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    2010-12

    いよいよ第7の日に突入4 朝鮮半島情勢とリンゼー・ウィリアムスの最新警告

    12月22日

    いつものように、更新の時期が大幅に遅れてしまった。いつも読んでくださっている読者の方には感謝する。

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

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    今回も朝鮮半島情勢を詳しく解説した。これまで日本は、朝鮮戦争にもベトナム戦争にも巻き込まれないで来ることができた。それというのも、戦後の日本には、国際紛争に巻き込まれることを防止するメカニズムが存在していたからだ。それらは、1)憲法9条、2)日米安保の極東条項、そして尖閣諸島の個別のケースでは、3)78年密約、4)日中漁業協定などであった。

    しかし2005年から、日米安保が「日米同盟:未来のための変革と再編」で補強され、さらに今回の尖閣諸島の衝突で78年密約と日中漁業協定が実質的に破棄されるのおよび、日本が国際紛争に巻き込まれることを防止していたメカニズムはなし崩し的に破棄されてしまった。

    この結果、朝鮮戦争などの国際紛争が発生すると、日本は確実に巻き込まれ、米軍と一緒になって戦闘部隊として出動せざるを得なくなる状況が生まれようとしている。

    最後に、昨年からネットで流れている朝鮮戦争に関する予言をいくつか紹介した。この予言では、朝鮮戦争は38度線の小競り合いから拡大するとしている。そして、北朝鮮のミサイル基地の爆撃では、日本の航空自衛隊がきわめて重要な役割を担うとされていた。

    前回はこのような内容を詳しく紹介した。

    今回の記事

    韓国軍は延坪島で射撃訓練を実施した。延坪島は北朝鮮が主張する領海内にある。北は射撃訓練に対して強く警告を発していたが、北の自制によって今回は大きな戦闘にならないで済んだ。どのようなことが起こったのか解説する。

    次に、元石油メジャー重役のリンゼー・ウィリアムスが12月15日に行ったインタビューの内容を紹介する。非常に重要な情報だと思われる。

    ぜひ読んでほしい本

    読者の方にぜひ読んでほしい本があるので紹介する。それは、植草一秀氏の「日本の独立」である。

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    筆者に尊敬する人物をひとりあげろと言われれば文句なしに植草一秀氏をあげるだろう。氏の本やネットの論文、そしてネットテレビのビデオニュースドットコムにおける氏のインタビューなど、手に入るものは片っぱしから読んできたが、植草氏はまさに現代日本を代表する知性と良心の持ち主であることと確信した

    その植草氏が「日本の独立」という著書を新しく出された。これまで日本が、政治、経済的にどのように米国に操作され、蹂躙されて来たのか示す本は多数存在した。しかし、米国による操作の実体を体系的にまとめ、社会のさまざまな領域で進行する米国支配の実体を実証した本は少なかった。「日本の独立」はまさにそのような本である。

    これからの時代の変動に備えるために、現代の日本人であれば、なんとしてでも読んでおかなくてはならない一冊だと思う。ぜひ手に取るべきだろう。

    朝鮮半島の情勢

    12月20日、韓国軍は、延坪島から韓国側の海域に向かって、K9自走榴弾砲の射撃訓練を予定通り実施した。訓練は一時間半ほどで終わり、危惧されていた北朝鮮の反撃もなかった。

    北朝鮮は、射撃訓練が実施された場合、「前回の攻撃をはるかに上回る深刻な事態になる」と警告し、それに対し韓国も、北朝鮮国内の基地の精密爆撃を実施すると警告していたことから、まかり間違えば報復合戦から第二の朝鮮戦争へとエスカレートするのではないかと危惧されていた。

    事実、攻撃が実施された21日には、北朝鮮のグラード式ロケットランチャーの大部隊が攻撃体制に入ったことが確認された。

    だが、北朝鮮は自制して反撃しなかった。これで、朝鮮戦争はひとまずぎりぎりで回避された。

    リチャードソン、ニューメキシコ州知事の説得

    北挑戦には、ロシア、中国、国連などが自制を呼びかけていたが、説得にもっとも効果があったのはアメリカ、ニューメキシコ州のリチャードソン知事の説得であったといわれている。

    北挑戦は反撃を自制したのみならず、これまで拒否し続けていた国連原子力機関(IAEA)の核査察官を受け入れる意志があることを表明し、一転して交渉に前向きな姿勢であることを示した。

    北朝鮮の変化の理由

    一時は朝鮮戦争も辞さないとしていたにもかかわらず、北朝鮮がこのように豹変したのを見て驚く人々も多い。

    また反対に、今回の延坪島攻撃は、韓国とアメリカを脅し、北朝鮮の要求を実現するための手段として行われたのであり、アメリカが交渉に応じる姿勢を見せればただちに態度を軟化させる用意がはじめからあったのだとする見方も強い。

    もし後者であれば、今回リチャードソン知事の説得が成功したのは、オバマ政権が、北朝鮮と改めて交渉する用意があることを伝えたからであると見ることができる。

    カーター大統領のワシントンポストの記事

    では北朝鮮は何を要求しているのだろうか?まだリチャードソン知事は、「私は協議する立場にない」として北朝鮮の要求を公開していない。

    しかし、この要求の内容がどのようなものであるのか類推できる材料が存在する。それは前々回の記事で紹介したカーター元大統領がワシントンポスト紙に寄稿した記事である。

    まず、カーター元大統領は北朝鮮の要求が明確であることを確認する。

    「北朝鮮のこのメッセージは一貫している。このほどウランの濃縮施設にアメリカ人の専門家を招き入れ、ウラン濃縮を行っていることをあえて公開した。これも、94年の枠組みの履行へと向けた2国間交渉の再開をアメリカに求める一貫したメッセージだ。このように、北朝鮮のメッセージは一貫している」

    そして、オバマ政権は緊張緩和に向けて北朝鮮との交渉をすぐに再開すべきだとして提案し、記事を締めくくっている。

    「94年の枠組みの履行へと向けた2国間交渉を、アメリカに再開してほしいのだ。オバマ政権は北朝鮮のメッセージにすぐに応じるべきだ。応じれば朝鮮半島の緊張は一気に緩和するはずだ」

    ちなみにこの記事は、アメリカでも日本でもまったく無視され、一切報道されなかった。

    北朝鮮が求める94年合意の枠組みの履行

    では北朝鮮が求める94年合意の枠組みの履行とはどのようなものなのだろうか?これも11月30日の記事で詳しく解説しているが、再度掲載する。以下である。

    1994年、北朝鮮と米国はジュネーブで2国間協議を行い以下のことに同意した。

    1)米国はできるだけすみやかに53年の停戦協定を破棄し、朝鮮戦争を正式に終結させる平和条約を北朝鮮との間に締結する。

    2)米国は、北朝鮮を攻撃しないことを文書で確約する。

    3)米国と北朝鮮は将来の国交回復に向けて、ワシントンとピョンヤンにそれぞれ外交代表部を開設する。

    4)米国は、北朝鮮に対する金融、経済制裁を解除する。

    5)北朝鮮は、核兵器開発につながるプルトニュームの再利用を停止し、朝鮮半島の非核化を実現する。

    6)この見返りとして、米国は軽水炉型原子力発電所を北朝鮮に建設する。また重油を供与する。


    オバマ政権は北朝鮮の要求を始めから知っていた?

    カーター元大統領はこれまでに数々の紛争処理に成功している、ノーベル平和賞受賞者である。オバマ政権に対してもそれなりの影響力を持っている。したがって、先のワシントンポスト紙の記事はオバマ政権にも十分伝わっているはずである。

    さらに、これが北朝鮮の要求であることは、カーター元大統領の記事を待つまでもなく、オバマ政権は十分に理解していたのではないかと思われる。

    挑発したのは韓国

    さらに、北朝鮮の11月23日の攻撃も、そして12月21日の脅しも、基本的に韓国が先に挑発したことが背景であることは分かっている。このブログの過去の記事でも詳しく解説した。

    そして、韓国のこうした軍事的な動きはアメリカの支持のもとに行われたことは明白である。中国とロシア、さらに国連が両国に自制を求めていたときに、アメリカは「韓国は自衛権を行使する正当な理由が存在する」として韓国の反撃を強く支持していた。

    とするなら、韓国軍の挑発もアメリカの支持のもとに行われたと考えた方が妥当だ。

    朝鮮半島で意図的に緊張をあおり、計画を実現する

    ではこのような情報から何が見えてくるだろうか?それはこういうことではないかと思われる。項目別に並べて見る。

    1)まずアメリカは、北朝鮮の挑発を、怒りが臨界点に達している韓国に許し、朝鮮半島の緊張をぎりぎりまで高める

    2)高まった緊張を利用して、中国が内海と考える黄海に、原子力空母、ジョージワシントンの大規模な機動部隊が自由に出入りできる環境を形成する

    3)さらにこの緊張を利用して、日本には攻撃力をある程度是認した「新防衛大綱」を採択させ、また、自衛隊が将来的に米軍と一体化して海外で展開できる状況を作る

    4)こうした状況が実現に向かった段階で、アメリカは北朝鮮に94年枠組みの交渉が可能であるとのメッセージを送り、一気に緊張緩和にもってゆく


    このようなことではないのだろうか?十分に可能性はあると思う。

    このブログの11月30日の記事では以下のように書いたが、やはりそのような方向に動いた。引用して確認する。

    「このように見てくると、今回の延坪島攻撃は、実は中国の内海である黄海に、原子力空母、ジョージワシントンを中心とした米海軍機動部隊を展開させることに狙いがあった可能性が非常に高いということが分かる。だとするならば、アメリカは今回の延坪島攻撃で目的を達成したことになる。そうすると、これ以上北朝鮮を刺激しても意味はない。まだ何があるか分からない部分はあるにはあるが、非難の応酬は国連に移り、新たな朝鮮戦争へと向かう危機には発展しないと見た方が妥当だろう」

    では軍産複合体の目的は何なのか?

    このようなシナリオを立案して実行したのは、オバマ政権というよりも、ペンタゴンを中心にした軍産複合体と考えた方が妥当だ。だとするなら、このシナリオの戦略的な目的は何なのだろうか?

    それはすでに明白であると思われる。

    前回紹介しちょうに、オバマ政権の外交問題アドバイザーで、ジャパンハンドラーズのリーダーのジョセフ・ナイは「フォーリンアフェアーズ」誌で、「これからもアメリカの覇権は政治的、軍事的に安泰である」とし、これの脅威となる可能性のあるのは、「日中韓が連帯する東アジア共同体」だけであるとしていた。

    すると、今回朝鮮半島で緊張を高めた目的ははっきりとしている。

    目的:東アジアにおけるアメリカの政治的、軍事的覇権を強固に維持すること


    先の「これからもアメリカの覇権は政治的、軍事的に安泰である」という認識は、むしろ「アメリカの覇権はこれからも維持する」という決意声明だと受け取ってよいだろう。

    これを実現するために、アメリカは次の2つを実行していると考えられる。

    A)第一列島線の内側に中国を軍事的に封じ込める

    B)日中韓の間で高度な緊張感を維持し、日本と韓国がアメリカの軍事力に依存せざるを得ない状況を維持する


    そして、この2点を実現するために、先の1)から4)のように、韓国に北朝鮮を挑発させて朝鮮半島の緊張感を高め、目的が実現する状況が整うと北朝鮮に交渉を再開する意志があるとのメッセージを送り、緊張を緩和するという複雑な手段を用いた。

    この目的を見ると、決して複雑ではないことが分かる。比較的に単純なものだ。軍産複合体は、その強大な軍事力と影響力を使い、目的の実現に向かって粛々と、それも単純に動くというところに軍産複合体の戦略の特徴がある。

    そうして、目的の実現に向かうときは、他の国の状況など外部の条件を考慮することは一切ない。設定した目的を実現するべく粛々と動くだけである。


    先にも述べたように、今回の目的は、中国の軍事的な封じ込めと、アメリカの東アジアにおける覇権の強化だ。この目的は実現した。ということでは、やはり本格的な朝鮮戦争は回避された可能性が大きいと見ることができる。

    明らかに政策を転換させたアメリカ

    いずれにせよ、アメリカは覇権の弱体化を許容しながらも、新興国の台頭を受け入れるというこれまでの政策を大きく転換させ、覇権を強化する方向に舵を切ったことは確かなようだ。

    では次にアメリカが覇権の強化に乗り出す地域はどこだろうか?やはり、前回リンゼー・ウィリアムスが予告したようにイランだろうか?

    明日から韓国は、陸海空の三軍による大規模な軍事訓練を、延坪島に近い京畿道で実施する。注視するべきだろう。

    リンゼー・ウィリアムス、12月15日の最新警告


    12月15日、アレックスジョーンズのネットラジオ、プリズンプラネットに元石油メジャーの重役のリンゼー・ウィリアムスが出演した。

    はじめにお断りしておくが、リンゼー・ウィリアムスのリーク情報はアメリカの崩壊を予告するものである。それは上のアメリカの覇権強化の政策転換の分析とかならずしも一致しない。両論を併記するかたちで掲載する。

    以下がインタビューの要約である。

    ・私にこれまで情報をリークしていた人物は2人いる。そのうち一人はBPの系列会社、「アトランティックリッチフィールド社」の元CEO、ケン・フロム氏である。フロム氏は87歳で最近死去した。私は本人から彼の名前を公表する許可を得た。

    ・フロム氏は、自分が死亡した後に公表するようにと情報を私に託した。情報を公開する情報の一部はそうしたものだ。

    ・私は支配エリートとの電話の会話を録音している。それを今回実際に多くの人に聞けるようにした。近いうちにDVDで手に入るようにする。

    ・ところで、なぜ軍産複合体の支配層が私に情報をリークするのか疑問に思われるかもしれない。実は、支配層には彼らなりの倫理規定が存在していることが理由だ。すべては操作されているのだが、計画を実行する前には、しかるべき人物に計画の情報をリークしなければならないというのが彼らの倫理規定である。私は過去に彼らとともに働いた経験がある。おそらくこの経験から、私が情報のリーク先として選ばれたのではないかと思う。

    ・EUは大きな問題に遭遇し、ユーロは近いうちに崩壊する。ユーロの崩壊はドルの崩壊の前に起こる。しかし、いつ崩壊するのかはいまのところ明示できない。

    ・ユーロの下落が始まると、準備する期間が2週間から3週間ある。この期間に資産の喪失を防ぐために準備しなければならない。


    ・私に情報をリークしている支配エリートは、どのようなことが起こるのか暗示する彼らなりの方法がある。それはいま起こっていることを示し、これからどうなるか注意を換気するという方法だ。

    ・日本やアメリカを含む世界主要15カ国の借金の利払い総額は10.2兆ドルという天文学的な水準に達している。利払いだけでこの額である。借金の総額となると、これらの国々のGDPの27倍に相当する規模だ。借金の支払いはもはや不可能であり、どの国も財政破綻に向かう。

    ・金証券や銀証券で貴金属を売買する方法がある。だが、貴金属が契約した通りに引き渡されることはまずない。これからは現物で持っていないとすべてを失うことになる。

    ・中国や日本が米国債を買わなくなり、FRBが米国債を買うようになるときが、ドルの下落が止らなくなる兆候だと支配エリートは見ている。

    ・支配エリートは、アメリカ経済の崩壊を計画している。その理由は非常に単純だ。アメリカ経済が崩壊すると企業も含めドル建て資産が暴落する。これを買い叩き、主要な企業を手中に収めることが目的だ。相場がもっとも安くなったときに株を大量に買うのと同じ手口である。

    ・1年半前、フロム氏はあと2年でアメリカは貧困化し、現在のアメリカは見る影も無くなるといった。いまその方向に向かっている。

    ・先にも予告したが、原油価格はこれから急騰する。急騰の原因はドルの暴落である。

    ・中国とロシアは相互の取引でドルの使用を停止した。そのため、ドルが暴落しても中国とロシアは大丈夫だ。だが、サウジアラビアなどの中東の諸国はそうはゆかない。バーレル当たり150ドルを越えて高騰しても、それでも中東諸国は大変な状態になる。


    以上である。

    筆者の印象

    これまでリンゼー・ウィリアムスの原油価格やドルの推移に関する情報はかなりの程度的中している。その意味で、他の陰謀論的なリークの情報に比べ信頼性は高いように思う。

    しかし、リンゼーのインタビューを聞いていていつも思うのだが、どこまでがリンゼーの意見でどこまでが支配エリートのリークした情報なのか判別しがたいことがときどきある。また、支配エリートとは電話で情報をリークしてもらっているようだが、リーク情報の中に電話口にいる支配エリートの個人的な意見が混入していることがよくあるようだ。今回のインタビューでは、「借金の利払いが10.2兆ドル」の情報は、話した支配エリートの個人的な見解である可能性が強いのではないかとの印象をもった。

    いずれにせよ、こうした情報を頭から信じるのではなく、こうした限界があることを十分に勘案して読むのがよいだろう。

    ジュリアン・アサンジをはじめウィキリークスのメンバーに関して実に興味深い情報が手に入った。次回はこれを詳しく解説する。

    続く

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    番外編 相当にオカルト2 スティックエバース氏からの回答

    12月11日

    アメリカの著名な金融占星術師のウィリアム・スティックエバース氏から、投稿欄で募集した質問への回答が来た。早速、更新する。

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    いまの情勢を詳しく調べれば調べるほど、これから日本は危機的な状況に突入するとの印象が強い。

    今回のメルマガでは、日本ではほとんど報道されていない日本関連のウィキリークスによる外交公電のリークと、北朝鮮の攻撃を韓国に挑発させたアメリカの真のねらいなどを詳しく解説した。

    今回の記事

    今回はフォーリンアフェアーズ誌に掲載されたジャパンハンドラーズのリーダー、ジョセフ・ナイの論文、「アメリカカンパワーの未来」の簡単な要約を掲載する。アメリカの極東アジアに関する政策が見えてくる。

    次に、占星術師のウィリアム・スティックエバース氏からのブログ投稿欄に寄せられた質問への回答がきた。これを掲載する。

    最後に、ハンク・ウェスルマン博士のベストセラー、「精霊の世界に覚醒して」を筆者が翻訳、出版することになった。そのほんの一部を紹介する。

    高まる緊張感と日本の危機

    これからもっとも悪い方向に行くのではないかととても嫌な予感がしている。

    前回の記事にも詳しく書いたが、韓国が北朝鮮を挑発したことがはっきりして来た。おそらくこれはアメリカの指示によるものだろう。

    さらにメルマガにも書いたが、尖閣諸島における日中の緊張の高まりは、かなり以前から計画されていた可能性が大きい。

    このようなとき、米国のマレン統合参謀議長が来日し、自衛隊に朝鮮半島で行われる半島有事を想定した米韓軍事演習への参加を強く要請した。自衛隊の演習への参加は、朝鮮戦争が勃発したとき、自衛隊の戦闘部隊としての参戦に道を開くことになる。

    しかし菅首相は、自衛隊の派遣を検討すると発言してしまった。

    「菅直人首相は十日夜、北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表らと都内で面会した。首相は朝鮮半島有事や北朝鮮の体制崩壊の場合の対応について「万一の時、被害者をいかに救出できるか、考えておかなければならない」と述べ、非常時の拉致被害者救出を検討する考えを示した。

     また首相は「自衛隊が(拉致被害者)救出に出て、韓国を通って行動できるかどうか、ルールは決まっていない。救出活動に携わることができるように、日韓間の決めごともしっかりしたい」と、自衛隊派遣による救出の実現に向け、韓国側と協議する考えを表明した。」


    万が一、自衛隊が朝鮮戦争に参戦した場合、北朝鮮の日本への報復は避けられない。北朝鮮は150基から320基のノドンミサイルを配備していると見られる。自衛隊の参戦だけでは絶対にすまないはずだ。

    菅政権は、アメリカのコントロール下にあるとしか思えない。

    フォーリンアフェアーズ誌に掲載されたジョセフ・ナイの論文

    いま、朝鮮半島や尖閣諸島など極東アジアで緊張が高まっているが、緊張を積極的に高めているのは明らかにアメリカである。

    しかし、アメリカのねらいはなんなのだろうか?様々な見方が可能だが、そのねらいの一端を伺わせる論文が、フォーリンアフェアーズ誌に掲載された。

    フォーリンアフェアーズ誌は、アメリカの奥の院とも呼ばれている「外交問題評議会」が発行する政治評論誌である。現職の閣僚や政権のブレーンなどが頻繁に執筆しているため、今後のアメリカの外交政策を読むには欠かせない雑誌となっている。

    今回の11月・12月号では、クリントン国務長官と、ジャパンハンドラーズのリーダーであるジョセフ・ナイの論文が掲載され、話題になっている。

    このジョセフ・ナイの論文こそ、アメリカが極東アジアでなぜ緊張を高めているのか理解するヒントとなる重要な論文だ。すでにメルマガにも掲載したが、重要なのでこの部分だけ転載する。

    論文「アメリカンパワーの未来」の内容

    この論文は長いので、ここで必要な内容だけを簡単に要約する。以下である。

    「アメリカは今後停滞し、凋落するとの論評がアメリカ内外でよく聞かれるようになった。アメリカの時代は終わったというのである。そして、中国のような新興国に覇権は移るというのである。

    しかし、この考えは馬鹿げている。現実を認識していない皮相な考えだ。

    国のパワーを考える場合、それは政治、軍事、経済の三つの次元で考えることが重要だ。政治ではアメリカは将来も覇権的な力であり得る。これに挑戦するのは、国家というよりもテロリストなどの国際的な集団だろう。そして軍事力ではアメリカは世界最強の軍事国家として君臨し続ける。だが経済では明らかにアジアに中心が移るので、アメリカは多極的な世界の一翼を担うことになるだろう。

    このように見ると、経済の多極化をある程度受け入れながらも、アメリカは将来もずっと覇権国として存在するはずだ。

    確かに中国に覇権が移るとの議論も多い。しかしこれはまったくのナンセンスだ。中国はどれほど経済成長しようとも、その軍事力と経済力がアメリカの覇権を脅かすほどにまで大きくなることはまずない。それにははるかに時間がかかるが、中国はそれを達成する前に政変を経験し、発展は減速することだろう。

    はっきりいって、中国はアメリカの脅威ではないし、今後も脅威とはなり得ない。

    将来、アメリカの覇権を脅かす勢力が出てくるとすれば、それは日中韓の東アジア共同体だけである。この3国が共同体を形成してしまうと、アメリカをはるかに上回る力を持つことになる。

    しかしいまは日本と中国の仲はすこぶる悪く、東アジア共同体ができる可能性はない。その意味では、アメリカの覇権は安泰である。」


    このように、実はアメリカがもっとも強く警戒し、脅威に感じていたのは、鳩山政権が提起したような、日中韓の東アジア共同体だったことが分かる。日中韓の連携こそ、アジアにおけるアメリカの覇権を脅かす唯一の力だというわけだ。

    すると、今回のアメリカの動きは、日中韓が同盟で結び付かないように、東アジアの緊張を最大限高め、日米韓合同軍と、中国軍や北朝鮮軍が一触即発ぎりぎりのところで対峙する状況を形成することだろう。


    このような状況を作り、アメリカは東アジアの緊張を醸成し、アメリカの覇権を確実にしておきたいのだ。

    このまま行くと、日本は中国の脅威を煽る反中ナショナリズムによって、アメリカの計画に埋め込まれ、そのようにコントロールされてしまうだろう。

    菅政権のもと、朝鮮戦争の際にはアメリカの要請で自衛隊を戦闘部隊として派遣し、北朝鮮の報復をあえて受けるのだろうか?


    いまならまだ間に合うと思う。

    ウィリアム・スティックエバース氏からの回答

    経済予測で定評のあるニューヨークの著名な占星術師、ウィリアム・スティックエバース氏から投稿欄で募集した読者の質問に対する回答が届いた。すべての質問には答えられなかったようだが、重要なものには答えてくれた。

    質問1:

    スティックエバース氏には、是非、来年ぐらいから始まる人類史上2回目の天王星と冥王星のスクエアの影響を教えて頂きたいです。冥王星は、発見された直後から天王星とスクエアを形成していて、この第1回目の天王星と冥王星のスクエアの影響が、世界恐慌の勃発とその後の第2次世界大戦への以降を誘導する一因になったと考えられています。2回目は、どうなのか、非常に興味があります。もう直ぐ再び始まる天王星と冥王星のスクエアの時代が、今の経済危機から第3次世界大戦へと同じような経過を辿るのか、あるいは、もっと大きな地球規模の変動が起るのか、多くの人が最も心配しているだろうと思います。

    回答:

    第三次世界大戦には、至らないと思います。ただ、中国/台湾対米国あるいは中国/北朝鮮対米国などの図式で、軍事衝突が起こる可能性はあり、危機一髪の場面となる可能性はあるでしょう。中国は、この10年でNo.1になることを目指しており、スーパーパワーとなってきます。日本の立場は、文化的には中国寄り、しかし、イデオロギー的には米国寄りと、非常に難しくなるでしょう。

    質問2:


    冥王星を惑星から矮惑星に格下げする事で、影響を弱めようとする意図も感じられますが、果たして功を奏するのか、この辺りも是非、お伺いして下さい。よろしくお願いします。

    回答:


    占星術は、惑星のアーキタイプ(元型)的エネルギーを扱うものです。それ故、天文学分野での決定が、そのまま占星術における惑星の取り扱いに影響を与えるわけではありません。冥王星が天文学分野で格下げになっても、それは冥王星のアーキタイプ的エネルギー自体には直接的には影響しません。しかし、冥王星を格下げしたという私たちの「行為」は、逆に、私たちが冥王星の影響をより強く受けることになる可能性があります。神に代表されるようなアーキタイプ的な存在への畏怖の念や崇拝の心を失すると(アーキタイプを抑圧すると)、代償を払うことになるとユングも述べています。因みに、冥王星格下げの決定は、12,000人の天文学者のうちわずか400名の投票で決まったものです。また、NASAは、現在、ニューホライゾン・スペースクラフトを冥王星に送っており、それが冥王星の軌道に到着するのが、2015年7月14日、7番目で最後の天王星・冥王星スクエアのときになる予定で、これも非常に興味深い展開ですね。

    質問3:

    2015年の基軸通貨はなにが使われているでしょうか?

    回答:

    2010年から2012年にかけて、ドル通貨危機を予想しています。具体的にいつかは明確ではありませんが、米ドルはもはやもっとも信頼できる世界通貨、基軸通貨ではなくなるでしょう。これは、予想というよりまだ推測の域を出ませんが、もっとも考えられるのは、金本位制に戻るというわけではありませんが、ゴールドとリンクした形で何らかの国際通貨が開発されるのではないかと考えています。

    質問4:

    日本は憲法9条を改正していますか?

    回答:

    日本は、憲法第9条を廃止するのではなく、その条項をもっと緩めるように改正する可能性があります。北朝鮮によって引き起こされる危機によって、日本は、これが限界だと思うに至るでしょう。それが警鐘となり、北朝鮮の戦術的核兵器を無力化させるため、また、戦略的攻撃を事前に食い止めるための武器の開発や航空母艦の保有が検討されるでしょう。自衛のための自衛隊ではなく、攻撃のための海軍を構築する可能性があります。

    質問5:

    日中韓の領土問題に平和的な解決の希望はあるのでしょうか?

    回答:

    いいえ、平和的解決はないでしょう。中国は、日本から貿易・経済面での協力を引き出すために、この尖閣諸島問題を利用しているのです。ときどき小さな行動を起こしては、日本の出方をチェックし、日本をけん制しています。石油ガス田があると言われる場所を、中国があきらめるとは考えられません。強制的にでも獲得しようとするでしょう。カーディナルTスクエアの影響で、緊張関係が続くでしょう。

    スティックエバース氏による2012年の予想 (抜粋)

    2012年にユーロ圏崩壊:最近のアイルランドの金融制度の崩壊は、2011年に、ポルトガル、スペイン、ベルギーおよびイタリアを含む、その他のEU諸国が他国を救済しようとするにつれて、その他のEU諸国にドミノ崩壊効果をもたらす始まりとなるだろう。2012年終わりまでには、EUによる国家債務不履行の救済が、債務デフレとなり、失業率急上昇や大規模な社会不安をもたらし、それがユーロの存続に脅威を与えるだろう。
    (2010年12月2日発表)

    2012年には、地球上のETの存在についての政府の開示が、避けることのできない差し迫ったものとなるだろう。
    (2010年11月14日NY州NY市(米国東部標準時間)午前12時34分のホラリー・チャートにもとづく分析)(2010年11月16日発表)

    2012年5月20日、年次日食が起こります。日食の軌道は、中国に始まり、太平洋を横切り、国際日付変更線で頂点に達し、カリフォルニア州シャスタ山で終わります。これは、中国対米国の権力闘争または東西のグローバルパワーの均衡の前触れか?(2010年11月15日発表)

    スティックエバース氏の来日情報

    スティックエバース氏が来年早々に来日するそうである。以下がその情報だ。関心のある方は問い合わせるとよいだろう。

    スティックエバース氏の個別コンサルティング

    2011年1月4日(火)~1月16日(日)東京


    占星学タリスマン

    惑星が最も吉兆な位置に来たときに惑星のエネルギーをチャージして占星学タリスマン(お守り)を作成する、世界でも珍しい儀式が行われます。これを身につけることで宇宙からのサポートを得て、目標達成が促される効果が。木星・天王星タリスマンは、幸運と繁栄やスピリチュアルな目覚めを、土星タリスマンはバランスの取れた精神集中力と地道な実行能力をもたらします。

    日時:1月5日(水) 木星・天王星タリスマン
    1月15日(土) 土星タリスマン
    場所:横浜市
    ※個人コンサルティングは1月4日~16日
    東京・横浜にて開催。
    ※自己実現をトータルにサポートするライフマスタリー特別プログラム第一期生も同時募集中。詳細は下記まで。


    お問い合わせ
    スターマジック東京窓口
    TEL 080-3480-1421
    MAIL Starmagick.tokyo@gmail.com
    http://www.starmagick.com

    ハンク・ウェスルマン博士のベストセラー、「精霊の世界に覚醒して」

    いま明らかに、パラダイムシフトとも呼べるような精神的な転換が起こっているようである。そのもっとも重要な指標となる論文やエッセーを書いているのが、コルマンインデックスのカール・ヨハン・コルマン博士と、人類学者のハンク・ウェスルマン博士ではないかと思う。

    今回、ウェスルマン博士のベストセラー、「精霊の世界に覚醒して」を筆者が翻訳し出版することになった。すばらしい本である。来春には出るはずだ。

    今回は、以前の記事からのウェスルマン博士を紹介を転載し、「精霊の世界に覚醒して」のほんの一部を掲載する。まだ未校正の一次原稿だがどうぞ。

    プロの人類学者

    ハンク・ウェセルマンは、コロラド大学ボーダー校で動物学を専攻し、カリフォルニア大学バークレー校で人類学の博士課程を終了したバリバリのプロの人類学者である。昨年の10月、エチオピアで約440万年前の人類、アルディピテクス・ラミダス(ラミダス猿人)の全身化石が発見され、猿人と人類とを結ぶミッシングリンクが見つかったとされたが、ウェセルマンはこれを発見した国際調査隊のメンバーでもあった。ラミダス猿人の特徴はこの調査隊に参加した人類学者たちが書いた11の論文に詳しくまとめられているが、ウェセルマンもこの論文の執筆者の一人である。現在はハワイ大学などで教えているようである。

    ウェセルマンの別の顔

    しかし、ウェセルマンには人類学者とはまったく異なった顔がある。それはシャーマンとしての顔である。いや、ウェセルマンがシャーマンの研究者であるというのではない。彼自身がシャーマンなのだ。

    ウェセルマンはプロの人類学者らしく、自分の体験した世界がいったいなんなのかその解明に情熱を注いだ。自分の体験した世界は、特定の周波数の脳波のもとで現れる世界であり、現実というのは、異なった種類の脳波に合わせて複数存在していることが分かった。

    ウェスルマンが体験した世界は4から7ヘルツのシータ波のもとで現れる世界だという。ウェスルマンの脳に興味をもった大脳学者が彼の脳波を計測したところ、シータ波の数値が異常に高いことが分かった。

    さらにウェスルマンは、シータ波から現れる世界は、多くの伝統的な部族社会でシャーマンが体験している世界であり、そしてそれは、どの部族社会でも行われているドラムの特定のリズムを再現することで、現代のわれわれも比較的に難無く体験できることを発見した。

    ウェスルマンのワークショップ

    いまウェスルマンは、古代から延々と受け継がれてきたドラムのリズムに合わせ、自分が体験した世界を多くの人々にも体験してもらうワークショップを多数開催している。そうしたワークショップでは、普通の現実とは異なった次元に存在する新たな世界と、そうした世界に存在する生き物たち(霊たち)と直接出会うのだという。

    いつものワークショップは、大学や学校などの普通の環境で行われる。だがときおり、遠方の霊と出会うためにエジプトなどにツアーを敢行し、ピラミッドや古代の神殿の中で行うのだという。

    ウェスルマンは自分の体験をブログで詳しく報告している。その報告には驚愕するものがある。

    「精霊の世界に覚醒して」

    第1章
    シャーマニズムとはなにか?


    霊感のある神秘家

    シャーマニズムは人類に知られているもっと古いスピリチュアルな実践であり、その意味では、すべての宗教の祖先である。シャーマニズムの方法は、特定のものごとを実現するために集中する瞑想方法である。しかしそれは、人の生き方になると同時に、この本で解説するように、人を根本から変えてしまう力を持っている。
     ”シャーマン”の語源は、シベリアのツングース族のエヴェンキ語から来ていると考えられている。シャーマンは、秘密の知識と驚異的な精神的能力を持ち、精神世界と人間世界の橋渡しを行う人物のことだ。”シャーマン”を訳すと、”暗がりの中で見える人”または”知識と知恵のある人”の意味である。
     シャーマンの実践方法はシベリア、アジア、アフリカ、オーストラリア、グリーンランド、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカ、そしてラップランドのサミー族のような北ヨーロッパなどの諸部族の民俗学的調査から明らかになった。こうした調査から、シャーマンは世界全域のすべての文化に存在していることが分かった。
     文化の違いにかかわらず、シャーマン非常によく似た世界観を共有している。彼らは、2つの異なった世界があるという。一つは、”目に見えるものの世界”で、もう一つは”目に見えない世界”だ。シャーマンは霊感の強い神秘家のような存在だ。そのような存在としてシャーマンは”目に見えない世界”に入って行く。そこでは、さまざまな超日常的な生き物や元型的な力に遭遇する。シャーマンはこうしたものを”精霊”や”祖先”、またはときとして”神”と呼ぶ。
     シャーマン、そして現代の本当の意味の神秘家は、自分が容易にトランス状態になることができるのを発見する。トランス状態とは意識がなくなることをいうのではない。その逆である。トランス状態とは、日常的な意識の状態を離れ、伝統的な部族の人々が”精霊の世界”と呼ぶ、日常世界と平行して存在しているもう一つの世界に意識して入って行くことなのである。その意味では、トランス状態とは意識の拡大なのである。
     シャーマンは精霊と関係を持つ。すると精霊はシャーマンや他の人々のためにさまざまなことをやってくれるようになる。たとえば、愛する人をなくしたトラウマから力が抜けてしまったような人々に働きかけ、生きる力を回復させてやることができる。また、生命エネルギーの流れを遮断している障害を取り除いてやり、身体や精神の病気から人を回復させることもできる。さらに、”憑依”と呼ばれる方法を用いて、目に見えない世界にアクセスして、貴重な知識をこちら側にもたらすことができる。そして、この世をさまよっている死者を、死者が本来ゆくべき死後の世界まで導くことができる。また、人の魂に働きかけ”魂の回復”の技法を使い、魂の傷ついた部分を修復することもできる。
     キューバ出身の医療人類学者でアンデスの部族からシャーマニズムを学んだアルベルト・ビロルドは、シャーマンは”目に見える世界”と”目に見えない世界”を自由に行ったり来たりできる人達のことだと言っている。ビロルドは現代人が”目に見えない世界”の存在をいかに無視しているか嘆いて次のように書いている。

    「 シャーマンは目に見えるものの世界と目に見えない精神とエネルギーの世界を橋渡しする人のことである。シャーマンにとって超自然的な世界などというものは存在しない。自然の世界のみが存在し、その世界に目に見える次元とそうではない次元があるだけだ。
     しかし、前世紀には科学は古代から伝わるシャーマンの世界を無視した。電子顕微鏡で見える最小の存在は微生物でしかないし、天体望遠鏡は天国ではなく暗黒の宇宙を映し出すだけだ。
     宇宙のすべての現象を統合的に説明する理論は、統一場の理論となった。信用されるためには、シャーマニズムさえも量子力学の言葉で語らなければならなくなっている。これは5万年の歴史を持つシャーマニズムの価値を低めるものである。」

     対照的に、科学は”向こう側の世界”のような現象を説明することには慣れてきており、ゆっくりとではあるが、シャーマニズムは主流の科学に受け入れられつつある。ネイティブアメリカンで20年間シャーマンニズムとかかわっているキャロル・プラウドフット・エドガーは次のように述べている。

    「私がシャーマニズムを教え始めた1989年、私のワークショップの参加者でシャーマニズムのことを聞いたことのある人は非常にまれであった。それが今では、シャーマニズムのことを聞いたことの無い人は私のワークショップにはほとんどいない。確かに私は非常に狭い範囲の人々を対象にしている。だが、それでもこの変化は、人類の集合無意識にとっては巨大な変化なのだ。
     最近ではシャーマニズムはポップカルチャーの一部になっている。シャーマニズムに関する膨大な量の文献が手に入るし、シャーマニズムの変性意識を題材にした小説やテレビ番組にはことかかない。医療の分野でも、代替治療やヒーリングはシャーマニズムの技法を取り入れている。この変化はあまりにも速いので、シャーマンの視点から世界を見ることはまったく知られていなかった時期が思い出せないくらいだ。
     これは世界中どこに行っても同じ状況だ。これまでエキゾチックな風習としてしか見られなかったシャーマニズムが、どこでも受け入れられつつある。私は夢を見た。それは世界中のあらゆる英知を結集し、この惑星の進化のために新しい現実をともに作り出すという夢だ。これからどのようなパラダイムが出てくるのか分からない。しかし、シャーマニズムが行くべき道を指し示す役割を果たすことだろう。」

    古代のスピリチュアルな実践

     シャーマニズムの源流は、何十万年もの過去に溯ることができる。精霊の助けを借りて行うシャーマンの実践は現代でも広く行われており、シャーマニズムの潜在力を証明している。アルベルト・ビロルドによると、シャーマンの痕跡は人類の遺跡の発掘から明らかになるという。

    「シャーマニズムの最も古い痕跡は、イラク北部、クルディスタンのザグロス山、シャニダー遺跡である。ここには30代後半の男性が胎児のような姿勢で埋葬されている6万年前の遺跡だ。埋葬されている男性にはいろんな花々がかけられているが、それらはすべて薬草として知られるものだ。現代のホモサピエンスが出現するずっと以前から、シャーマニズムは存在していたのである。」

     古人類学者としてエチオピアで発掘調査に従事したハンク・ウェスルマンは、考古学的な遺跡からシャーマニズムの痕跡が多数見つかり、シャーマニズムの埋葬の方法を溯って見ることができるという。

    「 さらに古い時代の埋葬の儀式の痕跡が明らかになっている。エチオピアの中部アワシュ地域から出土した16万5000年前のホモサピエンスの頭蓋だ。このホモサピエンスは、前の時代の原始的な人類の特徴を幾分残している。
     この頭蓋には長い時間をかけて磨かれたつやがある。これは、死者に対する尊敬の念が、歴史が始まる前の時代から存在していたことを証明する科学的な証拠だ。」

     シャーマニズムには多くの儀式がかかわっていることは間違いない。だが、シャーマニズムと宗教とは大きく異なっている。シャーマニズムはいわばスピリチュアルな道なのである。アルベルト・ビロルドは、シャーマニズムは神秘主義とは異なるとして以下のように述べている。

    「 スピリチュアルな実践は、個人の直接的な体験に根差している。この体験は個人的でありながらも、多くの人が体験できるタイプのものである。
     一方、宗教は信仰が基礎にある。私のインド人の師匠とアンデスのチチカカ湖の周囲を一緒に散歩したとき、師匠は次のように説明した。

    「宗教というのは、スピリチュアルな直接体験の単純化された表現だ。宗教はスピリチュアルな体験の原理や価値、そしてその真実を物語りや詩などの比喩を使って、スピリチュアルな英知を語る。」

     宗教の物語は何度も繰り返し語られるにつれ、比喩や言葉のちょっとした彩までもが字句通りに受け取られ、そこに込められた教えは忘れ去られる。
     私の師匠は彼らのものではない宗教を守る役割を果たしていた。
     しかし、シャーマンは物語の著者なのだ。神秘の創造者なのである。私の師匠であるエル・ヴィエジョは神々しい自然そのものを信じていた。シャーマンは、片足をこの世に、そしてもう一本の足は精霊の世界に置く。私は神学校で他の人々の体験(宗教)を学んだ。そして私の師匠、エル・ヴィエジョとともに自分の体験を学んだ。
     エル・ヴィエジョは、覚醒時に経験する日常世界を形成している意識は、普遍的な意識である。この普遍的な意識は、ナビゲーションが可能な巨大な海のようなものだ。大抵の人々は、この巨大な海を沿岸から眺めるだけで満足している。しかし、海を航海し、渡り、海に洗われることで、海の深さを発見し、そうやって海の全体を知ることはできるのだ。シャーマンとは、この普遍的な海を泳ぎ、航海し、そして安全に岸までたどり着き、そして、その驚くべき体験を人々に伝える人のことなのだ。
     シャーマンとなるトレーニングは、ギリシャ人が「傷ついたヒーラーの道」と呼ぶ過程を通る。その道は、シャーマンが自分自身を癒す過程で、自分の能力を発達させる道である。これは、シャーマンが他者を癒すことができるためには、自分を癒さなければならないからだ。
     ところで、神秘家もシャーマンと同じようにエネルギーと精霊の世界を体験する。しかし、シャーマンと神秘家とは大きく異なる点がある。シャーマンは自分の属する共同体に奉仕するが、神秘家は自分の神秘的な体験に沈殿するだけである。
     私の師匠が言うには、新しいタイプの現代のシャーマンは西の世界からやってくるという。「いま、私達インディオは、祈りの力で世界をまとめるスタミナと力がなくなってしまった。私達の多くのものは魂を失っている。希望は、あなたたちとその子供たちにあるはずだ。」と言っていた。」

     シャーマニズムには多くの儀式が存在している。だが、シャーマニズムと宗教とは基本的に異なる。さらに、シャーマニズムの人気がいまのように高まっても、シャーマニズムを呪術師と混同する人々が後をたたない。
     呪術師というのは、共同体のために儀式を執り行う人々のことである。現代の階層化された宗教でいえば、呪術師は司祭のような儀式の執行者のことなのだ。たとえば、プレインインディアンの呪術師である女性は、薬草の知識を用いて癒しを施す。だがそれは、あくまでもこの世の目に見える世界で行う癒しなのだ。
     シャーマンと他のヒーラーの大きな違いは、シャーマンは精霊の世界と関係を持ち、精霊の助けを借りてヒーリングを行う点にある。シャーマニズムとは、精霊と呼ばれるトランスパーソナルな力の助けを借りることなのだ。イニシエーションで得た聖なる力と、守護霊の助けを得ることで、ただひとりシャーマンのみが目に見えない世界の神秘の世界に入ることができるのだ。

    続く

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    番外編 相当にオカルト やはり韓国が挑発していた

    情勢の変化が早いので、更新間隔を短くしたいと思っている。いつも読んでくださっている読者の方々には感謝する。

    記事全文を音声ファイルにしました。よろしかったらどうぞ。7日で削除されますので、お早めにどうぞ。

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    未来予測コルマンインデックスで見えた 日本と経済はこうなる(徳間書店)

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    有料メルマガのご紹介

    今回は著名な経済誌、英エコノミストが掲載した日本特集の内容を詳しく紹介し、将来を展望した。

    これまで海外のメディアの頻繁に日本に関する記事を掲載してきたが、その内容はかなり批判的なものばかりであった。

    しかし、エコノミストの今回の特集は、日本が超高齢化社会という未知の領域に突入しつつあり、日本がこの新しい状況にどのように適応するかで第2のジャパンモデルが成立可能であるとする内容だった。

    超高齢化社会は、これからほとんどの先進国が向かえる近未来の状況である。したがって、生産労働人口が大きき落ち込むこのような状態にあっても、相対的に高い生活水準を維持できる社会のモデルを日本が提示できる可能性があるとした。最近の日本評では、日本に関する肯定的な内容に記事であった。

    次に、やはり韓国が北朝鮮を先に挑発していたことが具体的に明らかとなったので、それを詳しく紹介した。これは非常に重要な内容なので、その一部はブログの記事でも紹介する。

    今回の記事

    まず、有料メルマガでも紹介したが、やはり韓国が北朝鮮を挑発していたことが次第に明らかになってきた。これを紹介する。

    次に、3年前に紹介したビリー・マイヤーのエノク予言の全訳を掲載する。いま読んでも驚くべき内容だ。

    韓国が先に北朝鮮を挑発

    韓国が先に北朝鮮を挑発したのではないかという情報は以前からあった。韓国は延坪島付近で射撃演習を行っており、これが北朝鮮を挑発する結果になったのではないかということだ。

    しかし、韓国軍はほぼ毎日この海域で射撃演習を行っていることが明らかになるにつれ、韓国による挑発論はほとんど語られなくなった。

    だが時間がたった現在、何が起こっていたのか具体的に明らかになっている。確かに韓国軍は通常の射撃訓練を行っていたが、7万人の兵力を動員した陸海空の3軍の大規模な演習も同時に行っていたがのである。

    ホグック2010合同軍自演習

    攻撃が行われる一日前の11月22日、韓国は黄海と京畿道や仁川を含む領域でホグック2010と呼ばれる合同軍事演習を開始した。

    韓国軍と米軍は、1994年までチームスピリットと呼ばれる合同軍事演習を実施していた。北朝鮮を過度に刺激しないほうがよいとの理由でチームスピリットは中止となったが、96年にはホグック合同軍事演習として再開され、数年に一度実施されている。

    今回のホグック2010は、黄海からの北朝鮮上陸作戦を想定し、陸海空の3軍から7万名の兵士が参加する大規模な演習だ。京畿道は黄海に面した県で、仁川は今回攻撃された延坪島に極めて近い。

    沖縄海兵隊が参加する予定であったが、直前になって参加をとりやめた。理由は発表されていない。

    演習に猛烈に抗議する北朝鮮

    北朝鮮は、11月17日から韓国に演習の即時中止を求めて何度も猛烈に抗議した。抗議文は北朝鮮政府のサイトでも読むことができる。以下が簡単な要約だ。

    「米国と韓国の傀儡は合同軍自演習を実施しようとしている。これは哨戒艦「天安」の沈没の制裁として行われるものだ。だが「天安」の沈没は、責任を北朝鮮になすりつけるために韓国が行った自作自演の攻撃だ。

    今回の演習は上陸作戦を目的にしている。核戦争のきっかけにさえなりかねない危険な演習だ。

    韓国の傀儡と米帝国主義は即刻演習を中止しなければならない!」

    同じような内容の警告は何度もなされている。

    韓国の射撃訓練

    このように、北朝鮮はこれが演習に名を借りた北への上陸作戦ではないかと警戒し、演習が実施される黄海沿岸の地域では緊張が高まった。

    そのような状況で韓国軍は、ホグック2010には属さない定期的な射撃訓練と称して、配備しているK9 155ミリ自走榴弾砲を発射した。非常に緊張している状況で、砲弾を発射したのである。

    後に記者会見で韓国軍の高官は、「この発射実験が北朝鮮軍を挑発したのではないか」との質問に、「韓国軍は発射実験を行うとき、北方限界線から4~5キロ離れた地点に撃っている」とだけ答えている。

    出来事の流れ

    このような状況で延坪島の攻撃が起こったわけだが、攻撃はすぐに始まったわけではない。

    まず、攻撃の始まる6時間前の8時20分、北朝鮮は演習を即時に中止するように警告を出した。

    攻撃の数時間前、韓国軍は、北朝鮮のグラード多連装ロケット発射機の大部隊が、沿岸部のカエモリの軍事基地に移動したのを確認した。韓国軍は、北朝鮮の攻撃が始まる可能性を察知できる立場にあった。


    14時34分、北朝鮮攻撃開始。

    やはり韓国軍の挑発

    このように、少し細かく見て行くと、今回の攻撃が韓国軍による挑発がきっかけであったことがよく分かる。

    まず、北朝鮮上陸作戦を想定した7万名の兵力の軍事演習の実施で非常に緊張した状態にあるときに、北朝鮮の演習中止警告を無視して、北朝鮮領のかなり近くで野砲の発射訓練を行ったのである。

    北がこれを本格的な攻撃の前触れと見て、過剰に反応したとしてもおかしくはない。

    そして、沖縄の海兵隊が突如演習参加をとり止めたことを考えると、韓国軍の挑発は米軍の指示で実行されたと見た方が妥当だろう。

    アメリカ軍産複合体の手口

    これが、いまアメリカ政府を現在でも牛耳っている軍産複合体の手口である。最初に、圧力をかけたり緊張の種を撒いいたりして相手を挑発し、挑発に乗ってきたところでとことんたたき、軍産複合体の要求を貫徹するというパターンだ。

    これは、ベトナム戦争のトンキン湾事件、第一次イラク戦争におけるクエート侵攻時のアメリカ不介入の約束、イラク戦争の大量破壊兵器疑惑ほか、軍産複合体が引き起こしたと思われるあらゆる戦争に共通した手口だ。

    これまではパレスチナ、イラクやアフガン、そしてイランなどの中東地域が緊張を高める舞台であったが、今年からは、中国封じ込めへの政策的なシフトに伴い、緊張を高めるエリアが日本や朝鮮半島などの極東に移動したと見ることができる。

    ただ、軍産複合体が本当に中国封じ込めを目標にしているかどうかはいまだに見えない部分が多く、疑問の余地がある。中国を覇権国として強化するために、中国をあえて追い込んでいるのではないかとの観測もある。

    いずれにせよ、緊張を高める地域が極東アジアに移動したことは事実だ。

    尖閣諸島での挑発

    軍産複合は、今回北朝鮮に対して行ったと同様のやり方で、今度は日本の海域で中国を挑発しようとしている。その場所は尖閣諸島である。

    すでに以前の記事で詳しく解説したように、9月に起こった中国漁船の拿捕と船長の逮捕で日中関係が緊張した事件は、日中の紛争回避を目的にした日中両国の合意を、日本側が破棄したことが原因で起こった。日本があえて緊張を高める引き金を引いたのである。この指示がアメリカから来ていたことが明らかとなりつつある。これはメルマガで詳しく解説する。

    案の定、中国は挑発に乗り、強硬な態度に出てきた。

    日米合同軍事演習、キーンソードの開始

    そのようなとき、12月3日から13日の予定で「キーンソード」と呼ばれる日米合同軍事演習が実施されている。

    この演習そのものは1986年から続いているので特に新しい演習ではないが、今回は尖閣諸島を含む南西諸島の海域で過去最大規模の演習が実施されることが特徴だ。敵に占拠された島を奪還する作戦が含まれることから、「尖閣諸島奪還作戦」ではないのかととうわさされている。

    そして重要なことは、この演習が今回の尖閣諸島問題に対応して急遽実施が決定されたのではないということだ。合同軍事演習の実施は8月にはすでに発表されていた。

    このように考えると、まず日本が日中の紛争回避の合意を破棄して日中間の緊張を高めておいて、それを口実に日米合同軍事演習で中国をさらに挑発するという、北朝鮮を挑発するための米韓合同軍事演習、「ホグック2010」の実施とほぼ同様の手口が今回使われている。

    中国がこの挑発にのってくれば、それを利用して緊張をさらに高め、尖閣諸島を含む南西諸島全域に米海軍機動部隊、および海陸自衛隊を全面的に展開する口実にするのであろう。

    すでに菅政権は、南西諸島の与那国島に中国海軍の活動が活発化に対処するという名目で、陸上自衛隊の沿岸監視部隊の配備を決定した。

    また、南西諸島の重点的な防衛を行うために、これまでの日本の防衛の指針であった「基礎的防衛力構想」を脱却し、新しい「防衛大綱」に改める動きも急速に進んでいる。さらに、武器輸出三原則などのこれまでの方針を破棄し、武器輸出に積極的に道を開く方向へも向かっている。これで、沖縄の普天間移転問題などは吹っ飛んでしまうはずだ。

    いま、日本の歴史的な転換となる大変に重要な時期に入った。もし、このようにすべてがアメリカ軍産複合体のシナリオ通りに進んでいるのなら、日本はこれから相当に危険な立場に追い込まれる可能性がある。

    ビリー・マイヤー

    今回、ビリー・マイヤーのエノク予言の全訳をまだ掲載していないことに気づいた。翻訳はかなり前に終えていたが、今回の改めて全訳を掲載する。

    まず、以前の記事の引用だが、予言の発信源となったビリー・マイヤーとはなにものなのか簡単に紹介してからエノク予言の全訳を掲載する。

    ビリー・マイヤーは1951年以来UFOで地球に飛来した異星人からメッセージを受けていると称しているスイス人の農夫である。彼は何度も飛来したUFOを撮影しており、こうした映像や写真から彼の名前を知っている人も多いかと思う。

    彼はプレジャリアンといわれる異星人からコンタクトされていると主張している。日本ではプレジャリアンをプレアデス星人としているが、資料を読む限りそうではないようだ。プレジャリアンは、プレアデス星団から80光年離れた位置にあり、われわれの次元とは異なった次元に存在している惑星から来ているとのことだ。プレジャリアンとは、マイヤーと異星人がお互いを呼び合うためにつけた便宜上の名前にすぎないそうである。

    ただ、彼の撮影したUFOの動画や写真にはそれが偽造されたものではないのかという疑惑があり、いまでもその真偽に関しては議論が続いている。ウィキペディアに詳しいので、関心のある人はぜひそちらの記事をご覧いただきたい。

    マイヤーはプレジャリアンとコンタクトしてメッセージを受け取ると、かならず会見に番号をつけ、いつ、どのようなメッセージを得たのかきちんと記録している。

    今回の翻訳したエノク予言は、1987年2月28日に行われたものである。数多いマイヤーのコンタクトと予言のなかでももっとも重要なものだとされている。

    文中の赤で示した部分だが、筆者は2001年の9.11からイラク戦争までの流れの予言なのだと思っていた。だが、これはもしかしたらこれから起こることの予言なのかもしれない。このアメリカが攻撃する「東の国々」とはもしかしたら北朝鮮のことか?

    謝罪


    これまで掲載していた「エノク予言」は私の翻訳ではありません。これはフィグ・ヤーパン(FIGU-Landesgruppe JAPAN)から出ている小冊子、『エノクの預言』(Henochs Prophezeiungen)の翻訳のコピーです。

    言い訳になりますが、この小冊子はかなり以前に手に入れ、音声で聞くためにOCRで取り入れたものでした。かなり以前に手に入れたため、これがフィグ・ヤーパンのコピーだったこともすっかり忘れ、自分が翻訳したように勘違いして掲載してしまいました。 ここに深く謝罪いたします。

    「エノク予言」は削除させていただき、上の英文からの私の翻訳で改めて掲載いたします。翻訳の掲載まで待てない方は、フィグ・ヤーパンから直接入手してくださるようお願いします。


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