番外編 放射能の影響はいったいどうなったのか2?
まだお盆休みモードが少し続いているので、比較的に早く更新できた。いつもこのくらいのペースで更新できるように努力したい。いつも記事を読んでくださっている読者の方には感謝する。
船井幸雄オープンワールド2012のご案内
「船井幸雄オープンワールド2012」に講師として出演を依頼されました。横浜で行います。よろしかったらぜひどうぞ!今回は占星術のスティックエバース氏と一緒です。
船井幸雄オープンワールド2012
高島の出演日時
9/22(土・祝)大ホール
11:30-12:40
歴史的な転換点の相実:2012年から先の未来へ
対談イベントのご案内
立ち上がったばかりの団体、「しゃべり場事務局」から興味深い対談イベントの依頼を受けた。アジア圏の投資のプロである高橋守氏との対談だ。
高橋氏は中国、カンボジア、フィリッピン、マレーシアと豊富な投資経験に基づき、今後のアジア投資の展望などを語っていただく。日本人がだまされる典型的なケースも語ってくれる。とても面白い話になると思うので、関心がある方はぜひどうぞ!
トークイベント「ヤスのしゃべり場 」
日程:2012年9月30日(日)
会場:インプリメントセミナールーム (築地駅徒歩3分)
人数:50名限定
料金:1名 5,000円
※懇親会料金別途
ナビゲーター:高島康司
ゲスト: 高橋守
一橋大学社会学部卒、フィリピンアダムソン大学、メキシコユカタン州立大学に留学。
英語、中国語、広東語、スペイン語に堪能 。住友信託銀行にてインベストメントバンキング・国際業務に就き、香港・台湾に通算 10 年近く勤務。中国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン等華僑に幅広い交流を持つ。国際金融、ペンチャー投資、不動産投資、不動産ファンド等広範な知識と実務経験の持ち主。中国不動産投資コンサルティングの第一人者として、毎月のようにベトナム、中国各地を訪れると同時に、ベトナム・中国不動産投資教育を行う。 現在、ディーエー代表取締役、ベターハウス取締役東京事務所長、早稲田大学ビジネススクール講師 著書に「華僑に学ぶお金の哲学投資のルール」あさ出版 「人民元で大儲け!」あさ出版 「インド株で大儲け!」あさ出版などがある。
時間:12:30 開場
13:00 ヤストーク
今年の数ヶ月で大きな変動が発生する可能性が出てきました。日本は岐路に立つかもしれません。特にアジアとヨーロッパを中心に、経済、政治の両面からこれから来る変動を詳しく解説します。あらゆる手段を予測に使います。また、これまで紹介してきたコルマンインデックスやウエブボットがいまどうなっており、どのような予測を展開していているのか紹介します。
14:30 休憩
14:45 対談 ヤス(ナビゲーター)
高橋守(ゲスト)
アジア投資の専門家の高橋さんを招き、特に中国とカンボジア、そしていま注目のミャンマーへの投資について話します。しかし、日本人投資家が騙されるケースも大変に多くなっています。高橋さんは、多くのアジア向け投資ファンドを立ち上げ成功させてきているので、豊富な経験に基づき、どのような状況で日本人投資家が騙されるのか、ディープな情報もお話してもらいます。
16:15 休憩
16:30 質問
17:00 終了
17:30〜20:30 終了後懇親会予定
※ご参加希望の方は、下記のメールアドレスまで必要事項を入力しお送りください↓
yasunoshaberiba@gmail.com
【名前】
【住所】
【携帯他】
【メールアドレス】
【イベント参加人数】
【懇親会参加人数 希望者のみ】
お申込後、ご案内をお送り致します。
主催:しゃべり場事務局
担当 : 島田
アネモネ講演会
アネモネからいつもの講演会を依頼された。話す内容は上の「対談イベント」とはまったく異なる。よろしかったらこちらもどうぞ!
日 時 2012年9月23日(日)
14:00~16:00(開場13:30)
会 場 東京織物厚生年金会館3階 第一会議室 東京都中央区東日本橋3-6-20
料 金 前売3,000円/当日4,000円(各税込)【イベント番号:STY01】
・JR総武線「馬喰町駅」1番出口より徒歩7分
・都営新宿線「馬喰横山町駅」A3 出口より徒歩3分
・都営浅草線「東日本橋駅」A3、B2 出口より徒歩3分
・日比谷線「小伝馬町駅」1番出口より徒歩7分、「人形町駅」A4 出口より徒歩7分
内容
・竹島、尖閣の真実
・公開されていないビデオ
・日本の将来
・隠蔽された放射能汚染の実態
・リモートビューイングから見えてくる2013年
など
高松の講演会
以下の日程で高松の講演会を行います。お近くの方はぜひどうぞ!今回の講演会は面白くなりそうです!
日時 平成24年9月27日(木) 18:30受付 19:00~公演開始
場所 高松テルサ
テルサ会場内の掲示板にて部屋の確認をお願いいたします
〒761-0113 香川県高松市屋島西町2366-1
Tel:087-844-3511 Fax:087-844-3524
会費 3,000 /人
講演会後、高島先生を囲んでの懇親会を予定しております。場所 未定ですが高松市内にて行う予定です。
主 催 里坊会計事務所 里坊昌俊
実行委員 有限会社ウエストフードプランニング小西啓介、ソニー生命保険株式会社 山下智幸、株式会社京蔵 京兼慎太郎、株式会社クリード インテグレーション平野伸英
内容
・やばくなるアメリカ経済
・もちなおすヨーロッパ
・2013年上半期はマイナス成長か?
・竹島、尖閣問題と日本の行方
・ずれてきたコルマンインデックスのシナリオと今後の行方
など
お知らせ
5月21日、ウエブボットの報告書の最新版が発表になりました。いま詳細な要約の作業を続けていますが、これまでのように「予言解説書」のような体裁で出すことはしないことにいたしました。詳細な要約はすべてメルマガに発表いたしますので、最新報告書の内容を知りたい方は、メルマガを購読なさってください。
記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。3日で削除されますので、お早めにどうぞ。
音声ファイル
お知らせ
講談社のサイト、プロジェクト・アマテラスに作品の投稿を求められました。以下のサイトで読むことができます。「試論、そもそも予言とはなにか?1」です。画面右側の「このプロジェクトの投稿」から見ることができます。よろしかったらどうぞ!
未来はどうなるのか
http://p-amateras.com/project/61
新しい本の紹介
「神霊の世界に覚醒して」サンドラ・インガーマン、ハンク・ウエスルマン著、高島康司、豊田泰士訳

このブログでも何度も紹介したことのあるシャーマンで人類学者、ハンク・ウエスルマン博士の名著、「Awakening to the Spirit World」の翻訳が完成した。2010年にアマゾンで1位になった本である。
本には、シャーマンの世界をトランス状態で経験しやすくさせるCDが付いている。本は、CDの使い方と、シャーマンの世界で体験する内容の解説書だ。筆者もCDを聞いて見たが、聞ききながら寝ると、たしかに多くの夢を見て、会ったことのない多くの人物が現れる。興味深い体験だった。
よろしかったらぜひどうぞ!
新しい本の紹介
また新しい本が出ます。今度は様々なサイクルに注目し、コルマンインデックス以後どのようなことが起こるのか解説した本です。ブログやメルマガの内容を大幅に加筆修正しました。
コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル

よろしかったらぜひどうぞ!
有料メルマガのご紹介
今週も緊張が続く竹島と尖閣諸島の領有権問題について解説した。
このメルマガでは、米軍主導の合同軍事演習「リムパック」が終了する8月7日以降、尖閣諸島の情勢は緊張する可能性があるとしてこたが、いままさにそのような展開になっている。
現在、これまでにない危険な状態にある。かつては1978年の福田密約のような日中間で発生する領土問題を平和的に処理する政治的な枠組みが存在した。それは、1)日中両国とも尖閣諸島では領有権を棚上げし、主張しない、2)日本は、尖閣諸島に接近する漁船は追い払うだけとし、日本の裁判権は適用しない、3)尖閣諸島の領有権問題は次世代に先送りする、の3つで問題を処理するという合意だった。
2010年、福田密約は日本が放棄したので、いまとなっては尖閣諸島の問題を平和的に処理する政治的な枠組みは存在していない。
韓国が実行支配している竹島では、問題を平和的に解決する枠組みはもともと存在していないし、現在も存在していない。日韓両国の自制的な行動でこれまでなんとか衝突が回避されてきたのが現状だ。今回、イ・ミョンバク大統領の竹島上陸で、これまでの自制的な関係にヒビが入ってしまった。
このように、尖閣諸島と竹島では、問題を平和的に解決するための政治的な枠組みは存在しなくなっている。日中韓の3カ国が正面から対峙する緊張した状況が続いている。まさに、ストレスの溜まった活断層のような状態だ。
このように、問題を処理する政治的な枠組みが存在しないとき、今後の情勢は相互に相いれないいくつかの流れのパワーゲームで決まってくるに違いない。いま以下の流れが作用している。
1)日中韓のナショナリスティックになった国内世論を背景に、それぞれの政府が相互に批判し、尖閣諸島と竹島で軽度の武力衝突に発展する流れ。
2)日中韓の政府が国内のナショナリズムをある程度押さえ込み、問題を平和的に解決するための政治的な枠組みの策定に向けた流れ。
3)尖閣諸島と竹島で高まった緊張を背景に、日本と領土問題を抱える中国、韓国、ロシアが新しい協力関係を構築して、それぞれが国益を追求する流れ。
いま、この3つの流れは同時進行しているが、どちらの流れの勢力が強いかによって、尖閣諸島と竹島の今後の情勢が決まってくる。
いまは、日中韓では1)の勢力が強い。どの国でも喧嘩がしたくてたまらない勢力が情勢を牛耳っているように見える。特に日本はそうだ。
しかし、ここで特に重要なのは3)である。これは表面には出てこないが、水面下で進んでいる動きである。
日本ではあまり報道されていないが、すでにロシアは、国後島のインフラ開発に韓国と中国の企業の参加を要請しているし、昨年は韓国の独島を守る議員団が国後を訪問している。
これからは、北朝鮮をも巻き込んだ形で、北方領土、尖閣諸島、そして竹島で日本を完全に排除した形で中国、韓国、ロシアがそれぞれの国益を最大限追求する枠組みが形成され、この枠組みで領土問題が処理されることも十分にあり得る。
前回はこのような内容を詳しく解説した。
なお、メルマガが長くなったので、イエス・キリストに関する過去透視以外のコートニー・ブラウン博士のリモートビューイングの情報は、次回に譲ることにした。
今回の記事
今回も放射能汚染とその健康被害に関する情報を詳しく紹介する。やはり、放射能の影響はまったくないとは到底言えない状況である。
放射能の具体的な影響
福島第一原発の放射能漏れから一年以上経って、やっと放射能の影響に関する科学的な調査の結果がいくつか公表されるようになった。
もちろん、こうした調査から明らかになった異変が放射能の影響であると100%断定できるわけではない。だが、限りなくそうである可能性が高い。
以下、順に紹介する。
チョウの異常
数日前、福島のチョウの異常が見つかったとの調査結果が公表された。すでに知っている読者の方も多いとは思うが、以下に報道を引用する。
原発周辺のチョウ、羽や目に異常
2012年08月16日 13:40

【8月16日 AFP】東日本大震災で事故を起こした東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の周辺で、チョウの一種「ヤマトシジミ」の3世代にわたり、遺伝的な異常が羽や目に確認されたと、琉球大の研究チームが発表した。
前週、英科学誌ネイチャー(Nature)系列のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表された報告によると、原発事故直後の放射性降下物を幼虫の時に浴びた「ヤマトシジミ」を調査したところ、約12%で羽が小さい、目が陥没しているといった異常がみられた。
次に異常のあったチョウ同士を、降下地域から十分離れた実験施設で交配させたところ、2世代目では18%に同様の異常がみられた。さらに異常があったチョウと健康なチョウを交配させたところ、3世代目の異常発生率は34%に上昇した。
研究チームはまた事故から6か月後の昨年9月にも福島県で240匹のチョウを採集したが、これらのチョウの子の世代では52%に異常が見つかった。
研究チームの大瀧丈二(Joji Otaki)琉球大准教授は、異常発生率が著しく高いのは、放射能汚染された大気と食物から受けた、外部被ばくと内部被ばくの両方が原因の可能性があると述べた。
後に同チームは、福島原発の影響を受けていないとみられる沖縄のヤマトシジミに低線量の被ばくをさせる比較実験を行ったが、同様の発生率で異常がみられたという。大瀧准教授は、福島第1原発から漏れた放射能によって、チョウの遺伝子が傷ついたという確固たる結論にたどり着いたと述べている。
一方で大瀧氏は、今回のヤマトシジミに関する調査結果がそのまま人間を含む他の生物種に当てはまるものではないと警告している。同チームでは、他の生物でも同様の調査を行うなど、追跡研究を行うとしている。
放射線防護学に詳しい日本大学歯学部の野口邦和(Kunikazu Noguchi)准教授も、今回の結果は一研究のものにすぎないとし、福島原発の事故による生物全体への影響を検証するためには、もっと多くのデータが必要だと指摘している。
これまでのところ研究者や医師らは、放射線被ばくと関連することが多いがんや白血病といった疾患の発生率が、福島第1原発の事故によって上昇することはないと述べている。しかし同時に、旧ソ連のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故後に問題となったように、特に若年層の甲状腺がんへの懸念から、長期的な健診が必要だと指摘している。
福島の住民を診察する山田真(Makoto Yamada)医師は、放射線による遺伝子的な影響には未知の部分が多数あり、将来的に影響が現れる可能性を100%否定することはできないと警告する。
以上である。
このニュースは海外でも広く報道されている。以下はCNNの報道だ。このビデオには日本語の字幕をつけることができる。やり方が分からない人は、以下のサイトを参考に、日本語字幕を付けて見てほしい。
YouTubeビデオに日本語字幕をつける
鳥類の異常
この調査結果を見ると、2010年にチェルノブイリで実施された鳥類の奇形の調査結果とかなりよく似ているように思える。
チェルノブイリでは、鳥類の異常が報告されている。2010年のナショナルジオグラフィー誌の記事だ。ぜひ読んでほしい。
「鳥に現れた異常、チェルノブイリと動物」
この記事に以下のようにある。

「チェルノブイリの高度汚染地域に生息するツバメの異常発生率が、かなり高いことがわかった。部分的な色素欠乏(b、c、d)、クチバシの奇形(e、f)、曲がった尾や左右不均等な尾(h、i)などが発見されている。生物科学者ティモシー・ムソー(Timothy Mousseau)氏と、協力者でフランス、オルセーにあるパリ第11大学のアンダース・モラー(Anders Moller)氏は、チェルノブイリで10年余り鳥類の個体群調査を続けてきた。最近の統計結果では汚染地域の多様性が低下しており、鳥類の種は非汚染地域の約半分に減り、個体数は約40%まで減少し、脳のサイズも小さい。」
これから福島でこれと類似した奇形の鳥類が発見されるかもしれない。
福島の鳥類の減少
福島の動物の放射能の影響を調べる科学的な調査は他にもある。こうした調査は増えており、これからどんどん公表されるだろう。
これは、今年の2月にこのブログで紹介した調査結果だ。福島における鳥類の個体数の減少を調査したものだ。重要なので改めて全文を掲載する。
実質的に初めてとなる低線量被爆の調査報告
福島の鳥類への低線量被爆の調査結果が公開された。この種の調査では初めての報告である。
その報告書は「チェルノブイリからみた福島における鳥の個体数」である。オランダのアムステルダムに本部がある著名な科学誌出版社、「エレスヴィア」が出している環境問題専門誌、「環境汚染」の2月号に掲載された。
要約は無料で見ることができるが、論文全体は有料である。32ドルと少し高かったが、どうしても読みたかったので筆者は購入した。
この調査で、福島県内の放射性物質による汚染が高い地域で鳥の個体数が減少していることが明らかになった。論文の内容の要約は、このサイトを参考にさせていただいた。
これは、チェルノブイリ周辺の鳥類の個体数が原発事故以降かなり減少したことから、福島の第一原発に近い地域でも同様の変化がみられるかどうか調査したものだ。チェルノブイリ事故のツバメの調査などから、鳥類は放射能に敏感であることが知られているので、低線量被爆の人間を含めた動物への影響を知る上で貴重なデータとなる。
これは、立教大学、長崎大学、福島大学、Paris-sud大学、そしてサウスカロライナ大学の研究者らが、2011年7月、福島県内の300地点で鳥の種数と個体数の調査だ。調査は、QIAGEN GmbH社、サミュエル・フリーマン チャリティー基金、フランス国立科学研究センター、そしてアメリカ合衆国サウスカロライナ大学による資金提供によって行われた。
比較の対象となったのは、2006年から2009年に収集されたチェルノブイリ周辺の鳥類14種の個体数の調査と、2011年7月に福島で実施された同じ14種の個体数の調査だ。以下が調査地域である。上がチェルノブイリ、下が福島の調査地域だ。

調査の対象となった地域は川俣町周辺だろうと思われる。放射線量が最も高い地点は、1時間あたり35マイクロシーベルト、最も低い所で1時間あたり0.5マイクロシーベルトだった。
福島における個体数の減少
データは最新の数学的手法と統計学を用いて解析され、放射線量が異なる地域間で鳥の個体数がどう異なるか調査された。その結果、全体的に鳥の個体数は放射線量が高い所でより少なくなることが明らかになった。
福島での調査結果をチェルノブイリでの調査結果と比較したところ、両地域で共通して見られる14種の鳥類では、チェルノブイリより福島の方が、その個体数に強い負の影響をおよぼしている(減少している)ことが明らかになった。
これにより、福島に生息するこれら14種の鳥類は、チェルノブイリで25年間放射線を浴びている鳥類よりも、より敏感に放射線量に反応していることが推測された。
これは、チェルノブイリと福島での両地域で数多くの共通した結果が見られ、福島では放射線にさらされてから間もない第一世代の動物にすでに放射線の負の影響が出始めていることを示唆している。
以上である。
人間への影響
もちろん、もっとも気になるのは低線量内部被爆の人間への影響である。ご存知の読者の方も多いだろうが、今年の6月に福島県は、調査対象となった福島県の子供のうち、36%に甲状腺の肥大が見られるとした調査結果を公表した。以下で全文をダウンロードすることができる。
「第7回福島県「県民健康管理調査」検討委員会資料」
また、以下のブログが調査結果をビジュアルにまとめてくれている。ぜひ参照してほしい。
「福島県からの★自主避難者として生きる」
これは日本ではほとんど報道されていないが、海外の研究者は深刻に受け止めているようだ。7月19日、「CONFIRMED: 36 Percent Of Fukushima Kids Have Abnormal Thyroid Growths And Doctors Are In The Dark」という記事が出た。
この記事は日本語に翻訳されている。以下がその全文だ。このサイトから引用させていただいた。
36%の福島の子供達が甲状腺に異常増殖を持っており、医師達は暗闇の中にいる
数日前、私たちは福島県健康調査に基づいて「36%の福島の子供達が放射能のせいで、甲状腺に異常増殖をもっている」とレポートした。
私たちは、このことで「山下俊一氏の企み」について語ったオーストラリアのカルデコット医師にこの検査が何を意味するのか尋ねてみた。
カルデコット医師はこの検査の有効性を確認したあと、検査結果の緊急性を改めて強調した。
1.子供の甲状腺に嚢腫や結節をみつけるのはとても珍しい。
2.子供に見つかった異常増殖の数は非常に多い。
3.普通ならこんなに早い時期=1年以内に異常発生は見つからない。多くの放射能にあたったと解釈して間違いない。
4.日本の政府が言っていることから、この異常増殖がどういうものであるかを知ることは不可能だ。
確かに甲状腺の嚢腫は比較的頻繁に見られるが、しかし子供には珍しいことで、癌性の可能性があるため、医師たちはこの異常増殖について心配している。
なぜこのレポートが大々的に世間に知られていないのか? こう尋ねると、カルディコット医師は「日本政府は超音波検査の結果を小児甲状腺の専門家に知らせていない、メディアも放射線災害を無視して、世の中を放射能に対して麻痺状態にしようとしている」と非難した。
カルディコット医師は「福島の子供に見られる高数値の甲状腺増殖はとても珍しい」と言っている――普通、放射能の影響は5年から70年にかけて見えてくる――海外の医療関係者もこの問題に取り組むべきだ、と。
“この情報は世の中に明らかにされるべきです。そして、海外の専門家に今すぐ助けを求めるべきです。超音波で見られる全ての病巣は生検(患部の一部を切り取って,顕微鏡などで調べる検査)されるべきなのに、実際されていない。そして、生検をしていない事は医療的に無責任な行為です。なぜなら、もしこの子どもたちに癌が発生していたら、治療なしでは死んでしまうからです。“
私たちはまた、アメリカ甲状腺学会会長で、コロラド医学大学の内分泌科チーフのホーゲン医師とも話をしたが、彼はこの検査結果を聞いたことが全くなかった。
ホーゲン医師はカルディコットの見解に同意し、福島原発事故後にこれほどすぐに多くの子どもたちに、甲状腺の嚢腫や結節が見られることに驚き、この事実が世間にもっと広く知られていない事実に驚きを示した。
また、彼は最近の超音波検査は敏感になってきているので、2センチ以内の嚢腫は生検されなくていいが、5ミリ以上の結節は生検される必要があるといった。
チェルノブイルの後、放射線物理学者は、子供たちが浴びた放射線量と甲状腺の結節と癌にかかった子どもたちの数から放射能の危険性を調べたとホーゲン医師は語った。チェルノブイルでは多くの子供達に結節がみれらたが、福島では嚢腫が多くみられるので、“少し違う”と彼は言う。
ニューヨーク科学アカデミーは世界中で100万人近い人たちが1986年のチェルノブイル事故で浴びた放射能の結果死亡した見積もっている。
ホーゲン医師は福島の放射線の危険性のデータや、チェルノブイルと福島の比較データは見たことがないという。
ホーゲン医師は「もし、アメリカで放射能災害が起きたら、このような情報はいくつかの場所で発表し、多くの人に知ってもらい、批評してもらいたいだろう、広く情報が知られない限り、データを検討し、批評をすることは難しい」と述べた。
以上である。
現状は予想以上に深刻か?
このような情報は日本で大きく取り上げられることはない、政府、地方自治体すべてが「安全神話」を守ることに躍起になっているからだろう。
しかし、福島県立医科大学など福島の医療機関の関係者はこの状況をどのように考えているのだろうか?
コルマン博士の最新刊、「目的をもつ宇宙」の翻訳者のひとりであるキクチさんより、日本の放射能汚染に関するドイツ語の記事を翻訳しているブログを紹介された。全文日本語なのでぜひ読んでほしい。必見のブログだ。
「Canrard Plus Tomos und Entelchens Blog」
このブログの8月6日の記事に、スイスの専門家が福島県立医科大学の医師たちに直接会ったときの状況を語ったインタビュー記事の日本語訳が掲載された。以下に全文掲載する。
ミシェル・フェルネックス:チェルノブイリの教訓を無視する福島
スイス、バーゼル大学教授のミシェル・フェルネックス博士は、WHO(世界保健機関)のIAEA(国際原子力機関)からの独立を求める Independant WHO (Pour l'independance de l'OMS)、またIPPNW(核戦争防止国際医師会議)のメンバーでもあります。記事は氏が日本を訪問された後のインタビューです。 原文はこちら
- 福島医大の医師達と意見交換された感想は?
私は同大学の教授四人に会うことが出来た。心臓科、泌尿器科、内科そして眼科の医者だ。彼らは全員放射能汚染に起因する疾患に関してまったく無知だったようだ。そして若い患者の間に心筋梗塞や糖尿病、眼科疾患が出現するのを見て大変驚いていた。私は彼らにゴメリ市でバンダジェフスキー教授が独立研究施設ベルラードとの協力の下にチェルノブイリの被害者を対象に行った研究について話した。バンダジェフスキーの研究は、放射能汚染、特にセシウム137と今挙げた疾患との因果関係を明らかにしている。
福島医大では原発について話してはいけないという指令が出されている。1人だけ環境学の教授で原発事故の子供への影響を研究しようとしている人がいるが、たびたび脅迫に遭っている。大半の大学職員は規律を重んじ、自分達のキャリアを守るために目を瞑っている。これは非常に深刻な事態だ。日本ほど研究能力のある国は、放射能汚染がもたらす遺伝子の変容についての研究を深め、代々引き継がれていく遺伝子の変異を予防する対処法を開発するべきである。 甲状腺の疾患はすでに出現しはじめているが、癌は潜伏期間が長く、子供が癌や脳腫瘍を発症し始めるのは4年後だろう。成人の場合はもっと後だ。体重の軽い赤ん坊の出産が増加している。女児の誕生は5%減少している。これは女性の胎児の方が脆弱なせいだ。先天性疾患やダウン症児の出産数変化に関してはまだ秘密が保たれている。
- 汚染地域の住民は現在どのように生活しているのですか?
私は京都に避難した女性達に会った。彼女達は危険についても予防措置についてもまるで何も知らされていなかったし、汚染されていない食品も供給されていなかった。福島市内では人々は家に閉じこもり、庭仕事もしなくなった。放射能の線量は大変高いものだ。除染された校庭でさえそうだ。日本政府は現在、放射能から避難した家族を未だ汚染の激しい街に帰還させようとしている。 田舎では自給自足をしている小規模農家は汚染米を食べている。売ることが出来なくなった米だ。農家は破産した。彼らは放射性物質の体内への吸収を防止し、体外排泄を促すためにペクチンを摂取する必要がある。
- りんごのペクチンですか?
ベラルーシで得た体験によればヴィタミン強化したりんごのペクチンを三週間摂取する療法はセシウムの蓄積量を減少させる効果がある。つまり人体組織への被害が減少する。この療法は三ヶ月ごとに繰り返すことができ、特に子供に対しては食品の選択と調理方法を吟味する予防法と組み合わせなければならない。日本政府はこう言った情報の提供も予防も行っていない。一方、ベルラード研究所のヴラジミール・バベンコ氏の著書”効果的な放射能予防実践方法ミニガイド”の和訳は日本でよく売れた。
- つまり日本の行政責任者達はチェルノブイリの教訓に耳を貸さなかったわけですね?
そういうことだ。原発事故発生後3日以内に安定ヨウ素剤が配布されることもなかった。甲状腺疾患や病苦を予防するためのこの単純な措置を取らなかったことは重大な過ちである。チェルノブイリと同様避難も遅れた。30キロ圏外の地域では避難も行われず、自主的に避難した人々に対しては賠償も行われない。放射線防護のための国際ルールも守られなかった。放射線許容基準が引き上げられ、放射能に対する感受性が成人よりも100倍高い子供にさえ適用された。かつてソ連政府はこの許容基準量を超えることを拒否した。しかし日本政府は、住民ではなく原子力産業を救済するために現場に駆けつけた原子力ロビーIAEA(国際原子力機関)の影響の下にこれを認めたのだ。そしてWHOは完全に姿をくらました。
- しかし子供達には線量計が配られましたね?
線量計では外部被曝量がどれくらいかをある程度知ることができるが、体内の人工放射性物質蓄積量は測れない。そして慢性の内部被曝は外部被曝の10倍の発病力を持つ。だからこの内部被曝を定期的に検査し、汚染地帯でどのように生活し、食事をし、衣服を選べば良いのかアドヴァイスをしなければならない。そうしたことが行われていないのは犯罪だ。
- あなたが福島を訪問された理由は?
私がぶしつけな性格だからだ。数ヶ月前のことだが、日本の毎日デイリーニュースの記事を読んで、私は長い手紙を送った。記事内の主張で私が間違いだと思う点をひとつひとつ指摘したのだ。私の手紙は全文が公開され大変な反響を呼んだ結果、特に原発事故被害者達の団体から講演旅行に来てくれと声が掛かるようになったのだ。この訪問のおかげで私は、事故の被害者が見放されているのにも関わらず、いかに原発を再稼動させるために原発ロビーが暗躍しているかを確認することができた。 (インタビュアー:エリザベート・シュルテス(7月24日ラルザス紙上に公開)
以上である。
すさまじい隠蔽
この記事が本当だとしたら、いますさまじいことが福島県立医科大学で進行しつつあることを示している。ぜがひでも安全神話を守ろうとする必死の動きだ。
「福島医大では原発について話してはいけないという指令が出されている。1人だけ環境学の教授で原発事故の子供への影響を研究しようとしている人がいるが、たびたび脅迫に遭っている。大半の大学職員は規律を重んじ、自分達のキャリアを守るために目を瞑っている」
またこれが事実なら、低線量内部被曝の健康被害はすでに相当深刻な状況にあるのかもしれない。
「私は同大学の教授四人に会うことが出来た。心臓科、泌尿器科、内科そして眼科の医者だ。彼らは全員放射能汚染に起因する疾患に関してまったく無知だったようだ。そして若い患者の間に心筋梗塞や糖尿病、眼科疾患が出現するのを見て大変驚いていた」
高度な自己判断が必要
何度も書いていることだが、低線量内部被曝の人間や動物への影響は100%証明されたわけではない。この記事で引用されてるバンダシェフスキー博士に対する批判も十分に承知している。
しかし、やはりデータから見て低線量内部被曝の健康への影響は限りなく黒に近いと見るのが妥当であるように思う。そうであるなら、あと数年すると大変な状況が明らかとなり、もはや政府も隠し通すことはできなくなるだろう。
政府や行政機関が安全神話の保持に躍起になり、情報の隠蔽が進むいま、高度な自己判断による行動が必要になる。
これからも放射能の影響に関する情報はどんどん記事にする。
続く。
新しい本の紹介
また新しい本が2冊出ました。表紙はセンセーショナルですが、中身はけっこうまじめです。これまでのメルマガや雑誌の記事の内容に一部加筆し、修正した内容です。いま日本は大きな転換点になっています。世界の現状を踏まえ、現在の日本の立ち位置を確認するにはよい本ではないかと思っています。よろしかったぜひどうぞ!


むちゃくちゃおもしろかった講談
筆者は月刊ザ・フナイの連載を書いていたが、読者の方に講談師の方がおり、会う機会があった。筆者は講談はこれまで聞く機会がなかったが、実におもしろかった!今後はスピリチュアル系の講談をやるそうである。サイトに音声ファイルがあるので聞いて見たらよいだろう。
田辺鶴瑛
筆者のいとこのブログ
筆者にいとこがスピリチュアル系のカウンセラーになっていたのを最近知ることとなった。以下にリンクする。よろしかったらどうぞ。
ねもとまどかの「宇宙のゆりかご」
本の出版のお知らせ
今度、また講談社から英語の本を出した。筆者も強く感じているが、やはり英語は仕事では必須となりつつある。しかし、実際に英語を使う相手は欧米人とは限らない。中国や韓国なのどのアジア出身の人々も多い。そのような状況のなか、この本では普遍的なコミュニケーションの手段としてのグロービッシュに注目し、これをマスターする方法を解説した。英語に関心がある方にはぜひお勧めしたい!
日本人が「英語ペラペラ」を本当に実現できる本 (講談社+α文庫)

また本が出ます。前著の続編にあたる本です。今度は今のシステムのつっこんだ解説と将来の予測です。よろしかったらどうぞ。
「支配ー被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる コルマンインデックス未来予測[2020年までの歩み] (ヒカルランド)

また本を出版しました。今度は徳間書店からです。今回は、このブログの内容を大幅に加筆修正し、未来予測を行った本です。よろしければぜひどうぞ!
未来予測コルマンインデックスで見えた 日本と経済はこうなる(徳間書店)

今回、講談社から英語本を出版しました。通勤途中に電車の中で軽く読める本です。ちょっと英語に興味がある人はぜひどうぞ!
通じる英語 笑われる英語

「いったい世の中どうなっているんだ!こんな時はマルクスに聞け」(道出版)
体裁としては「資本論」の解説書のような本だが、マルクス礼讚の本ではない。われわれはこれからなんとしてでもサバイバルして行かねばならない。そのための状況認識のための書として有効だと思う。よろしかったらぜひどうぞ!

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