なんとなく様子が変わってきた3
経済の動き
6月は始めにはすでに乗り越えられたとして楽観的なムードがただよっていたが、6月16日には大手証券リーマンブラザースの巨額損失が明らかとなり、金融危機は去るどころか、これから本格化する可能性さえあることを強く印象づけた。
「サブプライム損失4000億円 米リーマン、初の赤字転落
米証券大手リーマン・ブラザーズが16日に発表した2008年3-5月期決算は、米サブプライム住宅ローン問題に関する損失が約37億ドル(約4000億円)に達したことから、純損失が27億7400万ドルとなり、1994年の上場以来、初めての赤字に転落した。」
こうした動きに呼応し、警告を発するエコノミストが米国でも次第に増えつつあるようだ。数日前、ABCニュースにコメンテイターとして出演したビジネスウィークの記者は以下のように論評していた。
「これは神の創造的な破壊と同じような状況だ。次の時期の発展の基礎を作るために、損失を出した金融機関は容赦なく破壊されなければならない。この破壊はいま始まったばかりだが、こうした処理を通して発展して来たのがわれわれの資本主義社会だから、これはしょうがないことである。」
このような論調が次第に増えつつあるように、筆者には見受けられる。ムードのこうした変化は、次に巨大金融機関の破綻があった場合、FRBはベアスターンズの時のように救済しない、ないしはできない可能性を示唆しているかもしれない。
原油高と加速するインフレ
ところで、状況をさらに悪化させている要因はインフレの加速である。すでに原油は1バーレル、140ドルを越える水準まで高騰し、インフレ加速の主要な原因になっている。
だが、需給関係が逼迫しているので原油が高いのかといえば決してそうではない。実際の需要から算定された原油の適正価格は50ー70ドル前後に落ち着くと考えられ、とても現在のような140ドルなどという価格水準ではない。
そこで原油高の主要因として注目されているのが原油先物市場における投機である。株式などの他の金融マーケットに比べ原油などの商品市場は規模がはるかに小さいので、投機的な資金が他のマーケットから流入してくるといっぺんで商品価格は高騰してしまう。これが原油高の基本的な原因だと言われている。
確かにこれは否定しようがない事実である。だが、そもそもなぜへッジファンドなどの投機的な資金が原油の先物に流れるようになったかというと、その原因は別なところにある。それはドル安である。
FRBによるドル散布とそれに伴うドル安
ベアスターンズの破綻が明らかになって以来、3月20日あたりからFRBは、大幅な利下げ、及び金融機関の保有する証券類を担保にした緊急融資というより直接的な形態などを通じて、莫大な額のドルを市場に散布した。この処置により金融破綻が避けられたため、FRBの素早い対応を称賛する声も強い。
だが他方では、ドルのこうしたばらまきによってドルの貨幣価値はとことん低落し、ドル安が加速するようになってしまった。
ところで、原油の取引はドルが唯一の基軸通貨であるため、すべてドル建てで行われている。なのでドルが安くなるということは、それに合わせて原油価格が高騰することを意味する。
一度原油価格が高騰すると、これに目をつけた投機資金が原油先物市場に流れ込み、これによってさらに原油価格は押し上げられるようになるという悪循環に入る。そして原油価格のさらなる高騰は、国内物価を押し上げインフレの原因となる。これが現在の状況である。図式化すると以下のようになる。
「FRBによる金融機関救済のためのドルのバラマキ」→「ドル安」→「原油および商品の価格高騰」→「投機的資金のさらなる流入」→「さらなる価格高騰」→「インフレの悪化」
何度もこのブログで取り上げているが、インフレ率が企業の利益率を越えるようなことにでもなれば、生産的投資はストップしてしまう。商品の先物を大量に買い込み値上がりを待って売ったほうが、企業に投資するよりもはるかに儲かるからである。1973年のオイルショック時に現れた状態だ。
政策金利を上げざるを得ないFRB
インフレの加速は確実に国民の生活水準を低下させる。そしてそれは、国内の需要を減少させて市場を縮小させるため、景気は一気に減速へと向かう。このような状況から吹き出す国民の不満は、政治的に強い圧力となり、政権交替を要求する声となる。
これをなんとか回避するためには、FRBは政策金利を上げて市場に出回るドルを抑制し、ドル安を押さえ込むしかない。これが行われると、先の図式とは逆のパターンになる。
「政策金利の上昇」→「ドル高」→「原油および商品価格の低下」→「投機的資金の逃避」→「価格のさらなる低下」→「インフレの沈静化」
増大するインフレ懸念に対処するために、FRBが政策金利を上げてくるのはもはや時間の問題だと言われている。それとともに、ほぼ似たような状況にあるECB(EU中央銀行)も利上げを行うことが確実なため、世界的に政策金利が上昇するだろうといわれている。
同じ救済策はとれないFRB
だが、前述のビジネスウィークの記者が述べている通り、大手金融機関の巨額損失の計上はこれからも相次ぐ可能性がある。
数カ月前FRBは、破綻しつつあった金融機関にほぼ無制限ともいえるような巨額のドルを融資することで難局を乗り切ったが、政策金利を上げインフレを抑制しようとしている今の時点では、同じ政策をとることはまず不可能である。すなわち、これから先は、たとえ金融機関が破綻に瀕していたとしても、これを積極的に救済する手立てはないだろうということだ。
今回巨額損失を発表したリーマンのようなケースはこれからも相次ぐことが予想できる。とするなら、やはり金融破綻のような事態は起こるのだろうか?
このブログでは、破綻は金融部門よりも実体経済で早く発生し、金融部門は、後になってから実体経済の落ち込みを反映するような形で、なし崩し的に落ち込むのではないかと予想していた。
なぜなら、グローバリゼーションの結果、金融部門は歴史上かつてないほどの巨額な資金をコントロールできるようになっており、さらにそうした資金は「スーパークラス」と呼ばれるほんの一握りのインサイダーグループのコントロール下にあるからである。この結果、彼らのいわば粉飾決算をも含めた「事前調整能力」は巨大になっており、金融破綻も事前に調整され回避される可能性が大きくなっているからだ。今回も3月20日から4月20日までのように、事前に回避されるのだろうか?
ストラトフォー(戦略予測有限会社)の予測
確かにFRBが政策金利を上げると、一時的にドル高の状態になるため、ドル建てで取引されている原油や商品の価格も下げに転じるだろうと予測されている。このため、最大の懸念材料であるインフレも次第に落ち着くだろうと見られている。
そうすると、金融破綻は「事前調整」によって回避され、インフレも金利の上昇によって沈静化するため、世界経済はゆっくりと減速しながらももとの成長軌道に戻るだろうという予測も成り立つ。これですべてうまく行くということだ。じっさいそのように報道しているマスメディアも少なくない。
だが、そうはうまく行かないと警告を発しているのがストラトフォーの最新レポートだ。何度もこのブログで取り上げたのでもはや周知だろうが、ストラトフォーとはCIAを最大の顧客とし、世界情勢の分析および予測を提供する民間の研究所である。その予測は現実的で、これまでめったに外したことがないといわれている。
6月12日、トウモロコシは1ブッシェル、7ドルという史上最高値をつけた。以下の記事を参照していただきたい。
「トウモロコシ、1ブッシェル=7ドル突破 食糧価格高騰に拍車
米最大の穀物地帯で「コーンベルト」と呼ばれる中西部の農地が記録的な豪雨や洪水に見舞われ、トウモロコシや大豆の生産に影響が広がっている。バイオ燃料の原料として需要が過熱する最中の供給不安だけに、トウモロコシの先物価格は初めて1ブッシェル=7ドルを突破した。飼料としても使われるトウモロコシの生産に影響が広がれば、食肉や乳製品など食料価格の高騰に拍車がかかるのは必至だ。」
これを受け、ストラトフォーは同じ12日に、高騰する食料価格から今後の世界情勢を予測したレポートを発表した。そこでは以下のように述べられている。ポイントだけを要約した。
・今後、各国が高金利政策を採用するとドル安となり原油価格は下がる公算が大きい。
・だが、たとえ原油が安くならなかったとしても、食料価格の高騰に比べれば原油価格高騰の社会的影響は小さいといわねばならない。
・原油価格が極端に上昇したなら、車に乗ることを徹底的に控えたりしてエネルギー消費をとことん抑えたり、また代替エネルギーを効率的に使えばなんとかなるはずだ。
・しかし食料価格の高騰およびその欠乏はそうは行かない。人は石油がなくてもなんとか生きられるが、食料なしでは生きられない。
・ところで、原油価格の高騰と食料価格の高騰とは異なったメカニズムが働いている。
・原油は、需給の逼迫ではなく、ドル安に基づいた投機的資金の流入という金融的要因が強いが、トウモロコシなどの食料価格の高騰は、米国中西部の洪水やオーストラリアの歴史的干ばつにような気象異常に基づく農業生産の減少が原因である。
・気象異常の原因が地球温暖化にあった場合、食料価格の高騰は長期的なトレンドとして定着する可能性が大きい。
・このような状況では、食糧生産国は勝ち組である。これらの国々は、自国の消費分を確保するために輸出を停止し、食料を適正価格で流通させるための補助金を出することで民衆の不満を押さえ、政権の安定を図ることができる。すでにこれは多くの食糧生産国が実施に踏み切っている。
・他方、負け組は食料を輸入に依存した国々である。食料価格の高騰は国内で暴動を引き起こし、政権を不安定化させる大きな要因となろう。
・これを避けるためには、政府は何としてでも食料を調達してこなければならなくなる。
・しかし、実際に市場に出回る食料はわずかである。どれだけ金を持っていても商品そのものがないのだから買うことはできない。
・そのため、今後食料輸入国の間で食料の争奪を巡るトラブルが多発するはずだ。それは状況次第では戦争にまで発展するだろう。
・現在の食料価格は高騰してはいるが、国家間の紛争の原因となるほどには高騰していない。なので、こうした紛争や戦争がすぐに発生する状況にはない。
・だが、食料価格の高騰が今後も続くとすると、食料の争奪戦が発生しないとも限らない。
いかがであろうか?食料の決定的な不足が原因となって紛争や戦争が勃発するというシナリオだ。
もしかしたら第一次大戦前夜に近い?
すでにあらゆるメディアで指摘されている通り、基軸通貨としてのドルが凋落し、米国を中心としたシステムから別なシステムへと急速に移行しつつあるのが現状だ。複数の地域経済の共同体が並立する多極化したシステムに移行するとの見方が強い。
だがどうであろうか?世界経済を担える多極化したシステムを構成するためには、各国が協調し利害を調整するための時間がたっぷり必要になる。
だが、ストラトフォーの分析が正しいとすると、いまの世界にはそうした時間の余裕があるのだろうか?新しいシステムが形を表す前に、食料をはじめ乏しくなった資源の争奪戦が始まってしまう恐れはないのだろうか?
そうした状況になった場合、それは各国が過剰な資本の投資先としての植民地を奪い合った第一次大戦(1914年)に近いのかもしれない。
これから先どうなるか判断をつけるために、やはり予言のフレームワークにあたってみるべきだろう。
「Web Bot」の最新予言を掲載するつもりであったが、あまりに長くなるので次回に譲ることにした。
マヤカレンダーのミステリーサークル
これも次回詳しく書く話題だが、3年前イギリスでマヤカレンダーのミステリーサークルが忽然と出現した。すでに知っている人も多いかもしれないが、これを報告した「MUFON(相互UFOネットワーク)」の総会のビデオを入手した。実に奇妙なビデオである。

続く
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ちょっとしたアナウンスメント
みなさん、こんにちは。管理人のヤスです。いつものように更新が大幅に遅れており申し訳ございません。数日中にアップできるものと思われます。次回は、6月15日(昨日)発表された「Web Bot Project」の最新予言、ならびに「Stratfo」の予想記事です。お楽しみに。2008年10月7日が重要な転換点として示されています。
話は変わりますが、私がいつも読んでおり、このブログでもいつも紹介している英文の最新予言資料を教材にした英語クラスを作って欲しい、というリクエストをいただきました。内容的に面白そうなので、クラスを作ることにしました。実は、ブログで紹介している内容は、私が入手した資料(ほとんどは有料サービスの情報)のほんの一部にすぎません。「Web Bot Project」などは全体の3%程度です。ブログを書くとき、毎回情報の取捨選択に迷っており、紹介を断念した情報のほうが圧倒的に多いのが実情です。ですので、クラスでは私が入手したほとんどすべての情報をお渡しできるものと思います。また、いつも更新が遅れているブログよりも早く、それもリアルタイムで情報をお渡しできるはずです。
クラスは以下のような内容にするつもりです。
【目的】
① 英文の膨大な予言情報を的確に読み、重要な情報を読み取るリーディング方法の習得
② 英語のネット放送を聞き取り、情報を的確につかむリスニング
③ 最新の経済、政治、社会、予言情報の紹介と共有
【日時】
一回2時間、週一回。いまのところ曜日や時間は未定
【場所と期間】
いまのところ未定だが、基本的に都内になると思われる。期間は半年くらいを予定
【費用】
私が主催している他の英語クラスと同じ。週一回月4回、月¥21000
【人数】
10名以内
【内容】
いま思案中ですが、以下の項目はかならずカバーする予定です
リーディング
①「Web Bot Project」を読む
② コルマンインデックスのカール・ヨハン・コルマンの論文を読む
③ ジョン・ホーグの予言を読む
④ メルリンプロジェクトを読む
⑤ サイクルマガジンなどその他の重要情報を読む
リスニング
① Coast to Coast AMを聞く
② Conscious Media Networkを見る、聞く
③ リモートビューイングのEd Damesを見る、聞く(実際にRVのトレーニングをやることも考えています)
④ その他のネット放送を聞く
定員に達したところで締め切ります。参加にご関心のある方は以下のメールアドレスまで私に直接メールをください。英語のみならず、来るべき未来を真剣に考えるためのよいプラットフォームになればと考えております。
アドレス
info@yasunoeigo.com
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なんとなく様子が変わってきた 番外編
メルキセデク氏のインタビューの公開は終了いたしました。
本来は更新の予定ではなかったが、今回手に入れた情報がもしかしたら重要度の高い可能性も否定できないので、番外編としてアップすることにした。
はじめに
投稿欄にも書いたが、今回はこの記事を書くべきかどうか正直迷った。「フラワーオブライフ」などの著作やワークショップなどで日本でも広く知られている著名なヒーラーのドランヴァロ・メルキゼデク氏が、「マヤの長老評議会」の代表、ドン・アレハンドロ氏の訪問を受け、マヤカレンダーに込められた真の意味が一部明かされたというのである。ドン・アレハンドロ氏は3月の春分の日に合わせて来日し、伊勢神宮に参拝した後、東京、大阪、名古屋など各地で講演したので、ご存知の方も多いだろう。ここでもやはりマヤカレンダーの真のメッセージが語られたと聞いている。
ただ、今回ドランヴァロ・メルキゼデク氏が明かした内容は、はるかに具体的な内容である。日本で行われた講演内容がこれからの未来の方向性をいわば抽象的に表現したものであったとしたら、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の明かした内容は、どのような出来事がいつ頃起こるのか告げた具体的なものである。
筆者がこの記事を書くことを躊躇したのもこの点にある。内容が衝撃的なので、やはり書き方に工夫をこらし、記事のインパクトを和らげる方法が見つかってから書いた方がよいのではないかと思ったからだ。
また、ドランヴァロ・メルキゼデク氏は自分の哲学のターミノロジーを使用して解説しているが、筆者はドランヴァロ・メルキゼデク氏の哲学に関してあまりに知識が少ない。なので、筆者が書いた場合、誤解を与えるのではないかと危惧したことも、記事の公表を躊躇した理由の一つだ。もう少し氏の本を読んでから書いた方がといのでは、と思った次第だ。
だが、記事のもつ意味の重さからみて、やはり早く公表したほうがよいだろうと判断し、ここに書くことにした。記事は、解釈を加えることなく、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の話した内容の要点のみを伝える。
内容には筆者も十分に消化しきれないものが多い。したがって、一切の解説は加えず要約だけを行う。判断や解釈はすべて読者のかたにゆだねたいと思う。
「Conscious Media Network」
アメリカに「Conscious Media Network」というインターネットテレビがある。ここは、テレビの元キャスターのレギナ・メルディスとその夫のスコット・メルディスが、最先端科学やスピリチュアル分野の研究者や著者のインタビューを放映するために設立したネットテレビである。「Conscious Media Network」は以前このブログでも紹介したことがあるが、こうした分野の日本でも著名な人物のインタビューが放映されている。毎月、だいたい6人程度、一人一時間程度のインタビューが放映され、月が変わると別な人物のインタビューに入れ替わる、というように構成されている。
6月1日に6月度のインタビューの放映が始まったが、ドランヴァロ・メルキゼデク氏のインタビューはその内の一つである。
ドランヴァロ・メルキゼデク氏のインタビュー
以下がインタビューの内容の要約である。内容が多岐にわたっているのでポイントに分けて紹介する。
新刊本について
・今回新しい本が出版されたが、それはこれまでの本とはかなり趣向が異なる内容になっている。それは、これまでの私の個人的な体験が主な内容だ。
・自分の前世は、1890年代に生きたネイティブアメリカンのプエブロ族であった。今でも前世の自分の人生を細部まで非常によく覚えている。
・この14年間、自分はプエブロ族のもとに頻繁に化よっている。
・なぜなら、前世の自分が生まれ変わったら達成しなければならない責任のようなものがあり、それは14の項目からなっている。プエブロ族は、私を受け入れただけではなく、前世の私の記憶をすべて保存しており、その人物がまさに私であることを認めた。そして、私が今世でしなければならないリストを手渡した。
・私は最後の一つを除いて、13項目の責任をすべて果たした。これはプエブロ族の秘密に属する内容であるやめ、公表することはできない。
・プエブロ族とのこのような接触がきっかけとなり、私は世界各地に存在する伝統的な部族と関係を深めるようになった。予言で有名なホピ族やマヤ族とも関係を深めるようになった。新刊本は、個人的なスピリチュアルな旅に焦点を当てた本になっている。
グリッドについて
・グリッドは、日食の日の2008年1月25日に誕生し、それは、いまはまさに意識をもった生きた存在となった。
・グリッドは、1万3千年前に受精してゆっくりと成長し、一カ月で誕生した。
・グリッドの誕生に先立ち、クンダリーニの地域がこれまでのチベットからチリに移動した。チベットにクンダリーニは過去1万3千年間存在していた。
・今回のチベットで起こった事件は、クンダリーニの移動と関係があると思う。中国は、この移動を阻止しようとしたかっこうになった。クンダリーニの移動後、中国ではチベット仏教の弾圧がこれまでにない激しさで吹き出している。
・反対に、クンダリーニの移動先であるチリやその周辺地域では、これとは反対の運動がおきている。スピリチュアル的に活性化している。
マヤ長老評議会との接触
・グリッドの誕生で、あらゆる側面で人類の精神的な進化は加速しており、新たな段階への移行のときが近くなってきたことを暗示している。
・そのため、この機会をとらえ、さまざまな伝統的な部族が彼らのメッセージを世界に伝えようと、私に接触してきた。それは、ある意味でメッセージの送り手として私を使うということだが、それは私の喜びだ。これが私の使命だと思っている。
・昨年の7月、マヤ長老評議会の代表であるドン・アレハンドロ氏と彼の妻、エリザベスがアリゾナ州セドナ市の私の自宅を訪問し、会談を申し入れてきた。どんな話し合いになるのか見当がつかなかった。
・マヤ族は、ガテマラ、ベリーズ、メキシコの3地域に440部族が住んでいる。それぞれの部族は部族を代表する長老を選出する。それがマヤ長老評議会を構成するが、評議会はその中からマヤ族全体の代表を選出する。それが今回私を訪問したドン・アレハンドロ氏である。彼は13代続くマヤの最高シャーマンの家系に属し、マヤ文化の精神性を象徴する存在である。
・ドン・アレハンドロ氏がは次の点を指摘した。1)さまざまな団体や個人がマヤ族やマヤカレンダーについて書いてきたが、その多くの記述はわれわれマヤ族の考えとは相反している。2)過去500年の間、マヤ族はマヤカレンダーに込められたメッセージの意味について一切具体的に発言したことはない。3)人類が明らかに次の段階に移行しようとしているこの時期こそ、マヤカレンダーの真実のメッセージを公開するべきだという結論に達した。4)そのため、マヤ長老評議会は本を出版し、メッセージを広く世に問うことにした。5)この本は440のすべての部族長がサインとともに出版されるだろう。
・メッセージの公開に先立ち、ドン・アレハンドロ氏は私に、5大陸から60人のしかるべき人々を集めるように依頼した。彼らを立会人として、1万3千年間一度も行われることのなかったマヤの秘儀を執り行いたいという。(この60人の中に日本人がいるとはっきり述べている)
・まず私達はマヤゆかりの地であるガテマラのアティトゥラン湖に行き、その後、古代マヤの大都市であるティカルに移動した。それから、地下にある秘密の場所に移動、秘儀を執り行った。そこは地下の洞窟で、マヤ族が彼らの誕生の場所としているところである。彼らの許可なしにこの場所を教えることはできない。
・彼らはいくつかのサインが現れるのを待っていた。それらのサインはすべて現れたが、これは私のような現代人にとってはあまりに驚異的な体験だった。いまでも信じることができないくらいだ。このときに開始した儀式はいまでもまだ続いている。
・それとともに、今年の9月にはメキシコのマヤ族はもう一つの儀式を執り行う。それはマヤに伝わる水晶のどくろを用いた儀式である、13個の水晶のどくろがあり、それらはすべて生きている。この儀式を通して、どくろに隠されている秘密がマヤのシャーマンにそのまま転写される。それを受けシャーマンは、自らの知識を総動員してこれの解釈を行う。これによって、1)マヤ族がこの世に生まれた真の意味や、2)いまがどういう時期なのかが明確に示されるという。
・ドン・アレハンドロ氏によると、1万3千年前、マヤ族はアトランティスから来たという。1万3千年前、ポールシフトが起こり、アトランティス人の一部が現在のマヤの地域に移住しマヤ人となった。
・さらに他の一部はチベットに移住した。なので、マヤ人とチベット人はもともとは同じ民族であった。
・ホピの予言で有名なホピ族だが、彼らの予言ではもすぐ第四の世界が終わり第五の世界が始まることになっているが、それを告げる最後の予兆は「青い星の落下」という予言である。
・昨年の10月26日、ホームスすい星が太陽系に接近し大爆発した。それは青い輝きを放った。今回マヤの秘儀に招待されたホピ族の長老、グランドファーザー・エリックによると、ホピ族はこれを最後の予兆の成就と判断した。こののちにマヤ長老評議会はこれを追認し、2007年10月26日から終末の最終段階(エンドタイム)に入ったことを確認した。
・ちなみに、ホピ族とマヤ族はもともと同じ民族である。マヤ族の一部が北上して北アメリカに移住し、現在のホピ族になった。すでに両部族は、部族神話などの検討を通して、これが事実であると認定している。
2012年12月21日に何が起こるのか?
・ドン・アレハンドロ氏によると、この特定の日に何かが起こることはないという。
・マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ。
・それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない。地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである。
・地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている。14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ。
・このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である。
・最近、ヒストリーチャンネルでポールシフトの特集が組まれたが、そこに出演した多くの科学者がポールシフトの発生が近いことを認めた。
・かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した。この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている。
・今回、マヤ長老評議会として本を出版することを決意した理由は、1)このマヤ族の知識を世界と共有し、2)ポールシフトが実際に起こった際にうろたえないよう多くの人を準備させることにある。
・物理的なポールシフトが起こると、それは人知を越えた破壊をもたらすはずだ。われわれが知っている最大の地震はマグニチュード9くらいだろうが、ポールシフトに伴う地震はマグニチュード20などという想像を絶した規模になるはずだ。
・だが、どれほど巨大な変化に見舞われようとも、それを恐怖してはならない。これは、人類が精神的に次の段階に移行するためには避けて通ることのでかいない過程だからだ。
・ちょっとしたことに気をつけ、準備することで生き残れる可能性はずっと高くなる。マヤ長老評議会が出版する本にはこうしたなくてはならないアドバイスを書いておく。
・ポールシフトを生き残る人間はすでに選ばれている。こうした人々は、本人は偶然と思ったような出来事の重なりで結果的には救われるだろう。死のうとしても死なないのだ。
・ところで、移行後に訪れる新たな世界は、歓喜して喜ぶようなすばらしい世界になるはずだ。これまでの世界とはまったく異なっている。
・現在の地球は、人類の進化段階が低くあまりに残虐だったため、宇宙的なコミュニティーから隔離された状態にいる。だが移行後、この隔離状態は解除され、人類が宇宙的なコミュニティーの一員として受け入れられるようになるだろう。
・2009年4月、マヤ族やホピ族を始め全世界の100の諸部族が、私の自宅があるアリゾナ州セドナ市に集合し「次の段階への移行の儀式」を行うことになっている。
・この儀式によって、実際の移行ははじまるはずだ。この儀式で何が起こるのか私もまったく分からない。
以上
投稿に関しては以下の方針に従い、どうしても必要な場合以外は削除しないことにしております。
意味産出の現場としてのBBSやブログ
また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。
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