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    2013-11

    あえてコルマンインデックスを振り返る、意識の変化は本当に進行しているのか?2

    11月25日

    今回は比較的に早く更新できた。いつも記事を読んでくださっている読者の方々に感謝する。

    また本が出ます。すごく面白い本だと思います。よろしかったらどうぞ!

    日本、残された方向と選択~緊急分析!! 近未来の予測・予言を大解明!
    houkou

    むちゃくちゃうまい醤油!

    筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。

    金両醤油

    お知らせ

    5月21日、ウエブボットの報告書の最新版が発表になりました。いま詳細な要約の作業を続けていますが、これまでのように「予言解説書」のような体裁で出すことはしないことにいたしました。詳細な要約はすべてメルマガに発表いたしますので、最新報告書の内容を知りたい方は、メルマガを購読なさってください。

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    前回は、アメリカで進む中産階層の貧困化と、それと同時に進んでいる米政府の強権化、ならびに警察力の強化の流れを概観し、米国内でストレスが充満している状況を解説した。このため、近い将来米国各地で暴動の発生が懸念されており、自衛のために市民が銃を大量に購入している。

    その結果、米国の銃市場では銃と弾丸が不足し、手に入りにくい状況がここ1年ほど続いている。ストレスが臨界点に達するのは時間の問題かもしれない。

    また前回は、カナダの著名な生物学者であるデビッド・スズキ博士が行ったフクシマへの重要な警告を紹介した。日本ではまったく報道されていない。

    次回のメルマガの告知

    中国が自国の防衛識別圏に尖閣諸島と韓国の済州島の一部を含めた。特に日中の間で緊張が走っている。武力紛争に発展するのだろうか?ジョン・ホーグからメールの返事が来た。日中戦争に関する予測が一部あった。まずこれを紹介する。

    次に中産階層の崩壊と貧困化による社会的ストレスは、アメリカのみならず先進国全体で高まりつつある。これは、LEAP/E2020などの著名なシンクタンクでも分析されている。LEAP/E2020は、すでに2006年に金融危機の発生と、それに伴う世界の多極化の状況を予測し見事に的中させたシンクタンクである。いまここは、近い将来アメリカで起こる変化を予測している。

    また、ジェラルド・セレンテなどアメリカの著名な未来予測アナリストの展望する未来を紹介する。ジョン・ホーグの予想と不気味にシンクロしている。

    最後に、ウエブボットの最新報告書で特に環境変動に関する部分の要約を掲載する。


    今回の記事

    今回は前回の記事の続きである。だが、内容が直接つながる記事ではない。「すさまじい押し戻し」の内容については次回に詳しく解説する。

    100年に一度の激変期

    このブログの基本的なテーマのひとつは、世界で起こっている変化を解析し、その深層で人間の意識の構造や世界を体験する様式に根源的な変化が起こっているのかどうか探索することである。

    2007年から始まった金融危機以降、アメリカの覇権は急速に後退し、覇権の最後の砦として見られていた軍事力も、予算の強制削減による軍事費の大幅なカットで、世界覇権を維持するために運用できなくなりつつある。

    その結果、海洋大国を目指す中国の進出、中央アジアで経済圏を拡大し、国際紛争の調停者としての立場を強化するロシア、中国の脅威論を煽りながら大国としての再軍備化を指向する日本などの動きが加速し、世界はアメリカ以後の新しい秩序を目指しながら、急速に多極化しつつある。

    またヨーロッパでも、ナショナリズムによって再度分裂するのか、または国家の主権を制限した高度な連邦制の構築に向かうのかという、これまでの歴史にはない大きな選択に立たされている。

    他方、目を先進国の国内に転じると、グローバリゼーションによって、生産拠点のみならず、専門職を含む多くの仕事が賃金の安い新興国へとアウトソーシングされ、安定した社会の担い手であった中間層が没落し、貧困化した。このため、犯罪率の上昇とともに、これに対処するための治安機関の強化と社会保障の予算が急上昇し、政府の財政を逼迫させている。それなのに、社会はどんどん不安定になり、日常的な生活圏の安定性さえ失われる地域さえでてきている。

    また中国、インド、ブラジル、トルコなどの新興国では経済成長の減速で失業率が上昇し、格差が拡大している。これを背景として大規模な抗議運動が多数発生している。

    そして、社会の不安定化による国民の鬱積したストレスといらだちは、世界とのかかわりを制限してグローバリゼーションの抵抗を主張する極右政党の支持率の上昇となって現れている。いくつかの国々では、年を追うごとに極右政党が政権に参加する可能性が高くなってきている。

    ブラックスワン的なカオスの縁

    このように外観すると、2007年から2009年の金融危機以降、世界でも各国でも既存の安定した秩序が失われ、これまでこうした秩序によって管理され、抑制されてきたさまざまな矛盾が堰を切ったように吹き出しつつある。抑圧されたものの噴出である。これが予見できない出来事としてのブラックスワンの正体だ。これには、戦争や虐殺など社会集団の抑圧されたトラウマと集合無意識も含まれる。

    これから世界では、各地で予想を越えたブラックスワン的な出来事が同時多発的に起こり、それらの力によってこれからの歴史が動いてい行くに違いない。もしかしたら、我々はいまブラックスワン的なカオスの縁にいるのかもしれない。このような変化の多い時代はめったにあるものではない。100年に一度と言ってもよいだろう。

    深層で起こる体験様式の変化?

    このように、表面では変化の激流が荒れ狂う世界だが、その深層ではもしかしたら我々の意識の構造の変化がゆっくりと進んでいるのかもしれない。前回の記事で確認したコルマンインデックスやハンク・ウエスルマン博士の見方は、こうした変化が実際に進行しているとする例である。

    しかし、変化はいわゆる価値観やものの見方の変化に止まるわけではない。世界や人間を体験する様式そのものの変化も含むものである可能性がある。これは、これまで見えなかったものが見えたり、聞こえなかったものが聞こえるようになると言った体験も含むものである。

    コルマンインデックスとウエスルマン博士が指摘する意識や社会システムの変化は、世界の体験様式の変化を前提に起こっているのかもしれない。

    ルネサンス期の世界の体験様式の変化

    実は歴史を見ると、歴史が大きく変化する転換期には、世界や人間の体験様式の変化が実際に起こっていることが分かる。それは、考え方の変化という水準ではない。五感のレベルで客観的な世界の体験が変化するのである。

    その代表的な例はルネサンス期の変化であろう。かなり以前の記事に書いたことがあるが、一部を再度掲載しよう。

    世界は神が書いた本である

    「ゾウリムシはウォシュ、ウォシュと歩くのでゾウリムシはソクラテスの原理を知っている」、「テントウ虫の羽根には7つの点があるので、それを煎じて飲むと二日酔いに効く」。これはなにをいっているのか現代人の私たちには皆目検討がつかない。だが、こうしたものは中世の当たり前の世界の見方であったというのだ。

    ヨーロッパの中世人は、この世界は神が書いた巨大な本として感じていた。それは本であるだけに言葉で書かれているが、本の言葉とは、動植物や無機物を含む、全世界のすべての存在であった。そうした存在の意味を読み解いて行くと、そこから神が世界という本にしたためた究極のメッセージが現れると信じていたのである。

    類似という原則でつながったすべての存在

    しかしながら、神の書いた「世界」という本を読むためには、読み方、つまり文法を知らなくてはならない。この文法が類似という原則であった。

    世界のあらゆる存在は類似によってつながっていると中世人は感じていた。この類似こそ、神のメッセージを読み取る文法なのである。世界のあらゆる存在の中に類似を見いだすことに、中世人は情熱を燃やしたのである。

    類似という原則ですべての存在がつながっているというのはどういう感覚だろうか。それは、AとBに類似点があれば、それはCにも似ていることが分かる。すると、さらにその類似がDにもEにもあるというように、世界の存在全体が類似の輪の鎖でつながれているという感覚である。

    例えば、ソウリムシの歩く音は中世の人々にとってはウォッシュ、ウォッシュと聞こえた。この音はギリシャ語で発音したアリストテレスの原理と類似した音である。したがって、ゾウリムシはアリストテレスの原理を知っているに違いない。

    また、テントウ虫の羽根の上にある7つの点は星座のかんむり座の7つの星と類似している。かんむり座は酒の神バッカスが妻に与えた7つの宝石に似ている。だから、テントウ虫の羽根を煎じて飲むと二日酔いに効く。

    類似で世界の存在がつながっているとは、このような世界の体験様式を指す。現代の私たちから見れば、これはとんでもない飛躍と迷信に聞こえるが、これが中世の普通の体験様式であったのだ。

    すべての存在が結び付いた厚みのある世界

    確かに、こうした世界の感じ方はあまりに飛躍したものとして我々には思えてしまう。だが、別の側面から見るとこの世界には現代にはない豊かさが存在することも分かってくる。

    すべての存在が類似でつながった世界では、単独で存在する単なる「個物」は存在しない。すべてが類似という輪でつながっているのである。テントウ虫はかんむり座と、かんむり座はフランス王妃の王冠と、フランス王妃の王冠は、ギリシャの特定の地方にしか生えないオリーブの木というように、それは際限の無い存在のつながりなのだ。そのような中では、一粒の米や一滴の水の中に宇宙や世界の全体を感じるような体験様式が自然に育ってくる。

    ルネッサンスで何が変わったのか

    よくルネッサンスは「神を中心とした世界」から「人間を中心とした世界」に移行したのだといわれる。

    ルネッサンス以降、これまで類似の輪でつながった存在が類似の輪から分離され、「個物」、すなわち単なる「もの」になってしまったのだ。テントウ虫はテントウ虫という虫にすぎず、それは、かんむり座だとかバッカスだとかとはなんの関係ない。ゾウリムシも虫以外のなにものでもない。このような転換である。

    言い換えるなら、一粒の米や一滴の水は単なる「もの」にすぎず、世界と宇宙とはなんの関係もないという実感なのだ。

    世界の存在が「もの」にしか過ぎないのであれば、人々の関心は「もの」がどのようにできているのかに自然と向かった。米はタンパク質の固まりであり、水はH2Oなのである。ここから科学的な世界観が出現してくる。

    否定しようがないつながり

    確かに、世界の存在が類似の輪でつながっていると体験することには私たちには無理がある。テントウ虫とかんむり座を結びつけることは大いなる飛躍だ。

    しかし、世界の存在がすべてつながっており、私たち個々の人間もそうしたつながりの中で生かせられているという実感には否定しがたいものがあるのも事実なのだ。むろん、一滴の水がH2Oでしかないのは理屈では十分すぎるほど分かっている。しかし、その一滴の水の中に私たちは、宇宙を、世界を、そして神の存在のような、個を超えた大いなる全体性を感じてしまうという否定し難い感性を持ち合わせてもいるのだ。

    明治の中頃くらいまでの日本と祖先崇拝

    ルネサンスと同じような世界の体験様式の変化は、日本でも起こっている。日本は明治維新以降、産業革命を経て急速に近代化したが、近代化が本格的に軌道に乗る明治の中頃までは、先祖崇拝を中心とした伝統的な世界観がしっかりと残っていた。

    日本では、家の繁栄と存続こそがなにものにも優先されるべきものであったが、それが実現するかどうかは、祖先の霊による守りと援助が得られるかどうかにかかっていた。祖先の敬いを怠り、先祖の霊の怒りを買うと、家ではさまざまな不幸が起こり、家の繁栄と存続は保障されなくなる。

    これを避け祖先の霊を満足させるためには、家父長をはじめすべての家人が自分に与えらえた義務と責任の達成に専念し、祖先の霊を敬うすべての儀式を滞りなく行わなければならない。それではじめて家の繁栄と存続が保障される。

    長くつながる鎖の輪のひとつとしての自己

    このような状況では、個人が家では与えられた祖先崇拝の義務と責任を放棄することは絶対に許されない。個人は、ご先祖様から子々孫々へと鎖のように長くつながる家系の輪のひとつである。家人として祖先崇拝の責任と義務をしっかりと果たすことができるならば、自分も死後はご先祖様の仲間に入れられ、家人から尊敬され敬まわれる。

    これはいわば、個人が家という存在に埋め込まれている状態だ。個人は、家系を構成している鎖の輪のひとつとして自分を意識するだろうし、そのような状況では、あらゆることを自分の自由意思で決定するいわば「自由で自立した個人」としての意識は極めて希薄になるはずだ。

    大きな全体の一部としての個人

    その一方、この状況は個人が多くの祖先が構成する家という巨大な集合体の一部として、それこそ家に抱かれるように存在していることを意味する。これは、いつも個人が祖先の霊と直につながっていることを実感しながら生きている状況である。

    他方、自由で自立しながらも、それぞれが孤立した個人の世界では、孤独感や空虚感が一般的な心理状態となる。だが、個人が祖先という共同体へのつながりをいつも実感している状況では、こうした孤独感や空虚感とは無縁であるはずだ。

    これは、すべての存在が類似の輪で結ばれた厚みのあるルネサンス以前の世界と、よく似た効果を意識にもたらすはずだ。世界が「神が書いた本」であると実感している中世では、人間が世界で経験するあらゆる現象は「神の意識」の現れ、ないしはその反対としての「悪魔」の所業である。これは、日常的に経験するあらゆる幸不幸を「祖先の霊の喜びや怒り」の現れとして実感する祖先崇拝の世界と同じような感覚だ。

    このような世界の体験様式では、人間は孤立した存在ではあり得ない。「神」にしろ「祖先の霊」にしろ、個を越えた大いなる存在を直接実感し、それらに抱かれるようにして生きている。それは、ウエスルマン博士が筆者とのインタビューで語った次のような感覚だ。

    「私達の周囲は祖先の霊だらけです。いまのこの瞬間も祖先の霊がたくさん来ていますよ。私達の会話に聞き入っています。特に私達が重要な会話をしているときには、彼らも一緒に聞いています。そして、私が何を言うべきか、また言ってはならないか教えてくれますよ。」

    急速な近代化で失われる

    これが近代化と工業化以前に、世界の多くの地域で普通に存在していた世界の体験様式であった。これは、単純に価値観や考え方が異なるという次元の相違ではない。いわば五感のレベルでの世界の体験が、質的に異なるのである。

    しかしこのような、いわば多くの存在と人間が深くつながる「ワンネス」のような世界の体験様式は、急速な工業化で一気に失われた。伝統的な共同体や「家」が経済活動で重要性を失い、急速に崩壊するに伴い、人間は個人として析出された。そして、他の存在とは切り離されて孤立し、自分の生に自己責任を追わなければならない「個」として生きることが基本的な宿命となった。

    近代的な組織への包摂

    しかし、共同体と家が解体され、人間が孤立した「個」に還元されて変化の流れが終わったわけではない。孤立した「個」として析出された個人は、会社や学校など、近代化と工業化の担い手として発展した中間組織に包摂された。かつての日本の代表的な雇用形態であった終身雇用制は、企業がかつての「村」のように機能する共同体として編成されたのが典型的な例だ。

    これは日本のみならずヨーロッパやアメリカなど、多くの先進国で見られた歴史的な流れである。高度に工業化された現代の社会は、自分の才覚で職を点々とする孤立した個人が主体ではなかった。個人を共同体に似た組織に包摂する、企業などの中間集団が支えたのである。いわばこれは現代の共同体の姿である。

    もちろんこうした現代の共同体では、体験するあらゆる出来事に「祖先の霊の意志」や「神や悪魔の意志」など、個人を越えた超越者の存在を感得する世界の体験様式を生むわけではない。

    だが、組織の共同体のメンバーである限り、それぞれの人生は組織の共同体によって守られ、安定した生活世界が実現した。年収や生活水準、そしてライフスタイルも年齢によって予測可能なものになった。そこは、個々の人生で予測を越えた出来事が起こりにくい世界であった。人生は、所属する組織が提供するさまざまな制度によって調整され保護された、計算可能で予測可能なプロセスとなった。このような安定した世界を作り出している組織こそ、いわば個々の人生を支配する超越者となったかのような状況だ。

    グローバリゼーションで進む組織の解体と個人の析出

    特に1990年代から加速するグローバリゼーションによって崩壊したのが、このような組織中心の世界であった。グローバリゼーションによる熾烈な競争でコストの高い企業共同体が崩壊するとともに、個人は企業共同体から放逐された。これで、長い間社会の安定を支えていた中間層が崩壊した。これは、個人が農村共同体から放逐された近代化の初期の段階と同じように、個人の析出が加速する過程となった。

    この過程によって、これまで企業共同体によって維持されてきた安定した生活世界は崩壊し、これに変わって、人生で経験する運も不運もすべて自己責任で引き受けなければならない状況になった。

    このような状況はすでに15年ほど続いており、我々にとっては日常の当たり前の風景にすらなりつつある。これに抗議し、抵抗する運動も世界各地で起こっている。一昨年、世界を席巻した「オキュパイ運動」などはその典型だ。

    世界の体験様式の変化

    さて、長くなったが、歴史の変化とともに我々の世界の体験様式は大きく変化してきたことは明らかだ。

    「神」「悪魔」「ご先祖様」などの個を越えた超越者とのつながりを直に実感する世界から、超越者の存在を迷信として排除し、人間を含めあらゆる存在が相互になんのつながりもない個物に還元された近代の世界へと変化し、さらに、あたかも超越者であるかのような巨大な組織に個人が包摂され、出来事が計算可能で予測可能な安定した現代の生活世界へと変化した。

    そしていま、企業共同体の崩壊とそれに伴う中間層の没落で個人としての析出過程が再度始まり、自分の才覚と自己責任で生きなければならない苛酷な個人化の状況を向かえている。

    世界の体験様式は変化しているのか?

    さて、非常に長くなってしまって申し訳ないが、ここからが提起したい問題なのだ。このようなかつてないくらいの苛酷な個人化の状況にいるわけだが、この状況を基礎にして新しい世界の体験様式のようなものは出てきているのだろうかという問いだ。

    コルマンインデックスやウエスルマン博士の予測する変化が起こるとしたら、それは世界の新しい体験様式を前提に起こるに違いない。コルマンインデックスの予測する内容がまったく不自然とは感じられなくなるような世界の体験様式だ。

    映画「ウエイクアップ(覚醒)」

    実は、それが大規模に起こっていることを示すさまざまな兆候が存在している。たとえば、全米で3000万人の聴視者をもつと言われるラジオ番組「コーストツーコーストAM」では、聴視者からはそれこそ堰を切ったように大量の不思議な体験談が寄せられている。

    そうした現象を象徴しているのが、2011年に撮られたドキュメンタリー、「ウエイクアップ(覚醒)」だ。これは、これまで不思議な体験とはまったく無縁だった37歳の映画プロデューサーが、ある日突然、自分の周囲に存在する精霊やデーモンのようなこれまで目に見えなかった存在がいるのが目に見えるようになったことから始まる。

    頭がおかしくなったと思った映画プロデューサーは、親友の映画監督に体験を告白し、相談する。すると映画監督は、「おもしろそうなので、ぜひドキュメンタリーを撮りたい」と言い出し、説得された彼は撮影に同意した。

    ドキュメンタリーは、映画プロデューサーの精神科巡りから始まる。頭がおかしくなったと思ったので、医学的な治療を求めたのだ。CTスキャンで脳を診断してもらい、有効な治療法を探した。

    だが精神科ではなんの異状もない健康な状態であると診断され、治療方法は提案されなかった。また教会に助けを求めたが、明確な指針は得られなかった。

    そこで、悩んだ主人公は、複数のアメリカでも著名なスピリチュアルなヒーラーに相談することにした。すると「我々も同じ存在が見えている」と言い、世界がすべての存在がつながったワンネスの世界であり、そうした世界を生きる個々の人生の意味について教えられ、癒されながら世界の新たな体験を受け入れて生きる決意を新たにするという内容だ。以下が予告編だ。残念ながら日本語の翻訳はない。

    ウエイクアップ


    ジル・ボルティー・テイラーの体験

    この映画の最後で示される新たな世界体験の様式は、非常に有名になったジル・ボルティー・テイラーの体験が提起する世界の体験様式と非常によく似ている。

    ちなにみジル・ボルティー・テイラーは脳科学者だ。脳卒中のため左脳の機能が一時的に麻痺し、右脳だけの世界を経験した。それは、あらゆる存在がエネルギー体として結び付いたワンネスの世界であった。テイラーはこれを世界的に著名なTEDのプレゼンテーションで公開した。すでに見た読者も多いと思うが、以下がそのビデオだ。日本語の字幕がある。

    「奇跡の脳」脳卒中体験を語る / ジル・ボルティ・テーラー


    実際に起こっていることを確認する

    これは非常に興味深いテーマだと思う。これから、実際に世界の体験様式の変化がどのように進んでいるのか、実例をたくさん集めてみたいと思う。

    ところで、「ウエイクアップ(覚醒)」は実に興味深い映画だ。いずれ日本語の字幕をつけて、どっかで上映会でもできればと思っている。

    続く

    むちゃくちゃおもしろかった講談

    筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。

    田辺鶴瑛

    筆者のいとこのブログ

    筆者にいとこがスピリチュアル系のカウンセラーになっていたのを最近知ることとなった。以下にリンクする。よろしかったらどうぞ。

    ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」

    このブログの基本方針

    このブログの基本方針を掲載しました。記事をお読みになる前にかならず一度はお読みになってください。

    基本方針リンク

    読むとくドットコム

    筆者がコンサルティングにかかわっている会社が子供用の国語音声教材の提供を始めた。子供用だが、実によい名作がmp3の音声ファイルで聴くことができる。大人の心の琴線に触れる作品がとても多い。よいサイトだと思う。よかったらどうぞ!

    読むとくドットコム

    驚異的な前世リーディングサイト
    遠い記憶・前世からの約束

    前世リーディング問い合わせ電話番号
    080-3128-8600

    筆者の友人の作家のブログ

    茶房ちよちよ
    駒村吉重のブログ。いつもの飯、酒、より道、脱線、思いごと


    便利な学校検索サイトです!

    海外子女.com

    投稿に関しては以下の方針に従い、どうしても必要な場合以外は削除しないことにしておりますが、他者の人格を傷つける不適切な表現がある場合は例外とし、予告無しに削除し、投稿禁止にする場合もあります。

    意味産出の現場としてのBBSやブログ

    また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。

    いま何がおこっているのか?

    ヤスの英語

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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

    あえてコルマンインデックスを振り返る、意識の変化は本当に進行しているのか?1

    11月17日

    今回は少し早い更新になったかもしれない。いつも記事を読んでくれる読者に感謝する。

    ヤスのしゃべり場
    ホームページリンク
    ブログリンク

    ヤスのしゃべり場 vol.7

    こちらもどうぞ!2014年の世界を社会の深層から展望し、ブラックスワンの所在をあきらかにします!

    ヤスのしゃべり場 vol.7
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    ブログリンク

    「2014年には世界各地で予測できないブラックスワンが活性化する、日本人は集合意識のトラウマを乗り越えて自立できるのか?」
    日程:2013年11月23日(土)
    会場:東京都内(お申込の方に直接インフォメーション)
    時間:午後13:30~17:00の予定(決定ではありません)
    料金:5,000円 ※懇親会料金別途(終了後2時間予定)
    出演:高島康司 / 川島克之(出版社編集者)

    内容
    アメリカの覇権の凋落が著しい。まず回の「しゃべり場」では、覇権凋落の実態と、その政治経済的な影響をリアルタイムで見て行くことにする。

    一方、筆者のメルマガでも指摘しているように、これまでアメリカの覇権によって管理され、抑圧されていた集合意識と集合無意識のさまざまな内容が勢いよく噴出する時期に入った。「抑圧されたものの噴出」という過程である。この噴出こそが、これから予想を越えた出来事を引き起こすことになる。つまり、ブラックスワンの出現だ。

    これは日本でも同様である。日本社会の集合意識と集合無意識が意識の表面に現れる過程に入った。「しゃべり場」では、参加者とのディスカッションも介しながらこれがどういうものなのか見定める。

    ・米国覇権の凋落で訪れる変化
    ・アメリカ経済の実態
    ・金融危機はあるのか?
    ・抑圧されたものの噴出で出現するブラックスワン
    ・はたして日本はどうなのか?我々の内面から現れるもの
    ・意識の変化は本当に進行しているのか?


    必要事項をご明記のうえ下記のメールアドレスまでお送りください。

    名前(ふりがな)
    住所 〒
    電話番号(携帯優先)
    参加人数
    懇親会へのご参加有無(人数)
    しゃべり場事務局
    島田
    yasunoshaberiba@gmail.com


    高松の講演会

    以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!今回の講演会は面白くなりそうです!

    日時  平成25年11月22日(金)18:30受付 19:00~公演開始
    場所  高松テルサ  

    テルサ会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします
    〒761-0113 香川県高松市屋島西町2366-1
    Tel: 087-844-3511   Fax:087-844-3524

    会費   ¥3000/人

    講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。

    主 催  里坊会計事務所 里坊昌俊
    実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英

    内容
    ・アメリカがデフォルトする可能性はあるのか?
    ・アメリカの覇権失墜後の世界
    ・抑圧されたものの噴出とブラックスワン
    ・日本人の内面に抑圧されているもの
    ・2014年に何が起こるのか?
    など


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    有料メルマガのご紹介

    前回のメルマガでは、アメリカ経済の実態について紹介した。

    いまアメリカでは、成長率も失業率も改善し、経済の回復が比較的に速いペースで進んでいるとの見方が強い。回復を主導しているのは、3Dプリンターなどの新しいテクノロジーがけん引する第3次産業革命、ならびにシェールオイルとシェールガスのエネルギー革命である。この変化で、これからは中国に代ってアメリカが、製造業の生産拠点として復活するとも見られている。

    だが、アメリカの国内では悲惨な状況が継続している。職探しをあきらめた人々や、職が見つからず不安定なアルバイトに甘んじている人々を加算した米労働省のU6と呼ばれる統計を元に算定した実質的な失業率は、なんと24%にもなっている。

    一方米国内の企業は、専門職のインドなどへのアウトソーシングを進めて、専門職を中心とした大規模なリストラを実施している。人件費の削減による収益の改善が、米経済の回復を支えている背景のひとつだ。

    他方、リストラされた人々は、生活するために不安定なアルバイトのような仕事に就かざるを得ない。こうした仕事では、賃金が低すぎて生活できない。だが統計上は職を得ていると見なされるので、統計上は失業率が下がっている。これがアメリカの景気回復の実態だ。

    このため、景気が回復しているにもかかわらず、米政府の福祉政策である食料配給券の受給者の数はうなぎ登りで上昇し、この10年で2倍になっている。それにもかかわらず、強制的な予算削減のあおりで、食料配給券の予算は相当に縮小されようとしている。景気回復の陰で、極端な格差から、飢餓がアメリカで拡大しているのだ。

    暴動の中心となる失業した若者の人口が10万人を越える大都市がアメリカにはいくつもある。これらの大都市から食料暴動が始まるのは、もはや時間の問題ではないかとする記事も多い。

    もしこのような状況にでもなれば、2015年以降アメリカは歴史的な転換点を向かえ、独裁政権が生まれる可能性が高くなっているとするジョン・ホーグの予想が実現する方向に動くかもしれない。

    前回はこのような内容を解説した。

    次回のメルマガの予告

    やっと大幅に遅れていたウエブボットの最新報告書が発表になった。連邦政府の閉鎖やデフォルト懸念なので、アメリカの覇権の衰退が進行しているいま、アメリカ人の集合無意識がどのような方向に動いているのか見るには重要な情報源となる。極めて興味深い内容だ。

    今回の最新報告書の内容は、これまでとは明らかに異なった内容になっている。その一部を紹介する。

    再度ジョン・ホーグに日本の未来のビジョンを問い合わせるメールを書いた。返事があったらそれも掲載する。


    今回の記事

    2013年も残すところ1カ月と2週間になった。また、コルマンインデックスが10月28日に終了してから2年以上たった。

    そこで今回は、改めてコルマンインデックスの内容を振り返りながら、コルマンインデックスが予測していた方向の変化がいま進んでいるのかどうか検証してみたい。意外な現実が見えて来るので、シリーズの記事となる。今回は第1回目である。

    このブログを始めた理由

    すでに6年半も前になるが、2007年5月にこのブログを始めたひとつの理由は、コルマンインデックスにあるような人間の意識の変化が実際に起こる方向に我々が向かっているのかどうか、現実の社会動向の分析を通して確認してみることであった。

    さらに、そのような確認作業の過程を通して、政治や経済などの社会システムと、人間の意識の変化が一挙に把握できる総合的な視点が得られるのではないかと考えた。

    もちろん、いまでもこの原点には変化はない。これからも社会と意識の変化を総合的に把握する方向を目指して、得ることが可能なあらゆる情報や材料を通して見て行くつもりである。

    2013年も終ろうとしている。ジョン・ホーグをはじめ、2014年はどんな世界になるのか予測するさまざまな情報がすでに集まっている。これらは、特にメルマガを中心に徐々に紹介するつもりだ。

    そこで今回は、2014年が始まる前に、1)コルマンインデックスやハンク・ウエスルマンが予想した変化とはなんだったのか確認し、2)それらの変化が2011年10月28日以降の世界で実際に起こっているのかどうか確認したいと思う。

    一度こうした作業をやっておくと、これからの変化を見る上で重要な基準になるのではないかと思う。

    コルマンインデックスの予告した変化

    これまで何度も言ってきたことだが、2011年10月28日にマヤカレンダーが終了するとしていたコルマンインデックスは、この日に巨大な出来事が起こり、世界が劇的に変化することを予想したものではまったくない。コルマンインデックスが主張していたことは、2011年10月28日から、ある方向に向かう変化が加速するいうことである。

    これもすでに何度も掲載したことだが、以下がコルマンインデックスが主張していた変化の方向性だ。

    人間の意識の変化

    1)物欲や他者の支配を欲する権力欲が衰退し、人間関係に最大限の喜びを見いだす意識状態になる。

    2)将来の計画を志向する目的合理的な行動が希薄になり、生きている「いま」に最大の幸福を感じる意識に変化する。

    3)競争で勝利し、権力を追い求める強い自我を持った権力型の人格から、多くの人を対話で説得できる対話型の人格へと変化する。

    社会システムの変化

    4)ピラミッド型の階層構造やそうした構造に基づく権力型の組織が崩壊し、メンバーの協調によるフラットなネットワークの組織が社会のあらゆる側面を担うようになってゆく。

    5)無限の物欲の再生産と、無理な成長を強いる消費社会から、社会の実質的な必要性に基づいて生産する実質的な経済へと移行する。

    6)根拠のない幻想的な価値に基づく金融資本主義から、必要なものとサービスの生産を中心とした実体経済に移行する。

    7)第6サイクルの意識に基づいた古い社会集団への帰属意識が衰退し、国家の弱体化と消滅に向かう流れが出現する。

    思想の変化

    8)特定の民族のアイデンティティーに過度に固執する民族意識や国家主義が衰退し、普遍的な人類意識が出現する。

    9)左翼と右翼、保守と革新というように二極に分化した見方から、どんな対立した見方にも共通点を見いだし、対立を統合する総合的な知へと移行する。

    10)人間の外部に存在し、人間を支配する超越的な存在としての神の概念から、一人一人が神や仏の一部であることを実感する方向へとシフトする。

    ハンク・ウエスルマン博士の段階論

    さらにハンク・ウエスルマン博士は、やはりコルマンインデックスと同じような意識の変化が、歴史的な段階として起こるとして次のような段階論を提示している。いま最後の第5の段階に入り、意識の驚異的な覚醒が進んでいるのではないかと考えている。

    第1段階ー後期旧石器時代

    人間はまだ周囲の自然と完全に同一化し、分離していない段階。周囲の自然すべてが意識をもった生きた存在として信仰の対象となるアニミズムが一般的。シャーマンが媒介者。

    第2段階ー新石器時代

    まだアニミズムの状態にあるが、女性の繁殖力が崇拝の対象として突出してくる。まだ聖職者や宗教組織のようなものは存在しない。

    第3段階ーバビロンからギリシャ、ローマ帝国時代

    崇拝の対象が自然そのものや女性の繁殖力ではなく、神という特定の対象に限定されてくる。多くの神々がおり、それらは階層化される。専門の聖職者が現れる。

    第4段階ー過去2000年の西欧文明

    多神教の神々に代り、絶対的な唯一神が崇拝の対象となる。一神教の神を祭る巨大な宗教教団が台頭する。

    第4段階の終わりー現代

    科学の発達により、一神教の教えが無効であり、神話でしかないことが証明された時代。多くの一神教が信用を失墜する。

    第5段階ー2012年前後からやってくる新しい精神の時代

    これまで「神」と呼ばれ、崇拝されてきた超越的存在を個々の人間が自分の内面に直接体験できるょうになる時代。このため、聖なるものを信者に伝える聖職者の必要性はなくなるので、宗教教団のような組織も消滅する。新しい神秘主義のはじまりの時代。

    ウエスルマン博士は、このような人間の精神の進化をベースに、いままさに人々が覚醒し、新しい精神に目覚めようとしていると考えている。

    変化の中核、個人こそが偉大な力

    さて、こうした変化をまとめると次のようになる。変化の中核となるのは、やはり個人が自分の内面に超越的な力を感じ、自分こそが神であり仏であると強く自覚する意識の変化であろう。

    このような意識の変化を個々の人間が体験すると、自分の内面には目の前の現実を変革し、新しい現実を生成できる偉大な力が内在していることを実感する。自分が思うように現実を変革できるのだから、この現実生成の力こそ、個人が自立する根拠となる。すると、保護と引き換えに個人を組織に埋め込むあらゆる権力や階層型の組織に依存する必要もなくなる。また、自分の存在根拠を特定の集団に求める民族主義やイデオロギーからも自由になる。

    そのように意識が変化した個人は、必要に応じてそれぞれが相互に結合するので、社会全体が階層化されないネットワーク型の社会へと移行する。

    コルマンインデックスやウエルスマン博士が言う変化とは、意識変化による個人の自立が呼び覚ます包括的な社会変化を指している。

    こうした変化は本当に進んでいるのか?

    やはり、ここでもっとも問題になるのは、こうした変化が現実に起こっているのかどうかということだ。

    もし現実の動きのなかで変化が確認できなければ、コルマンインデックスやウエルスマン博士のような思想は、特定の思い込みの強い人々が作り出したファンタジーにしか過ぎないことになる。それは、特定の集団に支持される文化かもしれないが、現実とはなんのかかわりもないことになる。

    実際はどうなのだろうか?このような意識変化が実際に進んでいる兆候はあるのだろうか?

    意味場(イミーバ)による現実の生成

    結論を先に言うと、いままさに個人が現実を生成する主体になる変化が急速に進んでいる。このブログの過去の記事やメルマガなどで「意味場(イミーバ)」というものの存在を何度か解説したが、その機能からコルマンインデックスにあるような意識の変化が実際に進んでいることがよく分かる。

    イミーバとは、多くの人々が対話するフェースブックやツイッターなどのSNS、また自由に思ったことを書き込める掲示板などのことだ。

    こうしたサイトをイミーバと呼ぶのは、ここでは作家と読者、先生と生徒、生産者と消費者というような固定化された社会的な立場が無視され、どんな参加者でも個人に還元されてしまうからである。

    社会的な主体を基礎にした人間関係では、社会的主体としての立場を越えるコミュニケーションは成り立ちにくい。自分が営業マンであれば、相手に話す内容は営業マンとしての立場に強く規制される。立場の枠を越えて、個人として振る舞うことは極めて難しい。

    ところが、社会的な立場が無化され、全員が個人に還元されるイミーバでは、社会的立場による規制のない自由なコミュニケーションが可能となる。あらゆる内容の「意味」が自由に飛び交うのである。これが、SNSやBBSをイミーバと呼ぶ理由である。

    イミーバの現実生成のメカニズム

    イミーバではあらゆる内容が話題になる。そこには規制が存在しない。そしてどんな内容でも、それがアクセスが多いイミーバで話題になると、1)イミーバの会話内容がまとめられ、2)内容を現実にある出来事とリンクする過程が始まる。

    これらの過程を通すと、どんな奇想天外な内容であっても強いリアリティーが付与される。「違った時間軸からやってきた男」や「未来人、ジョン・タイター」はそのよい例だ。

    そして、話題に一度強いリアリティーが付与されると、さらに映像や本などの他のメディアにコピーされ、商品として流通するようになる。ここまで来ると、はじめはアクセスの多いイミーバの会話内容にしかすぎなかったものが、現実に存在するものとして一人歩きを始めるのである。

    このような状況まで至ると、それが現実であると信じ込む多くの人々が現れ、それに基づいて実際に行動するようになる。イミーバから始まった話題が、巨大な社会行動の引き金になることも十分にある。

    個人が現実を変化さえる主体になる

    このように見ると、個人の思っている内容がイミーバを媒介することで、実際に現実を変革し、新しい現実を生成するための巨大な力になる可能性があることを示している。

    つまりこれは、個人という極小の存在が、社会的な現実を変化させ、生成させるための大きな力を得たということだ。これこそまさに、個人が現実を生成する力があることを認識する、コルマンインデックスの意識変化の過程の重要な側面であるということができるだろう。

    第3次産業革命による変化

    しかし、個人が超越的な現実生成の力をもつことを実感する状況はイミーバには止まらない。

    イミーバが生成するものは思想や想念であって、物質的な現実そのものではない。だが、3Dプリンターやレーザーカッター、そして3Dスキャナーなどの画期的な新しいテクノロジーを用いると、これまでは大規模な製造業しか生産することのできなかったさまざまな製品が、個人の手によって簡単に生産することができる。とことんカスタマイズした家電や車、さらには航空機さえも作成が可能になってしまう。

    このテクノロジーを活用すると、我々の生活空間には、個人の斬新なアイデアを体現したあらゆる製品があふれることになる。

    さらに、そうした新しい製品のアイデアは、SNSのようなイミーバを通すことで、多くの個人の対話の連鎖からさらに新しい製品のアイデアと発展する。それらが実際に生産されると、我々の生活空間を大きく変える力になる。

    このように見ると、この動きは個人が現実を物質的に生成する力を獲得したということを意味する。これは、コルマンインデックスにあるように、物質的な現実を生成する主体こそ我々自身であるという意識を強めるはずである。

    ネットワーク型の社会へと向かう流れ

    このように、イミーバや第3次産業革命のテクノロジーは、個人が現実を変化させ、生成することのできる巨大な力を有していることを証明するものである。では、それが一般化した先にはどのような状況が待っているのだろうか?

    おそらくそれは、コルマンインデックスの4)にあるような、ピラミッド型の階層構造やそうした構造に基づく権力型の組織が崩壊し、メンバーの協調によるフラットなネットワークの組織が社会のあらゆる側面を担うようになる社会の出現であろう。

    個人が巨大な現実生成能力をもっているのだから、それを発揮すれば、ピラミッド型の階層構造をもつ権力的な組織に依存しなくてもよい自立性を獲得できるということである。

    すさまじい押し戻し

    このように見ると、コルマンインデックスで予告されていたような変化は、いままさに進行しているかのように見える。

    コルマンインデックス終了の少し前から始まったアラブの春や、今年になって突然と始まったトルコやブラジルの抗議運動では、SNSが運動を拡散する大きな役割を果たしたので、イミーバによる個人の発信力がどれほど大きな力をもつのか我々の認識を新たにさせた。

    また、コルマンインデックスの終了時点では始まったばかりだった第3次産業革命は、すでにあらゆる産業を飲み込む大きな流れとなり、個人が作成したあらゆる製品が実に多くのサイトに氾濫している。

    このように見ると、コルマンインデックスが指摘したような、個人が現実を生成する主体者となる動きは確実に加速しているように見える。

    だが、我々の社会がこの方向に動くという保証はまだないと言わねばならない。それというのも、権力型の階層組織を強化したり、民族意識や国家主義を逆に強化するすさまじい押し戻しの力が同時に存在しているからである。

    その意味では、我々はどちらの方向に進むのかまだはっきりしない状況にいる。押し戻しの力がどのようなものなのか、次の記事に書くことにする。

    続く

    むちゃくちゃおもしろかった講談

    筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。

    田辺鶴瑛

    筆者のいとこのブログ

    筆者にいとこがスピリチュアル系のカウンセラーになっていたのを最近知ることとなった。以下にリンクする。よろしかったらどうぞ。

    ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」

    このブログの基本方針

    このブログの基本方針を掲載しました。記事をお読みになる前にかならず一度はお読みになってください。

    基本方針リンク

    読むとくドットコム

    筆者がコンサルティングにかかわっている会社が子供用の国語音声教材の提供を始めた。子供用だが、実によい名作がmp3の音声ファイルで聴くことができる。大人の心の琴線に触れる作品がとても多い。よいサイトだと思う。よかったらどうぞ!

    読むとくドットコム

    驚異的な前世リーディングサイト
    遠い記憶・前世からの約束

    前世リーディング問い合わせ電話番号
    080-3128-8600

    筆者の友人の作家のブログ

    茶房ちよちよ
    駒村吉重のブログ。いつもの飯、酒、より道、脱線、思いごと


    便利な学校検索サイトです!

    海外子女.com

    投稿に関しては以下の方針に従い、どうしても必要な場合以外は削除しないことにしておりますが、他者の人格を傷つける不適切な表現がある場合は例外とし、予告無しに削除し、投稿禁止にする場合もあります。

    意味産出の現場としてのBBSやブログ

    また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。

    いま何がおこっているのか?

    ヤスの英語

    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

    久々の陰謀論と興味深いビデオ

    11月9日

    あいかわらず遅い更新だが、いつも読んでいただいている読者の方々には感謝する。

    ヤスのしゃべり場
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    ヤスのしゃべり場 vol.7

    こちらもどうぞ!2014年の世界を社会の深層から展望し、ブラックスワンの所在をあきらかにします!

    ヤスのしゃべり場 vol.7
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    ブログリンク



    「2014年には世界各地で予測できないブラックスワンが活性化する、日本人は集合意識のトラウマを乗り越えて自立できるのか?」
    日程:2013年11月23日(土)
    会場:東京都内(お申込の方に直接インフォメーション)
    時間:午後13:30~17:00の予定(決定ではありません)
    料金:5,000円 ※懇親会料金別途(終了後2時間予定)
    出演:高島康司 / 川島克之(出版社編集者)

    内容
    アメリカの覇権の凋落が著しい。まず回の「しゃべり場」では、覇権凋落の実態と、その政治経済的な影響をリアルタイムで見て行くことにする。

    一方、筆者のメルマガでも指摘しているように、これまでアメリカの覇権によって管理され、抑圧されていた集合意識と集合無意識のさまざまな内容が勢いよく噴出する時期に入った。「抑圧されたものの噴出」という過程である。この噴出こそが、これから予想を越えた出来事を引き起こすことになる。つまり、ブラックスワンの出現だ。

    これは日本でも同様である。日本社会の集合意識と集合無意識が意識の表面に現れる過程に入った。「しゃべり場」では、参加者とのディスカッションも介しながらこれがどういうものなのか見定める。


    必要事項をご明記のうえ下記のメールアドレスまでお送りください。

    名前(ふりがな)
    住所 〒
    電話番号(携帯優先)
    参加人数
    懇親会へのご参加有無(人数)
    しゃべり場事務局
    島田
    yasunoshaberiba@gmail.com


    高松の講演会

    以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!今回の講演会は面白くなりそうです!

    日時  平成25年11月22日(金)18:30受付 19:00~公演開始
    場所  高松テルサ  

    テルサ会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします
    〒761-0113 香川県高松市屋島西町2366-1
    Tel: 087-844-3511   Fax:087-844-3524

    会費   ¥3000/人

    講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。

    主 催  里坊会計事務所 里坊昌俊
    実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英

    内容
    ・アメリカがデフォルトする可能性はあるのか?
    ・アメリカの覇権失墜後の世界
    ・抑圧されたものの噴出とブラックスワン
    ・日本人の内面に抑圧されているもの
    ・2014年に何が起こるのか?
    など


    また本が出ます。すごく面白い本だと思います。よろしかったらどうぞ!

    日本、残された方向と選択~緊急分析!! 近未来の予測・予言を大解明!
    houkou

    むちゃくちゃうまい醤油!

    筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。

    金両醤油

    お知らせ

    5月21日、ウエブボットの報告書の最新版が発表になりました。いま詳細な要約の作業を続けていますが、これまでのように「予言解説書」のような体裁で出すことはしないことにいたしました。詳細な要約はすべてメルマガに発表いたしますので、最新報告書の内容を知りたい方は、メルマガを購読なさってください。

    記事全文の音声ファイル

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

    音声ファイル

    有料メルマガの予告

    ジョン・ホーグに出したメールの返事が来た。日本に関する予言そのものではなかったが、興味深い内容だった。12月に出版する「2014年予言」に、日本に関する包括的な内容を掲載すると言う。返事の全文は次のメルマガに掲載する。

    前回のメルマガでは、覇権の凋落を受け入れるアメリカ国内の雰囲気の変化を紹介し、著名な占星術師でホワイトハウスのスタッフからもコンタクトされているジョン・ホーグが発掘した忘れられていた予言者、マシアス・ストロムバーガーの予言を紹介した。

    次回は、ウエブボットの最新の報告書の内容を紹介したい。データがあまりに膨大で処理が難しく、公開が遅れているという。次回に間に合わない場合は、引き続きジョン・ホーグのビジョンで未掲載のものを紹介するが、公開が間に合えばウエブボットを掲載する。


    今回の記事

    今回はいまアメリカの陰謀系サイトで注目されているビデオを紹介する。興味深い内容だ。

    4カ月前の記事

    いまあるビデオが、陰謀系のサイトで注目されている。このビデオの元になったのは、約4カ月前に行われたNASAによる2基のロケットの打ち上げだ。以下がNASAのサイトに掲載された記事だ。全文を翻訳した。以下である。元記事のリンクはここ。

    ロケットの赤い炎!7月4日にNASAは2つのロケットを打ち上げた
    2013年7月4日


    7月4日の早朝、NASAはバージニア州の東海岸から、大気圏上層における電気の渦を調査する目的で、小さなロケットを2基打ち上げた。

    ロケットはそれぞれ15秒間隔で、ワループ島にあるワループ飛行施設から打ち上げられた。目的は、地球の電離層で流れる風の電流を、ブラックブラントVブースターとテリアーインプルーブドオリオンの2つのロケットが搭載する装置で観測することだ。

    「我々はラックブラントVブースターとテリア・インプルーブドオリオンのロケットの打ち上げを、独立記念日の花火大会として行っている」とNASAのワループ飛行施設の係官は、打ち上げの成功後にツイッターでつぶやいた。

    ブラックブラントVロケットは午前10時31分25秒に、そしてテリア・インプルーブドオリオンは午前10時31分40秒に打ち上げられた。

    NASAによるこの7月4日の打ち上げは、日本の宇宙航空研究開発機構と共同で行っている「昼間ダイナモミッション」の一環である。このプロジェクトは、地上48キロから965キロの上空の電離層で電流がどのように流れるのか調査することが目的だ。これは地球の発電機で、人類はこれに依存している。

    衛星放送や通信では電波は電離層に反射するが、航海標識が地上に到達するためには電離層を通過しなければならない。もし電離層が撹乱すると、これらのシグナルも撹乱される。このようにNASAの担当官は話した。

    ブラックブラントVロケットは電離層の荷電粒子を計測するための装置を搭載し、より小さいテリア・インプルーブドオリオンは、地上の研究者が電流の風のパターンを計測できるように、リチウムガスを散布した。2基のロケットは上空160キロまで上昇する予定だが、地球の周回軌道に乗るにはスピードも高度も足りない。

    この打ち上げは、ワルーン発射場の天候悪化が原因で何日も延期された後に実施された。曇りと強い風が原因で、6月24日以来発射は何度も遅れた。7月4日に発射できたのは、偶然である。

    発射直後「独立記念日おめでとう」と管制官はミッションチームに言った。「我々はロケットの打ち上げでみんなをびっくりさせたんだ。」

    あるビデオ

    この記事だけを見ると、特に重要でもなんでもない記事のように見える。いつも行われているNASAによる衛星打ち上げを報告する記事だ。

    ところが最近、このロケットによるリチウムガスの散布にはまったく別の意図があるのではないかとするビデオが掲載された。

    このビデオをいち早く紹介したのは、ベストセラー作家で、ブッシュ政権を激しく非難した著作をもつアレキサンドラ・ブルースのサイトだ。注目すべきビデオとして紹介されている。

    リチウム散布の本来の目的

    英語のビデオなので、おおよその内容を日本語で紹介する。



    「7月4日に打ち上げられたこのロケットはリチウムガスを放出したが、地図を見ると分かるが、放出されたリチュームガスはメイン州からノースカロライナ州に及ぶ非常に広いエリアに拡散した。これはFEMAの第3区域に所属するエリアである。

    日本がこのプロジェクトにかかわった理由は、軍事を含む通信の周波数に対して、リチウムガスにどのような効果があるのか見せるためだとしている。」

    このブログの読者の方であればとっくにご存知だと思うが、大規模な災害時に連邦政府の各機関を統括する役割をもつFEMA(緊急援助庁)には、一般市民の連邦政府に対する大規模な反乱が起こった場合、反乱を掃討し、一般市民を強制的に収容し管理する機能があると言われている。そのため、米国全土に存在する強制収容所を思わせる多くの謎の施設や、国民を管理するさまざまな計画がすでに存在しているという。

    陰謀論では有名な話だが、以下のビデオはFEMAの強制収容所がどのようなものであるのか、分かりやすく解説している。





    リチウムガス散布の先のビデオでは、リチウムガスが「FEMA第3区域に散布された」とある。これは、米政府が全米を5つのFEMA区域に分けて強制収用施設を建設しているので、その「第3区域」に散布されたと言いたいのだろう。

    もちろん、これがすべてなんの根拠もない陰謀論ではないかとする説も有力だ。いま米国では、メキシコや中南米などからやってくる不法移民が1100万人ほどいるが、すでに米国内に居住しているこれら移民を「暫定登録移民」として合法化する代わりに、新しい不法移民の流入を厳しく取り締まることにしている。

    強制収容所に見える施設の一部は、流入した不法移民を一時的に収容する施設で、米国の一般市民の強制収容所とはなんの関係もないという見方もある。

    リチウムとは

    では、リチウム散布ビデオの解説に戻る。ビデオではリチウムという物質の性質について解説している。

    「リチウムは、もっとも軽い金属である。反応度は他のアルカリ系の金属同様とても高い。そのため、通信の周波数によって形成される電磁波に強く反応することで知られている。

    またリチウムの原子核は非常に不安定なので、自然界には広く分布しているものの、単体では存在していない。イオンを含む物質に含有されている。リチウムは水素爆弾や核融合炉で、核融合燃料を生成するために使われる。

    リチウムは、耐火ガラスや耐火セラミック、また電池などに使用される。」

    リチウムのもたらす影響

    このようにリチウムの物質としての性質を簡単に説明した後、リチウムの恐ろしさについて解説する。

    「湿気の多い空気に接触すると、リチウムは腐食する。腐食するとリチウムの表面は、黒い銀色に変色する。この性質のため、リチウムは伝導性のある金属としては短時間しか使うことができない。

    腐食したリチウムは炭酸リチウムに変化する。炭酸リチウムは向精神剤としての効果があるのだ。いま炭酸リチウムは、特に双極性障害(躁鬱病)の治療薬として使われている。それは気分の安定剤なのである。特にうつ状態における記憶障害に有効だとされている。」

    このように解説しながら、ビデオではこうした炭酸リチウムが空中から散布された場合、これを体内に取り込んでしまった地上の人間には大きな障害があるのではないかとして次のように言う。

    「炭酸リチウムの副作用だが、放心状態、手と身体の痙攣、腎性尿崩症、吐き気と頭痛、下痢、息切れ、平衡感覚の喪失、精神錯乱、無気力感、テンカン、昏睡状態、著しい甲状腺の機能低下、筋肉の収縮、けいれん、腎不全、小脳機能障害が起こる。また、強度の鬱病が発症するリスクが高まる。さらに、体重増加や子供の奇形を引き起こす。」

    さらに、ビデオではリチウム接種が呼吸器に及ぼす影響も大きいとしている。

    「リチウムはとても腐食性が高い。湿った空気に触れると毒性の強い水酸化物質を産出するので取り扱いには注意を要する。

    リチウムの粒子が鼻や喉に入ると不快感を感じるが、そのまま粒子を呼吸し続けると肺水腫になる恐れもある。事実、私はそうなった。」

    さらにビデオでは、炭酸リチウムが雲に着色するための色素として使用されている事実を指摘した。

    研究施設の調査

    最後にビデオでは、アラバマ州で「太平洋研究所」という環境関連の研究機関が、目的も告げずに車を止めてドライバーを検査している事実を紹介している。

    「5月30日から6月1日にかけて、アラバマ州のセントクレア郡とビッブ郡で、ハイウエーパトロールはランダムに車を停車させ、ドライバーの血液とDNAのサンプルを任意で採取した。これは太平洋研究所の実施している調査である。」

    このビデオの言いたいこと

    このビデオは、7月4日にNASAと日本の宇宙航空研究開発機構が行った7月4日の2基のロケット打ち上げは、FEMAの第3区域にリチウムガスを散布して、住民の健康にどのような影響が出てくるのか調査する目的で実施したのではないかとの疑念を呈している。

    FEMAは、国内が混乱した際、一般市民をコントロールし、強制収用する多数のプログラムや施設を有していると一部では見られている。ビデオでは、リチウムガスの向精神薬としての効果に着目し、一般市民を精神的にコントロールする効果を見るために散布されたのではないかと疑っているのだ。

    もちろん、このビデオが提起する疑念になんらかの根拠があるのかどうかは分からない。ビデオ作成者の単純な思い込みかもしれない。

    また、先に書いたように、FEMAが多数の強制収容所を運営しているとする陰謀論では一般的な説そのものが、不法移民を一時収容するなどさまざまな目的で建設された施設を、強い思い込みから誤解したものなのかもしれない。

    日本がかかわってるのか?

    また、このビデオが提起している疑惑がすべて事実だとしてだが、このようなプロジェクトに日本の機関がかかわっているのは不気味だ。本当はどういった意図があるのだろうか?

    ジョン・ホーグのビジョン

    一方、筆者はすべての可能性にオープンであるべきだと思うので、こうした陰謀論も単純に否定するべきではないと考えている。もちろん、頭から信じ込んでしまうのはもってのほかだが。

    ところで、有料メルマガで紹介した人物にジョン・ホーグがいる。ジョン・ホーグは、アメリカを代表するノストラダムスの研究者であり、また著名な占星術師でもある。

    アメリカの歴代の政権には、ときどきプロの占星術師がアドバイザーとしてかかわっていることがある。例えば1980年代のレーガン政権では、ファーストレディーのナンシー・レーガンのアドバイザーとして占星術師のジョーン・キグリーがいた。

    キグリーの自伝によると、自宅にはホワイトハウスの直通電話があり、むしろレーガン大統領からの相談が多かったという。

    実はオバマ政権では、ジョン・ホーグがなんらかのアドバイスを提供している可能性があるのだ。ネットラジオに出演したジョン・ホーグは、ホワイトハウスのスタッフから連絡があり、アドバイスしていることを認めている。だれから連絡があるのかは明かさなかったが。

    前々回の有料メルマガでは、ジョン・ホーグが最新著書「2013年ー2014年予言」で明らかにした未来のビジョンを詳しく紹介した。ブログではその一部を紹介する。以下である。

    「いま、アメリカも世界ももっとも重要な時期に入っている。2013年5月から2014年12月の期間だ。もしこの期間に、アメリカやその他の国々が、すでに限界にきている既存の政治経済的システムを軌道修正するなら、2015年からは、現在よりもバランスのよい世界が出現し、楽観的な未来がやってくるはずだ。我々にとっては大きなチャンスである。

    だが、この時期を逸し、既存のシステムの改革が行われないとなると、2015年からは、出来事が起こるペースが加速し、アメリカも世界も最悪な方向に向かう。そして、2020年代には、我々はその結果に苦しむことになるはずだ。」

    ジョン・ホーグはこのように言い、これからアメリカは危機の時代を向かえるとしている。

    「アメリカは28年に一度、国としてのアイデンティティーを問い直し、これを刷新する運命にある。2013年から2014年にかけての時期に、このサイクルは再度巡ってきた。だが、今回は以前のサイクルとは大きく異なっている。死と破壊を意味する土星が、アメリカの星座であるさそり座を通過するのだ。28年の刷新のサイクルとこれが重なることは、アメリカの歴史ではかつてなかったことだ。

    これは何を意味するのだろうか?それは、もし2013年5月から2014年12月の期間に、アメリカ国民が、国家による徹底した情報管理と、金融資本の利害を優先した格差の固定化という流れに本格的に抵抗しないと、アメリカは民主主義を停止し、金融資本と軍産複合体が支配する独裁政権に移行してしまうという未来だ。

    おそらく、2014年から始まるアメリカのデフォルトと、それに伴うドルと米国債の大幅な下落がきっかけとなり、政府は物価の政府管理を導入する。これは独裁政権の成立を加速させることになるはずだ。今回の28年のサイクルで、アメリカは独裁政権になってしまうのだ。

    この未来の姿は、アイン・ランドの描いた「アトラス・シュラッグド」そのものである。」

    以上である。

    さて、どうだろうか?「アメリカは民主主義を停止し、金融資本と軍産複合体が支配する独裁政権に移行する」というイメージは、先に紹介したリチウム散布のビデオの警告とシンクロしていることは実に興味深い。

    筆者は2004年ころからジョン・ホーグの著作を読んでいるが、実に緻密な政治経済的な情勢分析に基づいた非常に正確な予測を行っている。

    例えば、1968年から2012年まで、すべての大統領選挙で結果を的中させており、すでに1997年からヒラリー・クリントンが2008年の大統領選で最有力候補になることを予測し的中させている。

    またオバマが大統領になった2008年の選挙では、ジョン・ホーグは以下のように予測していた。

    「オバマは間違いなく大統領になる運命を背負った人物だが、彼は2008年の選挙で大統領になるべき人ではない。彼はその後の2012年か2016年に大統領になるべきなのだ。すると偉大な大統領になるだろう。だが、2008年に早期に大統領になってしまった場合、暗殺の危機に遭遇するか、または周囲のパワーグループに阻まれ有効な政策が実行できなくなるだろう。死に体になるのだ。」

    いまから見ると、これは的中していると言って間違いない。

    とするなら、アメリカが独裁政権になるというビジョンも実現するのだろうか?

    また、先のリチウム散布ビデオや陰謀論系のサイトでは、FEMAによる一般市民を対象にした強権的な管理の計画が存在しており、それはアメリカの独裁政権化を目標にしたものだとしている。

    この見方が実際の現実の動きを反映しているなら、すでにその動きは始まっているのかもしれない。だとするのら、リチウム散布ビデオの警告も理解できなくはない。判断は読者に任せることにする。

    アメリカ人の集合意識

    だが、実際はどうであれ、アメリカがデフォルトし、それによるハイパーインフレが背景となり、アメリカが独裁政権化するという陰謀論的なシナリオは、間違いなくアメリカ人の集合意識の一部になっている。

    前回のメルマガでも紹介したが、著名な歴史学者のイマニュエル・ウォーラスティンが、こうしたシナリオにもある程度の現実性があることをはっきりと認めている。今後どうなるのか注視して行きたい。


    続く

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    筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。

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