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    2011-02

    2011年3月9日、第9サイクル突入直前3

    2月28日

    ニュース速報

    混乱がサウジアラビアに拡散するか?
    CIA系シンクタンクストラトフォーによると、3月11日と20日、サウジアラビアで大規模な抗議行動が呼びかけられている模様。

    また、フェースブックで3月11日の「Day of Rage(怒りの日)」の抗議行動を呼びかけていた青年がサウジ当局によって殺害された。

    イスラエルでも
    イスラエルでは入植地の撤去に反対する右派の活動家が、3月11日に抗議デモを呼びかけている。

    3月9日の第9サイクルの突入とともに、変化が加速する可能性あり。

    今回もなんとか更新できた。いつも読んでくださっている読者の方には感謝する。いよいよ第9サイクル突入の日が迫ってきた。

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

    音声ファイル

    予言解説書18の有料配信

    最新版 「予言解説書18」が完成しました。これは、ウェブボット最新報告書、「来るべき未来の形0巻9号」の詳細な要約です。今回は内容が濃く、普段の1.5倍の分量があります。新しい磁極の出現、「ドルの死」の過程などいよいよかと思わせる内容です。入手を希望する方は筆者まで直接メールください。

    info@yasunoeigo.com

    本の出版のお知らせ

    また本が出ます。前著の続編にあたる本です。今度は今のシステムのつっこんだ解説と将来の予測です。よろしかったらどうぞ。

    「支配ー被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる コルマンインデックス未来予測[2020年までの歩み] (ヒカルランド)

    nihonn

    有料メルマガのご紹介

    今回は2月23日と24日にリンゼー・ウィリアムスがリークした最新情報を詳しく解説した。内容が内容がだけに、恐怖感を煽りたくないのでブログでの公開は差し控えたい。

    リンゼー・ウィリアムスは、3月2日に再度アレックス・ジョーンズのネットラジオ、プリズンプラネットに出演し、さらに新しい情報を公開することになっている。これは次回のメルマガに詳しく書く。

    今回の記事

    コルマン博士は、現在進行中の中東の民衆蜂起をマヤカレンダーの視点から詳しく解説した論文を発表した。今回は幸運にもキクチさんという方から翻訳を送信していただいた。キクチさんの翻訳を元に、ブログでこれまでに発表した翻訳のスタイルに統一し、掲載することにした。

    難解な論文にもかかわらず翻訳してくださったキクチさんには心より感謝する。

    現在、キクチさんのチームはコルマン博士の最新著書、「The Purposeful Universe」を翻訳中とのことである。翻訳の出版が待たれる。

    アラブ世界の動乱は終息するか?

    私の著作、とりわけ「マヤカレンダーと意識の変容」を学んだ人々は、アラブ世界の現在の出来事を見て驚くことはないだろう。(もしこの本をまだ読んでおらず、私たちが今突入しつつある決定的なときを理解しようと思うのなら、すぐにこの本を読まれることをお勧めする。これほどまでにマヤカレンダーの予言と正確さを証明した本は他にないのである。)そこで私が展開した理論のひとつは、近代国家と全体支配の観念は、マヤの長期暦と呼ばれるナショナルアンダーワールド(第6サイクル、第6の波)の、意識の二重性に基づいているということだ。近代国家という機構と、それを作り出した精神の構造は、ナショナルアンダーワールド(第6サイクル)の第7の昼に当たる1617年に、北西ヨーロッパで始まった。スカンジナビア諸国、オランダ、そしてある意味でイギリスなどの地域は、東経12度の西半球と東半球の分割線に近いので、これらの国々を長く支配していた世襲の王政を打倒し、近代国家へと生まれ変わった、歴史上はじめて、法によって統治される国家の制度が確立した。それ以来、第7の昼の期間を通して、主権国家の概念は、主にヨーロッパの帝国主義の拡大によって世界中に広まった。現代の人々はこの国家の形を当たり前のものと受け止めるようになっている。現在多くの国際組織が存在するにもかかわらず、現代の国際政治は、本質的には異なる主権国家の間の関係でしかない。しかしながら、統治政府を中心にした主権国家は、人間の意識の特定の形態を前提に出現したシステムにほかならず、それはマヤカレンダーが示すように、地球の特定の極性の場と関係しているのである。(※ヤス注 コルマンインデックスでは、サイクルによって左脳や右脳のいずれか一方が強化されるが、それに合わせて西半球(左脳)か右半球(右脳)が強化されるとしている。近代国家が誕生した第6サイクルでは左脳が強化されるため、これに対応して西半球にあたる西ヨーロッパから近代国家が誕生したという意味)そして、主権国家の概念を受け入れた最後の地域のひとつが、マグレブ(北西アフリカのアラブ諸国)なのである。この地域は、1920年代初期にスルタン支配のオスマン帝国が崩壊してヨーロッパ列強が国境線を引いた場所である。

    前述の書で行った予言のひとつが、現在のアンダーワールド(第8サイクル、第8の波)の第7の昼にあたる2010年11月3日にこれまでの極性が変化すると、第6サイクルに出現した支配システムは、これを補完する逆の極性によってバランスされなければならないということだった。

    その結果、左脳および男性性の支配が消失し、これに対応するように西洋の支配と制度的枠組みの消失も始まるだろうと予測した。

    これまでの支配権力が隠蔽していたものが、はっきりと姿を現してくることだろう。まだ回答が与えられていない問いは、全世界におよぶ極性の変化に人類が同化していくのに、どれくらいの時間が必要になるのかということだけだ。私たちの現在のサイクル(第8サイクル)の極めて高い変化の波動では、ウアグアハンキンのリズムを持つ最後のサイクル(第9サイクル)が近づくにつれて、変化はどんな順序で現れるのだろうか?

    西洋の支配の終わりを明瞭に我々に印象づけたのは、中国の胡錦涛主席のホワイトハウス訪問が、はじめて中国とアメリカの対等な会合に見えたことだ。

    統計上、アメリカ経済の規模が中国経済よりずっと大きいにもかかわらず、消費大国アメリカと生産大国中国の関係がどこに向かうかはもはやだれの目にも明白だ。

    結局、紙幣を印刷できる国家の力は、製品を実際に生産している中国のような実質経済にはかなわない。(2011年は、中国の特許出願数が世界最多になるだろう。)

    今日、多くの人々は東洋(特に中国)と西洋の経済力の変化を当然だと思っているが、本当に大切なことは、この変化は、人々が気づくはるか以前からマヤ暦とに基づくサイクルを前提に予言されていたということである。

    認識すべき点は、今明らかになりつつある東洋と西洋の均衡は、第9サイクルというマヤカレンダーにおける一番高い段階の進化の波の開始に先立ち、地球を均衡させる宇宙の計画の一部分だということだ。この均衡と、第8サイクルの第7の日における支配の終わりは、民主化運動の再生と独裁者への抵抗を生み出すものと期待された。

    この運動が、東半球と西半球を分割し、国家支配が最初に確立した東経12度線に位置するチュニジアで始まったことは、現在の第8サイクルではしごく当然のことである。(私の共同研究者バーバラ・ハンド・クロウは、半年前に、第8サイクルの第7の日が始まるとこの線は崩壊すると予想したが、これはまったく正しかった。)

    鎖はもっとも弱いところで切れる。これが世界中で国家意識が最も弱いマグレブで起こったのは自然である。

    この民主化運動は広がりを見せ、とりわけエジプトで激しくなっている。どんな形であれ、ホスニ・ムバラクの統治は終わりを告げるだろう。そのほかのアラブ諸国、レバノン、アルジェリア、ヨルダン、イエメンも同様の民主化運動に曝されている。

    西洋の主要メディアは、これらの事件に、「中東ではいつもの混乱だ」といった反応を示して、その地域の地政学的な影響、ならびにアメリカ-イスラエルの戦略的関係について推測している。だが、マヤカレンダーからするならば、私たちははるかに深遠なものを目撃していると認識すべきなのだ。

    私は、それがたとえより民主的な体制であったとしても、独裁的な支配を終わらせようとするアラブの人々の心の底からの希求は本物で、イスラム原理主義の神権政治が力を持つ可能性もあるかもしれないが、私は、それは一時的なことで長続きはしない信じている。

    そのようなイスラム原理主義の政体が、他の国々と同様、直面するであろう経済問題に対処できないことがすぐに明らかになるだろう。2年前のイランの選挙でさえも、神権政治はそんなに支持を集められなかった。第8サイクルにおいては、出現しつつある新しい意識はもはや支配を好まず、第9の波の高い波動に入るにつれて、ますますこの傾向はは強まるはずだ。

    コーラン(スーラ 82:17-19)を引用するとこの意味がさらに明確になる。「そして、汝に裁きの日が何かを認識させるものは何か?繰り返す。汝に裁きの日が何かを認識させるものは何か?その日には、魂が他の魂を支配することは許されない。そして、アラーが全てを命じたもう。」

    いま動乱のさ中にあるムスリム世界では、コーランの預言とその可能な解釈が日常生活に重要な役割を果たしていることを忘れてはならない。

    上に引用した一節は、真のイスラムは人の支配を説く教えではないことを示している。真のイスラムはイランのような神権政治ではないのだ。真のイスラムは自爆テロをやるアルカイダのようなテロリストではない。真のイスラムは女性を抑圧しない。(だから、私はそのような習慣がイスラムの国々から入ってきたという俗信に反対するヨーロッパ人を支持するのだ。)真のイスラムは、イスラムという言葉の意味である「神の意思への無条件の服従」を、それがどんな形の服従であるにせよ実践するのだ。

    キリスト教やユダヤ教と同じく、イスラムにもスーフィと呼ばれる密教から、経典に忠実な流れまで広範囲の解釈の方法があるとはいえ、神への服従の形は、この宗教が公式に実践してきた形態とはだいぶ異なっているのではないかと思う。

    そして、時の終わり、つまり裁きの日には、神への完全な服従は、人が人を支配することの終わりを意味しているのだ。まさにいま、その時が来ていると私は信じる。それが、イスラム世界で」民主化」運動として現れているものの実体なのだ。人がアラーの意思に服従するのならば、専制君主、神権主義者、または独裁者であれなんであれ、もはや人はどんな支配も受け入れることは許されなくなる。もし支配を受け入れるなら、永遠の法に触れる行為となるからである。

    スーフィ・フィリップ・デヴォスは、イスラムの預言は、宗教の消滅をも示唆していると指摘する。

    「コルマンインデックスの2つの異なる日付と269日という期間、ならびに234日の時間の枠組みの説明はとても興味深い。2011年3月9日の234日後は10月29日だ。今年は、10月29日はムスリムの太陰暦(ハジ)で巡礼が始まる日である。そして、イマーム・マハディー(イスラムの救世主)はアラファトの日(巡礼の9日目)が金曜日になる巡礼の期間に現れることは、スーフィ(イスラム密教)のマスターたちにはよく知られた事実である。これは最大の巡礼(ハッジ・アル・アカバ)と呼ばれ、それは2011年にあたる。アラファトの日は金曜日なのだ。

    この一致は大変興味深い。イスラム圏ではマヤカレンダーは知られていない。にもかかわらず、この日付は広く流布している。イマーム・マハディーの特別な役割は、イスラムをその初期の状態に戻すことだ。この状態は「サナタナダールマ」ないしは「ディン・アル・カイム」と呼ばれ、それはコーランの言葉で、」永遠の法」を意味する。スーフィのマスターたちは語る。宗教もなく、スーフィズムもなく、分離もなくなると。全ては、「ラバニイン」(主)が語るように、シェイク・ナジム・サイプロス・ムフティとナカバンディ・スーフィのリーダーの道となるだろう。」

    この注目すべき引用に、ホピブラザーのホホングウィテュティワは次のコメントを加えた。

    「兄弟たち、姉妹たちよ。私はホピに養子に来たのです。私の父は高い位の僧侶でした。わたしはこのときのために、すべての兄弟や姉妹たちにとって重要となる知識を受け継いできました。この知識は、多くの点で、フィリップ・デ・ヴォスが伝えているものと一致します。この浄化のサイクルの終わりに、私たちの母なる地球は、新しい夜明けの星として太陽系の中で最も高い位置に上昇します。そこでは、もう、どんな分離もありません。私たちは、「ひとつもの」として、創造主とともに、調和と平安のうちに共生するでしょう。

    この崇高な生の形態に至るために、私たちは、フィリップが「ディン・アル・カイーム(永遠の法)」と呼び、私たちが「モングコ(生命の法)」と呼ぶ法を生きることが求められます。このように生きることは、私たちに生命と、すべてのものを与えてくれる、偉大な存在としての母なる地球への大きな感謝につながるのです。地球は私たちの大地と生命です。私たちは、創造してくれた地球への感謝の気持ちとともに生きます。地球こそ、あらゆる存在を満たしている偉大なスピリット、ならびにその生命と力をもっとも直接的に現した存在なのです。地球の心または中心にあるものは、この偉大な生命と力を現しているのです。そのため、ほとんどの宗教では、僧侶が任命されるとき、顔を地につけてひれ伏すのです。そして、おそらく同じ理由で、私たちは祈る時に地球に向かって頭を垂れるのでしょう。これらの意味は、現代では大方忘れられていますが。

    私たちの「モングコ」の一部は、自然の動きと関係し、太陽系の中で長年にわたって私たちを発達させてきました。この知識はホピによって保存されてきましたが、おそらくマヤカレンダーのサイクルにも保存されたのでしょう。ホピとマヤは、私たちが偉大な変化のさ中にいるという考えで一致しています。 

    この変化は、先に述べたように自然のなかに起こってきます。そして、私たちの母なる地球に核となる卵を生む陣痛をもたらすのです。いま人々が「地球温暖化」と呼ぶ事態が進行していますが、地球の陣痛こそこの真の原因なのです。新しい世界の「核となる卵」が生み落とされると、太陽に近い軌道に上昇し、新しい環境に適合して生きることのできる新しい種が進化します。(この進化は私たちのシステムが活性化するので起きるのです)

    これは、第5世界と呼ばれる進化の階梯の最終段階です。それはアセンション、楽園、天国などとも呼ばれています。私たちの理解では、あらゆる誘惑や罠にもにかかわらず、地球と固く結びつき、他者と地球への愛と無私に基づく奉仕を実践できる最高のものたちだけが、彼女(地球)が空で輝く宝石となるときに、素晴らしい母なる地球を受け継ぐことができる。」

    ホピは、言葉がいくらか異なってはいても、容易にスーフィを理解した。ホピとスーフィが浄化とワンネスの究極の状態についてのメッセージを共有していることは明らかである。

    マヤカレンダーとその第9サイクルの理解は、なぜこれら異なる伝統が同一のヴィジョンとプロセスを語るのかを解明するために必要な時間の枠組みであると私は信じている。マヤカレンダーとその第9サイクルのタイミングを知らなくては、イスラムの「ディン・アル・カイーム(永遠の法)」がホピの「モングコ」と同一であることが理解できない。

    マヤカレンダーを使わなければ、スーフィとホピのようにかけ離れた、異なった伝統が伝える真理を結び付け統一することはできない。もっとも重要なことは、マヤカレンダーを使わなければ、新しい世界の誕生、ならびに機会の窓を開くために、どんな役割を果たせばよいのか分からないということだ。

    このように、私は、現在のアラブ世界の「動乱」は、「いつものこと」ではなく、一者(あるいはアラーでもよい)への絶対の服従のプロセスの始まりであると考える。そして、2011年10月28日の第9の波が終わるまでに、魂による魂の支配の終わりが達成されるだろう。(なぜこの日時に設定された理由はわからないのだが)

    このように、揺り戻しや前進、そして後退があるにしても、アラブ世界や他の地域の「民主化」運動が終わるときが来るとは私は考えない。(現在の運動は特定の機関による形を持った統治ではないため、私は「民主化」という言葉を引用符で囲んだ。それは支配の終わりへ向けての、はるかに深遠な道程なのだ。)

    この直接的な結果として、マシュレク(スエズ以東のアラブ諸国)に社会不安が広がれば、原油価格が劇的に上昇して、2つの結果を招くことになるだろう。まず、経済状況の悪化によって、ヨーロッパ連合の中のすでに多額の負債を抱える国々で激しいリストラの波が始まるだろう。支配構造の中では経済問題が解決できないことが分かるにつれて、あちらこちらで、経済支配に対する抵抗が続けられるだろう。2番目に、長期の影響として、石油に代わるエネルギー源へのシフトが強まっていくだろう。

    このように、とりわけ経済的理由によって、フィリップ・デ・ヴォスとホホングテュイティワが語る新しい世界の誕生は、多くの人々にとって、とりわけ宇宙の計画の存在を否定する人々には、苦痛に満ちたものになると私は信じている。

    第9サイクルの高い波動は、多くのものを手放すことを要求するので、しがみつくことのできるなにかを探している人々にとっては、困難な時期となる。

    それでもなお、今進行しているのは、魂がほかの魂を支配することのない、愛と一体感に満ちた新世界の誕生へ導くプロセスであると思われる。

    そこへ至るために、私たちは、私たちが作り出そうとしている世界に全責任を負わなければならず、一者への完全な委ねからこの世界は現れてくるのである。

    カール・ヨハン・コルマン
    2011年、2月7日

    以上である。この論文の解説は次回に譲る。

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    また本を出版しました。今度は徳間書店からです。今回は、このブログの内容を大幅に加筆修正し、未来予測を行った本です。よろしければぜひどうぞ!

    未来予測コルマンインデックスで見えた 日本と経済はこうなる(徳間書店)

    koru

    今回、講談社から英語本を出版しました。通勤途中に電車の中で軽く読める本です。ちょっと英語に興味がある人はぜひどうぞ!

    通じる英語 笑われる英語

    eigo

    「いったい世の中どうなっているんだ!こんな時はマルクスに聞け」(道出版)

    体裁としては「資本論」の解説書のような本だが、マルクス礼讚の本ではない。われわれはこれからなんとしてでもサバイバルして行かねばならない。そのための状況認識のための書として有効だと思う。よろしかったらぜひどうぞ!

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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

    2011年3月9日、第9サイクル突入直前2

    2月22日

    緊急情報、2月23日19時16分

    リビアのトリポリで、軍の将校団によるカダフィー政権転覆のクーデターまじかか?だが、エジプトとは異なり軍は民衆に支持されておらず、成功の可能性は低い模様

    インド、ニューデリーで5万人の食料価格の高騰に抗議するデモ発生

    世界が混沌としてきた。今後どうなるのかできるだけしっかりした指標を提示して行きたいと思う。いつも読んでいただいている読者の方に感謝する。

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

    音声ファイル

    講演会のご案内

    2月26日(土)、ベンジャミン・フルフォードさんなどとのジョイント講演会に招かれました。ご都合なとよろしかったらぜひどうぞ!面白い講演会になるのではと思っています。

    講演会の詳細

    本の出版のお知らせ

    また本が出ます。前著の続編にあたる本です。今度は今のシステムのつっこんだ解説と将来の予測です。よろしかったらどうぞ。

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    nihonn

    有料メルマガのご紹介

    今回も北アフリカと中東を席巻している民衆蜂起の波について詳しく解説した。

    軍産エネルギー複合体の情報をリークしているリンゼー・ウィリアムスは、中東で危機が起こるが、これはより大きなことをカマフラージュするためであるという。前回のメルマガでは、さらに以前のリンゼー・ウィリアムスのリーク情報を参照しながら、何をカマフラージュしているのか具体的に類推した。

    多くの読者を怖がらせたくないので、具体的な内容はメルマガだけにしておく。

    今回の記事

    前回の記事の続編を書くつもりであったが、これは次回以降に譲ることにする。

    リンゼー・ウィリアムスのリーク情報は明らかに的中したように見える。いまの情勢を参照しながらこれからどうなるのか予測する。

    次に、コルマン博士の過去の記事を再度参照する。いまコルマン博士が過去に発表した論文を読み直しているが、全体の流れの的中度には驚くばかりである。今回はコルマン博士が2004年11月に発表した主要論文を掲載する。これは以前に掲載したものだが、これからなにが起こるのか予測する上でとても重要なので、再度全文を掲載する。

    リンゼー・ウィリアムスの10月22日の情報

    何度も同じことを書いているので読者の方は飽きたかもしれないが、あまりにも重要なので確認のため再度掲載する。

    昨年の10月22日、大手石油メジャーの元人事担当重役で軍産エネルギー複合体の情報をリークしているリンゼー・ウィリアムスは、以下の情報を公表した。

    ・支配エリートは、今後4ヶ月から5ヶ月以内に中東での危機を望んでいる。危機はイラン戦争とはかぎらない。支配エリートがいうには、「原油価格の成り行きを見ると我々の計画がどこまで進行していているのか分かる」ということだ。

    ・原油価格は1バーレル、150ドルから200ドルまでかならず上昇する。(※ヤス注 これまでは「152ドルから」としていたが、筆者の聞き間違いでよく聞いて見ると「150ドルから」であった。訂正する)

    ・しかし、支配エリートは次のようにも言っていた。「朝鮮半島や中東で起こることに惑わされては行けない。これはさらに重要なことを隠すためのカマフラージュにすぎない」


    現在、まさにリンゼー・ウィリアムスが予告した通りの方向で事態が進行しているように見える。北アフリアと中東で起こっている情勢の詳しい分析はメルマガに譲りたいと思うが、民衆蜂起の波はリビアまで広がった。リビアでは東部の都市、ベンガジをはじめ、9都市では軍や治安部隊が民衆の側につき、民衆が都市を掌握した模様である。

    また東部の原油産出地帯では、BPなどの多くの石油会社が掘削を停止し、職員の非難が始まっている。石油施設が攻撃対象になったことも原因だ。

    原油価格の上昇

    このような混乱に合わせて、原油価格が急騰している。ロンドン市場の北海原油は3年半ぶりに100ドルを突破し、105ドルとなった。また、原油価格の重要な指標である西テキサス先物原油(WTI)も85ドル前後からいきなり94ドルまで高騰している。

    これから150ドルを突破する水準まで上昇するだろうとの観測も専門家から出てくるようになっている。

    リンゼー・ウィリアムスの警告

    すでにメルマガでも紹介したが、昨年の10月末に配布されたリンゼー・ウィリアムスのCDでは以下のような警告が公表された。

    リンゼー・ウィリアムスは、支配エリートから、アメリカの主要メディア、「FOXニュース」のコメンテイターであるグレン・ベックが11月5日に放送する番組を聞くように言われた。これが次に起こることのヒントだという。以下がその内容である。

    ・私(グレン・ベック)は現在の世界経済や政治を動かす中枢にいる人々の秘密の会合に出席する機会に恵まれた。

    ・そこで中心者であるある女性が発言した。

    ・彼女によると、ある大きな事件があるという。その事件がなんであり、それがいつあるのかは示さなかったが、その事件があってからちょうど13日目に世界経済をパニックに陥れる大きな出来事があるという。

    ・その出来事とは、中国政府による米国債の不買宣言である。中国政府は米国債を二度と買わないことを宣言するのだ。

    ・この宣言があると、EU諸国や日本を始め、市場で自国の国債を販売するために、国債の利回りを切り上げる。各国は利回り切り上げ競争に入り、利回りは一気に上昇する。

    ・これが引き金となり、まずアジアの市場がクラッシュする。それに合わせて他の市場も順次クラッシュする。

    ・この出来事以降、アメリカは激変してしまう。

    ・彼女のこの発言には他のメンバーも同意していた。


    こうした情報はもちろんトンデモ系の情報なので、信じてしまうことは危険である。十分に距離をとり、「なるほど、そういうこともあるのかな」という程度に止めておくべきである。決して信じ込んでしまってならない。

    だが、もしこの情報になにがしかの信憑性があるとするなら、「その事件があってからちょうど13日目に世界経済をパニックに陥れる大きな出来事がある」というその事件とはいま起こっている北アフリカ、中東関連のできごとなのだろうか?

    今後も注視してゆくが、入手したきわどい情報などはメルマガで解説し、影響力があまりに大きいのでブログではなるべく公開しないつもりである。

    コルマン博士の2004年の主要論文

    いま筆者はコルマン博士の過去の論文を読み直している。いま読むと、その予測の正確さには改めて驚かされる。コルマン博士はかなりの数の論文を発表しているが、今回はそのなかでも主要論文とも呼べる2004年11月に発表された論文を掲載する。かなり前、のブログに掲載したものだが、非常に重要なので再度全文を掲載する。

    2004年からいままでに起こったこと

    まずは解説である。この論文が発表された2004年は、世界経済はいわばブームのさなかであり、どの国でも市場の急速な拡大と順調な経済成長が続いていた。3年後の2007年の後半から金融危機が始まるが、2004年の段階ではこれを予想するものはほとんどいなかった。ITを主要な産業基盤とした現代の資本主義は、不況を永遠に克服したとの極端な考え方も人気があった時期である。いまから思うと隔世の感がある。

    2004年から2011年までの7年間には以下のような大きなトレンドの変化があった。

    1)米国の衰退と中国などの新興国や東アジアの台頭

    2)金融危機の発生と長期化する不況

    3)北アフリカと中東のイスラム圏の民衆蜂起


    3)はまさにいま起こっていることである。

    この論文では、トレンドの歴史的な転換が近いうちに起こるとして以下のように予測されていた。

    1)米国の衰退と中国などの新興国や東アジアの台頭の予測

    「マヤカレンダーから見ると、東半球が強化されているというこの変化は、不可逆的で元に戻すことが不可能な根本的なパラダイムシフトなのだ。最初はイギリス、次にアメリカによるこれまで250年間続いた世界経済の支配はいま終焉しつつあり、これに代わって東アジアが世界経済の牽引力として登場してきたのだ。まだ世界はこの変化が根源的なものであることには気づいていないようだが、第4の日にはこれに気づかざるを得なくなるだろう」

    2)金融危機の発生と長期化する不況の予測

    「世界経済のシフトは次の2つのステップで起こるだろう。まず第4の日には東アジア、中でも中国が世界経済のエンジンとなり、没落しつつあるドルとポンドの支配に取って代るだろう。ドルの価値は次第に減価し、海外の投資家から忌避されるようなことも起こり、それにともなう政治的経済的な混乱が起こる可能性がある。

    そして第5の日(2006年11月23日~2007年11月18日 ※ヤス注 金融危機はこの期間に発生した)にはわれわれの「価値」に対する見方は大きく変化するだろう。そしてなんらかの形で国際的な通貨システムが崩れ、世界経済の大きな流れのシフトが起こるだろう。このような崩壊は、エネルギーが右脳へとシフトし、紙幣やサイバーマネーのような抽象的なものを通して現実を見るのではなく、より具体的に現実を見る動きの反映なのである。

    さらに、銀行がどうやって信用を創造しているのかその秘密が目に見えるようになるであろう。

    そして、左脳の抽象的な計算能力は、現実を具体的に把握する右脳の能力から出現する新しい価値観とは整合性が取れなくなるだろう。この左脳と右脳との間に生じる現実の感覚能力の本質的な衝突によって世界経済は経済成長が不可能な水準に到達し、そこから下降へのスパイラルが始まることだろう。これは経済成長の限界が来るということだ。この地点に達すると、信用創造の拡大などどんなことをしようとも、経済はこれ以上成長することはない」

    3)北アフリカと中東のイスラム圏の民衆蜂起の予測

    「われわれが現在いるギャラックティックアンダーワールドの目標は、人間性の最終的なアセンションの前提となるあらゆる意味でのバランスのよさを獲得することである。なぜならわれわれは過去のアンダーワールドの発展から、西半球(西欧)および左脳が肥大化し支配してしまうという恐ろしいアンバランスを引き継いでいるからである。したがって、ギャラクティックアンダーワールドの目標がバランスを取り戻すことであるなら、それは西欧の支配と覇権が失墜することを意味する。そしてそれは同時に、西欧文明の特徴でもある社会の父性的な階層秩序の崩壊を意味している。むろん父性的な階層秩序(権威主義的秩序)の支配は西欧に限定されるわけではない。イスラムのような父性的(権威主義的)で左脳に依存した宗教は、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球から起こってくる女性的なエネルギーへのシフトによって危機に瀕することだろう

    いまイスラム圏で多くの権威主義的な独裁政権が民衆の抗議運動で崩壊しつつある。1979年のイラン革命とは異なり、いま起こっている民衆蜂起にはイスラムの影響はほとんど感じられない。いま我々はまさにコルマン論文の「むろん父性的な階層秩序(権威主義的秩序)の支配は西欧に限定されるわけではない。イスラムのような父性的(権威主義的)で左脳に依存した宗教は、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球から起こってくる女性的なエネルギーへのシフトによって危機に瀕する」ということを目の前で見ているかもしれないのだ。

    今後起こること

    さらにこの論文では今後起こることとして以下のように述べている。

    「われわれは、混沌とした世界から解放された世界へ移行して行くのだ。直感や、包括的な全体性の認識に導かれて、多くの人々は、既存の階層的な支配構造から離脱することを次第に選択するようになる。このときこそ、既存の支配構造が本格的に崩壊する時期である。それは混乱のさなかで崩壊するに違いない。この混乱は、新しい覚醒された世界が改めて創造されるためにはどうしても必要なものである。創造は混沌から生まれる。この論文を書いている2004年から、2011年の覚醒にいたる道程は、決して一直線ではないのである」

    この論文が7年前の2004年に書かれたとは思われないほど正確にいま起こっている変化を予測している。

    もちろん、1)の「米国の衰退と中国などの新興国や東アジアの台頭」だけは別である。このようなトレンドはすでに2004年時点には確実な動きとなっており、コルマン博士ではなくても十分に予測できた。

    だが、これを割り引いてもこの論文のトレンド予測は実に正確だったと思う。長い論文だが、ぜひ全文を読んでほしい。2011年に入り、3月9日の第9サイクルに突入する寸前での今の時期こそ読む価値のある論文だと思う。混乱と変動の向こう側に何が我々を待っているのか知るための指針となるはずだ。

    2004年12月4日、宇宙の予定表(マヤカレンダー)の新しい段階が始まる。意識変容の本格的な開始
    カール・ヨハン・コルマン 2004年11月13日執筆


    第4の日

     宇宙の進化の予定表(マヤカレンダー)の第4の日がもう少しで始まる。第4の日は2004年12月4日に始まり、2005年11月28日まで続く。第4の日は、光の期間である。それはトゥンと呼ばれ、それぞれスピリチュアルなエネルギーが象徴するマヤカレンダーの「1年」にあたる360日間続く。この期間は、前進のエネルギー、創造の光が満ちる期間である。この意味を込めて、この期間をわれわれは日(Day)と呼ぶ。これからやってくる日の期間は、1999年1月5日に始まり2011年10月28日に終了する、われわれにもっとも強く影響しているギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の第4の日のである。この第4の日にこそ、意識の本格的な変容のプロセスが始まるのである。もうすぐ、ギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)は、地球全体と人々の生き方のあらゆる側面に影響を与える不可逆的なプロセスであることが、だれの目にも明らかとなるであろう。

     ところでアンダーワールドの意味だが、これはマヤとアステカ文明の宇宙観で「意識の進化段階」を意味する言葉である。意識の進化は、7つの光の期間、すなわち7つの日(Day)を経過して実現する。マヤカレンダーを理解するためには、どのアンダーワールドでも意識は7つの日の期間を通過しながら発達するということを認識しなければならない。こうした日の期間には宇宙樹で形成された新しい意識の場が地球の核へと送られ、それによって人間の創造力とものの感じ方が変化するのである。
     この意味でマヤカレンダーは意識の進化という神的な計画の予定表なのであり、それはほかのカレンダーのような天体の運行に基づいたものではない。事実マヤカレンダーは、われわれの太陽系が存在するはるかに前の時期や、ビッグバンの始まりなど壮大な時間の範囲をカバーしているのである。最近では天文学者が、マヤカレンダーは歳差運動など、いかなる意味でも実際に存在する天体の物理的なサイクルには根差していないという結論に達した。(http://www.astro.uu.nl/~strous/AA/en/2012.html) 。マヤカレンダーは、天体の動きなどの物理的な現実には基づいていないというこれまでは考えられもしなかった事実を認識し、マヤカレンダーこそ地球上の生命の進化の方向性を示す神的な計画の具体化した予定表であることを認識しなければならないのである。
    現在人間はギャラクティクアンダーワールドといわれる第8番目のアンダーワールドにいる。マヤカレンダーの終了までには残すところユニバーサルアンダーワールド一つである。われわれが進化のリズムに呼応し呼吸を合わせようと思うのなら、夜空の星を見て天体の動きを観察しても無意味である。自分の内面に耳をすまし、それ自身が巨大な脳である地球が媒介するエネルギーの変化を、われわれの内面にこそ感じ取らなければならないのだ。

     下の表の時間軸を見ると、いま第4の日に入りつつあることが分かる。第4の日は、古代アステカ文明の神話ではトウモロコシの神であるセンテオトルの支配する期間である。その意味ではこの期間に独自な創造性が開花する時期でもある。この論文の目的は、これがどのような創造性なのか明らかにすることである。

    maya

     上の表を理解するためには次の2つの問いに答えなければならない。まず、あらゆるアンダーワールドで第4の日がもたらすものとは何なのかということ、そして第2は、ギラックティクアンダーワールド(第8サイクル)に特徴的な意識とはどのようなものなのかということだ。

     最初の問いに答える方法は、それぞれのアンダーワールドの第4の日にどのようなことが起こったのか実際に検証してみることである。私はこれを2001年に出版された『マヤカレンダー』、ならびに2004年に出版した『マヤカレンダーと意識の変容』の2つの著作ですでに行っている。ここでは重複を避けるために、プラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の第4の日(1873年~1893年)との比較に限定して説明する。プラネタリーアンダーワールドは 1755年から始まった。この期間にイギリスで産業革命が起こったが、第4の日はこの期間のちょうど中間地点であるミッドポイントであった。産業革命は、 1755年から人間をあらゆるスピリチュアルなものに対して盲目にしてしまう特定の意識形態から生まれた動きである。この新しい意識の形態が生まれるにしたがって、人間は地球環境を自分たちがいかようにでも収奪できる死んだ資源として見るようになり、これを行うために左脳の計算力を使うようになった。この方向に向けた意識の変化は比較的にゆっくりとしていた。
     だが、第4の日から変化は加速し始めたのである。1873年には電気モーターが発明され、1875年には電球が、そして1876年には電話が発明された。第4に日のミッドポイントである1883年~84年前後の期間はもっとドラマチックな発明が相次いだ。1882年~83年には家庭電化製品、そして1884年には自動車が発明された。この期間の第4の日の特徴を一言で言うと、産業革命の成果が家庭にまで進入し、個人の手の届くテクノロジーになったということだろう。先の時代には電報や蒸気機関が発明されていたが、そうした重工長大なテクノロジーと比較すると、電話や自動車は個人が操作できるコンパクトなテクノロジーである。

     他のどのアンダーワールドを見てもわれわれは同じ結論に行き着く。すなわち、第4の日というのは、そのアンダーワールドの特徴である意識の形態が一般化し、一般の人々に広まる時期なのである。したがって第4の日には新しい意識の形態が強まり、これまでの古い意識形態と拮抗するようになる時期なのだ。この第4の日にこそ、そのアンダーワルドを特徴付ける意識形態が誰に眼にも明らかとなる。

    ギャラクティックアンダーワールド


    しかしながら、現在のわれわれにもっとも強く影響しているギャラクティックアンダーワールドの焦点は技術的な進歩ではない。このアンダーワールドの目的は、人間が直観的な能力を開花させ、そうすることによって人間社会に平和で全体的なバランスをもたらすことのできるホリスティック(全体的な一体感のある)な世界観を構築することなのである。これによって、合理的で物質主義的な、これまでの古い西欧に主導された意識形態との間でバランスを取ることができるようになる。この新しい意識の形態はさまざまな現れ方をし、われわれの生活のあらゆる側面に影響を与えるが、ここでは次の3点に絞ってこの変化を説明する。

    1)西半球(西欧)の政治的軍事的な覇権の崩壊
    2)世界経済の変化
    3)覚醒への道


     相互に分離され、全体的な視点からものごとを見ることのできない古い意識の形態からすると、これら3点は相互に何の関係もない独立した事象であるように見えるかもしれない。だが、マヤカレンダーに基づく世界観では、これら3つの事象はすべて新しい意識形態の現れであり、相互に密接不可分な関係にある。宇宙のすべての現象は相互に関連していることが次第に明らかとなっているが、それと同じ意味で上記の3点は意識の進化といういま進行しつつある神的な計画の異なった領域での現れなのである。

    われわれが現在いるギャラックティックアンダーワールドの目標は、人間性の最終的なアセンションの前提となるあらゆる意味でのバランスのよさを獲得することである。なぜならわれわれは過去のアンダーワールドの発展から、西半球(西欧)および左脳が肥大化し支配してしまうという恐ろしいアンバランスを引き継いでいるからである。したがって、ギャラクティックアンダーワールドの目標がバランスを取り戻すことであるなら、それは西欧の支配と覇権が失墜することを意味する。そしてそれは同時に、西欧文明の特徴でもある社会の父性的な階層秩序の崩壊を意味している。
     むろん父性的な階層秩序(権威主義的秩序)の支配は西欧に限定されるわけではない。イスラムのような父性的(権威主義的)で左脳に依存した宗教は、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球から起こってくる女性的なエネルギーへのシフトによって危機に瀕することだろう。

     しかし、意識の変容は一朝一夕に実現するわけではない。意識はマヤカレンダーの変容のリズムにしたがい、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球と直観的な右脳を強化し、バランスのはるかによい平等な状態を取り戻す過程を通して実現するのである。これこそいくつかの日(Day)の期間を経過しながら実現するのである。
     こうした日の期間の間には夜(Night)の期間がある。夜の期間は昼の期間に起こった変化が統合される期間であり、変化そのものは小休止した状態となる。いまわれわれはこの小休止の期間を抜け出し、2004年12月4日からよりバランスのよい状態を目指して変容が加速する昼の期間に入ろうとしているのだ。
     
     上のようなことを書くと私が日々にニュースを読んでいるのかどうか疑う読者もいることだろう。近年起こった多くの戦争はすべて日(Day)の期間に起こった。第1の日にはコソボ紛争、第2の日にはアフガン戦争、そして第3の日にはイラク戦争が起こった。その戦争すべてで西欧が勝利したのではなかったか。これら一連の戦争では、西欧の石油・軍需産業の愛国的な代表であるジョージ・W・ブッシュが大統領選の勝利者ではなかったのか。
     私はニュースをちゃんと読んでいる。事実は、こうした戦争は没落しつつある西欧の覇権への反応として起こったものだということなのだ。いま、アメリカを中心とした西欧は、世界でどんどん孤立してきている。これら一連の戦争は、アメリカを中心とした西欧が一歩一歩世界から孤立している過程なのだ。   
     その証拠に、第1の日のコソボ紛争ではNATO軍が結束して事に当たり、そして第2の日のアフガン戦争でも国連の支援と世界の同情を集めることができた。しかし第3の日のイラク戦争では、アメリカは国際法に違反して戦争を継続し、これを強い形で支援したのは英国のみであった。イラク戦争のため、アメリカの人気は多くの国の国民の間で地に落ちてしまった。意識の進化をステップバイステップで行われる漸進的な過程だととらえるなら、アメリカへの支持の喪失は意識の世界的な変化をあらわしていると言える。
     最近の大統領選挙の結果(2004年のブッシュの勝利)もこの傾向をはっきりと表わしている。それは覇権の強化とはまったく正反対の事態である。大統領選挙の結果は、宇宙的な計画が地球にもたらしている根源的な変化に対する西欧(アメリカ)の反応という側面が強いのだ。ギャラックティッアンダーワールドの日の期間の変化がもたらすものとは、東半球(東洋)の強化であり、右脳から世界を見る見方なのである。これから始まる第4の日は、こうした新しい意識の形態が本格的に姿を現す期間なのである。新しい形態の意識は、直観的な右脳に媒介されて強化される。

     アメリカが今後の戦争に万が一勝つようなことがあったとしても、それは戦争のリスクを犯すことを嫌う多くの国々との関係をとことん悪化させるという大きな代償を払ってのことであろう。それに、そうした大きな代償を支払ってまで戦争に勝つ意味があるのかどうなのかが問われなくてはならない。以前の記事に書いたと思うが、宇宙的な計画から見るとイラク戦争は、もはや戦争で「勝利」とうことが不可能になった状態を表している。戦争は新しい秩序の誕生を意味するのではなく、テロと反テロの果てしなく続く戦いに道を開き、誰がどの側を支援しているのか分らない状態になってしまうのが今日の戦争である。もちろん、戦争はどの価値観から見るかによって見方がまったく異なってこよう。人によっては、いまの戦争が自分の主張を正当化しているように見えるかもしれない。はっきりしていることは、われわれはものすごい変化の時期におり、この戦争に簡単な抜け道などないということだ。

    世界経済のシフト

     ギャラクティックアンダーワールドの第4に日には経済分野で西欧の覇権の移動がはっきりしてくる時期になるだろう。この時期に西欧の覇権が終焉するのである。その理由を理解することはさほど難しくはない。アメリカの現在の借金はすでに7兆ドルを超えているにもかかわらず、財政赤字はすでに4000億ドルに達し、国の貯蓄もほとんどないのである。他の国々はただ単にアメリカを信用して引き続きこの国に投資してくれているのだが、今後ともアメリカが良い投資対象であり続けるという保証はない。
     同様な状況にある国がイギリスである。この国の国民の借金の総額は最近1兆ポンドの水準を突破した。
     一方、GDP比では中国が世界第2位の経済となった。ちなみに、日本が3位、インドが4位である。
    しかし、経済の大きさを比較しただけでは実際に起こっていることをつかむことはできない。2000年から2003年の世界の投資の実に60パーセントが中国向けであり、また中国は世界第3位の石油消費大国になった。2004年度の日本の経済成長の40パーセントが中国への輸出に依存している。
     いまわれわれは、東アジア、中でも中国が世界経済の中心に躍り出ようとしている大きなシフトを目撃しているのである。
     マヤカレンダーから見ると、東半球が強化されているというこの変化は、不可逆的で元に戻すことが不可能な根本的なパラダイムシフトなのだ。最初はイギリス、次にアメリカによるこれまで250年間続いた世界経済の支配はいま終焉しつつあり、これに代わって東アジアが世界経済の牽引力として登場してきたのだ。まだ世界はこの変化が根源的なものであることには気づいていないようだが、第4の日にはこれに気づかざるを得なくなるだろう。

     90年代に私が西欧の支配が終焉することを書いたときには、まだそれはSFの夢物語としてしか受け取られなかった。われわれはすでにそこまで来たのである。あまりはっきりとは目には見えない宇宙の計画のエネルギーは、特に経済の分野では強力に現れるということである。
     世界経済のシフトは次の2つのステップで起こるだろう。
     まず第4の日には東アジア、中でも中国が世界経済のエンジンとなり、没落しつつあるドルとポンドの支配に取って代るだろう。ドルの価値は次第に減価し、海外の投資家から忌避されるようなことも起こり、それにともなう政治的経済的な混乱が起こる可能性がある。
     そして第5の日(2006年11月23日~2007年11月18日 ※ヤス注 金融危機はこの期間に発生した)にはわれわれの「価値」に対する見方は大きく変化するだろう。そしてなんらかの形で国際的な通貨システムが崩れ、世界経済の大きな流れのシフトが起こるだろう。このような崩壊は、エネルギーが右脳へとシフトし、紙幣やサイバーマネーのような抽象的なものを通して現実を見るのではなく、より具体的に現実を見る動きの反映なのである。
     さらに、銀行がどうやって信用を創造しているのかその秘密が目に見えるようになるであろう。
     そして、左脳の抽象的な計算能力は、現実を具体的に把握する右脳の能力から出現する新しい価値観とは整合性が取れなくなるだろう。この左脳と右脳との間に生じる現実の感覚能力の本質的な衝突によって世界経済は経済成長が不可能な水準に到達し、そこから下降へのスパイラルが始まることだろう。これは経済成長の限界が来るということだ。この地点に達すると、信用創造の拡大などどんなことをしようとも、経済はこれ以上成長することはない。

     経済が成長の限界にぶち当たることの真の原因は、(宇宙からの)光りの照射によってわれわれ人間の意識が大きく変容するからである。その意味では、なぜ経済が限界にぶち当たるのか経済学的な説明はあまり必要とはしないかもしれない。
     これは多くの人にとって非常にショッキングな事態であるが、しかしまたこれを肯定的に評価する必要もあるのだ。経済成長の終焉は地球環境にとってはよいことなのである。そして、意識の変容という経済成長を終焉させた同じ理由で、人口の増加も停止する可能性がある。
     実は経済成長の希求は、人間の意識が左脳と右脳に二極分化し、統合できなくなっていた事実にあるのでる。この分裂状態から心の限りない空虚感が生まれるのであり、人間はこの空虚感を物質的な満足で充足しようと、あくなき経済成長を希求するようになったのだ。過去5000年間、経済成長は人類史のメインテーマであったが、それは特にプラネタリーアンダーワールド(1755年~1999年まで)の盲目的な意識が一般化した時代にとことん加速し、これとともに人口も増加したのである。
     だが、意識の統合とバランスの回復がテーマとなるギャラクティックアンダーワールド(1999年1月~2011年10月28日)では、経済成長と人口の増加を希求する欲求そのものが消失してしまうのである。この意識変化により、われわれ人間は、地球環境や地球上に存在するあらゆるものを、これまでのように左脳の計算によっていかようにでも収奪が許される生命のない単なる物質として考えることはできなくなる。

     これらは、第4の日がもたらすであろうほんのいくつかの変化にすぎない。だが、それにしてもこの変化はどのように個々人に影響するのであろうか。
     まず、第3の夜のミッドポイントである2004年6月6日から8日に行われる「ワンネスセレブレーション」で体験される内容が、第4の日で個々人が何を体験するのか表している。この期間、多くの人々はテレパシーのような能力の増進、精神的な進化の感覚、高次元の目的には役立たなくなった人間関係の亀裂などのようなできごとを体験した。宇宙の流れと呼吸が合っている人々は、第4の日にはこうしたことをほぼ毎日のように経験することになるはずだ。
     われわれ個々人は、いま再編成されようとしているグローバルブレインのいわば神経細胞のような存在なのだ。このような状況では、われわれ個々人の人生は単線的に進むことはない。グローバルブレインの再編成が進にしたがって、われわれのものの見方や感覚の仕方が激変してしまうというようなこともあり得るのである。
     グローバルブレインのこうした再編成は、個々人の限定された認識ではなかなか見えないような現れ方もする。われわれとしては、この再編成には高次な目的が存在しており、それは基本的に善であるということを信頼するほかないのだ。第4の日が始まる12月4日には、宇宙の計画と呼応している人々は、背中を押してくれる強い風を感じることだろう。 

     第4の日は文明の発展過程の中で転換点にもなり得る期間である。この期間を起点として、より多くの人々がギャラクティックアンダーワールドのエネルギーと時間の加速を感じるようになり、われわれ人間がマヤカレンダーに明記されている意識進化の宇宙的な計画の対象となっていることを感じることだろう。
     ギャラクティックアンダーワールドで重要な期間はそのミッドポイントである。このミッドポイントは、第4の日のミッドポイントとも重なっているのである。これは2005年6月2日である。この日はマヤのツォルキン暦ではワニの日とされており、政治的経済的に、さらに個人的にも左脳の支配が終わろうとする日でもある。そしてこの支配が終わるにしたがい、平和が後に続くのである。  
     左脳の支配の終焉は、われわれの中では左脳と右脳とのアンバランスが終わりを告げることでもある。そしてバランスの回復とは、単線的な時間や、戦略的にものごとを考える左脳の影響を受けずに、まさに「いまの一瞬一瞬」を充実して生きるようになることなのだ。これこそがマヤカレンダーの終わりにやってくる覚醒への準備なのである。

    覚醒

     私は第4の日が覚醒に向けた動きとマヤカレンダーの深い統合の時期となるとこを望む。この深い統合がいま起こっているので、その概略を述べることはこの論考の目的のひとつでもある。この点ではスリ・バーガバンの著作にあたるのがよいだろう(www.onenessuniversity.org)。その著書でスリ・バーガバンは、経典を通して分裂状態を乗り越え、覚醒へと至る道を教えている。おそらく覚醒へと至る様々な道があるだろう。だがこの方法は宇宙の予定表とリンクしているという意味で、他の方法から際立っている。他の多くの教えは覚醒を個人的なプロセスとして扱っているのに対し、スリ・バーガバンの方法は、覚醒をエネルギー変化のすでに決められている意識進化の予定表の枠内で扱っている。
     したがって、多くの人が高い意識状態を直接体験することを希望しているが、意識の進化を促進するためには、宇宙の予定表の知的な理解が重要なのである。この知的な理解はマヤカレンダーに基づいて初めて可能になることは間違いない。
     
     この第4の日に現れる統合的なエネルギーにより、一人一人がマヤカレンダーを意識進化を実現するためのツールとして使うことのできるようになるはずだ。ギャラクティックアンダーワールド全体のミッドポイントである2005年6月2日は、日常にマヤカレンダーの考え方を取り入れる絶好の期間であり、また、西欧文明や左脳の支配の終焉を意識できる時期でもある。これから先、混乱した困難な時期を生きなければならないわれわれにとって、日常生活にマヤカレンダーを取り入れ、どのようなエネルギーが支配しているのか意識することは、われわれ一人一人の意識の進化にとって重要なことなのである。
     
     この時期に政治エリート達は、マヤカレンダーに記されているような宇宙の予定表のエネルギーを感じることだろう。彼らは、宇宙のエネルギーによって自分の存在が脅威にさらされており、さらに自分の存在がエネルギーの障害となっていることに気づくことだろう。
     むろん彼らは持てるすべての力を使ってこの流れに抵抗するはずである。世界経済の支配が脅かされているとの認識は、現在のシステムで既得権益をむさぼっている陣営の強い抵抗を惹起することだろう。ギャラクティックアンダーワールドの進化の過程では彼らの支配が終わることになっているので、もちろんマヤカレンダーの真実を多くの人間に知らせることは彼らの関心にはない。
     しかしながら、これまで5000年間人類を支配してきたような支配の形態は間違いなく終焉するのである。ということでは、いまわれわれは古いエネルギーと新しいエネルギーが相克するときにいるのである。マヤカレンダーはこれを理解するための絶好のツールである。
     だが、われわれはドリームスペル/13月のカレンダーなどの間違ったマヤカレンダーの解釈には惑わされてはならない。この解釈は未来の予測に関しては何の貢献もしていない。それどころか、それは人々を混乱させ、これがマヤの名前を使っているだけに、人々が正しく未来を理解することの障害となってしまっている。世界で起こっている変化のリズムを読み取るマヤカレンダーの正しい解釈のみが、根拠のある希望を世界に提示することができるのだ。
     
    テツカリポカが支配する困難な第5の夜(2007年11月18日~2008年11月12日)

     今回は少し未来にジャンプし、第4の昼と第5の昼という二つの光の時期のあとに何が起こるのか考えてみたい。2007年11月18日に始まり2008年11月12日まで続き(※ヤス注 ちなみにリーマンショクは2008年9月15日に起こっている)、闇の神テツカリポカが支配する第5の夜は、西欧の物質主義に基づく権力のシステムがその支配を維持し、さらにその権力を強化しようと最後の抵抗を試みる時期となる。それは抑圧的な手段を用いるはずだ。
     第5の昼に国際的な通貨システムが崩壊するようなことすら起こりえるが、もしそのようなことが起こるなら、すべての経済活動を監視する中央集権的なシステムが導入される可能性すらある。いずれにせよ、マヤカレンダーの宇宙的なスケジュールからみると、第5の夜は、これまで陰謀論の信奉者が唱えてきたようなシナリオの多くが実現してしまう時期となるだろう。この時期にどのようなことが起ころうとも、第5の夜は、真実が人々の目から隠される時期となるはずだ。
     われわれの一つ前のプラネタリーアンダーワールドの第5の夜は1932年から1952年までであったが、この時期にはまずナチスドイツとスターリンのソビエトが同盟を結んだが、これから始まるわれわれのアンダーワールドの第5の夜では、利益の最大化を保証する支配システムの維持に共通の利害を持つ、合衆国と中国の現支配層の同盟となって現れるだろう。
     当初、プラネタリーアンダーワールドではナチスドイツとスターリニズムの二つの独裁制が民衆の圧倒的な支持を勝ち得たように、われわれのがギャラクティックアンダーワールドの第5の夜に結ばれる「民主主義」を看板とする合衆国と、「国民の根強い人気」によって維持されている中国の現政権との同盟は、多くの民衆の支持を勝ち得るだろう。(※ヤス注 事実この時期、暴落が予想されていた米国債は中国によって変え支えられ、金融危機の深化は避けられた)
     特に合衆国では、多くの国民が自分たちは自由であるという幻想を信じ切っている。マヤカレンダーの知識を通して歴史のエネルギーの変化を理解している人々は、恐怖によって簡単に操作されることはない。なぜなら歴史の変化の動きをよく知っているからである。

    カオスから覚醒された世界へ

     第5の夜以後にわれわれは、混沌とした世界から解放された世界へ移行して行くのだが、第6の昼(2008年11月12日~2009年11月7日)には、直感や、包括的な全体性の認識に導かれて、多くの人々は、既存の階層的な支配構造から離脱することを次第に選択するようになる。このときこそ、既存の支配構造が本格的に崩壊する時期である。それは混乱のさなかで崩壊するに違いない。この混乱は、新しい覚醒された世界が改めて創造されるためにはどうしても必要なものである。
     創造は混沌から生まれる。この論文を書いている2004年から、2011年の覚醒にいたる道程は、決して一直線ではないのである。覚醒された世界は、第5の夜のような破壊の時期を内包した、変容のプロセスを経てはじめて現れることができる。
     これはパラドックスである。つまり、世界経済を崩壊に導き西欧の政治的な覇権を崩壊させるプロセスこそまさに、覚醒された世界の出現を準備するプロセスなのだ。完全に覚醒した集合的な意識は、バランスのとれた意識を土台にしないと発達することができない。なぜなら、過去5600年の間、人類がおかれたアンバランスな状態は、分裂した意識という、この時期を支配した意識の形態に原因があるからである。
     しかしながら、宇宙的な計画が完成する2011年以後に現れる覚醒した意識は、これまでに存在したいかなる意識とも異なっているだろう。歴史は覚醒された意識を持つ偉大な人物や、精神的な進化(アセンション)を果たしたと思われる人々の記録に満ちている。だが、個人的には私は、こうした偉大な人物達の到達した意識の水準は、彼らが生きていた時代を支配していた創造の場(マヤカレンダーのそれぞれのアンダーワールドのこと)にさまざまな意味で拘束されていたと思う。
     2011年になってはじめて、人間を神的な力から引き離していたべールが撤去され、ユニバーサルアンダーワールドの超精神的な領域がわれわれに開かれる。ある意味でこれは、人間に関するまったく新たな科学が誕生することを意味している。意識の覚醒ははじめて、よくバランスのとれたグローバルな創造の場(アンダーワールドのこと)で行われるのだ。これは間違いなく、これから覚醒されて行く宇宙的な意識の深さと広さに甚大な影響を与えるはずである。

    以上である。

    どうであろうか?いま読むとこの予測がかなり正確であったことが分かる。金融危機は、第5の昼と第5の夜という指定された期間に起こっている。

    最近コルマン博士は相次いで論文を発表している。なかでも特に注目するのは、第9サイクルの期間の具体的な日程に関するものである。いつどのようなことが起こるのか具体的に書かれている。

    次回はこの全訳を掲載する。

    また本を出版しました。今度は徳間書店からです。今回は、このブログの内容を大幅に加筆修正し、未来予測を行った本です。よろしければぜひどうぞ!

    未来予測コルマンインデックスで見えた 日本と経済はこうなる(徳間書店)

    koru

    今回、講談社から英語本を出版しました。通勤途中に電車の中で軽く読める本です。ちょっと英語に興味がある人はぜひどうぞ!

    通じる英語 笑われる英語

    eigo

    「いったい世の中どうなっているんだ!こんな時はマルクスに聞け」(道出版)

    体裁としては「資本論」の解説書のような本だが、マルクス礼讚の本ではない。われわれはこれからなんとしてでもサバイバルして行かねばならない。そのための状況認識のための書として有効だと思う。よろしかったらぜひどうぞ!

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    緊急情報、2月14日21時18分

    エジプト革命、イランに飛び火か?


    アルジャジーラなどによると、反政府運動のリーダの呼びかけに応じて、首都テヘランにある「自由の広場」に大勢の人々が結集しつつあるとのこと。「自由の広場」にいたる通りは警官が警備し、すべての店が閉めているとのこと。

    また、アメリカ国務省がツイッターなどのネットツールを使い、イラン国民に直接呼びかけようとしている情報がある。

    もしかしたらいよいよか?

    いつものようにすごく遅くなったが、なんとか今回も更新できた。待っていただいている読者の方には感謝する。

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

    音声ファイル

    講演会のご案内

    2月26日(土)、ベンジャミン・フルフォードさんなどとのジョイント講演会に招かれました。ご都合なとよろしかったらぜひどうぞ!面白い講演会になるのではと思っています。

    講演会の詳細

    本の出版のお知らせ

    また本が出ます。前著の続編にあたる本です。今度は今のシステムのつっこんだ解説と将来の予測です。よろしかったらどうぞ。

    「支配ー被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる コルマンインデックス未来予測[2020年までの歩み] (ヒカルランド)

    nihonn

    予言解説書18の有料配信

    最新版 「予言解説書18」が完成しました。これは、ウェブボット最新報告書、「来るべき未来の形0巻9号」の詳細な要約です。今回は内容が濃く、普段の1.5倍の分量があります。新しい磁極の出現、「ドルの死」の過程などいよいよかと思わせる内容です。入手を希望する方は筆者まで直接メールください。

    info@yasunoeigo.com

    前回の有料メルマガのご紹介

    前回はエジプト情勢に関して詳しく書いた。特に、日本ではまったく報道されていない内容を中心に詳しく解説した。

    ムバラク大統領は2月11日に辞任したが、辞任が決定する一週間ほど前から、ドイツとアメリカの協議で、ムバラク大統領を病気治療を名目にドイツの医療機関に移送し、事実上亡命させる動きがあった。ドイツとアメリカは合意しており、ムバラク大統領本人の同意を待つだけになっていたが、本人が拒否したため実現しなかった。

    また、今回のエジプト革命で決定的な役割を果たしたのはエジプト軍であった。日本ではまったく報道されていないが、実はエジプト軍はあらゆる企業を経営しており、その規模はエジプト経済の30%~45%にも及んでいる。そうしたエジプト軍は、ムバラク大統領の息子で一時は後継者として指名されていたガマル氏だが、彼のもとに結集している新興財閥集団と経済の利権を巡って激しい闘争関係にあることが分かってきた。

    ところで、リンゼー・ウィリアムスがリークした「中東で危機が起こるが、イラン戦争とは限らない」という情報だが、エジプトで危機を誘発させた集団の存在は確認できなかった。

    前回はこのようなことを解説した。

    ところで、カタールのケーブルテレビ、アルジャジーラなどの報道によると、やはり国外の勢力の影響を受けた団体が今回のエジプト革命で非常に重要な役割を担っていたことがはっきりしてきた。これについては次回のメルマガに書く。

    今回の記事

    今回は3つのテーマを書く。

    最初はイランについてである。まだ主要メディアではまったく報道されていないが、今回のエジプト革命がイランに飛び火する可能性が出てきた。これについて簡単に書く。

    次に、コルマンインデックスの第9サイクルに関するエッセー風の記事を書いた。これは筆者の意見だが、いま書いておかなければという気持ちが強かったので書いた。

    最後に、1月25日に配信されたウェブボットの最新報告書から若干紹介する。

    イランに飛び火するか?

    チュニジアからはじまった民衆革命の波はエジプトに上陸し、30年近く政権の座にあったムバラク大統領を辞任に追い込んだ。いま民衆革命の波は、イエメン、ヨルダン、レバノン、アルジェリア、そしてモロッコまで拡大している。

    そのようななか、民衆革命の波がイランに飛び火する可能性が指摘されている。外交問題の専門誌、「ザ・ディプロマット」に、アメリカの外交政策に大きな影響力があるシンクタンク、「アメリカ外交政策委員会」の副社長、イーラン・バーマンの寄稿した記事が掲載された。

    その記事によると、2009年のイランの反体制運動、グリーン革命を担ったグループが再結集しており、再度抗議運動を計画しているという。

    イランでは、2009年6月に大統領選挙が実施され、アフマディネジャドがイラン大統領に当選した。だが、選挙に明らかな不正があったとして、カロービ氏やムサビ氏などの他の大統領候補が抗議集会を開いたことから、現政権に反対する抗議運動が拡大した。いまではこれはグリーン革命と呼ばれている。

    民衆の反対運動は数カ月続いたが、政府の弾圧とアフマディネジャド支持派の運動で反対運動は下火となり、次第に消滅した。その後、一年半以上たつがイランでは大きな反対運動は起こっていない。

    しかし、「ザ・ディプロマット」の記事によると、反対運動のリーダーであるカロービ氏やムサビ氏のもとに人々が結集する動きがあり、早ければ月曜日(日本時間は火曜日)にも首都テヘランで民主化を求める最初の抗議集会がある可能性があるという。

    明後日である。実際にあるかどうかは分からないが、注視する必要があるだろう。

    コルマンインデックス、第9サイクルでなにが起こるか?

    エジプトで30年近く政権の座にあったムバラク大統領がとうとう辞任し、市民による民主化革命が成功した。その後、民衆革命の流れはこれまでのイエメンやヨルダンのみならず、レバノンとアルジェリアなどに拡大している。アルジェリアでは、10万人規模の抗議集会が連続的に起こっており、エジプトと同じような経過をたどる可能性が指摘されている。

    また運動の波は、イランに飛び火するのは時間の問題となっている。イランは、2009年に「緑の革命」と呼ばれる民衆蜂起があったが、政府によって徹底的に弾圧され、それ以降は静かになっている。だが、イランの首都、テヘランで反対派による大規模なデモが数日以内に企画されている。

    やはりコルマンインデックス通りか?


    2011年に入ってから、明らかに変化の流れは加速している。その意味では、マヤカレンダーが進行するにつれ、意識進化と時間の加速を唱えるコルマンインデックスの予定表は的中し、その通りに進んでいるようにも見える。

    最新論文でコルマン博士は次のように述べている。

    「第9サイクルの期間は234日だ。このサイクルでは、第8サイクルまでに達成された進化がさらに加速し、意識の進化が完成する。これまでのサイクルでは、人間の左脳と右脳のどちらか一方だけが強化されたが、第9サイクルでは、左脳と右脳が統一した統合的な意識を出現させるためのエネルギーが現れるのだ」

    コルマンインデックスでは、意識進化を主導しているのは「宇宙の予定表」が存在しているからだという。そのようなものが実際に存在しているのかどうかは分からない。確認しようがないからである。

    しかし、そのようなものが存在しているかどうかは別にしても、世界の各地で起こっているいまの変化は、コルマンインデックスのテーマの具現化として起こっているようにも見える。

    抑圧されたものが噴出し、隠されてきたものが暴かれる過程

    コルマン博士は、「これまでのサイクルでは人間の左脳と右脳のどちらか一方だけが強化されたが、第9サイクルでは、左脳と右脳が統一した統合的な意識を出現させるためのエネルギーが現れるのだ」という。これは言い換えると、抑圧されてきたものが統合を求めて噴出してくるということを指しているはずだ。

    つまり、「これまでのサイクルでは人間の左脳と右脳のどちらか一方だけが強化された」ということは、「左脳的もの」か「右脳的なもの」どちらか一方がいつも抑圧の対象となってきたということだ。

    そしてこれから始まる第9サイクルで「左脳と右脳が統一した統合的な意識を出現させるためのエネルギーが現れる」ということは、これまで抑圧の対象となってきたものが噴出し、意識への統合を求めてくるということだろう。

    「抑圧されてきたものの噴出と統合」というのが、第9サイクルのテーマだということだ。

    あらゆる大きな出来事の共通テーマ、「抑圧されてきたものの噴出と統合」

    このような視点からいま起こっている世界中の変化を見ると、確かにこの共通したテーマに貫かれているように見える。ここでいう「抑圧されたもの」とは、秘密や隠された慣行、過去の歴史的な矛盾やトラウマ、歴史的な事件や出来事の真実、人々の欲望や欲求など、抑圧の対象であったさまざまな内容であるはずだ。

    最近、世界では以下のような出来事が起こった。

    ウィキリークスによる外交公電のリークと秘密の暴露、朝鮮戦争へと発展しかねなかったヨンピョン島の攻撃、チュニジア、エジプトからその他の中東諸国へと急速に拡散している民衆運動の波、ユーロ崩壊の危機、ドルのさらなる信用失墜などであろう。

    もちろんこれらの出来事にはそれぞれ独自の原因が存在している。しかし、これらはすべて事件や事故のような突発的に起こった新しい出来事ではない。これまで長期間に内在していた矛盾が臨界点に達し、何かの出来事をきっかけにして表層に噴出してきた事件である。

    21世紀に入ってから多くの歴史的な事件が相次いでいる。こうした事件や出来事のすべてが、内在している矛盾の表層への噴出という図式で捉えられるので、この図式にはたいした意味はないという反論が成り立つかもしれない。

    しかし、いま我々が目にしている事件は、9.11同時多発テロやアフガン攻撃、それにアメリカのイラク侵略などとは明らかに異なっている。こうした出来事は突発的な事件性という性格が強い事件である。だれも予想していなかった事件なので、「やっと起こったか」とか「ついに起こったか」というような既知感は存在しない。強い驚きというのが共通した感覚だ。

    一方、いま起こっている事件はそうではない。ウィキリークスが暴露する外交公電の内容に人々は「やはりそうだったのか」とうなずき、朝鮮戦争になりかねないヨンピョン島の攻撃には「ついに来たか」という印象をもつ。そして、チュニジアやエジプトの民衆革命は、その国の事情を多少とも知るものなら、「やはり来たか」という思いを抱くことだろう。

    こうした既知感が強いのは、起こっている事件や出来事は新しいものではなく、過去からすでに内在している矛盾の噴出だからである。

    これは日本で起こっていることでも同様である。内在している矛盾が臨界点に達して表層に噴出する出来事は後がたたない。尖閣諸島の問題発生で明らかとなった日中の密約の存在、勝手なシナリオ作りによる特捜検察の手口の暴露、大相撲の八百長慣行、沖縄返還時の日米の密約の暴露などはこうした問題のほんの一部だ。

    崩れ去る自明性と構造的な矛盾

    これらの事件は、きちんと機能していると信じていた我々の社会システムが、いかに多くの矛盾や不正の抑圧のもとに成り立っていたのかを一気に白日のもとにさらした。そして、社会システムのいわば裏が明らかとなることで、社会システムに対して我々がもつ「最低の信頼感」という自明性はもろくも崩れ去った。

    こうした事件が起こる前、我々は「検察もときには大きな間違いを犯すが、総じて制度としては機能しているはずだ」とか、「大相撲ではときとして八百長をする不逞の輩で出てくるが、制度としの大相撲そのものは国技なので健全なはずだ」というような最低限の信頼は成り立っており、それを当たり前なこととして生きていた。これが我々の常識だった。つまり、どんな大きな事件があっても、それは「悪い奴」がいたからであり、それを取り除きさえすれば、制度は健全なものに戻ると信じていた。

    いわばこれは、起こった事件は制度やシステムのバグであり、取り除きさえすればもとの正常な状態に戻るという考えだ。

    しかし、実態はバグどころの話ではなかった。特捜検察のシナリオ作りは「筋読み」という、日本の検察の機能を100年以上支えてきたなくてはならない手法であったし、十両の八百長も、このクラスの全力士が給料をもらえるようにしている、いわば何年も続く公然の秘密であった。

    ということでは、表面化した事件は、制度にたまたま生じたバグどころか、それなくしては制度そのものが機能しなくなる制度の裏の部分、つまり制度の構造に深く埋め込まれた影であったのだ。

    そしていま、この「影の部分」が勢いよく噴出してきたというのが「いま」という時間の特徴なのだ。

    これはエジプト革命でもそうだ。ムバラクの長期政権のエジプトは、決して停滞した社会ではなかった。経済成長は年率5%~7%あり、IMF(国際通貨基金)はエジプトを「中国やインドに続く次の新興国」として位置付けていた。

    しかし、そうしたムバラクのエジプトは、反対勢力に対する弾圧と抑圧があってはじめて成立することのできた体制であった。弾圧と抑圧は、ムバラク体制に構造的に組み込まれていたのである。

    そして、そのような抑圧された内在的な矛盾が臨界点に達し、体制にそのものを崩壊させたのが今回の出来事だ。

    抑圧されたものの噴出とその統合

    我々は世界各地で抑圧されたものの噴出を見るようになった。コルマンインデックスの第9サイクルに入ると、この噴出はいっそう激しくなるだろう。では、噴出した内容はどうなるのだろうか?それは、システムや体制を破壊する力としてだけ作用するのだろうか?

    上にも述べたように、コルマン博士は「第9サイクルでは、左脳と右脳が統一した統合的な意識を出現させるためのエネルギーが現れるのだ」と言っている。

    第9サイクル以前は、左脳か右脳の一方が優位に立つため、一方が抑圧されるという関係にあった。第9サイクルではその抑圧が解除され、抑圧されていた一方の脳が全体としての人格に統合されるということだ。

    そのように見ると、抑圧された内容の噴出は、やはりシステムや制度に統合されなくてはならないし、その統合を実現するのが第9サイクルのテーマだということだ。

    統合するために変化し変容するシステム

    だがその統合は簡単には進まない。抑圧されたものの統合が実現するためには、システムや体制、また制度が大きく変容し、統合が達成できる構造へと進化しなければならないのだ。この新しい構造をもった体制や制度こそ、おそらく「左脳と右脳が統一した統合的な意識」に相当するものだろう。

    個人でも進む同様の過程

    また、抑圧されたものの噴出と、その統合による体制や制度の変容というプロセスは、社会の事件や出来事に限定されるわけではない。個々の人間の内面でも起こっていることだ。

    これも以前の記事に書いたが、自我や意識やこれまで無意識へと抑圧してきたトラウマ、怒り、欲望、あきらめ切れない思いなどさまざまなものが噴出し、これを統合するために、意識の変容が迫られる過程でもある。

    もちろん、抑圧された噴出物は、トラウマのような否定的な内容だけとは限らない。思考の合理性のもとで抑圧されていた直観力やインスピレーション、そして夢やイメージなども意識の表面に勢いよく現れてくるはずだ。

    そして、そうしたものすべてを包含する過程で出現する新しい意識のあり方が、おそらく第9サイクルに出現が予定されている意識なのだろう。

    同じ変化は自然環境でも起こる

    そしてなによりも、我々は同じテーマにもとづく変化が自然環境で起こっていることを目撃している。それは、巨大地震、洪水、干ばつ、氷床の溶解などの年々巨大化する自然災害だ。

    こうした自然災害も、地殻の歪みが臨界点に達してエネルギーが放出されるように、出現が抑圧されていた矛盾の蓄積が臨界点に達して、表層に噴出したものとして見ることができる。

    抑圧されていたものの噴出が終わった過程で出現するのは、これまでとは違った地球環境であろう。

    社会、個人、自然が共時的に進む過程

    このように、抑圧のされたものの噴出とその統合による変容という過程は、社会や個人、そして自然環境まをも結ぶ共通した糸である。少なくともいま、我々が目撃している変化は、この共通のテーマのもとで、社会と個人、そして自然環境が相互にシンクロしながら進んでいるように見える。

    それはあたかも、社会も個人も自然も、それぞれを横糸や縦糸として織り込まれて行くひとつの壮大な織物のようだ。我々はまさにこの共通テーマの織物に組み込まれているのだといってもよい。

    では我々はどうすべきなのか?

    個人が経験する抑圧されていたものの噴出という現象は、善か悪かという価値判断では捉えられない。それは、これまでのプライドや自我に対する執着が突然と消失し、体験したことのないインスピレーションや直感が湯水のように湧いているくる過程かもしれないし、反対に、過去のトラウマが解決を迫って頭をもたげてくる過程でもあるだろう。

    大抵は、この両者が同時平行に進む過程となるはずだ。ユング派の深層心理学に「個性化」という概念がある。「個性化」とは、これまで人格から排除されていたさまざまな感情や性格を人格へと統合し、ひとつとないユニークな個人となる過程のことをいう。「個性化」へと向かう力は強烈で、人生の過程で誰しも経験するという。

    ユング派のこのような言葉を借りるなら、コルマンインデックスの第9サイクルとは、個性化の過程が限界点まで強化される時期なのかもしれない。

    内面のそのような変化に直面して我々ひとりひとりはどうするべきなのだろうか?答えは比較的に単純である。変化を受け入れ、変化させる流れが我々をどこに連れて行くのか旅を楽しむことだ。

    同時に、我々のなかからは変化を押し止どめ、これまでの自己に止まり、溢れでてくるインスピレーションやトラウマを再度抑圧する方向を選ぶ人々もでてくるだろう。

    しかし、我々ひとりひとりが時間を共有した巨大な織物に組み込まれている以上、変化を押し止どめることは土台不可能なのだ。

    変化の彼岸に待っているのは、少し変容した意識と感情をもった新しい自己の姿であろう。そしてそうした新しい自己には、それに適合した社会環境や、そして自然環境さえも存在しているはずだ。そうした新しい自己は、その理想的な社会環境の構築へと向かって、もっとも自然な形で歩み出すはずだ。

    個々の人間を結集させたこうした歩みのなかからは、おそらく新しい意識に適合した社会システムが構築されてくるはずだ。

    おそらく、コルマンインデックス、第9サイクルの意識進化とはこのようなプロセスだ。

    ウェブボット最新報告書、「来るべき未来の形0巻9号」紹介

    1月25日、ウェブボット最新報告書、「来るべき未来の形0巻9号」の配信が始まった。今回はその内容を若干紹介する。

    読者に過剰な恐怖を与えないために、怖くない部分だけを少しだけ紹介する。

    クリフ・ハイ執筆エッセー(結論)

    過去に出したALTA1309には、鳥や魚の大量死が2009年から11年にかけて起こるとの記述が存在していた。その原因は、太陽の異常による宇宙からの未知のエネルギーなのかもしれないし、または地球上で行われるエネルギー兵器を使った戦争の影響なのかも知れない。このどちらの可能性もある。

    ところで、マヤやアステカのカレンダーのある解釈では、2011年には時間が加速するとあるが、それはまさにいま起こっていることである。

    2012年が大きな転換に時期になるというのはその通りだと思う。しかし、それはニューエイジ系の思想が語るような奇想天外な話ではないのだ。

    以前にネットテレビで、プロジェクト・キャメロットというニューエイジ系で有名な番組を見ていた。その番組では、2012年に何が起こるのか複数のゲストを招いてシンポジュームを行っていた。

    そこで、2012年にはアセンションが起こり、条件に適合した人々は別の次もとに移行するのだという。移行すると、テレパシーだとか瞬間移動だとかすばらしいものがすべて手に入るという。

    番組では聴衆のある女性が「いまアセンションできるように一生懸命に努力している」と言っていた。

    だが、このようなニューエイジ系の思想は本当に馬鹿げている。私は「アセンション」ということがあるとすれば、なにものにも影響されない魂の自由を獲得することだと思う。それは、欲望にもイデオロギーにもドグマにも影響されない魂の真の自由のことである。

    魂のこのような本来的な自由の獲得を目指してセックスを断ったり、欲望を断ったり、ヨガのような実践に過剰にのめり込んだりする人々がいるが、精神の本来的な自由とはそのような方法では獲得できるわけではない。魂の自由は、なにかを実践すれば買うことのできるというような単純なものではないのだ。

    人生はまさに戦いの連続である。しかし、その戦いは一つのものとの戦いなのだ。それは「自己」との戦いなのである。「自己」との戦いに勝利するならば、なにものにも左右されない魂の自由は獲得できる。

    それを獲得するためには、「自己」というものが何であるのか、その意識的な側面と無意識的な側面を含めて深く理解しなければならない。

    インドの著名な修行者、J・クリシュナムルティ師は「あなたがどうすれば魂が自由になるのか私に答えを求めるのは間違っている。あなたは私の言っていることをまったく聞いていない」と言っていた。まさにその通りなのだ。


    地球関連

    ・アイルランドやイギリスを含むヨーロッパ西部は、季節外れの強風による大きな被害がある。「強風で折られた穀物」、「洪水で水浸しの穀倉地帯」、「ひどい収穫」などのキーワードが高い感情値をもっている。

    ・ヨーロッパでは夏が近付くと干ばつと火事に襲われる。だが、災害は地域によって異なった特徴をもつ。ヨーロッパの北西部から南東部にかけての地域では、西部は降水量が多く嵐に襲われるが、フィンランドを含む東部では、異常なジェット気流によって熱風が特に北部に吹くため、異常に乾燥する。

    ・この異常気象は食糧生産に甚大な被害を与える。2011年は食料の需要が増大するので、特に異常気象による食料の供給減少は大きな被害をもたらす。これには影の支配勢力が関与しているとのデータがある。

    ・複数の磁極が地球に現れ、これによってあらゆる電子機器が影響を受け、混乱が広まるとのデータがある。

    ・磁極が複数出現することで電子機器の多くは誤作動を起こす。だがそれだけではない。これによって危機が爆発するとのデータもある。

    ・また、複数出現した磁極は人間にも影響を与える。神経障害を引き起こし、多くの人は痛みを感じるようになる。

    ・電子機器は正確に機能しなくなり、また一時的にしか機能しないので、列車や車、そして航空機などのあらゆる乗り物が大変な影響を受ける。

    ・複数の磁極の出現とは、磁性の南極がもう一つ出現し、それが移動する現象を指す。この現象が原因で鳥や動物は方向感覚を失うため、大量死が相次ぐことになる。

    ・また、これの人間への影響も甚大である。脳がやられて精神障害や認識障害が起こるのだ。よだれを垂らし、茫然自失状態で立ったまま動かなくなる人々が多数出現する。これらの人々は交通の邪魔となる。

    ・これは、新しい磁極の出現で磁場が強くなり、これによって人間の身体が影響を受けることが原因だ。

    ・磁極と磁場のこのような変化は、もはや変更が不可能であることが明らかとなり、主要メディアでも報道されるようになる。しかし、2011年の環境異変はあまりに激しく、環境異変のニュースに磁場の変化のニュースはかき消されてしまう。

    ・地中に強大な穴が空き、さまざまなものが穴に陥没するとのデータがある。大きな建物も陥没するが、もと幹道路、通信施設、携帯電話の中継地、貯水タンク、湖、川などが巨大な穴に陥没する。

    ・川や湖が穴に陥没し、川の流れの方向が完全に変わったり、湖が穴に吸い込まれるようなことが起こる。これらのことは2011年の秋に起こる。

    ・アメリカ大陸にある比較的に小さな褐色の川が穴に陥没し、流れの方向が変わる。この結果、地上と河川の交通に大きな影響がでる。湖があまりに急速に陥没するので、その様子はビデオに撮影される。


    続く

    このブログの基本方針を掲載しました。記事をお読みになる前にかならず一度はお読みになってください。

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