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    2013-02

    アメリカの覇権は本当に衰退するのか?1

    2月9日

    いつもお読みいただいている読者の方に感謝します。ちょっと早く更新できました。

    隕石の落下

    隕石がシベリアに落下した。日本のニュースではあまり出ていない動画がYoutubeにあったので掲載する。

    落下地点の画像


    衝撃波


    映像のまとめ


    アネモネの講演会

    詳細リンク

    以下の日程で講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!

    2013年はどんな年になるのか?

    主な講演内容
    *ほとんど報道されない中国国内の状況
    *中国共産党は生き延びられるのか?
    *大きく変化するアメリカの状況
    *追いつめられ、孤立する日本
    *領土問題の行方
    *日本は中国と戦争するのか?
    *リモートビューイングで明らかになった2013年
    *多くの人が体験している精神的な変化
    *いま人間の意識の何がどう変化しているのか?
    *ウェブボット最新報告書

    日 時:2013年2月24日(日)
    14:00~16:00(開場13:30)
    会 場 荏川倶楽部 
    東京都品川区北品川2-32-3
    ■京浜急行新馬場駅徒歩2分
    料 金 前売3,000円/当日4,000円(各税込)【イベント番号:STY01】

    申し込み先
    ビオ・マガジン イベント係
    TEL : 03-5436-9200
    FAX : 03-5436-9209
    E-Mail : workshop@anemone.net
    担当 / 奥山

    ビデオ番組

    DMMのビデオ番組に出ました。「ヤスさんと呑もう!」という題名です。かなり怪しいビデオです(笑)。司会者も相当に怪しいですが。3月まで無料で4月からはイベント化するそうです。そのダイジェストです。



    むちゃくちゃうまい醤油!

    筆者は、隔月で高松の経済団体で講演会を行っている。そのとき、高松で評判になっているおいしい醤油のことを教えられた。小豆島の醤油である。早速、注文して見たが濃厚な味でものすごくうまかった!世の中にはうまいものがあるののだと思った。よろしかったらどうぞ。

    金両醤油

    お知らせ

    5月21日、ウエブボットの報告書の最新版が発表になりました。いま詳細な要約の作業を続けていますが、これまでのように「予言解説書」のような体裁で出すことはしないことにいたしました。詳細な要約はすべてメルマガに発表いたしますので、最新報告書の内容を知りたい方は、メルマガを購読なさってください。

    記事全文の音声ファイル

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

    音声ファイル

    植草一秀氏との対談

    筆者が尊敬する植草一秀氏との対談が実現した。思った以上に内容の濃い講演と対談になったと思う。さすが、日本を代表するエコノミストだけあって、その金融経済の予測には圧倒された。

    しかし、今回はあえて「幸福と日本人の生き方」をテーマに対談した。植草氏の実に深く、慈愛にあふれた人間性が全面に出た対談となった。内容は次回のメルマガで詳しく紹介する。

    有料メルマガのご紹介

    今回はまず、アメリカとヨーロッパの経済の回復について解説した。これは今回のブログの記事でも一部解説する。

    次に、信頼できる特殊能力者が見た日中の武力衝突のビジョンについて詳しく紹介した。もしかしたら、2月が転換点になるのかもしれない。

    最後に、ジョセフ・ティテルの2013年予言の正式版が発表になったので、その要約を紹介した。

    今回の記事

    まず今回は、中国海軍による海上自衛隊の護衛艦、およびヘリコプターの射撃用レーダが照射された事件について解説する。

    次に、メルマガにも書いたが、アメリカの覇権が本当に衰退しているのかどうか検証する。

    最後に、ハワイで行った人類学者でシャーマンのハンク・ウエスルマン博士との対談について報告する。

    中国海軍による射撃用レーダの照射

    先日、中国の南海艦隊に所属する巡洋艦から、海上自衛隊の護衛艦、ならびにそれから飛び立ったヘリコプターにミサイル攻撃の際、目標を捕捉する射撃管制用レーダーが1月31日に照射された事実が分析の結果明かになった。

    これに日本政府は中国の駐日大使を呼び、強く抗議した。一方、中国外務省はこれを報道で知ったことを明らかにし、南海艦隊の一部の現場部隊が中国政府や共産党のコントロール下にはなく、単独行動をとっていることを匂わせた。

    たしかに、過去にも艦隊司令部の指示を無視した現場の指揮官が起こした出来事があった。

    2010年4月8日と21日に、演習をしている中国海軍のヘリコプターが、海上自衛隊の護衛艦に90メートルの位置まで急接近した事件が2度発生した。このときもヘリのパイロットは、艦隊司令部の指示を無視して行ったと言われている。

    単独行動をする愛国的な指揮官

    これは大変に危険な状況だが、これに対しては2つの異なった見方が出されている。

    ひとつは、南海艦隊の一部の現場部隊や指揮官の間では過剰なナショナリズムと愛国主義が充満しており、日本とも戦争を辞さないとする雰囲気が強くなっている。このため、中国政府や共産党の指示にも従わない現場の指揮官や部隊が実際に増えているとする見方である。

    今回の事件がこうした指揮官によって引き起こされたものであり、近い将来、政府が管理できない部隊によって紛争の引き金が実際に引かれるのではないかという。

    今回のメルマガでもこの見方を採った。

    ストラトフォーの分析

    一方、2月7日、CIA系のシンクタンク、ストラトフォーは今回の事件に関する分析記事を掲載し、今回の事件が政府の指示に従わない現場部隊の単独行動であるとの説を退けた。それは以下のような内容だ。

    1)中国政府は、今回の事件は南海艦隊の現場部隊の単独行動によって引き起こされたとしている。これは中国外務省の記者会見で明らかにされた。

    2)しかし、これは現実的に考えられない。まず、南海艦隊の指令系統は共産党の中央軍事委員会は完全に掌握しており、現場の指揮官や部隊が単独行動を採れる余地はほとんどない。階層型の指揮系統が特徴だ。

    3)また、南海艦隊の予算も共産党中央軍事委員会がすべて掌握している。中央の指示に背いた場合、人事の降格や予算の削減は避けられない。

    4)したがって、中国政府が今回の事件を南海艦隊の単独行動としての見方を出しているのは、中国政府の戦略であると考えられる。つまり、すでに中国海軍は政府さえコントロールできないので、刺激するとなにをするのか分からないとして周辺諸国を威嚇し、領土問題で自制を促すという高度な戦略だ。


    このどちらの見方が正しいのか、もう少し情報を集めてみないと分からないが、ストラトフォーの分析も十分に説得力がる。

    チャイナ3.0

    いずれにせよ、周知のように、いま中国では国民のストレスがたまっており、臨界点に達しつつある。

    一方では、昨年の4月に米ギャラップ社がBRICs諸国で実施した世論調査の結果によると、中国国民の72% が「昨年の生活水準に満足」と答えている。これは発展の著しいBRICs諸国のなかでも高い数値である。連続3年この数値は上昇している。

    ちなみに、ブラジルは77%、インドが61%、南アフリカが45%、そしてロシアが39%だった。これは、都市中間層を中心に生活に満足している層が存在することを示している。

    だが他方では、差別的な農民戸籍に縛られ、都市の安い出稼ぎ労働力に止めおかれた農民工による、毛沢東時代の平等な社会への回帰を目指す過激な運動も存在する。

    さらに、共産党の強い言論統制と政治のコントロールに反対し、民主化を要求する中間層の運動も拡大しつつある。

    韓国、マレーシア、シンガポールなど、経済成長を加速させるための強権的な独裁政権から出発し、内需主導による経済成長と、中間層を基盤にした安定した市民社会を実現した国々では、国民の平均年収が1万5000ドルを越えた当たりから民主化運動が激しくなり、独裁政権が崩壊に向かうとされている。

    中国では、米大統領の諮問機関である「国家情報会議」が作成した最新の報告書、「グローバルトレンズ:2030」によると、これから5年以内に中国はこの危険水域に入ると予想されている。これから数年のうちに大きな転換点がやってくる可能性は否定できない。

    このようななか、EUの著名なシンクタンク、「欧州外交問題評議会(ECFR)」が極めて興味深い報告書を出した。「チャイナ3.0」である。

    これは、中国指導部の周辺で行われている、外部からではめったに知ることのできない論争を、分野とグループごとに詳しく紹介したレポートである。

    レポートからは、ストレスでいまにも爆発しそうになっている中国国民の動向を真に恐れ、安定した中間層を中心とした内需主導型の発展モデルへどうやったらソフトランディングさせて行けばよいのか暗中模索する中国指導部の強い危機感が滲み出ている。歴史的にモデルのまったくない荒野に乗り出す恐怖感のようなものが伝わってくる。

    ここでは、高度経済成長を実現した過去20年の歴史を「格差を拡大し、社会の統合性を損ねた失われた20年」と断ずる政府系エコノミストがいる一方、市場原理をさらに導入して規制緩和し、従来のような輸出経済の強化を主張するネオコン系エコノミスト、さらには、共産党による社会主義革命は儒教に基づく中国の伝統的な共同体を破壊したとして、革命以前の共同体の復興を主張する政府系研究機関など、驚くほど多様な議論が出て来ている。

    そして、なによりも注目されるべきなのは、内陸部の都市、重慶でいま行われている大規模な実験である。

    中国は一枚岩ではない。驚くほど多様的だ。下手をすると、アメリカ国内で見れらる議論よりも多様的だ。将来の中国のモデルを巡る論争を追うことで、これから変動期に入る可能性が高い中国の動きを知ることができる。

    やもすると日本では、中国は分裂するのか、共産党一党独裁を維持するのか、または民主化するのかという3つくらいの選択肢に還元されて見られている。だが実際は、はるかに多様なニュアンスのある変化を遂げているのが分かる。

    ブログの記事では紹介仕切れないので、詳しくは次回のメルマガで解説する。

    アメリカの覇権は本当に失墜するのか?

    では今回のメインテーマに行く。

    いま日本でも海外でも、アメリカの覇権の時代は終演し、多極化した国際秩序の時代へと急速に移行しつつあるという見方が一般的だ。そのなかでも、中国が強大な地域覇権大国として台頭し、世界経済の一角をいわば「中華圏」として再編成する流れに入ったとの認識は広く共有されつつある。

    このような認識は、日本のみならず海外でも一般的だ。先に紹介した「国家情報会議」の予測レポート、「グローバルトレンズ:2030」でも、中国の台頭とアメリカの覇権の衰退はすでに規定の事実として理解され、これを前提に将来の予測が組み立てられている。

    復権するアメリカ経済


    しかし、本当にアメリカの覇権が失墜しているのかどうか検証してみなければならない。それというのも、アメリカの経済力はどの国よりも急速に回復しているからである。

    もちろん、いま注目されているシェールガスとシェールオイルが背景にあることは間違いないが、それに限定された回復ではない。実体経済の幅広い分野にわたる回復が見られるのだ。

    リーマンショック以後の不況で体質強化

    回復の大きな理由は、リーマンショック以後の深刻な不況下で、競争力のない企業や銀行は淘汰された結果、労働生産性が向上し、生産コストの引き下げがあらゆる分野で行われたことにある。

    これまで以上に高品質な製品を、はるかに安い価格で生産できる企業が多数出現し、経済の回復をけん引しているのだ。

    下は名目GDPの成長率と実質経済成長率だ。比較的に堅調に伸びているのが分かる。

    gdp

    jishitsu

    住宅建設の回復


    メルマガにも書いたが、まず回復が著しいのは住宅建設である。以下はアメリカの住宅着工件数のチャートである。回復しているのが分かる。

    jyutaku

    ちなみにアメリカでは、金融危機の以前、2000年から2004年までは、毎年140万戸の住宅が建設されていた。しかし金融危機がピークになった2008年から2009年にかけては3分の1近い50万戸にまで減少した。

    また90万戸だった住宅の販売件数も、2008年から2009年にかけては3分の2にまで減少した。

    1980年から2005年までは、住宅建設はGDPの4%だったが、それが2008年から2009年には2.5%にまで減少した。金融危機はサブプライムローンという住宅ローンの破綻から始まったので、銀行は大量の不良債権を抱え、住宅建設もここまで冷え込んだ。

    しかしいま、アメリカの銀行の不良債権処理はほぼ終了しつつある。これに伴い、銀行の経営ははるかに改善した。このため、銀行は新規の不動産担保ローンを大量に提供できるようになり、実際に増大している。これが追い風となり、住宅建設は急激に増加している。2012年3月から、全米20都市の住宅平均価格は8%上昇している。今後5年間で、住宅建設は15%から20%増加する見込みだ。

    銀行の復活


    銀行の不良債権処理の終了、ならびに構造改革による経営の強化と健全化は、製造業にも大きな追い風となりつつある。

    まず銀行だが、どの銀行も予定よりも早く不良債権の処理を終えたため、企業への貸出が加速している。毎期、貸し出しの伸び率は10%を越え、現在1兆4500億ドルの貸し出し規模になっている。これはリーマンショックが起こる前のピークであった2008年の規模には及ばないものの、それに近い水準である。

    全米の銀行貸出件数だが、伸びている。

    ginko

    製造業の復活


    GMの破綻に象徴されるように、一時は存続さえ危ぶまれたアメリカの製造業であるが、復活を遂げつつある。

    2008年から2009年の金融危機でアメリカの製造業は壊滅的な打撃を被った。銀不良債権を抱えた銀行による貸し渋り、貸してある資金の早期返済を迫る貸し剥がしが横行したのだ。

    しかし、2009年以降、アメリカの製造業では厳しい淘汰と生き残りをかけたリストラが急速に進み、効率化が徹底して追求された。その結果、生産コストが大幅に低下し、10年前に比べると11%も低下した。

    このような体質改善が製造業のあらゆる分野にわたって行われたため、中国で製造したときの生産コストの差もかなり縮小し始めている。分野によっては、中国ではなく、アメリカで生産したほうが安く生産できるようにもなってきている。

    このため、製造業の雇用者数も急速に増加している。2010年から現在まで、米製造業の雇用者数は毎年50万人増加しているが、これからもこのペースで雇用は増え続ける見込みだ。下は非農業部門の雇用統計だ。安定的に推移している。

    koyou

    新エネルギー革命、シェールオイルとシェールガス

    そして、米経済でもっとも注目されているのはやはり新エネルギー革命を主導しているシェールオイルとシェールガスの開発である。

    2012年には、シェールガスの生産は5年前よりも25%増大した。他方シェールオイルだが、これは7%増大し、1951年以来最大の増大幅を記録している。

    そして2013年だが、シェールオイルの生産はさらに50万バレル増大する見込みだ。この傾向が続くと、2017年にはアメリカがサウジアラビアを抜き世界最大の原油産出国になる。

    このため、今後10年間でGDPが3%上昇する。さらに、シェールオイルとシェールガスの生産でエネルギー価格は大きく下落する。これで、全米の電気料金、ガス料金などの光熱費が10%減少することが見込まれている。

    好景気の循環と財政の崖の回避

    こうした新エネルギー革命は、米国内のエネルギー産業を活性化させ、大量の雇用を生んでいる。これは米経済の回復をけん引することは間違いない。

    しかしそれだけではない。新エネルギー革命はエネルギー価格の全面的な低下をもたらすので、すでに銀行の不良債権処理が終わったため回復が著しい住宅建設や製造業の復活を、さらに後押しすることになる。

    つまり、銀行の不良債権処理の完了、住宅建設の増大、製造業の復活、そしてエネルギー革命による石油とガス価格低下が相互に刺激しあい、新たな好景気の循環に突入しつつあるということだ。

    さらに、共和党の妥協で財政の崖が回避されつつあることも好景気を後押ししている。共和党が妥協に転じているため、予算の削減はオバマ政権の主導で進められる方向に動いている。このため、予算の極端な削減は回避されつつある。これは好景気をさらに後押しするはずだ。

    もちろん、アメリカ経済はV字型の回復というほどではない。だが、短期の好景気ではなく、長期の成長過程に入ったと見ることができる。

    回復の予兆が見え始めたヨーロッパ

    また、ユーロの信用不安で、一時期はEUの分裂と崩壊すらも懸念されていたEUだが、いまになってわずかだが回復の兆しが見えてきた。

    前回の金融危機でもっとも早く打撃を受けたのはアメリカであった。金融危機の引き金になったCDOをもっとも大量に保有していたのはアメリカの銀行であったので、これは当然だ。

    しかしこのため米経済は、生き残るために早期に構造改革と体質改善を行い、早く回復軌道に乗った。

    一方、EUは金融危機が本格化したのは、2010年2月のギリシャ危機以降と打撃を受けた時期が遅い。このため、構造改革へとスタートを切った時期がアメリカよりもずっと遅くなっている。

    さらに、EUは27カ国で構成されているため、構造改革も容易ではない。これが、EUの回復が遅い背景のひとつである。

    このような状況下でも、明るい兆しが見えてきている。

    まず、構造改革だが、財政統合が進められ、ECB(欧州中央銀行)がEU内のすべての銀行を監督する方向へと向かいつつある。

    またEUの金融救済機関である欧州安定機構だが、財務内容の健全化と引き換えに、スペインの銀行の保有する不良債権を買い取る方向を打ち出している。この方法をヨーロッパ各国に適用すると、EUの金融機関は健全な財務状態となり、新しい発展の基礎が築かれる方向性が見えて来る。

    少しだけ明るい兆しが見えてきたPIIGS諸国

    一時はユーロ圏離脱さえ懸念されたPIIGS諸国だが、明るい兆しが少しづつだが見え始めている。

    競争力のないPIIGS諸国は、これまではドイツの輸出産業の一方的な市場になるほかはなかった。しかし、緊縮財政による厳しい経済状況のもと、労賃の引き下げ、最低賃金の見直し、退職金の大幅カットなどが幸いし、競争力を回復しつつある。さらに、国内の激しい競争で労働生産性も上昇し、製品の生産コストもかなり下がっている。

    このよい例はアイルランドだ。2008年にアイルランド経済は実質的に崩壊をしたが、効率化と生産コストの減少が実現し、いまではEU内でもっとも製造業の効率がよい地域になっている。

    そして、まだ金融危機のさなかであるにもかかわらず、スペインとポルトガルでは輸出が大幅に伸びている。さらにギリシャの輸出も著しく伸び、危機が始まる前のピークであった2008年の水準をすでに上回るまでになった。

    下はギリシャとスペインの経常収支だ。明らかに急速に伸びているのが分かる。

    ギリシャ
    greece

    スペイン
    spein

    2014年頃から回復か?

    このように見ると、EUの経済はPIIGS諸国も含め、2014年頃から改善に向かい、それ以降は財政統合を果たした新しい体制のもと、新たな成長軌道に入る可能性も出て来ている。

    新興国の成長の停滞

    アメリカとEUのこのような回復とは対照的に、これまで世界経済をけん引してきた新興国の減速が目立って来ている。

    まずインドだが、先頃公表された2012年の経済成長率は当初の7%ではなく、5%にとどまることが明らかになった。

    またブラジルもシェールオイルとシェールガスの革命で、ブラジルの主力産業のひとつであるバイオエタノール燃料の需要が落ち込み、成長はかなり鈍化した。

    そして大国中国だが、失速懸念にもかかわらず7.2%の成長率は確保しながらも、社会的、政治的な激動期に入りつつあり、これから不安定になる懸念は払拭できない。

    アメリカとEUの再台頭

    このような動きからなにが読みとれるのだろうか?それは、新興国の減速とアメリカやEUなどの旧勢力の再台頭という、これまでのアメリカ覇権失墜と多極化論のシナリオとはかなり異なった展開である。

    特に、アメリカ経済の回復は著しい。覇権の失墜どころか、アメリカを中心とした新しい国際秩序の構築へと動き出してもおかしくない状況なのではないだろうか?

    これは大方の予想に大きく反する動きだ。これからどうなるのか、徹底して分析して見る。

    ウエスルマン博士夫妻と会って

    すでにメルマガに詳しく報告したが、人類学者でシャーマンのハンク・ウエスルマン博士夫妻とハワイで対談をした。対談の内容はヴォイスから本として出版されるので、ぜひ期待していただきたい。

    博士夫妻は抜きん出た人格者であり、恐ろしく深い内容の対談であった。筆者は日本人の現状と生き方についてたくさん質問をしたところ、深遠で大変に示唆に富む回答が帰って来た。これもこれから出版される本で読んでいただけたらと思う。

    2013年から始まる新しいサイクルと直接体験

    博士夫妻が何度も強調していたことは、2013年からは、我々個々人が自らが「仏」であり「神」であることを如実に実感する精神の新しいサイクルに入った、といことだ。

    しかしこれは、信仰を基盤にした従来の宗教によって実現されるものではまったくないという。自分のなかにある「神的な自己」を、やはり自分の内面に存在する精霊の力を借りて、直接体験するのだという。

    それがどういう世界であり、体験するとなにがどう変化するのか話してくれた。

    そして、「神的な自己(ハイアーセルフ)」との関係こそが核となるとして、夫妻は次のように言った。非常に含蓄のある言葉である。

    ハワイの聖者、マクアが言っていました。人生の変化を恐れず、ハイアーセルフをとことん信頼することです。ハイアーセルフは、あなたの人生がどこに行き着くのか分かっているのですから。

    ハイアーセルフを信頼するということはどういう意味なのか、私はマクアに聞きました。するとマクアは、「飛行機に乗ったらどうします?シートベルトをつけて離陸するのを待つでしょう。あなたはそのときはパイロットを信頼しているはずです。パイロットがどの学校を出て、成績はどうだったのかそんなことを気にする人はいないはずですよね」と言いました。

    人生は真っすぐな道ではありません。ジグザグの道です。でも、ハイアーセルフは行き着く場所をよく分かっているのですよ。

    このハイアーセルフというのは、あなた自身の神の部分なのです。あなたのなかの不死の部分です。人にとってもっとも重要なのは、あなたとハイアーセルフとの関係です。これが核なのです。あなたの経験でハイアーセルフが成長し、豊かになります。そしてあなたはハイアーセルフとの対話で、あなたも成長するのです。こうした交換です。

    以上である。

    やはり、世界の表面に見える変化の背後で、人間の精神を根本から変容させる巨大な変化の流れが始まっているのだろうか?

    続く

    むちゃくちゃおもしろかった講談

    筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。

    田辺鶴瑛

    筆者のいとこのブログ

    筆者にいとこがスピリチュアル系のカウンセラーになっていたのを最近知ることとなった。以下にリンクする。よろしかったらどうぞ。

    ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」

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