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    2007-06

    マヤカレンダー(8)

    バイブレーション

    コルマンによると、「Days」に放出されるケツァルコアトルの創造的なエネルギーは、世界樹のバイブレーションとして放出されると古代マヤでは考えられていたのではないかという。その意味で世界樹は、意識進化をつかさどるペーズメーカのような役割を果たしている。それはマヤカレンダーを進行させるいわばエンジンのような存在である。図式化すると次のようになる。

    世界樹のバイブレーション→ケツァルコアトルのエネルギーの放出→マヤカレンダーの回転

    そしてこうした世界樹は、経度20度に位置に実際に存在すとマヤでは考えられていたのではないかという。

    宇宙樹

    だがマヤカレンダーの根源は世界樹に止まらないとコルマンはいう。世界樹にエネルギーを放出するように働きかけるさらなる実体があるというのだ。

    それが宇宙樹である。コルマンによると、宇宙樹は世界樹とまったく同一の形をしたその宇宙大の拡大版である。宇宙樹の幹の部分は天の川にあり、その中心は銀河中心とちょうど重なる位置になる。

    古代マヤでは、銀河中心はフナブ・クー(Hunab Ku)とよばれていた。フナブ・クーは、数あるマヤの神々の中の最高神である。それは地球や太陽を含むさまざまな惑星を形成したいわば「母の子宮」としての宇宙神であるのみならず、意識進化のパルスを送っている大本にあるものだとも考えた。

    そうすると、DaysとNightsが織り成すマヤカレンダーは、けっきょく宇宙樹の活動、なかんずくフナブ・クーの活動を表現したものだというのだ。

    世界樹は、あくまでフナブ・クーを中心に持つ宇宙樹のコピーだ。それは宇宙樹のバイブレーションを受信して一緒に共振する地上の受信機のようなものだとコルマンはいう。

    では宇宙樹、フナブ・クーのバイブレーションとはどのようなものなのだろうか。コルマンがいうには、これをマヤ人は、フナブ・クー(銀河中心)から発せられる光やパルスとしてとらえていたのではないかという。マヤ人は銀河中心が存在することを明らかに知っていた。フナブ・クーとしての銀河中心から発せられる光やパルスは地上の世界樹によって受信される。それがマヤカレンダーを回転させるケツァルコアトルの真の姿だ、ということだ。それは次のように要約できよう。

    フナブ・クー(銀河中心)からの光やパルスの放出→地上の世界樹のバイブレーション→マヤカレンダーの回転→新たなDayの開始(意識進化の過程)

    奇妙なシンクロ

    だが本当にこのようなことが実際に起こっている可能性はあるのだろうか。それは古代マヤ人が、マヤカレンダーが何であるのか説明するために考えついた神話ではないのか。

    そうかもしれない。だが、これが現実に起こっている可能性を示唆する発見が相次いでいるのも事実なのだ。以下の記事を見てもらいたい。

    Strange Rumblings at the Center of our Galaxy
    (銀河中心の奇妙な轟き)

    日本語要約はエハン・デラヴィ氏のブログから引用

    「2005年10月18日に発表されたのは、物理学教授、または天文学者でもあるスコット・ハイマン博士の驚くべき発表でした。

    天の川銀河の中心に何かたいへん不思議なものが発見された。ニューメキシコ州にあるソッコロ天文台を使って、低周波のラジオ波を分析したところ、点滅したような、シグナルのようなものに気づきました。

    そのシグナルは(2002年の9月30日から10月の1日までの間)7時間中77分毎に五つの、とてもエネルギーの高い、そして明るいラジオ波が10分ずつに点滅し続いたとのことです。

    博士と同僚たちは、そのシグナルは何らかの知性があったように思いました。9世紀のマヤ文明の崩壊までは、彼らの驚くべき天文学的な知識では今の科学がようやく分かってきたことですね。」

    この記事の全文翻訳は「ChemBlog-ケムログさん」が発表している。ぜひお読みいただきたい。ここではその一部を引用する。

    『2005年10月18日、アルタ・カリフォルニア、ロサンジェルス(ACN)この年の3月、スウィート・ブライア・カレッジの物理学教授で天文学者のスコット・ハイマンは、驚くべき発表を行った。ハイマン博士と彼の同僚は、天の川銀河の中心で非常に奇妙な何かを検出したとする記事を、科学誌ネイチャーに寄稿した。2002年にニューメキシコ州ソコロの、巨大なアレイ望遠鏡が撮影した、低周波の電波イメージを分析しているうちに、ハイマン博士と彼の同僚の研究者は、理知的に指向する断続性の信号を検出した。信号は、5つの活動的な等光度の無線放射で構成されており、9月30日から10月1日にかけての7時間に、77分周期で現れ、それぞれは10分間継続した。発見は、スコット・ハイマン博士と天文学会全体を「頭をかくほど当惑させた」。』

    これが本当なら、もしかしたら、われわれはマヤカレンダーにある通りの意識進化の過程に実際にいるのかもしれない。だとするなら、これからわれわれはそれぞれ個人として何を体験するのだろうか?興味がつきないところだ。

    最後に、コルマンのサイトを紹介する。残念ながら日本語の翻訳は一切ないが、興味にある方はぜひ読んでみたらいかがだろうか。

    The website of Carl Johan Calleman

    とりあえずここで一度マヤカレンダーを終えることにする。
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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

    マヤカレンダー(7)

    これまではコルマンのマヤカレンダーの解釈をみてきた。コルマンの解釈の特徴は、意識の進化の予定表を表したものがマヤカレンダーだと考えることにある。

    だが、意識進化の予定表などというものが本当にあり得るのだろうか。あり得るとしたのなら、それはどのようなメカニズムに基づいたものなのだろうか。コルマンはこうした疑問にも彼なりの方法で解釈してみせる。

    コルマンの解釈

    コルマンはその著作やエッセーの中で「Cosmic Plan(宇宙の計画)」や「Divine Plan(神の計画)」などという言葉をよく使っている。これらの言葉からはコルマンが「神」のような超越的な実在の存在を主張したがっているかのような印象を受けるかもしれない。たしかにそうした側面もあるにはある。だがコルマンの意図は、そもそも意識の進化などということがなぜ可能になるのか、その背後に潜むメカニズムの解明だと思われる。

    ケツァルコアトル
    ケツァルコアトル

    すでに解説した通り、マヤカレンダーは9つのサイクルで構成されているが、どのサイクルも、事態が変化し新しい状態が創造される7つの「Days」と、古い秩序のより戻しによって変化が押し止どめられる6つの「Nights」でできている。変化のDaysと押し戻しのNightsというわけだ。DaysとNightsはそれぞれ交互に続きながら、一つのサイクルに込められた進化のテーマが完成する。これがコルマンの解釈である。

    コルマンがいうには、古代マヤ神話の中に登場する「ケツァルコアトル」こそ「Days」を支配する神の姿だと主張する。

    神話の中のケツァルコアトル

    ケツァルコアトルは、広くメソアメリカで信じられた、人々に人心供養をやめさせた平和の神である。(※実際マヤではククルカンとよばれるが、コルマンはケツァルコアトルを使っているのでここではそれにしたがった)その名はアステカのナワトル語で「羽毛ある蛇」を意味している。また、ケツァルコアトルは白い顔の男性とも考えられ、「セーアカトル(一の葦の年)に復活する」と宣言してアステカを立ち去ったといわれている。そのことから、16世紀初頭にスペインのコルテスがメキシコにを侵略したとき、1519年が一の葦の年だったため、アステカ人達は白人である彼らをケツァルコアトルの再来かと思い侵略を許してしまったということだ。

    実際のケツァルコアトル

    だがコルマンは、神話の解析から、マヤ人はケツァルコアトルを人の形をした人格神とは考えられてはいなかったと主張する。ケツァルコアトルは、創造的な光りないしはエネルギーそのものとして理解されていたのではないかと考える。

    それは、マヤカレンダーのスケジュールにしたがい、定められた時期がくると作動するスイッチか、または意識を進化するために放出されるなんらかのエネルギーのようなものであった。その意味でコルマンはそれを、「Cosmic Light(宇宙の光)」とか「Divine Light(神の光)」などと形容している。

    テスカトリポカ
    テスカトリポカ

    では「Nights」はどうなのか。やはりマヤやアステカの神話の中に、これを支配する暗いエネルギーの存在が見いだせると主張する。それは、テスカトリポカだ。

    テスカトリポカは 夜の暗闇を司るとされる神の名だ。それは「煙を吐く鏡」の意味だといわれる。復讐や懲罰の神でもあり、畏怖される夜の神であったとされる。この神はしばしばジャガーで象徴されるが、それはジャガーの斑点が夜空の星を連想させるからであったという。

    コルマンは、マヤ人はやはりテスカトリポカも意識進化を押し戻し変化を抑止してしまう暗いエネルギーとして考えていたのだと主張する。

    そうするとマヤカレンダーのサイクルでは、ケツァルコアトルの創造的な光りとテスカトリポカの暗いエネルギーが絶えず相克しながら意識の進化が達成されるということになる。それがマヤカレンダーだ。

    世界樹
    世界樹

    ではケツァルコアトルやテスカトリポカが宇宙的なエネルギーの名前だとしても、それらの作動をつかさどっているものはなんなのだろうか。それらのエネルギーはある日突然と放出されるのだろうか。「Days」と「Nights」は交互に出現する。ランダムにでてくるわけではない。だとするなら、その規則的な表出をコントロールしているものは何なのか問われてしかるべきだ。

    コルマンによると、それをコントロールしているのが「世界樹」である。世界樹は、マヤの神話のみならず、マヤのいたるところで遺跡として発見されている。それは一見すると十字架を思わせる形をしている。

    世界樹は、世界ができる前から存在し、東西南北の四つの方角を定めた世界創造の木とされている。
    方角を定めた世界創造の木


    続く

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