ヤス 危ないね(笑)。
西塚 よっぽど自覚しておかないと、危ないものがあるかもしれません。
直感のリスク、思考の必要性
ヤス 何で危ないかというと、だいたいスピリチュアリズムの人たちは、ほとんど直感で動く人なんですね。理屈ではないんですよ。自分が感性的に響くようなメッセージを出すような、そういうスピリチュアリズムのリーダーがパッと目の前にいたときに、昨日まで思っていたのと全部別な結論でバーンといっちゃうんですね。
西塚 それはありますね。だから両方ですね。その両方を見なくてはいけない。その真ん中をいくといいますか、それが必要な態度であって、理屈ばかりでもダメだし、そこなんですね。僕の場合は、両極端にいく自覚があるので…。
ヤス 直感のほうに流されると理屈が自分を救うしね、理屈の中で抜けられなくなったら、直感が自分を救う。これから、日本でかなり危ういスピリチュアリズムが台頭してくる。そうしたスピリチュアリズムを新たなリソースとして使って、基本的に新たな国家神道を再構築できるようなところまでいくかもしれない。
でも、いったとしても、これはある意味、救いかどうか危ういところなんですが、それはアメリカが許さないです。
西塚 ああ、そうですか。
ヤス そこまでの右傾化は許さない。現在のワシントン・ポストの社説であるとかね、やっぱりアメリカのほうから相当、安倍政権というのは疑いを持って見られてる。信頼されてないですね。極端に右傾化するのではないかと、ある意味で警戒されてる政権です。
西塚 さきほどの冒頭のデイビッド・ケイという特別報道者がきたということも、あちこち行けたはずなのに、わざわざ日本にきたということは、それは警告もあるんでしょうね。
ヤス 警告もあります。現在のオバマ政権が、行ってこいとまではっきり言ったかどうかはわからないけども、それを阻止しなかったわけです。それはGOサインだということですね。だから言ってみれば、そう簡単にいわゆる国家神道に代わるようなスピリチュアリズムを前面に出してね、これが日本国家だと言うような自由は、許されてないということです。おそらくね。
ただ、それをちょっと押し出すことによってね、自衛隊を米軍に一体化できたり、アメリカの国益を充足するための材料として利用できるのであれば、ちょっとは許すという程度ですね。そういう方向だと思う。
ただ危ういのは、日本国民のメンタリティーの変化ですね。それもスピリチュアリズムというものがついてくると、何となくそれもそうかなと思って、何の論理的な思考もなく、ある程度までいくといきなりボーンといきますからね、日本は。
西塚 またそれも、そのスピリチュアルな、たとえばUFOとかエイリアンとか言っても、信じない日本人はいっぱいいると思うんです。僕はそれだけに実は怖くてですね、僕のように小さいころからスピリチュアリズムに興味のある人間はともかく、あるいはもうちょっとヘビーなビリーバーもともかくですね、まったくそんなものはハナからないと思ってる人たちが、何かのきっかけでそっちにいったときに、検証がきかないわけですよ、僕に言わせると。もう180度変わって、信仰になっちゃうわけですね。
だったらまだですね、最近知ったというか、アメリカのあの裾野の広さのほうが信頼できます。もう有象無象、インチキから本格的なリサーチャーまで、あれだけ膨大なマーケットもある中で、ある種鍛えられてるアメリカのほうがまだ信頼できるのかもしれない。
もちろん日本の2倍以上の国民がいるし、テキサスとかミシシッピーの一角とか片田舎で、それこそかたくなにカルトなキリスト教を信じる人も僕も怖いですけども、いわゆる普通の都市部の人たちというのは、それなりに情報を精査できるというか、日本人に比べれば、まだそういう力があるんじゃないかと思いたくなるくらい、あの情報量やバリエーションの多さというのは、ある種の救いだと思います。
ヤス そうそう。だからやっぱり、われわれは直感とか感情というのは信じないほうがいいんですよ。基本的には。なぜかというと、一気に流されますから。本当に。だから、できるだけ理屈で、思考というようなフィルターを絶対にとおるべきです。
それは、理屈は絶対じゃないですよ、理性は全然絶対ではない。絶対ではないんだけども、直感で流されるというか、感情的に流されるよりはマシな部分があるので。
西塚 一歩引くとか、いきなり食いつかないとか、ちょっと一日考えるとかでもいいですけど、そういうことですね。客観視するという。
ヤス そうです。これからですね、参議院選挙をひとつの起点としながら、安倍政権のスピリチュアリズムの思い入れというのは、どんどんこれから激しくなってくると思う。だから、それに対する抵抗線というもの、それに対してわれわれが心情的に、直感的に流されないようにするということがすごく大事です。
西塚 そうですね。やっぱり去年の安保法案の際の、ヒゲの隊長のビデオの、あのアカリちゃんですね。あのユーモア、諧謔というもの。あれは余裕がないとできないことで、あれくらいのスタンスというんですかね。
ヤス そうなんです。
西塚 今日は本当に、例のUFO情報を含めたディスクロージャーの話もお聞きしたかったのですが、それはヤスさんのメルマガでも、次回ですね、出される予定だと聞いてますし、また残りは次回やりたいと思います。今日はギャラリーもいまして、ちょっと早めですけども、このへんで〆て、また飲みたいと思います(笑)。
今日はありがとうごさいます。お疲れ様でした。
ヤス いえいえ、このへんで。どうもどうも。
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
田辺鶴瑛
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筆者がコンサルティングにかかわっている会社が子供用の国語音声教材の提供を始めた。子供用だが、実によい名作がmp3の音声ファイルで聴くことができる。大人の心の琴線に触れる作品がとても多い。よいサイトだと思う。よかったらどうぞ!
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投稿に関しては以下の方針に従い、どうしても必要な場合以外は削除しないことにしておりますが、他者の人格を傷つける不適切な表現がある場合は例外とし、予告無しに削除し、投稿禁止にする場合もあります。
意味産出の現場としてのBBSやブログ
また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。
酔っぱらいオヤジの「Spiritual Meeting」第42回
ウエブボット最新版第2回の配信
ウエブボット最新版第2回目が完成しました!対談相手の編集者、西塚さんの会社、「五目舎」から配信される「五目通信」に掲載されております。一部、2000円だそうです。ご希望の方は「五目通信希望」のタイトルで以下のメルアドからお申し込みください。
お申し込みアドレス
info@gomokusha.co.jp
五目舎
http://gomokusha.co.jp/
次回の有料メルマガの予告
安倍政権の背後ぬ戦前に似た天皇制国家の復活を模索する巨大な政治集団「日本会議」が存在していることは広く知られるようになった。そこで今回は、さらにその向こう側で進行している日本人のスピリチュアリズムの本質的な変化とその危険性について突っ込んで解説する。5月6日、金曜日の午前0時10分に配信する。
4月30日に行われた「第25回ヤスの勉強会」の様子です。
「ヤスの勉強会」第26回のご案内
「ヤスの勉強会」の第26回を開催します。「パナマ文書」の公開を起点として、世界経済の流れが根本的に変化してきました。米国覇権とドル基軸通貨体制の強化と延命の方向です。この変化にしたがい、これまでの予測をかなり変更する必要性が出てきました。これを詳しく解説します。
【主な内容】
・アメリカによるBRICs潰し
・強化される米国覇権とドル基軸通貨体制
・「抑圧されたもの」を再度抑圧する動き
・混乱の中心はアメリカ国内へ移動
・出現しつつある自我を越えた意識の在り方
・徐々に敵対するロシアとイスラエル
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:5月28日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)
いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
info@yasunoeigo.com
高松の講演会
以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!毎回ディープな講演会をしています!
日時 平成28年5月27日(金)18:30受付 19:00~22:00前後まで
場所 高松生涯学習センター
会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします。
〒760-0040 高松市片原町11番地1
電話:087-811-6222 FAX:087-821-8022
会費 ¥5000/人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・覇権強化に向かうアメリカと世界経済
・相場の暴落はない?
・中国の現状と今後
・ロシアの向かう方向性
・挫折しつつあるTPP
新しい本
新刊本が出ます。面白い本になったと思います。よろしかったらどうぞ!
「資本主義2.0」と「イミーバ」で見た衝撃の未来
世界の政治・経済はこれからこう動く
著者:高島 康司
amazonで注文

今回もいつものペース更新ができた。いつも記事を読んでくださっている方々に感謝する。
今回の記事
今回はいつもの対談の第42回である。興味深い内容だと思う。
記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。
音声ファイル
ツイッターに書き込むことにしました。よろしかったらフォローをどうぞ。日々情報を発信します。
https://twitter.com/ytaka2013/
船井幸雄.comに筆者のページが出来ました。月一回のペースで更新します。ぜひご覧ください!
船井幸雄.com
ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
むちゃくちゃうまい醤油!
筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。
金両醤油
酔っ払いオヤジのspiritual meeting 第42回

西塚 みなさん、こんにちは。『酔っぱらいオヤジのSpiritual Meeting』の第42回です。今回もヤスさんにおいでいただきました。よろしくお願いします。カンパーイ!
ヤス こちらこそ、どうも。カンパーイ!
西塚 熊本が、大変なことになりました…
ヤス ちょうど5日前に、僕は複数の有料地震予報サービスに加入しているのですが、そのうちのひとつメールがきて、南海トラフの海底に異常な周波数が検知されたと言うんです。
熊本地震発生!!
西塚 僕も、これはあるサイキックから聞いた話ですが、今一番気になってるのは、南海トラフだと言ってました。
ヤス それで、そのへんな周波数は、南海トラフから日向灘までにかけての領域だと言うんですね。だから注意しろと。それから5日後に、熊本地震が起こった。それから、今度は人工地震を相当にディープに研究している友人からメールがきて、今度は九州にある自衛隊の基地に関するものだった。九州には自衛隊の基地がこんなにあるんだと。
ちょっと僕も聞いてみたんですね。ちょうど地球号が南海トラフ上にあるので、これと関係があるのかと聞いたら、それはまだわからない。もし自然な地震であったら、これは2カ月かけて本震にいくかもしれないと。ただ人工地震だったら、いつ起こってもおかしくないと。
さらに、有料地震予報サービスからメールがきて、昨日の深夜にですね、駿河湾の南方で小さな地震があったんですが、この震源には注意しろと。
西塚 東海ですか? すると。
ヤス 東海。
西塚 連続する可能性もありますね。終戦前後に起きた地震みたいに。
ヤス そうですね。だから3地震連動型。東海、南海、東南海、それから関東。
西塚 関東にくるかなあ…
ヤス わからない。こないとしても、東海、南海、東南海、その可能性はあるかもしれない。あと、この地震はP波が検出されてない、これは人工地震なのではないかと、Facebookとかいろいろなところで騒がれてます。ちょっと考えにくいなと思いますが。
西塚 もし、そうなると誰が仕掛けたんだろう。
ヤス タイミングから見ると、無理なこじつけに聞こえるかもしれませんが、安倍首相がロシアを非公式に訪問することを公けにしたんですね。
西塚 ああ、なるほど。
ヤス オバマ大統領のほうからも、やめてくれと。どうしても行かざるを得ないのなら、せめて伊勢志摩サミットが終わってからにしろと、さんざん言われたんだけど、言うことを聞かない。
西塚 それか…
ヤス 今のところ安倍は、ロシアの非公式訪問を撤回していない。
西塚 ヤスさんは、今日は講演会の帰りですね。そのことは、今日の講演会でも話されたのですか?
ヤス それを言おうかなと思って、主催した出版社の社長に、こういうトンデモ系の話ですが話してもいいですか?と聞いたら、ぜひ話して下さいとのことなので、話しました。阿蘇山が噴火して、5分後に講演会がはじまったということもあったので。
僕が見ている有料配信の緊急予報だと、阿蘇山とともに大分県の九重山が噴火する可能性があると。もし噴火しなかった場合は、今はじまってるのは南海トラフ地震の前段階。それは日向灘方向からいくのではないかと。
西塚 まあ、南海トラフが危ないというのは、みんなが言ってることですが…(高島氏が提示した熊本地震の地震波の資料を見て)P波がないというのは、かんべんしてほしいですね。
ヤス これはK‐NET(国立研究開発法人防災科学技術研究所が運用する強震観測網)による公式データらしいんですけど。
西塚 いずれにしろ、ちょっとタイミングがよすぎますね。
ヤス 今回の安倍のロシアの非公式訪問は、アメリカからさんざん恫喝を食らってたんです。メルマガにも書きましたけどね。それをずっと安倍は無視し続けてた。
西塚 確かにアメリカにしても、それは余計なお世話だし、余計なことを言うなという感じはしますけどね。
ヤス そうなんですけどね(笑)。
西塚 でも、同時に何と言いますか、政治家なんだから、もっとちゃんと交渉しろよと。子どもみたいに意固地になっても、結局国民に被害が出ることになりかねない。
ヤス 今回、次の衆参同時選挙、まあ参院選だけかもしれないけど、次の選挙がどうなるか調査結果が出ましたね。自民党が40議席減で過半数割れ。
西塚 僕もそう思います。惨敗するんじゃないですか。韓国を見てもそうですし。
ヤス 若い人間、僕はネトウヨの人をアテにしてたんじゃないかと思いますが、18歳まで投票年齢を引き下げたことは、これはまったく逆効果なのではないかと思いますね。
自分をさらけ出すタレントたち
西塚 読み違えてるかもしれません。話は変わりますが、この間、ヤスさんから教えてもらったので、『Dark Journalist』を見たんです。そうしたら、リンダ・モールトン・ハウにしても誰にしても、サイトを主宰する自分の立場をちゃんと堅持しながら、もともとよっぽどヘンなのはハナから呼ばないわけですが、彼らがもたらす情報をこれはどういうことなのかと検証していく。あのスタイルはいいと思いました。
ヤス いいですよね。
西塚 根ほり葉ほりいろいろ質問して、その反応を含めてみんなに見てもらうという手法。
ヤス 判断は視聴者にまかせるということですね。
西塚 主宰するほうにも判断があって、これはこういうことなのではないかという。ただ、少なくともゲストに関しては、取捨選択ではないですが、選ばなければいけないでしょう。
ヤス アメリカのそういうゲストを見てると、やっぱり重要になってくるのは客観的な事実。ゲストの主張するエビデンスとなるような、客観的な事象があるかどうかというところに、ある意味でこだわる。リンダ・モールトン・ハウもそうだし、他のゲストもそうです。
このような事象があって、このような根拠があるから、私はこのように解釈するという感じですね。だから日本との大きな違いは、日本の場合は思い込みですよ。神の声とか、上からきたとかね。そういうものがだいたい中心にあるので、そうするとやっぱりビリーバーたちの閉じる共同体化の方向にいく。
たとえば、キャサリン・オ-スティン・フィッツにしても、日本で言えば、国土庁の副長官くらいの人ですよ。
西塚 ちょっと前の扇千景みたいなものですね(笑)。ずいぶん前か。
ヤス そうそう(笑)。そういう人物が、現実で何が起こってるかを暴露すると言って、出てきてるわけで。
西塚 僕は思うんですが、リンダさんにしてもキャサリンさんにしても、あるいは亡くなったビル・クーパーですね、ウィリアム・クーパーさんにしても、どうせ人間はいずれ死んだり、いろいろあるので、自分が得た事実は事実として隠しておけないというような、人類のために言うべきだというですね、使命感に駆られてるように感じるんです。それは傾聴に値するというか、何かしら胸を打つものがありますね。
それは文学的、芸術的という意味ではなくてですね、真実が持ってるある種のインパクトというんですか、そういうものを感じる。ただ、これは検証ができないものも多いので難しいんですが、でも、そういうものを感じることは共通してるんです。
ヤス そういう人たち、キャサリン・オースティン・フィッツもリンダ・モールトン・ハウも、スティーブン・グリアもそうですけど、そういう人たちが立って言い出すとですね、やっぱり内部から、隠蔽する側の人たちの内部告発者たちがバーッと集まってくるんです。彼らの口をとおして、いろいろな事実を公表してもらうという形になってくる。
西塚 そこですね。そういう人たちがワッと立って、自分が矢面に立つ覚悟で出ると、似たような人たちがおっしゃるように出てくる。違う言い方をすれば、この対談でよくテーマになる“渦”みたいなものですね。ひとつ渦ができると、またそういうものが出てくる。
その話につながるかもしれませんが、たとえば前から思ってたんですが、タレントっているじゃないですか? いわゆる普通のお笑いとか、いろんな人がいますね。質が下がった、どうのこうのと言われますが、僕も一応、芸能関係の記事にも関わらせてもらってるので、最近のこともわりとよく知ってるのですが、タレントは才能というくらいで、見てるとですね、やっぱり自分を解放した人たちなんですね、ある種。
ヤス なるほど。
西塚 要するに自分をさらけ出して、たとえば芸人だったら下半身スッポンポンになるくらいな、たけしにしてもそうですよ。(立川)談志にしてもそうだったけど、とにかく裸になれる人なんです。恥部も全部見せられるという。愛人のことも含めてですね、たけしなんかそうでしたけど、実際に大事故に遭ってですね、細川ふみえのことでスキャンダルになって、みんなに叩かれたりもするけれども、でもああして、何と言うか、ある意味、体を張っているという人たちなんですね。
だから、そこで成功していく人たちというのは、やっぱり自分に忠実だったと僕は思うんです。ああ、たけしも終わったなとか、あるいはこのタレントはダメだよと、どうのこうのと言う視聴者は外野であって、言ってみれば2chみたいなものです。野次馬で、後ろから石を投げるタイプという。
そういう構図がテレビにもあるなという気がする。最近になって、たとえば壇蜜という、ヤスさんはご存じないと思いますが…
ヤス ああ、知ってる。壇蜜は知ってる。
西塚 壇蜜だけは知ってるみたいな(笑)。いえ、まあ、彼女はNHKにけっこう出ていて、『高校講座』の「保険体育」という番組でNHKの第2ラジオに出てるんですね。今ちょっと話題になってるんですが、それは性の問題から薬物の問題までやる。あの人もけっこうエロいビデオとかグラビアとか、さんざん前から出ていて、いろいろもてはやされてるんですが、本人はわりと知的な人で、ちなみに英語教師の免状も持っている。
だから、ここにきてテレビのタレントたちが、ある意味社会の鏡みたいになっていてですね、自分たちがどんなにバカにされようが、ものすごくあがいていようが、それをさらけ出して、それこそテレビで全国に映し出されるわけです。それでも、自分を出していく。むしろ自分を出していく流れが、さらに強化されてる気がするんですね。
だから、これからサラリーマンの人たち、僕もサラリーマンだったからわかるんだけども、やっぱり同じ会社に勤めるにしても何にしても、自分は何をやりたいのか、自分は何に向いてるのかということをいろいろとこう、内省したり、追求していくという方向に、ガーッと変わっていっているという気がしてしょうがないんです。それは、さきほどのテレビの芸人たちやタレントたちの姿と、何か合わせ鏡のようになっている。
そのときに、何かの指針とか、ある種の助けになるようなものというのが必要になってきて、それは今まで言ってきたような、いわゆる“お花畑系”のスピリチュアリズムではないことは間違いない。そうではなく、たとえばビリー・マイヤーでもいいですが、そういうことに関して、本気で追求してる人たちが海外にはたくさんいますから、どんどん紹介していきたいと思うんですね。
だから今、実はけっこういい流れだと、僕は個人的には思っています。そのかわり、いろんなノイズも入りやすい。商売上のことも含めて、やろうとしてることは誤解も生みやすいので、ちょっとやっても、お前、それ商売でやってるだろうとか、適当にやってると言われそうなところもあるんだけども、僕は怯まずにやっていこうと思いましたね(笑)。そういうことをものすごく感じる、最近。
ヤス おそらく、僕も同じ感覚を持ってるんですけど、ちょっと今、西塚さんが話したことを僕なりに敷衍すると、こんなことだと思うんですね。
たとえば今、20年くらい前まであった終身雇用制はもうない。年功序列もない。ひとりひとりの社員のパフォーマンスが求められるようなシステムに、民間企業でもどんどん移行している。公務員もそういったシステムに徐々に移行しつつあるという流れなんです。
西塚 公務員もですか?
自己のコンテンツ化の時代
ヤス 公務員もですね。やはりパフォーマンスを問われる。この流れは何かというと、市場原理の導入ですね。市場原理というのは、効率性のあるものが生き残る。価格が安くて、効率がよくて、質が高いものが生き残るわけだし、そういう市場原理に基づく競争原理が、いろんなシステムの中に導入されてくるということです。
そうするとですね、市場原理で勝つためのロジックはふたつしかない。ひとつは価格で勝つということですね。価格って量じゃないですか? 同じクオリティのものでも、こちらのほうが安いというね。その価格競争に勝つか、またはいわゆる質の差別化に成功するかなんです。
その質の差別化は、個人のレベルでいうと個性の商品化です。同じ複製品は存在しないので、自分を全部さらけ出す術を知ってれば知ってるほど、それがある意味でかけがえのない商品になるということですね。
西塚 そうですね。いずれは人間ひとりひとりがコンテンツ化するしかない。そのコンテンツ化する方法、その道が自己実現ということだと思います。そして、自己実現自体が市場として機能していく時代に入ったということですね。
ヤス 坂東玉三郎がいるじゃないですか? 彼がだいぶ前のインタビューでおもしろいことを言ってたんです。何かというと、「あの人ね、演技するからダメなのよ」と。
西塚 ああ…
ヤス え? 演技しないんですか?と聞くと、「そうよ、演技したら全部台無しになる」と。「自分を全部さらけ出さないとダメなのよ」と言うんです。
西塚 あ、(玉三郎の口調に)似てますね(笑)。でも本質ですよね、それは。
ヤス そう。だから、演技をすると臭みが出ると言うんですけどね。
西塚 真似ですからね。
ヤス 今後、どんどん市場原理が導入されるにしたがってね、個人がいかにコンテンツ化するか。個人がコンテンツ化して、それを商品化するような状態になってくる。自分が、いかに自分自身の持っているかけがえのない個性に目覚めるかということね。そういう意味での“目覚め”“覚醒”というのは、ものすごく重要になってくると思いますよ。
西塚 ここにきて、ヤスさんとも40回を超えるお話をさせていただいてますけども、自己実現、核以上のものが自分の内部に偉大な個としてあるということ。それが現実を創っていくのだから、そういう個が互いにネットワークを創りながら、新しい現実をどう創出していくのか。
そのデザイニングの段階まで、まだいってないくらいですからね。まず、そこに気づかなくてはならない。そういうお話だったかと思いますが、それが今ですね、いろいろなところで出てきてるなという気がします。特に今年に入ってから強くしますね。
ヤス なるほど。
西塚 今回の九州のことに関しても、何と言うか、いろんな意味で気づき、スピ系で言う気づきでもいいんですが、やっぱりちょっとガツンとやられてる感じがあります。僕はですね、いいかげんなことは言えないんだけども、東南海にはまだいかないと思うんです。これはスピ系がかった勘と言われてもしょうがないですが…
ヤス いや、勘であってもいいですよ。
西塚 まだ、いかないという気がします。今後しだいということはありますが…前々回ですね、ヤスさんがおもしろいことをおっしゃっていて、要するに、個を超えたもの側と個側という意味で言うと、最終的には個側の流れだろうとおっしゃってましたが、まだ今はどちらかわからないともおっしゃった。
まったくそのとおりで、でも今くらいからちょっと分かれていく、分かれていくというかですね、どちらかに決まっていくんでしょうけれども、本当にそのボーダーにいるような気がします。
ヤス 確かにそうだと思う。
西塚 スピ系の話になっちゃうと、よく昔あったじゃないですか? アセンションをして人間はふたつに分かれていくとか。あれはちょっと違うと思うんですけども、真っぷたつに分かれていくというのは、ある種の選民思想にもつながるし、排除にもつながる。そうじゃなくて、やっぱり個にその選択が迫られてるんだと思います。お前はじゃあ、どっちの方向でこれからやってくのか?くらいのものですよ。
ヤス そうですね。だからもっと言うと、語弊があるかもしれないけど、いわゆるアセンションってないんですよ。
西塚 そうそう。
ヤス それはやっぱりね、スピ系の作り出した一時の文化であって、それはないです。あり得ない。
西塚 そうですね。
ヤス 何か地球の周波数が変わったから、自然とわれわれがアセンションするんだとか、それはない。そういうものではない。言ってみれば、自分がどう生きるか、自己のあり方を決めるのは自分なんですよ。
西塚 そうですね。極端に言えば、周波数はお前が変えろということですね。
“量”か“質”か
ヤス そうそう。どのような自己を目指すのか。または、どのような自己を目指すのかと言ったときに、選択肢がいくつかあるんだけど、その選択肢は歴史的な時代の条件によって、ある意味で限定されてきたりします。
そうすると、ちょっと極端な言い方をすると、19世紀の半ばくらい、それこそ資本主義の勃興期ですよ。農村がどんどん荒廃していくわけですね。農村の中で半ば自給自足的な暮らしをしていた自営農、小作農でもいいんですが、そのような半自給自足的な安定した農村社会がどんどん壊れていく。
何で壊れていくかというと、都市を中心とした工業の勃興ですね。工業というのは膨大な量の労働者を必要とする。また、地主そのものが資本家になったりする。そうすると、今まで土地を貸していた小作農から土地を取り上げる。または自作農の土地を安く買い叩いて、自作農を追い出していく。
その自分が獲得した大きな敷地の中に工場とか作るわけです。そのような社会的な過程がものすごく急速に進んでいく。農村の分解という過程ですね。
そうすると当時の農民というのは、今のわれわれの話で言えば、どのような自己を目指すのかと言ったときには、たとえば都市に出ていって労働者になるのか、それとも資本主義的な経営をした大きな農業会社の労働者になるのか、それとも自ら資本家になるのかという選択肢があって、どこを目指すのかというのは歴史的に決まってくるわけです。
安定した村社会の中で、それこそ農村共同体の中でね、安定して生きるという道そのものがもはやないという状態なんです。ある意味でそれと同じような状態です、今。だから20年前くらいの終身雇用制、年功序列の安定した会社の村社会の中で生きるという選択肢だけはないという。
市場原理の導入によって、あなたは量で競う人間になるのか。量で競うということは、あなた自身の労働力の価値を安くするということです。いわゆる労働力市場の中に入っていって、私を買ってください、これだけ安いですからと。これだけ効率的な仕事をするという売り出し方をして、自分はサバイブしようと思うのか。そうではなく、自分の個性というものを商品化してサバイブしようとするのかですね。
西塚 いわゆるフリーになる人たちというのは、ずっと前からいたわけで、バブル以降はですね、やっぱり量でいったんですよ、みんな。僕はサラリーマンを2、3年前までやっていたから、むしろフリーを使うほうだったんですけども、やっぱり原稿料が1万円よりは8000円のほうがいい、7000円のほうがいいと、会社的にはコストの面でそっちのほうがいいんですね。
僕はそれを決める立場にあったわけですが、やっぱり書いてほしい内容があるわけです。そうすると、いくら高かろうが、この人しか書けないと思ったら、やっぱり頼むわけですよ。でも効率からいうと、限られたコストの中で、やっぱり安いほうがいいという判断になって、そっちをとる編集長なり、あるいは上もいるわけですね。
でも、でき上がったものはどうなのか。どうやって売るのかということも含めてですね、いろんなメカニズムが働くわけですが、僕は普通に考えて、この人に書いてほしいし、なぜならそのテーマが一番この人に合ってると判断した場合に、基本的には事前に計算されたコストは関係ないと思うんです。
だから、今おっしゃったような意味で言えば、それがその人の価値なわけであって、これからはどんどんそれが求められるということですね。
ヤス そうです。だから、それをやるためには、どんどん自分を開いていかなければならない。裸にならなければならないということなんですよ。
西塚 本当にそうだと思いますね。たとえば、そういうことでも、何年も前からわかってたよという人もいるだろうし、僕もそういう感じがありました。でも、ここにきて、世の中がもう、いよいよ本当にそういうふうになってきたという。
だいたい、僕も出版関係にいるからわかるんですけど、ああ、これが売れるぞ、これだぞと思っても、売れないんですね。早すぎてもダメなんです。マスには届かないという。だから、そういう場合はすごく高い値段をつけて、わかる人にしか売らないという手法もあるんですけども、そういった意味では、今いよいよ、そうですね、2010年前後からですね、特にヤスさんみたいな方たちが、ブログなどでガンガン書かれてたようなことが、世の中でいよいよ大きなうねりとして立ち上がってきてるという気がしますね。
“個”を確立した者同士のネットワーク
ヤス だから言ってみれば、個の押し出しに成功した者というのかな、個の差別化に成功した者同士のネットワークというのがあって、その中で需要が生まれるわけです。だから、その人間にしかできないものに特化していくとですね、それなりにちゃんと食えるわけです。
西塚 それは本当におもしろいご指摘だと思います。昔は、それこそバブルがはじける前、高度経済成長以降ずっとだいたい社長同士だった。中小企業の社長たち、みんなそれなりに功成り、名は遂げてないかもしれないけど、それぞれ成功して、お金には問題がないような、一国一城の主の社長たち。大企業はちょっと違うかもしれませんが、彼らのネットワークがあった。
それと同じような形で、本当に個を確立してる人、あるいは確立しつつある人たちのネットワークという、ちょっと違うバージョンに入ってる気がしますね。
ヤス いや、おっしゃるとおりで、社長たちのネットワークは今でもあってね、僕もコンサルタントという立場で雇われてる企業もあるので、その集まりにときどきいくと、何がおもしろいか、何がやりたいかの話です、ずっとね。
いずれにしろ、ひとりひとりが個人事業主となって、自分自身を商品化していく。商品化することによって成り立つ、言い方は語弊があるかもしれませんが、個性を消費しながら続いていくというタイプの資本主義。
西塚 そうですね。それが自分のコンテンツ化という。平たく言えばそういうことだと思います。違った言い方をすれば、自己の実現化でもいいですし。
ヤス たとえば農業なんてね、僕はある意味で先端的な部分だと思う。今、スーパーにいくと、名前を書いて私が作りましたという野菜がたくさんあるじゃないですか。その中でね、おいしい野菜、こいつの作った野菜は好きだというファンが出れば、その人の野菜を買い続けると思うんですね。ずっとね。
たとえば農家と直接契約して、好きな農家からね、その人の作った野菜を仕入れるといったネットワークもどんどん出てきてると。それは農家としての個性化ですよ。
西塚 その場合ヤスさん、どうですかね、たとえばカルトでも何でも同じ構図だと思うんですけど、あ、この人だと思っていく。そういう人が増えれば、つまり信奉者が増えれば、それなりのネットワークが作られるじゃないですか。その個々のネットワークの中身とか、いわゆる質というと、あまりいい言葉じゃないかもしれませんけども、それに関しては何かありますか?
ヤス だからね、何と言うか、絶対に劣化していくようなネットワークの形成の仕方ってあるんですよ。それは、中心と周辺がはっきりと区分けされてしまうことです。グールーとフォロワーに分かれるということなんです。
だから、それはやっちゃいけない。やっちゃいけないというか、それはネットワークとしても、一番尻すぼみになるような方向だと思うんですね。
西塚 死滅する方向というか、腐っていく方向。
ヤス だから今言ったように、たとえばある特定の野菜の生産者、その生産者が作った野菜を食べたい人たち、ファンの集りなわけですね。ファンの集りなんだけど、ファンをひとりひとり見たならば、その人たちもやっぱり別な物ごとの生産者だったりするんです。
たとえば、ギターを作らせたら実にユニークなギターを作ると。こいつにしか作れないギターを作るとかね。あるいは靴の職人がいると、彼らは彼らでファンを持っている。だから、お互いにそれぞれファンを持ってる者同士がですね、お互いにファンになり合うというような関係。
西塚 いや、おっしゃるとおりで、それはある種、理想の社会だと思います。たとえば、学歴もお金もなくて、何だか知らないけれども、肩が凝ったときにあいつに揉んでもらうと本当に気持ちがいいとかですね。あいつはバカなんだけども、肩揉みだけはうまいと。あいつは力だけはあるよねとか、そういうことですね。
ヤス そうです。
西塚 それがちゃんと有機的に、創造的に働き合う社会。
“企業”から“個”へ
ヤス おそらく18世紀に、経済学というモデルができ上がってきたんですけど、その前提になってるのはアダム・スミスですよ。アダム・スミスの『国富論』を見ると、だいたいこれが資本主義のモデルだというのがあるんです。今われわれが話しているようなモデルが、アダム・スミスの念頭にあった資本主義のモデルなんですね。
ひとりひとりがバラバラなんです。マルクスの言葉で言うと、小商品生産者というんですけどね。ひとりひとりがそれぞれの特技を活かして、その人しか作れないものを作ってる。お互いにね。当然、同じものを作る人たちの中では競争がある。
いずれにしろ小商品生産者は、独自のものをバラバラに作ってる人たちが集まっている。そして、お互いにネットワークを組んで商品取引をやるというモデルを中心にして、需要と供給のバランスによっていかに価格が決定されるかということを研究した。
西塚 僕はあまり詳しくないですが、アダム・スミスは後々、曲解されちゃってですね、マーケットの市場原理にまかせておけば、あとは「神の見えざる手」でうまくいくんだよということではないんじゃないか。もともとある種の、簡単に言えば常識みたいなものが働いていて、それが社会の中で共有されてる限りはうまくいく、というような意味だったらしい。それが野放図になっていくと…
ヤス だからね、生産者の主体が大企業になってしまうと全然違うんですよ。それは寡占状態になりますから、市場全体がね。
西塚 ましてや人格がないですからね、企業には。
ヤス 人格がないし、寡占状態になります。いかに市場でシェアを拡大するかというところに競争が移ってくるわけです。シェアの大半を獲得したら、価格の決定権をその単一の企業が持ってしまうことになる。そこで、需要と供給によって価格が決定されるかというと、全然そんなことはない。
西塚 そこで僕は図らずも思うんですが、われわれが今テーマにしてるような、ネットワークとか、人間と人間とのつながり方ということでいうと、やっぱりインターネットがどうしても象徴的に思い浮かぶんですね。それまでは、たとえば日本に代表されるような、要するに中央局があってですね、電話にしても何にしても、まず中央につながらなければ、どこにもつながらないという。
それに、そもそもインターネットの普及は、実は日本がきっかけになってるそうなんです。何か日本がですね、アメリカをガンガン抜きはじめたときですよ。80年代に鉄鋼や自動車、半導体でアメリカをガンガン抜いて脅かした。それで90年に、今度は日本がアナログ回線をすべて光ファイバーにすると世界にぶち上げた。
そこでこの上、日本にやられてはたまらんと、アメリカが通信の主導権を握ろうとして、今まで軍関係とか大学関係の便宜のために使用していたインターネット技術を全部公開した。
インターネットは、亀の甲羅状のような、クモの巣のような配線なので、どこかにつながって、そこのラインが切れても、迂回はするけれども別のルートのラインでまたつながることができる。それまでのシステムは、中央局につながるラインをやられたら、どこにもいけなくなる。
ヤス そうですね。分散型ネットワークというヤツですね。
西塚 それを全部開放したら、こうなった。日本は出遅れたわけですね。でも僕は、どっちがいい悪いではなくて、いろんなことがきっかけになって、それこそ神の見えざる手じゃないですけども、大きな枠では、やっぱりいい方向に向かうのだという気が、もともとするわけです。
そこで、どこかで既得権益を得たりですね、それこそグリーディーになった企業とか個人が、流れを分断してひとり占めしようとした結果、どこかに、何と言うか、腐敗した淀んだ池みたいなものができて、それが巨大になってくると、また地震みたいなものが起きて、自然の力で流すしかないという。そういう気がするんですね。
だから、大きな流れはきっとあって、それがここにきて揺り戻しに入ってきたし、いろいろなジャンル、個人レベルでも、前に石原慎太郎と田中角栄の話も出ましたけれども、いろんなところで自分の個とか自我を超えたところで噴出してきてるという。
たとえば、石原慎太郎はもう歳ですから、オレがオレがというエゴにこだわらなくなった結果、本来の流れのものが、石原慎太郎という個人を通じてエゴのノイズがない形で出てくる。というくらいに僕は思ってるんですが、うまく伝わってるかどうか…そういうニュアンスを感じるんですね。
ヤス だから、何かね、ある意味で社会システムとしては、ひと皮むけつつあるというニュアンスがあります。それはどういう意味かというと、ネットワークを構成する主体となってるわれわれの力が、解放されはじめてきたということです。放っておいても、自分の欲望のまま動いたとしても、それは自分の才覚になってくるわけですね。
あなたの欲望はあなた独自のものでね、たとえばどんな人でも部屋ってあるじゃないですか? 自分の住んでる部屋ね。部屋は自分の欲望の反映ですよ。自分の欲望で購買してきた、集めてきたもので氾濫してるわけです。その人の部屋に入るということは、まさにその人間の欲望の反映した空間に入るわけですね。それは同じものはないわけです。極めて独自のものですね。
ということで、ひとりひとりがですね、自分に内在化している個性といったものに目覚めてきている、ということは間違いないと思うんですね。それが今までは、社会システムとしての個性の鋳型の中に、無理やり理埋め込もうとしてきた。
それがひと皮むけて、別に社会システムに依存しなくてもね、個のひとりひとりの固有性を全開にオープンしても、ちゃんと食えるではないかと。ちゃんとネットワークを組めば、非常に大きな力になるではないかというところに、いろんな人が気づきはじめて、現実的な力になってきたという。
それが、社会システムとしてひと皮むけたという現象なのではないかと思うんです。
西塚 まったくおっしゃるとおりですね。全面的にそのとおりだと思います。
「パナマ文書」の裏にあるアメリカの延命策
ヤス ただね、注意しなくちゃならないのは、それをひとつのリソースとして使いながら、もっと別の方向へ引っ張ろうという…支配層もバカじゃないので、そのようなひと皮むけた差別化の流れ、個性の発散の流れ、そういうものが大きなエネルギー源というのかな、ベクトルとして利用しながら、一番彼らにとって有利な流れを作り上げていくという、操作的な流れがやっぱりあるんですね。
これはパナマ文書にも絡んでくるんだけど、パナマ文書をとおしてアメリカがやろうとしていることは、まさにそれですよ。どういうことかというと、アメリカに外国口座税務コンプライアンス法というのがあるんです。それは、タックスヘイブンは悪いよねということで、海外の銀行に金融資産を保管してるアメリカ人は、アメリカ人としてアメリカ国税庁に全部報告せねばならないと。
同時にですね、海外にある金融機関はアメリカ国税庁に対して、口座の内容を全部オープンにしなくてはならないという法律なんですね。アメリカの国内法なんです。ファトカ(FATCA)というんですけれども、アメリカはその国内法を盾にとってですね、世界のいろんな金融機関に口座を公開しろ!と迫ってくるわけです。
それでもうひとつ、これはメルマガに書いたんですが、OECD(経済協力開発機構)という先進国の国際機関があって、そこがですね、アメリカの外国口座税務コンプライアンス法と似たものを作ろうではなないかということで、国際共通報告基準というものを作った。そこに加盟したすべての国は、金融機関と銀行の口座を透明にせねばならない。誰がどれくらいの資産を持っているか。
それで、お互いの国の金融機関の透明にされた銀行口座を、お互いに透明なデータとしてシェアしようじゃないかというシステムなんですね。だからOECDの共通報告基準という規約に賛同した国は、97カ国あるんですけど、自分の国内の金融機関の情報を全部OECDに対して開示しなくてはならない。そうすると、タックスヘイブンはなかなか成立しがたいと。
ここがミソなんですけど、アメリカはOECDのその基準には署名してないんですね。要するにアメリカは開示しないと。だが、アメリカはFATCAを通じて、他の国々には開示を要求できる。それはどういうことかというと、アメリカが実はタックスヘイブンになるということなんですね。
このベクトルを見るとこういうことなんですよ。アメリカはさんざん海外のタックスヘイブンの情報をリークして責めるわけです。そうすると、ヨーロッパでも何でも、いろんな国々でね、富裕層は何をやってるんだ!税金も払わないで!といって、大きなデモや抗議が起こる。民衆が怒る。社会不安になるわけです。
民衆が怒れば怒るほど、アメリカはFATCA、または共通基準を盾にして、海外のすべての銀行の口座内容を開示しなくちゃダメだとさんざん言うわけですね。叩けば叩くほど海外の富裕層の資金が、唯一のタックスヘイブンであるアメリカに集まってくるという流れなんです。
だから、今僕らが話してることに敷衍すると、自立した個人をひとつの端子(単子?)として作り上げられるネットワーク、これが活性化すればするほど、それを利用してむしろ支配者側が肥え太るといったような、別のシステム編成ということもものすごくあり得るんですね。それはそれで注意しなくてはならないということです。
西塚 なるほど。それは、かなり高度なお話かと思いますが、まったくおっしゃるとおりですね。簡単に言えば、実際にいい方向にいこうとしていても、そのアンチの力は必ずあるという。そこにどうしてもわれわれは引っ張られるということですね。
ちょっと地震の話に戻ると、今もこうしてテレビを流してますけど、本当に予断を許さないと言いますか、緊張感がありますね。
ヤス ちょっと語弊があるかもしれませんが、もし人工地震という概念が成り立てばという前提の話ですが、僕はこれを信じるわけではないですし、信じてないわけでもない。保留なんですね。ただオープンにしてる。
阪神淡路大震災までは、人工地震の記事は新聞でも普通に載ってたんですよ。簡単に言うと、断層に爆弾を埋め込んで爆発させるというものですが…
安倍のロシア訪問と人工地震の可能性
西塚 地質学的な研究も含めてですね。
ヤス 研究も含めて。だから人工地震は実際にあり得ることは間違いがない。しかしながら、兵器として人工地震が使われてるかどうかは、どこまで実証可能かちょっと疑問符がつくので、保留にしておきます。ただ、今回の地震が人工地震である可能性は、100%否定はしないほうがいいと思うんです。と言って、信じ込んでもならないんですけどね。
僕は今回、ちょっとある情報を追っていて、さきほどもちょっと言いましたが、それは安倍さんのロシアの非公式訪問なんです。これは、日本で報道されるずっと前に、ロシアのメディアでさんざん報道されてたんですね。どうも安倍首相は非公式訪問をする意図があるらしいと。それでロシア側が、安倍首相を迎えるためにどういう準備をしてるかまで、どんどん報道されてたんです。
それに対して、アメリカ政府はかなり警戒してる。それで警告を出してくる。どういう形で警告を出してくるかというと、行くなとも言うんですが、それ以外にですね、いろいろ外堀を埋めるような警告の出し方をするんです。
ひとつは国連人権委員会ってありますね。この国連人権委員会から、かなり強烈な日本非難決議みたいなものが出てきた。いわゆる、女子高生ビジネスをやってるだろうと。あれは売春にあたらないのかと。それから幼児のポルノを普通に販売してるだろうと。それは人権侵害にあたらないのかということで、日本をやり玉にあげた決議がやたらと出たんですね、今回。ちょっと不自然な感じだった。
西塚 バッシングですね。
ヤス それだけで終わるならいいんですけど、アメリカ政府が外堀を埋めてくる場合、いろんな方向からいくんですよ。そうしたらワシントン・ポストに社説が載った。ワシントン・ポストの社説というのは、現在の政権の意見なんです、間違いなく。
それは何かというと、安倍はやりすぎであると。安倍政権はマスコミをコントロールしようとしている。あれは民主主義ではないと言って、安倍をかなり厳しく批判する内容だったんですね。
そうして見てるとね、国連人権委員会とワシントン・ポストの社説は、お互いに連関はないんだけれども、流れとしては安倍政権を批判するという流れですね。ちょうどそれが起こってるときに、安倍首相とオバマ大統領が電話会談を行なった。
そこでオバマ大統領は、行ってくれるなと、ロシアに。どうしても行きたいなら、伊勢志摩サミットの後にしてほしいと。それに対して安倍首相は拒否した。いや、私は行かなくてはならない重要な案件があるんだと。
それ以降も、ロシアに行くことを取り止める気配が全然ない。そうすると、今回がもし人工地震だとしたら、やっぱりそれに対するものすごく大きな牽制ですね。
西塚 僕もですね、ひとつのストーリーとして、いろいろな仮説があっていいと思うんですけど、人工地震だという仮説でちょっと言うと、僕はオバマはもともと、いろいろな意味である種の星として出てきたわけですが、途中で負けたんでしょう、敵対勢力にやられちゃったんだと思います、僕に言わせると。
それで、今回のロシアに行ってくれるなという背景には、どうしても抑えられない連中が、それをやると日本にヘンなことをするかもしれないから、やめとけと。まあ、そう言ったと仮定して、それを安倍が拒否したとなると、これはどういうことがあり得ると思いますか?
そういうオバマの意図を汲み取れなかったのか、要するに人工地震も辞さないぐらいの強硬な連中がいて、やられちゃうかもしれないということがわからなかったのか、わかってても、あえてオレはやるということなのか、そのへんどう思われますか? 安倍政権の態度を仮定すると。
ヤス おそらくわかってない。
西塚 ブレーンもわかってない。
ヤス パナマ文書にしてもね、日本の錚々たるジャーナリストたちがパナマ文書について書いてるじゃないですか? ICIJという組織がね、どこからお金をもらって、どういう組織かということを書いてるのは誰もいないわけですよ。
単純に、パナマ文書から超富裕層の情報が漏れた、これは大変なことになるぞとしか書かない。官邸側もそのくらいのインテリジェンスだとしたら、これはヤバいですよ、本当に。
西塚 それですが、高城さんがですね、メルマガでパナマ文書のことを書いてから、取材の依頼が殺到したらしいんです。そして、どうやらマスコミの人たちは事態がよくわかってないらしいと。そもそもパナマとバージン諸島の関係も知らないようだ。それで、取材はすべてお断りしたと。
どうせまともに答えたとしても、これは僕の妄想ですがと断っていましたが(笑)、何か政府とか、芸能界の超大物が絡んでたりすると、なかったことになるのは見え見えなので、僕はいっさい答えなかったと。そういうことを書いていた。
僕はそこで、なるほどなと思いましたけどね。いろいろ日本のマスコミの中には優秀な人もいるだろうけども、高城さんはあまり信用していないらしく、またヘラヘラ答える人でもないんだなということがよくわかりました。
何が言いたいかというと、やはりそれくらいマスコミは本当にあの事態がわかってないようなんです。
ヤス やっぱり、今の官邸、政府系の人たちの書いたものを読むと、思い込みの塊りですね。客観的に物ごとを分析するという能力がない、というとヘンかもしれないけど、客観的に物ごとを分析するというベクトルがない人たちが圧倒的に多いですね。
ワーッと凝り固まってるという感じですね、本当にね。だから、ある優秀な中国の通訳が、日本の場合は、上にいけばいくほどバカになりますと言ってたけども、本当にそのとおりだと思う。ヤバいですよ、本当に。
西塚 だからさきほどの話で、個人がコンテンツ化していくとなればですね、やっぱり自分というものに立ち返らざるを得ないし、それぞれがみんなどこかで考えなければならないと思うんです。
そうじゃないと、もったいないというか、いろいろと楽しみたいわけですね。僕は、どちらかと言えば貪欲で、いろんな連中と楽しんで(笑)、おもしろおかしいことをやりたいというのがあるので…
ヤス おもしろおかしいことやってた(笑)、知ってる。
西塚 いやいや、というか、これからもですね…
ヤス え、これからも?(笑)
西塚 というほうなので、そっちのほうが楽しいだろうと、根底にあるだけなんですね。だからもっと、たとえばですね、だんだん酔っぱらってきたからアレですけど、子どものときに、すごくおもしろく遊んでるのに、誰それが、いやあ、もう、お母さんが呼んでるから帰るとか、もう、ご飯に間に合わないから帰るとか、塾があるから帰るとか、だんだんこうシラケていくわけですね。あの感じがイヤだという、その感覚に近いかなあ。
ヤス なるほどね。
西塚 いいじゃん、だって楽しいんだから、もっと遊んで、後で怒られてもいいじゃんと言って、怒られたらじゃあ明日、怒られた話しようよみたいな感じでいいくらいなのに、何か要するにプレッシャーがあるから、それに自分を従わせるわけですね。そう考えると、ほとんど小学生と変わってないということになりますが…
ヤス これに従ってさえいられるなら、自分はやっぱり安全であるという世界ですね。その安全な世界というものを自分は侵すわけにはいかない。そのリスクはすごく大きいと。
アメリカと中ロの共犯関係
西塚 となると、どうでしょうか、今後、今は2016年も4月ですよね。もう3分の1が過ぎていくわけなんですけども、今後まあ、1年で区切ってもしょうがないんだけども、一応サイクルにはなってますから、今後、あと3分の2ありますが、ヤスさんはどんな感じに、世界と日本はなっていくと思われますか?
ヤス パナマ文書に戻りますけど、パナマ文書は象徴的でね、これはメルマガには書いたんですけど、言ってみればアメリカの覇権とドルの延命策ですよ。世界の超富裕層からタックスヘイブンに集められたお金は、21兆ドルですから、2400兆円ですね。日本の国家予算の25倍ほどあるわけです。そのくらいのお金って、世界経済を動かすことが可能なんですね。
どういうことかというと、21兆ドルでしょ? 日経の全株価の時価総額が確か3.5兆なんですよ。ニューヨーク証券取引所の時価総額が16.7兆ドルでしょ? 全世界のGDPを全部合わせても45兆ドルなんですね。
西塚 5000兆円くらいですね。
ヤス そうするとね、21兆ドルっていかに巨大かなんですよ。この21兆ドルが、今回のパナマ文書のリークをひとつの出発点として、アメリカに還流していくわけです。ワーッとね。そうすると、国際的な資金の循環の流れが変わりますよ。むしろアメリカ中心に、また流れてくるってことになりますね。
どういう流れかというと、ドル高、ニューヨーク・ダウの株高という状態で、アメリカは自らのドル覇権を強める。アメリカがタックスヘイブン化しながら、世界の資金の重要な部分を全部アメリカ中心に集めてね、アメリカを中心にして再投資を行なうという。ある意味、世界経済の調整役の位置をもう一回取り入れるという動きにシフトしていく可能性がありますね。
西塚 そのときに、バーサスとして、たとえばAIIBとかですね、ユーラシア同盟とか、そのへんに関して、中ロは何もないんでしょうか?
ヤス 中ロの動きを見てると、何でここまで報道しないのかというくらい日本では報道されてないんですけど、ものすごく独自な動きをしています。
AIIBをひとつの骨子にしながら、現在ですね、ロシアが立ち上げたユーラシア同盟というのがありますね、ロシアとベラルーシとか、キルギスとか、いくつかの国が集まった関税同盟なんですけど、それと中国の一帯一路が一体化しつつある。それにイランが加わる。
それで中央アジアに、特に中国の力を中心にして今、一大経済圏ができつつありますね。その一大経済圏を結ぶのが、一帯一路の重要な部分になってる鉄道網です。
今回、非常に大きな象徴的な出来事があった。それは2月なんですけど、西安からテヘランまで鉄道が通ったんですね。それはすごく大きなことです。そうすると、中央アジア全域が鉄道網で結ばれて、中央アジアにひとつ、今までになかったような新たな経済圏ができ上がってくる。これは中ロ経済圏ですね。
おそらく、その決済通貨は、限りなく元になる可能性が高い。今の動きを見てると、アメリカのほうはそれを抑えようとは思っていない。思ってないというか、抑えられるとも思ってないんですね。そうではなくて、一緒に自分が乗ることによって、おいしい汁は一緒に共有しようという流れなんですよ。
西塚 じゃあ今までの欧米、特にイギリスとアメリカを中心とした金融資本関係をもう一回自分たちに戻しながら、中ロとも連携というか、うまくやっていくってことなんですか?
ヤス うまくやってくってことなんです。中国を中心とした中央アジア経済圏ですね。ユーラシ経済圏、これは彼らにまかせてもいいと。その資金源になってるのはAIIBなんですけども、そのAIIBのプロジェクトに、実はアメリカの国家機関であるような世界銀行が出資するんですね(笑)。お互いに、やっぱり共同プロジェクトとして立ち上げようという方向にもう動いてる。
西塚 そうなると、たとえばこの間、バルト海でロシアの戦闘機がアメリカのイージス艦にちょっかいを出したのは、あれはどういうことなんでしょうか? あれは別問題なのかな。北朝鮮絡みですかね。
ヤス いや、僕はまだよく調べてないんですけれども、問題はアメリカの戦艦が具体的に何をやってたかなんです。
西塚 何か、ロシアの気に食わないことをやってたんですかね(笑)。
ヤス 何かやった(笑)。日本では報道が一方的で、これだけ接近したぞ!としか報道されないわけです。じゃあ、接近された艦船は何をやってたのか、報道されないんですね。ちょっと、それは見なければダメだと思いますね。
いずれにしろ、新しいユーラシア経済圏の決済通貨は人民元になってくると思います。今回、もうひとつ大きな発展があったのは、金の価格はだいたいドル建てで決定されてたんですが、中国が人民元建てにすると言い出した。これはまさに、金を人民元の最終的な保証としてリンクするということ。それで人民元の信頼度を高めながら、ユーラシア経済圏の基軸通貨にしていくという流れではないかと思いますね。
アメリカはそれを叩き潰すとか敵対するのではなくて、一緒に参画することによっておいしい汁を吸う。言ってみれば、パナマ文書の影響でタックスヘイブンが世界で潰れますからね。そのお金がどんどんアメリカを中心に回ってくる。じゃあ、アメリカはどこに投資するかと言えば、ヘタすればAIIBに投資するかもしれないんですよ(笑)。
西塚 そうなると、新たに人民元と金をリンクさせた、言ってみれば、金=元=ドル体制となって、ある意味ニクソン・ショック以来の変革が起きるかもしれませんね。
ヤス いや、すごく変わってきますね、そういう意味では。だから今回のパナマ文書のリークというのは、簡単に基軸通貨のドルを放棄するわけではないと。簡単にアメリカ経済の覇権を放棄するわけではないんだけど、自分たちの覇権をこれまでどおりには維持できないことも百も承知であると。
それで、自分たちがちゃんとサバイブできるような安全圏を確保した上で、どのようなシステムが一番便利なのかということをちゃんと描いて、持っているということだと思いますよ。
西塚 なるほど。すでに絵を描いてるわけですね。
ヤス 絵を描いてる。
西塚 わかりました。ちょうど時間もきましたので終わりたいと思いますが、最近はいろいろなことが起きるので、来週の今ごろもどうなってるかわかりませんね。経済のことも地震のことも、スピリチュアル的なことも含めてですが、また注視していきたいと思います。来週もよろしくお願いいたします。今日はありがとうございました。
ヤス いえいえ、こちらこそ、ありがとうございます。
むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
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