ミッドポイントに向けたコルマン論文の全訳
すでにミッドポイントの最後の日に入ってしまったが、今回は4月14日に発表されたコルマン論文の全訳を掲載することにした。
最新版の「WebBot予言解説書⑥」を配信しております。ALTA1309のパートのパート2からパート4までの詳細要約です。希望者は筆者まで直接メールしてください。詳細についてお伝えいたします。10月26日が大きな転換点になるようです。
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今回は新型インフルエンザの続きとして、今年の秋から冬にかけて強毒性の進化型のインフルエンザがパンデミックを起こす可能性について書いた。20世紀に発生したインフルエンザのパンデミックには1918年のスペイン風邪、1957年のアジア風邪、1968年の香港風邪があるが、これらはいずれも春に発生した第一次感染の波が収まった後、秋から冬にかけて発生した第二次感染でパンデミックになったのである。今回の新型インフルエンザも同じパターンになるものと思われるが、第二次感染のときに強毒性のウィルスに進化するかどうか検討してみた。その可能性は確かにあるようである。
再生の儀式
ギャラックティックアンダーワールド第六の日のミッドポイント、2009年5月9日~11日
カール・ヨハン・コルマン
現在のわれわれの状況を理解するためには、下記の図のようなギャラックティックアンダーワールドの転換点で何が起こったのか確認することが必要だ。例えば第5の夜の始まりである2007年11月19日のように。私が2003年に出版した『マヤカレンダーと意識の変容』の233ページで経済に関して私は次のように書いた。

「それがどのような金融崩壊になるにせよ、それは2007年11月の第5の夜に始まるであろう」
この予言の根拠は、マヤカレンダーのすべてのサイクルで第5の夜は古い秩序が崩壊する時期になっているからである。現在、大多数のエコノミストは今回の世界不況は2007年12月に始まったとしているので、マヤカレンダーの正確さが証明されたことになる。(下記の図を参照)マヤカレンダーの予言は何が起こるのか石に刻まれているようなものではない。だがそれは、特定の時期にどのような行動や意識の形式が出現するのか教えてくれるのである。

次の大きな転換点は2008年11月12日の第六の日の始まりであった。この一週間前、オバマは大統領に選出され、再生のエネルギーが現れたのである。これも特定の時期に始まることが予言されていた出来事だった。この日はヨハルティシティという再生の神がシンボルとなっている日である。また面白いことに、バラク・オバマはマヤカレンダーの9ベンといわれる日に生まれており、これはアメリカが建国された1776年7月4日と同じシンボルである。これはオバマはこの国の歴史で非常に重要な役割を果たすことを示しているが、オバマの出現によってこの国の一つのサイクルが完結するのである。他国のとの対等で友好的な関係を重視する彼の透明性の高い政治理念は、以前の数人の大統領とは異なり、世界から歓迎されるものとなろう。オバマの出現によって倫理的な価値が新ためて再生し、世界の統合へと向けた新しい流れを作り出している。
だが第六の日に入ったからといって経済が回復したわけではまったくない。その理由は、信用の拡大によって成長してきた経済がすでに限界にきてしまったことだ。ローンをしているものなら誰でも分かると思うが、ローンとは未来の所得を先取りするようなものである。未来の限界まで先取りしてしまったということだろう。これも一つの見方であろう。
だがマヤカレンダーから見ると違った結果になる。現在われわれのいるギャラックティックアンダーワールド(第8サイクル、1999年1月~2011年10月28日)の目的は技術の発展や経済の成長を目的にしたサイクルではないということだ。そうではなく、これまでわれわれの経済システムが矛盾を引き起こしてきた地球環境や他の生物種に配慮する全体的な視点を獲得することのなである。いまメディアの報道はいつこの不況が終わり成長が回復するのかと持ちきりだし、オバマ政権の政策もその方向に向けられているが、マヤカレンダーから見ると、経済成長などということが今後可能となるのかどうか疑ってかからなければならないだろう。
いま行われていることは、国民の税金で銀行を助け、そしてその同じ税金を使って銀行が国民に融資するという冗談のようなことである。これがまともなこととしてまかり通るということは、多くの人が古いシステムからまだ抜け出せないでいることに証であろう。多くの人がまた経済成長があることを当然のこととして考えている最大理由は、大多数の人が一つ前の1755年~1999年のプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の期間に生まれているかれである。プラネタリーアンダーワールドではDayに好景気になり、Nightに不況になるというリズムを正確に繰り返したのである。つまり、Dayは好景気のことであり、Nightは不況期のことであった。しかしながら、2007年11月9日から始まったギャラックティックアンダーワールドの第5の夜で乗り越えられたのはまさにこのリズムと動きなのである。ではこの時期の後でも経済成長は可能なのだろうか?一時的な成長や特定の産業分野が成長することはあり得るのかもしれないが、基本的には経済成長はあり得ないと私は考える。第6の日にも成長は落ち込むが、これがよりはっきりと強い形で現れるのは2009年11月7日から始まる第6の夜の期間である。現在のギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の目的はプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)とは異なっている。ギャラクティックアンダーワールドの目的は、男女、国家、人種、宗教の間でより平等で全体的な見方の枠組みを導入することである。この方向に向かう意識の流れをせき止めていたのが前ブッシュ政権であった。
これまでの予言が的中しているように、確かにわれわれはマヤカレンダーの影響下にある。しかしながら、新しい意識の現われを促進するのかせき止めるのかの選択はわれわれ人間の側にあるのである。したがって、前ブッシュ政権の政策は状況を悪化させたに違いない。多くの人がこの世界的な不況で仕事や住む家を失うことだろう。これは大変な困難であるに違いない。だが、別な惑星からやってきた異星人が今の状況を見るなら、経済成長という地球にとってのガンの増殖が止まったので、まだこの星には希望があると感じることだろう。マヤカレンダーが内包する宇宙的な視点から見るなら、経済成長が止まらない限り世界が終わってしまうので。これは地球が自らを守るための防御機構が働いたかのうな状態だともいえる。地球環境の崩壊の実際に引き金になるものが地球の温暖化なのか、海洋生物の減少なのか、熱帯雨林の破壊なのか、ミツバチの消滅なのか、または他の事態なのかは分からない。重要なことは、これら地球環境の崩壊の引き金になり得るどの現象も孤立した現象ではなく、抑制の効かなくなった経済成長が引き起こしたということである。いまギャラクティックアンダーワールドに出現した新しい意識によって、われわれがこの結果に直面することが要求されているのである。
これは近い将来われわれ一人一人が大きなジレンマに直面することを示している。「私が自分の世話をしなければいったい誰がするのか?私が全体のことを考えなければいったい誰が考えるのか?」というわけだ。将来の資源を使い果たすような現在の経済システムを作り上げた銀行家に、この不況の責任を押し付け彼らを非難することもできるだろう。だが、われわれ全員がこの経済システムの物質的な恩恵に浴していたのだ。だから、少数の例外を別にして、人間が自分の意思で経済成長を終わらせることはできないのだ。
では経済成長がもはや存在しないとするなら、今度はどのようなシステムが出現するのであろうか?そのように聞くかもしれない。これから起こることは、過去5000年間人類が経験したことにない持続可能な経済への移行なのである。それは、環境と人間とが分裂していないそれこそ高次元のエデンの園のような、いまの時点では把握することはかなり困難状態への回帰であろう。いま持続可能な経済への移行を唱えている世界の指導者はいない。また、経済成長がもはやあり得ないという事実を意識している人もほとんどいない。経済成長が不可能となった現実に直面すると、さまざまな国で絶望した人々による社会不安が増大することだろう。権力的な階層構造の組織は崩壊することだろう。
では持続可能な経済は出現するのだろうか?マヤカレンダーにはこの問いに関する答えはない。なぜなら、それはわれわれが将来行う選択とどのようなものを創造するかに依存して決まってくるからである。このような点から見ると、マヤカレンダーが、ポールシフト、小惑星の衝突、自然災害、太陽黒点などの物理的な現象の影響で世界が終焉することを予言していると考えることは実にばかげている。マヤカレンダーは意識の進化を説明しているのであり、どのような意識が人間の内面から湧き上がってくるのか説明すること以外に、具体的な出来事の発生を予言するものではないのである。換言するならこれは、意識の変容とシフトはわれわれ人間の内面で起こる変化であるということだ。今回の世界的な不況突入の時期が比較的に正確に予言できた理由は、不況は人間の行動の結果であり、その行動はマヤカレンダーの基礎となっている宇宙樹との共振で出てきたものだからである。古代マヤ人によると宇宙樹とは、フナブ・クーという中心を持つ巨大な知性であり、マヤカレンダーの特定の時期にエネルギーの変容とシフトを引き起こしている実体である。2003年には銀河系のそのような中心が実際に存在していることが科学的に確認されている。これは科学のもっとも重要な発見の一つであり、2009年12月に出版される私の次回作、『目的を持った宇宙』でも詳しく取り上げた。この宇宙樹から放射されるエネルギーによって全宇宙の進化がシンクロナイズするのである。また、7つのDaysと6つのNightsという波のようなエネルギー変化のリズムと共振しながら、われわれ人間は自らの世界を作り出しているのである。
この点から見るなら、ヒストリーチャンネルやハリウッド映画が唱えるマヤカレンダーは世界の終わりを予告しているとするような理解は実にばかげている。マヤカレンダーいついて少しでも知見がある人ならば拒否する見方だ。このような見方は恐怖心を植え付け、いましなければならない課題から人々の注意をそらすものでしかない。持続可能な経済を構築しないと世界は終わってしまうことは事実だとしても、これはわれわれ人間の行動が招いた結果であり、すでに破滅することが事前に決まっているようなものではない。もし世界が滅ぶとしたら、それは、平和と一体性の意識へと進化しなければならないというマヤカレンダーのメッセージにわれわれは耳を貸さなかったからであろう。Y2Kのような未来の特定の日付に焦点を当てて恐怖心を煽ることは、われわれが自分の行動に責任を持つことを阻害する行為となる。
このような罠に引っかからないようにするためには、マヤカレンダーから見ると、われわれはいまどのようなエネルギーの影響下にあるのか把握することが重要だ。世界不況の突入を予言することができたのは、ほかのアンダーワールド(サイクル)で何が起こったのか参照したからだ。一つ前のプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の第5の夜の開始は1932年であった。この年は大恐慌が世界的な規模に拡大した年であった。われわれはいま第5の6の日の中間地点(ミッドポイント、2009年5月9日~11日)にいる。同じやり方で以前のアンダーワールドで何が起こったのか参照することで、ミッドポイントおよび11月7日で終了する第6の日の後半にどのようなことが起こるのか見当をつけることができる。プラネタリーアンダーワールドの第6の日のミッドポイントは1962年である。このアンダーワールドの後半は1962年から72年である。この年に何が起こったのか思い出してほしい。冷戦の発展としてのキューバのミサイル危機が起こった年だ。そして翌年にはビートルズが大ブームとなった。私はこの年イギリスにおり、ヨーロッパやアメリカにビートルズが広がる前にブームを体験する幸運に恵まれた。もちろんここで私が強調したいのは音楽のことではない。フランスの5月革命からアメリカの反戦運動やヒッピームーブメントへとつながる新しい文化の再生と実験の動きなのである。この運動はそれぞれの国で特徴的な形をとって現れたが運動は世界的にシンクロしていた。すべての運動は、すべての権威を疑問に付し、体制に組み込まれることを拒否した。中国の文化大革命のように明らかに行き過ぎのケースもあったが、現在のわれわれの社会に存在する平等主義や開かれた社会の思想はこの時代に起こった運動に負っている。もちろん、現在の世界は1962年当時とは大きく異なっている。1962年は経済成長がテーマだった異なったアンダーワールドの支配下にあった。現在のわれわれの課題は、持続可能な経済を下から作り上げて行くことなので、過去のアンダーワールドとの比較も意味がある。危機の時代は創造性が開花するときでもある。そのような創造性は、既存の体制には埋没しない自主的な運動の形態をとるのである。そしてもし世界不況がマヤカレンダーで予測可能だったのなら、宇宙樹は将来思ってくる下からの庶民による運動をサポートするはずなのだ。すでにはっきりしていることは、古いやり方はもはや通用しないので、新しい何かが出てこなければならないということだ。もしこのことがいま理解できないのなら、2009年11月7日から2010年11月2日の第6の夜の期間に経済成長を目標にするシステムにはもはや戻ることが不可能なことがはっきりするだろう。こうした理由から、私はこの読者全員を5月9日から11日まで続く、5000年間で最初の持続可能な経済の出現を祝う世界的な瞑想の儀式に招待したい。これは多くの人々が一緒に共有している意志である。しかしながら、世界的な規模で持続可能な経済のシステムが実際に形成されるかどうかはこの瞑想の儀式とは異なった問題である。
この瞑想でわれわれが焦点をあてなければならないことは、このような変化を引き起こすためにわれわれはどのような存在とならなければならないのかということだ。いま宇宙樹(マヤカレンダー)の考え方はまだほんの少数の人が共有しているに過ぎないが、この考え方が多くの人に広まることで、これから人間が資源や仕事など多くのものを共有する慈悲深い生き方が形成されるのを助けることだろう。共有の精神、協力と思いやりが、2009年5月9日~11日の第6の日のミッドポイントに行われる世界的な瞑想の儀式には必要なのである。もし新しい方法にそのような思いやりと協力の精神が欠如していたのなら、われわれは再度古い秩序に逆戻りしてしまうことだろう。世界的な瞑想の儀式はそれだけで問題を解決するものではない。だが、明らかにそれは大きな助けとなるのである。宇宙樹と結合することで、2011年10月28日というエネルギーが最大限に高まる日に向けて、われわれが目標を実現できるように慈悲心を喚起することができるのだ。世界的な瞑想の儀式では、宇宙の計画の一つであると思われる持続可能な経済を作る庶民による下からの運動に焦点を当てるつもりである。
以上
日本時間では今週の日曜日からミッドポイントに入った。この期間は明日まで続く。
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