流れの転換の向こう側2 中国の動きと文明史的転換
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今回は尖閣諸島の問題を詳しく解説した。今回の尖閣諸島の領有権の問題で、中国はこれまでになく強硬な態度で日本に迫って来た。さまざまな方面の情報を解析していると、今回の強硬な態度は中国の戦略の変化と対応していることが分かった。
これまで中国は自由貿易協定を拡大し、製品市場、食料、資源、エネルギーを確保するためのサバイバル圏の形成を再優先していた。
しかしながら、これまでほぼ毎月のように発表されていた自由貿易協定の締結は一段落したように見える。これから中国は、サバイバル圏の形成だけではなく、それらの地域を積極的に確保し、国益が及ぶ地域として統合する積極的な戦略の段階に入ったように見える。今回の尖閣諸島の問題はこの転換点となる出来事であった。
中国は、地域の統合性を高める戦略のひとつとして、ドイツと日本のファシズムと戦った第二次大戦を共通の体験として強調し、地域の連帯感を高める方策に出ている。ロシアと中国の首脳会談では、メドベージェフ大統領から、「中ロの血の同盟」が宣言された。またサハリンで対日戦勝行事の一環で州主催の国際学術会議が行われ、中国、ロシア、韓国、英国、モンゴルなどの7カ国の代表が出席し、第二次大戦の終結におけるロシアの役割を再評価した。
次に、中国はより積極的な通貨政策にシフトしていることを紹介した。自由貿易協定の参加国や、その他の国々の間で国債を交換し、それをベースに人民元とその国の通貨との直接決済を実現しつつある。つまり、ドルを経由しない人民元建ての決済システムである。すでにこれは、ロシアとマレーシアの間で結ばれている。
一方アメリカは、こうした動きを基本的に容認する姿勢を見えている。オバマ政権は尖閣諸島が日米安保条約の適用地域であることを強調しつつ、ニューヨークタイムスには、アメリカを代表するジャーナリストが尖閣諸島は中国領であるとする論文が掲載されたりしている。
このような動きの中で日本は孤立感を強めているように見える。石油メジャーの元重役、リンゼー・ウィリアムスは、1月28日に「支配層は中国を覇権国にする」と決定したというようなことを言っているが本当にそのようになる可能性が出て来た
今回はこうしたことを詳しく解説した。
今回の記事
今回はメルマガの内容と連動している。尖閣諸島問題に関して、日本で伝わっている報道内容と筆者が得ている情報とが異なっているので、それについて書く。
そして、この問題が基本的に何を意味しているのか分析し、歴史の文明史的なサイクル理論の観点から、これからの方向性を見て行く。
尖閣諸島の領有権問題に関して
すでにメルマガで詳しく解説してあるので、ここではメルマガには含めることのできなかった問題について簡単に書く。
日本の主要メディアの報道
この事件は、NHKをはじめ日本の主要メディアでは比較的にセンセーショナルな報道がなされているように思う。そこには報道のための共通のシナリオが存在しているようである。それは以下のようなものだ。
海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船が拿捕され、さらに船長の勾留期限が延長されると、中国国内ではナショナリズムでヒステリックになった国民の怒りが爆発し、日本大使館前のデモやその他の抗議行動が頻発した。そうした抗議行動には、日本に対する中国政府の弱腰の姿勢を批判するものも現れた。
また、ネットのBBSやブログには、日本を強く非難する書き込みと同時に、中国政府への非難も多く現れた。
中国政府は、中国国民のこうした強硬な姿勢に直面し、デモや抗議集会が行き過ぎないようにコントロールする一方、非難が政府に向かうことを恐れ、日本に対して強硬な姿勢を取らざるを得ない状態になっている。これが中国政府が簡単に引き下がれなくなっている理由である。
これが日本の主要メディアの一般的な報道内容ではなかろうかと思う。
この内容であれば、以下のようなニュアンスの報道に必然的になってしまうことははっきりしている。
1)今回の問題を難しくさせているのは中国の国民感情である。中国政府はむしろ守勢に回っている。
2)したがって、中国の国民感情が落ち着けば、いまのような対立した状況は収まるはずだ。尖閣諸島の問題も政府間の協議に移るだろう。
3)しかし、今後そのように潜在的に反日感情の強い国に対処するするためには、やはり米国との同盟を強化する必要がある。
つまり、この問題で日中両国が全面的に対立しているいまの状況は、ヒステリックな国民感情が作り出した一時的なものだろうということである。しかし、潜在的な敵対感情の爆発に備え、米国との軍事同盟は強化するべききだということだ。
筆者の周辺情報
筆者には中国で仕事をしている友人が複数いる。北京、上海、大連などの都市に駐在していたり、または頻繁に中国と日本を行き来している人達だ。
こうした人達から寄せられる情報では、彼らの周辺では何も起こっておらず、それどころか周囲の中国人に聞くと尖閣諸島の問題を知らない人がほとんどだという。「へー、そんな問題が起こっているんだ。大変ですね」程度の反応だという。
一部のナショナリスティックな人達が反応しているだけで、大多数の中国の人々はなんの反応もしていないようだというのだ。
2005年の抗議行動との違い
これは2005年の状況とは大きな違いだという。2005年、小泉は中国政府の再三にわたる抗議にもかかわらず、A級戦犯を祭っている靖国参拝を強行した。このときは、上海をはじめ中国全土で大規模な抗議行動が起こった。現地に駐在している多くの日本人の話だと、身に危険を感じるほどではないが、やはりさまざまな抗議活動を目にしたという。
確かに、今回の抗議行動と2005年のそれとを比べると規模が本質的に異なっているのが分かる。
今回は、日本のマスコミは規模が大きいように見せたいようだが、どう見ても百人を越えない程度の市民が日本大使館前に集まっているようにしか見えない。
他方、2005年の抗議行動はこれとはまったく異なっている。明らかに数千名を越える規模のデモや集会が多数開催された。中国政府にとってもこれは確かに脅威であったことだろう。
海外のメディア
今回の中国のデモや抗議集会の規模が非常に小さく、影響力も限定されていることから、海外のメディアではまったくといってよいほど報道されていない。日本の報道を見ると、中国の反日感情が一気に高まるかのような印象を受けるが、現実はまったく違っているようだ。反日感情の高まりを報道する記事は、どの国のメディアでも見当たらないのだ。
日本のメディアの情報操作
このような点から見て、日本の報道はほとんど情報操作の可能性がある。疑ってみるべきだろう。
実際に起こっていること
しかし、まったく報道されていないが、非常に重要なことが起こっている。すでにメルマガに詳しく書いたので詳述は避けるが、いま3つのことが同時に起こっている。
1)中国の自由貿易協定の拡大の動きが一段落した。
2)自由貿易協定の参加国などを中心に、国債を相互に持ち合い、それをベースに人民元とその国の通貨とを直接交換する決済システムの開始。ロシアとマレーシアですでに実施。
3)日本との戦争を戦った共通の歴史体験を強調し、アジア地域やロシアとの地域的な連帯感を全面に押し出す。
この3つである。これらの動きを総合すると、1)自由貿易協定の拡大で確保した製品市場や資源、食料、エネルギーの供給地を、2)人民元を基軸通貨とする元決済圏としても確立し、3)これらの地域と第二次大戦の歴史認識を共有することで、地域的な統合性を形成するというような戦略に出ているように見える。
中国が自由貿易協定を拡大しているときは、中国は他の国々との矛盾をできるだけ回避する方向に動いていた。尖閣諸島の問題でもそうだ。日本との領有権の問題は一時的に棚上げし、ガス田の日本との共同開発に同意していた。
しかし、上記の3つの変化が示唆しているのは、中国は自らのサバイバル圏の形成の段階から、これを将来の中華経済圏として強く確保する段階に移行したように見える。政策の明らかなステップアップである。
そしてこれもメルマガですでに解説しているので詳述しないが、米国の将来の外交政策を予告する雑誌であるフォーリンアフエアー誌に掲載された論文では、アメリカは中国が東半球の覇権をとることを容認し、中国を、かつてのソビエトのようなアメリカの世界戦略の交渉相手として認めるとしている。
このように見ると、「この問題で日中両国が全面的に対立しているいまの状況は、ヒステリックな国民感情が作り出した一時的なものだろう」とする現在日本で行われている報道が示唆する見方は、大きく現実からそれているとしか言いようがない。
今回の尖閣諸島に対する中国の強い態度は、中国政府が国民の感情に配慮した結果ではない。明確な戦略に基づいた意図的な行動であると理解したほうがつじつまがあう。
ということでは、中国政府はこれまで以上に強硬な態度で尖閣諸島の確保をこれからも進めることだろう。いずれ書きたいと思うが、尖閣諸島は中国のサバイバル圏の重要は要素なのである。手放すことはないだろう。
東南アジアの動き
一方、中国と領土問題を抱えているのは日本だけではない。ベトナムなど東南アジア諸国は、中国との間で南シナ海で同じような領土問題を抱えている。
24日、オバマ米大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国首脳らは、ニューヨークで会議を開き、中国と周辺国が領有権を争う南シナ海問題を念頭に、海洋の安全や航行の自由、紛争の平和的解決の重要性を再確認した共同声明を発表した。
これにより、南シナ海における権益確保の動きを強める中国に対し、米国がASEANと歩調を合わせ、関与していく姿勢を改めて示した。
中国の強硬な姿勢に対して脅威を感じた東南アジア諸国は、アメリカとの関係を強化することで中国に対抗する姿勢を見せている。
中国のこれからの動き
いまのところ中国はこうした動きに目だった反応は示していない。しかし、これから次の2つの反応が予想できるのではないかと思う。
1)中国を市場としてASEAN諸国にいっそう開放する
今年の1月にASEANー中国自由貿易協定が締結され、中国との間で7000品目の製品が無関税か低関税になった。これをさらに広め、東南アジア諸国が中国市場に優先的にアクセスできるような配慮を行う。
2)歴史体験の共有とそれに基づく地域的連帯感の形成
上で述べたように、すでにロシアなどと行っている、日本という共通の侵略者に対して第二次大戦を戦った歴史的体験を強調し、地域的連帯感を形成し強化するやり方を東南アジアにも適用する。
ただし、これはあくまでも中国の外交戦略である。要するに、「第二次大戦の歴史体験の共有」を旗印にするということだ。したがってこれは、実際に歴史がどうであったのかということとはほとんど関係がないことに注意していただきたい。
アメリカの関与に対抗するため、中国がこれらの2つに方策を実施する可能性は高いように思われる。
窮地に追い込まれる日本
もし上記のような方向に動き、そしてそれが一定程度の成功を収めるならば、日本は窮地に立たされることになる。日本は、アジア地域やロシア、そしてオセアニアなどで、中国が地域的な連帯感を形成するための格好のスケープゴートになりかねないのだ。地域共通の悪者としての日本というイメージである。
中国は、このような日本孤立戦略を武器にして日本にいっそう強い圧力をかけてくることも十分に予想される。
そして圧力がかかるほど日本はアメリカに対する依存を強めるが、アメリカはこれを契機に日本をいっそう収奪するという方向に出る可能性もある。
いずれにせよ、こうした状況になった場合、日本はこれまで経験したことのないような高度な外交的手腕が求められることだろう。
いまなにが起こっているのだろうか?
これらのことを総合すると、いまなにが起こっているのかはっきりしてくる。今回の尖閣諸島の問題は孤立した問題はではない。それは、いま形成されつつある歴史的な流れの現れにほかならないのである。
新しい国際的秩序、米中第2冷戦
中国のGDPが日本を抜いて世界第2位になることがはっきりした。中国の急速な経済的拡大に伴い、中国は安定した経済成長と、国としての生存に不可欠な資源、エネルギー、食料の供給地、ならびに製品市場を確実に確保して行かねばならない。
中国のこうした生存領域の拡大は、必然的に既存の世界秩序を脅かすことになる。欧米や日本の既得権益と衝突することは間違いない。特にアメリカとの衝突は第2冷戦の様相を帯びてくることだろう。
しかし、アメリカの衰退を考えると、高度な緊張をはらみながら、やはり中国をひとつの強大な軸としたような国際的な秩序が出現するのだろうと思われる。
尖閣諸島で発生した今回の問題そのものは、比較的に早期に沈静化する可能性がある。一時は日本への禁輸が実施されそうになっていたレアアースも、輸出再開の手続きが取られようとしている。
しかし、今後中国は尖閣諸島の領有権をこれまで以上に強く主張し、日本に圧力をかけてくることは間違いないだろう。
レイモンド・ホイーラーの歴史サイクル
このような中国の動きと変化を文明史的なサイクルから見ると、これからの歴史の道程がある程度見えて来る。
すでにメルマガでも若干紹介したが、ホイーラーサイクルという非常に興味深い文明史的なサイクル理論が存在する。
ホイーラーサイクルは、カンザス大学の心理学部学部長であったレイモンド・ホイーラー博士が1930年代にまとめた気候変動理論である。ホイーラー博士は、気候変動にかかわる100年単位のサイクルを発見し、注目を集めた。
さらに気候変動のサイクルと歴史の変動がシンクロしていることを発見した。
ホイーラーサイクルの気候変動に関する部分は、別の機会に解説するとして、今回はホイーラーが発見した歴史的な変動のサイクルを取り上げたい。
510年周期の世界覇権の転換
気候変動の長期サイクルを研究するうちに、ホイーラーは約510年周期で西欧と東洋で覇権が交代しているのを発見した。覇権の交代のきっかけとなった歴史的な出来事を丹念に調査するうちに、興味深いことを発見した。以下がその図である。

それは、西欧の世界覇権は1450年ころから始まり、約500年続くが、1980年ころには中国が次第に台頭し、それ以降、覇権は中国へと決定的に移行するということであった。ホイーラーはこの論文を1932年ころに発表した。
1932年というと、日本では昭和6年である。満州事変が起こった年だ。中国は混乱しており、中国が世界覇権を取るなどとは思っても見ない時代である。
しかし、現実を見ると興味深いことが分かる。トウショウヘイが政権に返り咲き、改革開放政策が始まったのは1978年からである。そして、1980年には今日の経済発展の中核となる南部に経済特区が建設され、経済の驚異的な成長が始まった。
こうしたことが1980年前後に起こることを、ホイーラーがサイクル理論を発表した1932年の時点では到底予想することは不可能だったはずだ。だとするなら、ホイーラーの510年世界覇権転換説は事実であることになる。
流動化と戦争の危機
このように見て来ると、いまわれわれはまさに文明史的な転換点の真っ只中にいることに気づく。この壮大な変化の過程の中で、われわれの意識も含めた新しい全体性が姿を現して来るのだろうと思う。
もちろん、秩序の本質的な転換の過程では、これまで秩序を維持して来た枠組みが流動化し、その過程で戦争のような突発的な事態が発生する可能性も一番高まるときである。
注視して行かねばならない。
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流れの転換の向こう側1、われわれの内面の変化?
前回の更新があまりにも遅くなったので、できるだけ早く更新することにした。なんとか更新できた。ブログの記事を読んでくださっている多くの読者に感謝する。
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「いったい世の中どうなっているんだ!こんな時はマルクスに聞け」高島康司著
定価¥ 1,470 道出版
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筆者の個人的な感想
周囲の人々から、ブログでもう少し私自身の個人的な気持ちや感情を表現したらどうだろうかという提案があった。気持ちや感情を表現するのが苦手なので、今回一回だけやってみる。
ブログの目的
このブログの目的は、すでに何度も説明し多くの読者の方から了解をいただいているように、さまざまな予言や予測の枠組みを検証し、そうしたものになんらかの妥当性があるのかどうか探ることである。コルマンインデックスやウェブボットなども検証の対象となる多くの枠組みのひとつだ。そうした枠組みから出てくる予測や予言を現実の変化と突き合わせ、そうしたものにどの程度の妥当性があるのか見て見たいのである。
したがってブログでは、予言的な内容や、予言や予測の枠組みと現実の変化との突き合わせで出てくる私自身の仮説などを多く取り扱う。しかし、こうしたものを紹介したからといって、それらの信頼性や的中を保証するものではまったくない。大きく外れる場合が多いし、特に日時の指定のあるものはそうだ。ウェブボットなどはその典型だろう。
このようなことを繰り返しながら、少しでも信頼性がある未来予測の枠組みのようなものの素描だけでも描ければよいと思っている。
ウェブボットについて
ウェブボットは、的中率という観点から見ると信頼性は低いが、ときとしてびっくりするような記述があり、それが実際に将来実現することもままあることである。
いわばウェブボットは、おもにアメリカ人の集合無意識の加工されていない生データをかいま見ているようなものである。したがって、そうしたデータすべてに意味があるわけではない。
私が関心があるのは、この生データから、どうやったら的確な未来予測にとって意味ある内容を読み取れるかということである。つまり、ウェブボットを活用する意味の読み取りの方法に関心があるのである。
そうした意味では、この作業は、われわれが夜毎見る夢を解釈し、夢が指し示している意味を取り出すことに似ている。夢は内面で起こっていることの象徴である。空を飛んだ夢を見続けたからといって、自分が実際に空を飛べるようになるわけではない。その夢は、現実を逃れたいという強い願望の象徴であったり、「空」という言葉に関する何かのシンクロニシティーの始まりを予告しているのかもしれない。
いずれにせよ、解読の方法があってはじめて夢の意味の読み取りが可能になるのだ。ウェブボットも同じようなものではないかと思っている。これからもウェブボットの意味の読み取りの作業を続けて行きたいと思う。
筆者の個人的な実感
なぜ筆者がこのようなことに関心を持つようになったのか一度書いておきたい。
強い好奇心
一言で言うと、このようなことに関心を持つようになったのは、押さえ切れないくらい強い好奇心からである。われわれは未曾有の歴史的な転換期に生きている。激変する地球環境、大きく編成が変わる世界経済、変質しつつる資本主義と貧困化が加速する先進国、そして日本も戦後65年間続いた国のかたちが根本から変わろうとしている。そうした変化の波が立て続けにいやおうなしになってきているのが、現代である。
そのようなときに、これからなにがどのように変化し、どのような環境でわれわれが将来生きることになるのかなんとしてでも知って見たいという強い欲望のような好奇心が、心の底から込み上げてくるのだ。
絶対的な安心感
だがそのような強い好奇心は、この先どうなるの分からないという、未来に対する不安感や恐怖感から出てくるものではない。逆に筆者の場合、絶対的な安心感が好奇心のベースになっている。
われわれは、これから大きな変化の時代を生き抜いて行かねばばらないことは間違いない。しかし、筆者も、そしてこのブログを読んでいる多くの読者も、さらにこの国と国民も、どれほど激しい変化と変動の波が押し寄せようとも、変化に適応し問題なくそれなりに生き残って行けるのである。まったく理由は分からない。ただ、そのような絶対的な確信のようなものが筆者にはある。安心しきっている。
人は簡単には死なない
個人的な体験になるが、7年前心筋梗塞の発作で死にかけた体験がある。心停止を二回経験した。もやのかかった河の横に立っていると思ったら、いきなり引き戻された。意識が戻った時の最初の感覚は、「そうか。まだ自分の番ではないんだな」という強烈な実感だった。いずれ、機会があればどのような体験か書きたいと思っている。
おそらく、人がこの世を去る時期はすでに決まっている。なので、その順番がやってくるまで、どうやったって人は死なないし、死ねないようにできている。社会や世界がどれほど変化し、変動しようが人は死ねないし、生き続けるのだ。それも、決まった日常をいつも通りに生き続けることが普通だ。
私も、そしてこのブログの読者も、それぞれの与えられた人生を淡々と歩みながら、決まった時期が来るとこの世を去るようにできている。変化を恐れてはならないと思う。変化を受け入れ、順応して行くなら、自然と道は開けるようにできているのだ。ものごととはそうしたものであり、そう確信している。
変化の向こう側には、どんな世界と新しい自己が待っているのか見て見たいという欲望があまりに強い。その意味で言うなら、世界や社会の変動は、目まぐるしく移り変わる車窓の風景を見るようなものかもしれない。トンネルを抜け、次の駅に到着すると、そこは予想もしていない別世界だったりするのだ。
ならば、世界や社会がどのように変化するのか、思いっきり見て見ようではないか!それは、ジェットコースターに乗り、ギャーッと騒ぎながらも自分が振り落とされる心配はないのでスリルを楽しんでいるようなものだ。
筆者はこのような気持ちでこのブログを書いている。この高揚感を多くの人々と共有できたらよいと思っている。おそらく明るい未来は、変化を受け入れるこの楽観的な高揚感から開けるはずだ。
一度だけ筆者の主観的な思いのようなものを書いて見た。お許し願いたい。
今回からの記事
やはり、この夏にトレンドの転換が起こったと筆者は理解している。これから数回に分けて、このトレンドがどこに行き着くのか探って見たいと思う。場合によっては、われわれが予想だにしなかった方向に向かうのかもしれない。
今回の記事
中国との問題など、いくつか重要なテーマがある。また、金融のクラッシュに関する情報も入手した。もちろん当たるかどうかはまったく分からないが。これらのテーマはメルマガで書くことにし、今回の記事ではまったく別の話題について書く。
大きな転換はわれわれの内面にもやってきているのかもしれない。読者の方で、自分や周囲の人の内面に大きな変化を感じている人はいるだろうか?コルマンインデックスでは、人間の内面の変化に主導されて現実が変化することになっている。だとするなら、もしコルマンインデックスにある通り、もしわれわれがいま本当に転換期にいるのなら、われわれ自身の内面が大きく変化する過程にあってもおかしくない。
たとえば、コルマン博士は昨年11月に発表した「2012年への最後の段階:11月8日─第6の夜の開始」では以下のように述べている。
「これはどういうことかというと、われわれの人生を方向づける新しい意識が生まれると、その意識は世界と社会に影響を与え、世界と社会に対するわれわれの関係のあり方を変化させてしまうといことを指しているのだ。したがって意識の進化というのは、われわれの心の中だけで起こる現象ではない。同時にそれはわれわれのあらゆるものとの関係の変化として現れる。むろん、経済に対するわれわれの関係も意識の進化に伴い大きく変化せざるを得ない」
そして、何がどのように変化するのか説明して次のようにいう。
「実は経済成長の希求は、人間の意識が左脳と右脳に二極分化し、統合できなくなっていた事実にあるのである。この分裂状態から心の限りない空虚感が生まれるのであり、人間はこの空虚感を物質的な満足で充足しようと、あくなき経済成長を希求するようになったのだ。過去5000年間、経済成長は人類史のメインテーマであったが、それは特にプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の盲目的な意識が一般化した時代にとことん加速し、これとともに人口も増加したのである。
だが、意識の統合とバランスの回復がテーマとなるギャラクティックアンダーワールド(第八サイクル)では、経済成長と人口の増加を希求する欲求そのものが消失してしまうのである。この意識変化により、われわれ人間は、地球環境や地球上に存在するあらゆるものを、これまでのように左脳の計算によっていかようにでも収奪が許される生命のない単なる物質として考えることはできなくなる」
コルマンインデックスでは7月17日から転換期に入り、11月2日までに意識の変化が加速するとしている。いまわれわれは意識変化の真っ最中にいることになる。そのような変化をわれわれは感じるだろうか?
残念ながら、7月17日に入ってからコルマン博士は大きな論文は発表していない。非常に短いものがいくつかあるだけだ。
人類学者、ハンク・ウェセルマンのエッセー
現在われわれに、コルマン博士同様、意識変化を伴う内面的な変化が起こりつつあると主張する別な人物がいる。それは、このブログでも何度も紹介した、人類学者でシャーマニズムの研究者であるハンク・ウェセルマン博士だ。
もしまだ読んでいなければ、ハンク・ウェセルマン博士に関する過去の記事も読んでほしい。これとこれである。
最近、発表されたエッセーでウェセルマン博士は意識変化を経験したあとに、どんな意識になるのか非常に具体的に分析している。
ウェセルマン博士のサイクルの考え方
ウェセルマン博士はプロの人類学者である。人類学的見地から、人類の精神史には次の4つのサイクルが存在するとしている。
第1サイクルー後期旧石器時代
人間はまだ周囲の自然と完全に同一化し、分離していない段階。周囲の自然すべてが意識をもった生きた存在として信仰の対象となるアニミズムが一般的。シャーマンが媒介者。
第2サイクルー新石器時代
まだアニミズムの状態にあるが、女性の繁殖力が崇拝の対象として突出してくる。だがまだ聖職者や宗教組織のようなものは存在しない。
第3サイクルーバビロンからギリシャ、ローマ帝国時代
崇拝の対象が自然そのものや女性の繁殖力ではなく、神という特定の対象に限定されてくる。多くの神々がおり、それらは階層化される。専門の聖職者が出てくる。
第4サイクルー過去2000年の西欧文明
多神教の神々に代り、絶対的な唯一神が崇拝の対象となる。一神教の神を祭る巨大な宗教教団が台頭する。
第4サイクルの最後ー現代
科学の発達により、一神教の教えが無効であり、神話でしかないことが証明された時代。多くの一神教が信用を失墜する。
第5サイクルー2012年前後にやってくる新しい精神の時代
これまで「神」と呼ばれ、崇拝されてきた超越的存在を個々の人間が自分の内面に直接体験できるょうになる時代。このため、聖なるものを信者に伝える聖職者の必要性はまったくなくなるので、宗教教団のような組織も消滅する。新しい神秘主義のはじまりの時代。
ウェセルマン博士は、このような人間の精神のサイクル理論をベースに、いままさに人々が覚醒し、新しい精神に目覚めようとしていると考える。
下の和訳したエッセーは、このような理解から書かれている。
新しい神秘
ハンク・ウェセルマン
私のようなシャーマニズムを専門にする人類学者の視点から「私達の精神構造がどのようなものであったのか」、また「私達の精神はこれからどのように変化するのか」という問いに答えよとするとき、すでに起こっているいくつかの出来事から考えなくてはならない。
すでに起こっている出来事
たとえば、世界中どこを見渡しても、多くの宗教があるので、人間は自分よりも偉大な存在を心理的に必要としていることは明白だ。
第二に、現在は大きな変化のときであり、これまであったさまざまなものがバラバラになりつある。精神的なより所を求める多くの人々が既製の宗教を去り、西欧とは異なる伝統に引き寄せられている。
そして第三に、過去20年間、古い神秘主義の伝統を掘り起こすさまざまなサイトやワークショップ、そして膨大な本が出版されているのを見ると、興味深い問いが自然と沸いて来る。
(※2012年で)ひとつのサイクルが終わり、次の新しいサイクルが始まるにあたって、われわれが本来何物であり、また何物になろうとしているのか明確にできるように、過去の神秘主義の英知を新しく鍛え直すべきではないのかという問いである。
神秘主義の道
私がいるシャーマンの世界では、シャーマンの伝統を単に維持するのではなく、伝統に新しい精神性を付け加え、絶えず刷新して行くことが求められている。そうすることで、古代から受け継がれている神秘主義の道が、これを受け継ぐものにとって意味のあるものとなり、必要不可欠なものとなるのである。
(2012年の)サイクルの終わりと次のサイクルの開始に際して、われわれには祖先と同じ聖なる責任がある。この責任をまっとうするためには、宗教を含め、すでに役に立たなくなったさまざまなものを手放さなければならない。
そしてそれは、古いものの破壊だけではなく、新しいものの再建でなくてはならない。つまり、これからやってくる次のサイクルのための精神的な基礎を構築し、次のサイクルに見合った新しい世界の創造しなければならないのである。これは最大の努力を要求する仕事である。
これがどういうことか分かりやすくするために、深層心理学者のカール・ユングが出会ったマックス・ゼラーという人物の夢の話があるので、それを紹介しよう。
1940年代の終わりにユングは、友人のマックス・ゼラーという人物から、彼が繰り返し見た夢について告げられた。
夢ではあらゆる人種と文化の膨大な数の人々が、神殿と思われる建物の基礎を作っている。そして、地平線まで続く恐ろしい数の人々が多くの柱を立てているのが見える。その中には、夢を見ているゼラー自身もいた。
ゼラーはユングにこの夢の意味を聞いた。ユングは、神殿は新しい宗教の象徴であり、すでに多くの人々がその新しい宗教とかかわっているということだと述べた。
ゼラーがどうしてそのような解釈なのかと聞くと、ユングは自分の多くの患者が同じような夢を見ているからだと答えた。ゼラーはこの新しい宗教を作るのにどのくらいかかるか聞くと、ユングは目を輝かせ「300年くらい」と答えた。
私はこの話を、何年も前にユング協会が発行する文献で読んだ。それ以来、この夢の意味とユングの言わんとしたことがなんであるのかずっと考えてきた。
新しい精神の形
300年。この期間はローマ時代にザデキムと呼ばれるユダヤ人の小集団が結束し、キリスト教を公式に認めさせるまでにかかった時間だ。それはちょうど26000年のサイクルの第3段階に当たっている。西暦325年のコンスタンティン皇帝の改宗で、キリスト教は一気に拡大した。ローマ帝国の軍事力に支えられ、それから1700年間キリスト教は世界を席巻した。
われわれはいま、サイクルの最後のステージである第4段階の最後の時期にいる。それに対する反応として、神秘主義、シャーマニズム、仏教、道教、カバラ、スーフィー、グノーシス、そして自己覚醒を促進するあらゆる教えの助けによって、より多くの人々がこれまでの古い信仰と信念を打ち破り、拡大した本来の自分を受け入れ、自分がこれから何物になろうとしているのか理解し始めた。
いっそう多くの人々が、自分の中の集合無意識に眠っている元型とつながる方法を模索しているのだ。なぜなら、元型はわれわれに協力しわれわれを助けてくれる大きな力であるからだ。神秘主義の伝統は、どの時期にも元型とつながる方法を模索している。
これは、すでに始まっている新しい精神の形をわれわれの内面に構築する運動の一部である。それが新しい神秘主義の方向である。新しい神秘主義こそ、ユングが「新しい宗教」と呼んだものなのだ。
これは深く考察するに値するテーマである。今後数カ月でもっと詳しく説明するが、今回は新しい神秘主義の基礎がどのようなものなのか簡単に素描する。
基礎
どんな時代においても、神秘の発見は自己発見の過程で始まる。それは、われわれは何物であり、本当はどんな存在なのか、そしてわれわれはどこから来て、いまここにいる意味はなんなのかという問いに答えることである。このような問いに答えることで、今の人生の意味が分かるのである。
これらの疑問に答えて行く過程は、タマネギの皮を一枚づつ剥いて行く過程に似ている。つまり、友人や家族、また社会が作った自分のアイデンティティー、さらに、自分がどうあるべきか決めている社会的な価値観やモラルなど、自分を外側から規定している自己像を一枚づつ剥がして行く作業である。
この皮剥きの作業が進むにつれ、われわれの魂の本質のようなものが姿を現してくる。魂は、両親がだれであるかというような、われわれの生い立ちとは一切関係のない実体である。
このような、本来の自己の発見の次に待っているのは、こうした自己と、家族や友人、そして社会との関係を再度構築することである。神秘主義の道は周囲との不調和は求めない。しかし、このような不調和は必然的に起こることもある。
われわれが通る唯一の道
こうした神秘主義を実践すると、本当の神秘がわれわれを誘う。その英知を通して、現実の真の姿や、そうした現実と本来のわれわれがどのような関係をもつのか学ぶことができる。
私の経験では、このような英知は、既存の信念の体系や既製宗教の信仰心では得ることはできない。この英知を得るためには、われわれの中にもあり、周囲にもいつでも存在している不可視の世界を直接体験しなければならない。このような体験のみが、われわれを本格的なイニシエーションへと導くのである。
この体験をすると、すべてが変化してしまう。すべての存在がすべてのものと結び付いているのが分かるからだ。そして、意識こそ、すべてのものが関係付けられ、関係が維持される場なのだとうことを実感する。
これを体験すると、今度はわれわれ自身も、すべてのものをものすごい生命力で結び付けている場(意識)の一部であることを実感する。この場(意識)こそ「神」と呼ばれるものである。
私の生命力の場に関する研究では、「神」は、ものや名詞で表すことのできる存在ではない。「神」というのは動詞であり、プロセスなのだ。それはあらゆる存在にあるプロセスであり、超越的でもあり内在的でもある力である。それは、遠くにありながらもいたるところに偏在する力だ。それは、ここにもあちらにもあり、上にも下にも、中にも外にもある。
源泉
西欧の文化で「神」と呼ばれている存在の真の姿は、道教では「道」と呼ばれ、他の教えでは「源泉」と呼ばれるような、始まりも終わりもない光の場なのだ。それは、潜在的な力をもった時間のないエネルギーの海である。すべての存在がこの光の現れなので、この光はいたるところに存在している。
これこそ、多くの神秘主義者が「形を越えた光」そして「光を越えた形なきもの」と呼ぶものの実体である。
私の体験では、これは、われわれの祈りの言葉に耳を傾け、ときおりわれわれにメッセージを送ってくるような神的存在ではない。それとは異なるものである。神的存在は、われわれが生まれ落ちた瞬間に神の光を吹き込んだわれわれ自身のハイアーセルフ、ゴッドセルフである。
これとは対照的に、光の場、大いなる中心の太陽は非人格的である。それは遠くにあるが、私の経験では、うまく条件が整えばこの光の場はわれわれの働きかけに反応する。この反応を受け取ったものは本質的に変容してしまう。そしてそれに合わせて世界も変容する。
探求
まず真理の探求は、本来の自己の発見から始まる。この発見があると、覚醒とか気づきと呼ばれる不可逆的な過程が始まる。現在このような探求は、十分に管理された既成宗教の境界の外側で行われているが、すでに数千万人が参加している。
数千万人が同時に参加するこの過程で、60年前にマックス・ゼラーがカール・ユングに報告した新しい宗教を打ち立てる過程が静かに進行しているのである。今後、これが既存の宗教に置き換わるか、または既存の宗教的伝統を本質的に変容してしまうはずだ。ハイテクとグローバルなコミニュケーションが発達した現代にあっては、この過程は300年などという時間はかからない。はるかに短い時間で達成できる。
いま出現しつつあるこの新しい神秘主義はひとつ重要な質問を投げかけてきている。それは次のようなものだ。
われわれひとりひとりはどうやって人間という存在を定義するのか、そして人間とはなになのかということである。
これはとってもよい質問である。なぜなら、この神秘主義の道を通してこそ、われわれが本来なるべき存在になれるからだ。
以上である。
このエッセーは実に興味深い。コルマン博士は、マヤカレンダーは意識進化の宇宙的な予定表であり、2011年10月28日には新しい意識と、それが主導する新しい社会システムの萌芽が次第に出現するとしている。この新しい意識をコルマンインデックスでは、「右脳と左脳の分裂の統一」「空虚感を克服し、一瞬一瞬に幸福感を実感できる精神状態」などという表現で表している。
上のウェスルマン博士のエッセーは、進化した意識がどのようなものになるのか、いっそう具体的に説明し、描写しているように思う。それは一言で言えば、偉大な超越性の存在を、個々人が自分の内面に直接体験するということである。これが覚醒であり、気づきであるという。
いまわれわれは、このような意識変化の過程を歩みつつあるのだろうか?
続く
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やはりこの夏になにかあるのか?19
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太陽系は約2億6000万年の周期で銀河系を公転している。太陽系は移動しているので、銀河系の異なったエリアを通過していることが知られている。
2009年12月23日、NASAは太陽系が、1億5000年前の超新星の爆発によって形成されたエネルギーの強い星間雲に突入しつつあることを発表した。突入すると、猛烈なプラズマエネルギーが太陽系に充満し、すべての惑星の活動が活性化するという。太陽は危険なレベルにまで活動的になるとしている。これは12月のブログの記事でも紹介した。
今回、「プロジェクトキャメロット」をはじめ複数のサイトで、NASAに出向していたボーイング社の科学者がリークした情報が長文のレポートの形式で掲載された。この科学者の情報によると、太陽系は数カ月後に星間雲に突入する可能性があり、いまNASAの科学者は緊張状態にあるとした。
前々回はこのような内容を解説した。
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前回は米国防総省が2003年10月に当時のブッシュ政権に向けて発表した気象変動予測レポートの内容を詳しく紹介した。
この予測レポートの大まかな内容は、すでに2004年2月、英大手紙の「ガーディアン」がスクープしており、大まかな内容は紹介されている。しかし今回、報告書の発表から時間がたっているからだろうが、報告書の全文がペンタゴンのサイトで公開されているのを発見した。6年前の要約とは異なり、内容ははるかに驚愕すべきものであった。
地球の気候は、熱塩循環という深層海流によって維持されている。熱塩循環は1200年かかって世界を循環し、熱や溶解物資を運ぶ重要な役割を担っている。熱塩循環は、地球の温暖化か臨界点に達すると停止することが知られている。熱塩循環が停止すると、気候は一気に寒冷化へと向かうとされている。過去には12700年前と8200年前に同じ現象が起きているという。
ペンタゴンの報告書は、過去に起こった激烈な寒冷化が近いうちに発生し、激烈な気候変動が襲うとした予測である。報告書ではなんと2010年が温暖化の臨界点であるとし、翌年から急激な寒冷化がはじまり、食料や水、そして資源の欠乏から国家間の緊張と紛争が激化するとした。報告書は2030年までの具体的な予測のカレンダーが掲載されている。
前回はこのような内容を詳しく解説した。
今回の記事
6月からこのブログでは、この夏になにか大きなことが起こる可能性があるのかどうか見てきた。夏もそろそろ終わりつつあるので、今回はこの夏を一度総括する。
また、ウェブボットの報告書、「未来の形0巻7号」の詳細要約が完成した。報告書では、今年の秋から地球は寒冷化の時期に突入するとしている。これを簡単に紹介する。
この夏の総括
この6月から「やはりこの夏になにかあるのか」と称してどのようなことが起こるのか見てきた。この夏が何かの転換点になる可能性があることは、コルマンインデックス、ウェブボット、占星術などがこぞって指摘していたからである。転換点の予想は次のようであった。これは拙著「コルマンインデックスで見えた日本の経済と未来」にも詳しく書いた。
コルマンインデックス
期間:7月17日、18日から11月2日までの第6の夜の後半
何が起こるか:経済成長という概念がもはや成り立たないような状態になる。それを背景にして人類の意識進化が進み、物質主義の価値観から次第に脱却する。
ウエブボット
期間:7月11日から
何が起こるか:米国民の貧困化が引き金となり、国民の抗議と反抗が次第に高まり、最終的には暴動や反乱が起こる。後にこの動きは世界に拡散する。
占星術
期間:6月27日から
何が起こるか:貧困が拡大し、米国民は反抗的になる。次第に1960年代の反抗文化が再来したような状況になる。だが、6月27日という特定の日に何かが起こるわけではない。
ウィリアム:スティックエバース
期間:7月31日から
何が起こるか:7月31日にはきわめてまれな星の配置であるTースクエアが出現する。この日より、資本主義経済は破綻の歩みを速める。
他にも多数あるが、このブログで紹介してきた予測はこのようなものであった。
これらが予測するのはトレンドの転換
すでに周知のことなので改めて書く必要はないかもしれないが、確認しておきたいことがある。
「この夏になにかある」と聞くと、われわれはだれも予期しなかった崩壊型のサプライズが起きることを期待する。金融危機や戦争、またテロなどはそうしや出来事の典型であろう。
だが、上記の予測はそのような突然と起こる崩壊劇を予測をしているわけではない。ましてや、指定された日に大きな出来事が起こるとしているわけでもないことに注意しなければならない。
上記の予測を詳しく読むと、どの予測も指定した日や期間にトレンドの転換が起こり、これまでとは異なった方向に流れが向かうことを示唆しているまでである。流れが向かう方向が「経済成長が不可能となる地点」、「国民の反乱と反抗」、「60年代の反抗文化の再来」などであるというのだ。
もっとも重要なのはトレンドの転換点
サプライズ型の崩壊劇が起こったのかどうかという基準だけで見るとすべて外れたとしか言いようがない。だた、特定の日に特定の事件が起こることだけを基準にすると、実際に起こった重要な変化がすべて理解できなくなってしまと思う。
なぜなら、9.11のように、特定の日に起こった事件をきっかけにしてその前後では世界の様相が変わってしまうというようなことは、実際の歴史ではめったにないことだからである。ほとんどの場合、小さな変化が重なり、それが臨界点に達すると変化が臨界点に達して、トレンドの変化が一気に進むというように歴史は変化するのである。
確かに、筆者も含めて大多数の人は、ある日突然まれにみるような驚愕する出来事が起こり、それから世界が一気に変化することを期待するのだが、そのようなことはほとんど起こらないといってよいだろう。
やはり社会や世界の未来を予想するにあたってもっとも重要なのことは、トレンドの転換点を発見し、それが向かう方向を見失わないことだろう。
ではこの夏にトレンドの転換はあったのか?
であるなら、この夏にトレンドの転換があったのかどうかが問われなければならないだろう。いつも起こっているような一回限りの政治的・経済的事件などを除くと以下のようなことが起こった。
1)激烈な気象変動
2)米国の景気低迷を引き金にした世界経済の減速
まず1)だが、これは改めて説明するまでもないだろう。記録的な熱波が北半球を襲い、大寒波が南半球を襲った。モスクワでは記録破りの高温を記録し、シベリアを森林火災と干ばつが襲い、ロシア政府は穀物の禁輸処置に踏み切った。熱波は日本も襲い、もっとも慎重なことで知られる日本の気象庁が「異常気象」を宣言したほどだった。今年の夏が異常気象で突出した期間であったことは間違いなさそうだ。
そして経済の動きだが、これも今年の夏が決定的なトレンド転換の期間となったことは間違いない。
6月の半ばまでは楽観的に推移していた経済
急速な回復を示していた昨年の後半には及ばないものの、今年の5月までは世界経済の成長率は比較的に高く、2008年9月のリーマンショックから始まった不況から順調に回復していると考えられていた。
日本でも1月から3月期の成長率は高く、このまま行くと今年の年間成長率は5%前後になると予想されていた。
しかし、6月の後半から7月の初めにかけて、こうした予想を裏切り、世界経済が減速することを示す数々の予兆が現れ始めた。
経済減速の構造
なぜ楽観的な予想が伝えられていた世界経済が急に減速はしたのであろうか?
好調な企業業績
減速はアメリカから始まった。楽観的な経済見通しを支えていたのは好調な企業業績であった。アメリカを代表する主だった企業は、どこも記録的な業績を上げていた。
しかし、6月の後半から7月にかけて、好調な企業業績の背後にある状況が次第に見えはじめ、経済は楽観的な状況でないことがはっきりしたのだ。
売上の減少とリストラによる利益確保
企業が記録的な利益を計上しているにもかかわらず、売上は伸びていないどころか逆に減少していた。記録的な利益は、大規模なリストラによる人件費の大幅な削減で出していたに過ぎなかった。
再投資されず貯蓄される利益
このような手段で確保された利益も、設備投資など生産の拡大へと再投資されれば成長の牽引力にはなる。だが、企業は大規模なリストラで確保した利益の大半を貯蓄と、金融資産への投資に回していた。
高止まりする失業率と縮小する経済
このような構造で利益の確保が進むとき、金融市場はそれなりに活性化するものの、失業率は高止まりして個人消費は冷え込むので、景気は必然的に低迷する。
そして景気が低迷すれば企業はさらにリストラを実施して利益の確保に走る。それが原因でさらに個人消費が減少するという抜け出しがたい悪循環に入っていることが確認されたのである。
これは、売る上げの低迷から価格が下落し、さらにリストラで売上がさらに減少し、価格が一層低下するという典型的な日本型のデフレスパイラルである。この夏には、多くの海外メディアで、アメリカ経済が日本型のデフレスパイラルに入りつつあることを指摘した記事がいっせいに掲載された。
また、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマンはいち早く、世界経済がこれから20年前後続く長期不況と呼ばれる、歴史でもまれに見る状態に突入しつつあるとした記事をニューヨークタイムスに発表した。この記事が掲載されたのは占星術が転換点に入るとした6月27日であったことは興味深い。この記事は、経済のトレンドが変化したことのいわばマーカーのような役割を果たした。
日本もアメリカ同様、一部の好調な企業業績と低迷する個人消費、そしてデフレスパイラルが混在する状態にすでに入っている。
7月17日から9月まで
このように、明らかにこの夏を転換点にとして経済のトレンドは大きく下降へとカーブした。コルマンインデックスでは7月17日と18日から転換点に入るとしているが、事実この日を過ぎてから現在まで、これまで楽観的な景気予測を展開してきた多くのエコノミストが立場を転換した。
大手新聞のUSAトゥデーは全米の主要なエコノミスト10名にアンケート調査を実施し、景気予測を聞いた。そうしたところ、8名がこれまでの楽観的な予測を変更し、景気がこれから悪化すると予測した。これまで多くのエコノミストは、2013年には金融危機発生以前の状態に回復すると予測していたが、それを改め、2014年になっても回復はしないだろうとした。
たとえば、ロバート・シラー米イェール大学教授もロイター通信の質問に「不況の2番底に陥る可能性は50%以上あり、私は実際にそうなると予想している」と答えている。
アメリカや日本をはじめ、世界経済全体がこの夏を起点として下降に入ったことは疑いないように思われる。やはり夏はトレンドの転換点であったように思う。
トレンドの向かう方向と予言
そして、コルマンインデックスやウェブボット、そして占星術は、トレンドの方向は社会動乱や戦争などの不安定な状態に向かうとしていた。
これらと同様に、近いうちに大きな経済変動があり、社会は不安定化するとする予測は多く出されている。例えば、このブログで何度も紹介した石油メジャーの元重役、リンゼー・ウィリアムスもその一人である。彼の予測を再度見て見よう。
今年の1月28日のレンスドットコムでの発言だ。情報源となっている元重役から得た情報だという。
リンゼー・ウィリアムスの予測
・自分はもう87歳だし、これから手術を受ける身なので先は短いと思う。そのため、思い切って知っていることを公表することにした。これがわれわれの計画である。
・今後12カ月でドルの価値は30%から50%下落する。そのためアメリカ国内ではハイパーインフレが発生しする。食料価格は高騰し、国民は食料を買えなくなる。しかしこれは食料の供給が止まるからではない。供給そのものには問題がないが、ドルの暴落から価格が高騰するのである。
・ドルの下落幅に合わせて原油価格も高騰する。だがこのとき、ドルの信用が地に落ちているため、原油の輸出代金をドルで得た石油産出国は貧乏になり苦しむことになる。
・ドバイワールドの破綻は、全世界でデリバティブの破綻を誘発するスイッチのようなものだ。これから時間をかけながら、破綻の影響は他の市場や金融機関に広がり、最後は現行の金融システムが危機的な状態になるところまで進む。
・証券、債権、社債などのペーパーマネーは一切信用してはならない。すべて金や銀、または土地のような現物で資産を持つように準備すること。
・アメリカの景気が好転するなどということは、今後長い間あり得ない。
・われわれは中国を覇権国にすることをすでに決定している。今後12カ月のうちに中国に覇権が急速に移行するだろう。
・イラン戦争が起こる唯一の可能性は、イスラエルによるイランの先制攻撃である。しかし、これから1年から1年半はイラン戦争は起こらない。
・アフガン、パキスタン、イラク、イエメンなどでアメリカが戦っている戦争は、他のはるかに重要なことから人々の目をそらすために行われているにすぎない。
ドルの急落もこの夏から始まっている。ちなみに1月28日の時点から見ると、ドルは対円レートですでに十数パーセント下落している。
しかしこの夏のトレンド転換の結果が、経済成長の限界の露呈(コルマンインデックス)や社会動乱(占星術)、また戦争などの方向へと向かうのかどうかはまだ分からない。まったく異なる方向に向かう可能性も否定できない。
注視しなけれなばらないだろう。
天候異変と寒冷化
この夏の異常気象は大変に激しかった。有料メルマガで紹介したように、今年が温暖化の頂点で、これ以降寒冷化するとする予測はあるが、これが実現するかどうかはまだ分からない。ただ、今年の夏の異常気象が温暖化の臨界点であり、寒冷化への転換点になっている可能性は否定できない。
ウェブボットは環境異変の予測では比較的に的中率は高い。最新版の「来るべき未来の形0巻7号」には、今年の秋からの寒冷化を示す多くの記述がある。その一部を紹介する。
・あらゆる地域で春や秋のようなマイルドな季節が失われ、地球上の気候は極端に暑いか、極端に寒いかの二通りになってしまう。もはや季節の違いは単なる気温の相違にしかすぎなくなる。湿度や降雨量の変化では季節は区別できなくなる。
・この背景には、太陽活動の異常がある。太陽放射は増大し、太陽から発散されるエネルギーの変化も大きくなる。
・主要メディアでは、北半球の秋と冬の極端な寒さが報道されるようになる。ローマの7つの丘が雪に包まれ、ドイツ、スイス、フランス、オーストリア、チェコなどの中央ヨーロッパでは、巨大な雪崩などの雪や氷に関係する災害で大変な被害を出る。
・フランス沿岸の南にあるファロー諸島から、かつては秋と冬と呼ばれていた季節には、嵐、凍るような雨、雹や吹雪、強風などの極端な天候が頻繁に発生する。
・さらに、地磁気や磁気圏が異常となり、高高度の大気にも異常が発生する。これにより、これまで経験したことのないような光学的な現象が発生する。これは、寒さが頂点に達した季節に起こる。
・北半球では冬となる2010年12月2日前後から、人々の避難と人口の大移動が、アメリカをはじめさまざまな地域で発生する。
・気象の変動は極端になり、12月2日以降はこれまでの気象予報はほとんど使いものにならなくなる。
・そして、これまでの降雪パターンや降雪地の認識は根本的にひっくりかえり、北半球では考えられなかったような地域で降雪がある。
・また、吹雪で大量の水が氷結してしまうため、これまで経験したことのない寒冷期の干ばつが発生する。
・さらに、現代の人類は経験したことのない冬季の氷河の分離が見られるようになる。
・そして、氷河の分布の変化で古い文明の遺跡が忽然と姿を現すようなことも起こる。この発見は公に発表されることはない。だが、過去の文明の遺物を、かつては凍りに覆われていた地域に移す軍隊の奇妙な行動が観察されるだろう。
・2010年の北半球の秋から気候は極端に変動するようになり、極端に寒いか極端に暑いかになる。そして夏には、冬の時期の極端な気温低下でできた氷が一気に溶け出すため、過去1万3000年間では経験したことのないような巨大な洪水が発生する。この大洪水は、南極では長期間続く環境変動をもたらす。
・とてつもない規模の土砂崩れが発生する。その規模と持続期間は火山活動に匹敵する。
・この土砂崩れに襲われた地域は、回復できないくらい根本的に変化してしまう。つまり、渓谷や谷が土砂で完全に埋まってしまうが、埋まったものを掘り出す努力もなされなくなるということだ。
・この大規模な土砂崩れの影響は5世代、105年間におよぶ。新しい耕作地の開墾は、泥に埋まったかつての文明の上で行われる。このかつての文明とは現在のわれわれの文明のことである。
・過去の報告書では「未来の民衆」のカテゴリーに「水中に没した土地」の記述が多くあった。今回の報告書でもそれがまた現れている。洪水による破壊はあまりに大きいので、水中に没した都市で使えるもの漁ることを政府は公式に奨励するようになる。
・災害のため住む土地を追われた人々はすべての大陸に存在する。だが、南極大陸だけは例外である。高度な潜水技術や船舶技術が駆使され、洪水でやられた何千エイカーもの土地から価値ある戦略的資源が回復される。
・洪水に襲われた地域では水は引くことはない。2世代、50年間にわたって水は滞留し新しい川や湖ができる。水が引かないので、軍隊の武器庫や化学薬品のゴミ捨て場などは(漏れ出た有毒物質で)一体が死のエリアとなる。
・洪水や大規模な土砂崩れの影響は非常に長く続く。2030年代の半ばまで、人間の活動に本質的な影響を与え続ける。
・今後2年間にわたり、沿岸部の大都市で、高層ビルの数階が水没するとのデータがある。これは過去の報告書で「未来の民衆」のカテゴリーに出てきたデータだ。このデータは、2011年から2012年に強くなっている。
・これとの関連で、「水の部族」と「支柱に人々」という2つのキーワードが出てくる。「支柱の人々」は小船で大都市を移動し、水没した高層ビルの下の階と上の階にワイヤーを渡して移動する。
・沿岸部の大都市は、このようにしながら水位の上昇という環境変化に適応する。しかし、いずれにせよ、大規模な避難と人口の移動はアメリカのみならず全世界で発生する。
・しかし、洪水に襲われた土地にもプラスの効果がある。洪水のおかげで新しい土が運ばれ土地が肥沃になったり、沿岸部に新しい島が出来たりする。この新しい島には2年で人が住むようになる。
・洪水が発生すると同じ時期に、地球から見たポラリスやベガなどの北極星の位置が変化したことが確認される。実際に位置が変化したのなら、それは1万3000年ぶりの変化となる。ただ、これは実際の位置の変化ではなく、正しい位置が改めて確認されることだけなのかもしれないが。
・2010年から2011年にかけて火山の噴火が連鎖的に発生する。この影響は大変に大きく、全地球的な規模で生物相が破壊され、食料生産がやられてしまう。
・この火山噴火の連鎖で、気候変動が人間によって引き起こされたという考えは(※ヤス注 温暖化ガス犯人説など)、完全に否定される。だが、火山噴火による二酸化炭素の発生量が極端に大きいので、もはや温室効果ガスの取引などというものは成立しなくなる。この市場で膨大な損失が出る。これは2011年1月に起こる。この期間は影の支配勢力に否定的な影響を及ぼす。
・2011年には、花の開花が異常であるとのニュースがメディアで報道される。春と夏に開花する花々がいっせいに同じ時期に開花したり、また春に開花する花々が開花せず、夏になってから開花するような現象である。夏に開花した花は生命力がまったくなく、弱々しい開花となる見込みだ。このようなことは、南半球の春が始まる2010年9月20日頃、南半球で始まる。
・2011年になると新しい植物種が発見される。こうした植物種は突然変異で発生したことが明らかとなる。モンサント社が生産した遺伝子組み換え作物や、宇宙からの異常な量の放射能などに原因が求められる。いずれにせよ、この新しい植物種は40年間出現し続ける。
・3つの大陸で陸地が大きく変化するため、生態系が根本的に変わってしまうとのデータがある。新しい谷が現れたり、洪水で永久的に水浸しになってしまう地域ができるので、渡り鳥の渡りのパターンが変化したり、植生が大きく変わってしまうようなことが起こるのだ。
・南北アメリカ大陸では、火山が噴火し、新しい気象パターンが出現する。ユーラシア大陸でも新しい気象パターンが出現するが、これでシベリアの農業は大きく変化する。
・また、シベリアは土地が拡大する。火山噴火が原因で、大きな半島が現れるのである。この半島は、北太平洋の海流や、上空の気流の流れを変化させてしまうほどの大きさである。
・2010年から2011年には、「異常な風」と関係したさまざまな災害が起こる。
・われわれの過去の報告書は太陽活動が異常に活発になることを予測した。現在の太陽活動を見ると、この予測は的中したと見ることができる。
・しかし、2010年の終わりから太陽活動はさらに活発となり、これまで知られていなかった現象が観察されるようにもなる。活発な太陽活動の影響で、地球の気候はさらに大きく変化する。太陽活動は、この報告書の予測データの限界値である2012年7月になっても衰えることはないようだ。
・しかし、活発な太陽活動で太陽エネルギーが増大するので、新しいエネルギー源が手に入りやすくなる。
・活発な太陽活動は、軍隊を含む広い領域に大きな影響をもたらす。太陽の巨大なフィラメントの発生によるエックス線放射の増大だと思われるが、これで通信衛星が損害を受け、ある期間地上での通信に大きな障害が発生するのである。
・この通信障害は米軍で最初に起こる。その次に日本で発生する。その後は米国本土へと拡大する。通信障害は、数日から数週間に及ぶ。
・太陽活動が異常に活発になると同じ時期に、高高度の大気で異常が発生する。しかしこの異常は自然なものではなく、人為的に作られたものである。
・興味深いことに、2011年から12年にかけて、ちょうどこの異常が発生すると同じ時期に、以前の報告書に登場した「いとこのアレクセイ」が出現する。さらに同時期にこれも以前の報告書に出てくる「ゴミを漁る水の部族」や「新しい電力」が現れるのだ。
どうだろうか?このようなことが本当に起こるのだろうか?
長い間更新していないので、できるだけ早く更新する。
続く
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