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    2007-05

    マヤカレンダー(1)

    ネットでもマヤカレンダーは広く紹介されているので知見のある人も多いと思う。ただ、これがいったい何を意味しているのか議論はつきないところである。マヤカレンダーにはさまざまな解釈があり、その全体像は十分に紹介されているとはいえない。このブログでは筆者が特に面白いと思った解釈を取り上げ、これをいまの現実に適用したら世界の未来がどのように見えるのか試してみたい。にここでは日本ではほとんど知られていないスウェーデン人科学者のカール・ヨハン・コルマン(Carl Johan Calleman)の解釈を取り上げる。

    マヤカレンダーには一年365日を周期としたハーブ暦、1から13までの数字(係数)と20の「日」が順次組み合わさってできるツォルキン暦(TZOLKIN)、そして187万2千日(約5125年)の周期の長期暦(Maya Long count)の三つが存在する。

    これらのカレンダーでもっとも多くの人の関心を集めて来たのが長期暦である。開始点の西暦との対応関係がはっきりしているので終了する時期も明確なのが関心を集めた理由のひとつであろう。長期暦は紀元前3114年8月11日から始まり2012年12月21日(ないしは12月23日)で終了する。長期暦はツェツェンニツァのピラミッドをはじめマヤの多くの建造物に刻印されている。そのため研究も進んでいるらしく、長期暦の開始時点と終了時点には多くの解釈者がほぼ同意しているようだ。

    だがこれが何を意味しているのかいえばその解釈はさまざまだ。共通した解釈のようなものは存在していない。

    二つの解釈

    だが大きく分けると、マヤカレンダーには次の二つの解釈枠が存在しているようだ。

    1)地球の太陽の長期サイクルや太陽系の銀河面の公転周期など実際に存在する宇宙の現象をさしていると考える解釈。

    2)前者のような物理的な変化ではなく、人類の意識のスピリチュアルな変化のリズムとして理解する考え方。

    ここではそのすべてを紹介できないが、前者には地球の歳差運動との関連でマヤァレンダーを解釈し、近年注目を集めつつあるジョン・メイジャー・ジェンキンズ(John Major Jenkins)などがいる。

    コルマン

    2)のカテゴリーに属し、ユニークな解釈を展開しているのがカール・ヨハン・コルマンだ。

    コルマンはもともとストックホルム大学でPh.Dを取得した生物学者で、以前はワシントン大学のシニアリサーチャーや世界保健機関の研究員を努めていたこともあるようだ。現在はスウェーデン国立ダーラナ大学で環境工学を教えている。1979年以来マヤカレンダーに関心を持ち、1990年代の初めからもっぱら研究分野をマヤカレンダーに絞り、ネットを中心に数多くのエッセーを発表している。もとは自然科学の研究者であったというバックグラウンドを持つ異色の解釈者だ。

    残念ながら日本語の翻訳はまだだが、以下の本が出版されている。

    The Mayan Calendar and the Transformation of Consciousness

    Solving the Greatest Mystery of Our time : The Mayan Calendar

    The Mayan Calendar & The Transformation of Consciousness

    筆者の友人が「The Mayan Calendar and the Transformation of Consciousness」の翻訳を手がけるそうなので、近いうちに日本語でも出版されるかもしれない。

    コルマンの解釈

    コルマンの解釈の特徴は、他の解釈者にはみられないそのユニークさにある。コルマンによればマヤカレンダーが本当に指し示しているのは意識総体の超越的な(神的な)進化の厳密な予定表であり、天体の周期など実際に存在するいかなる現象とも直接には関連していないと考える。すでに存在する意識進化のコズミックプラン(Cosmic Plan)を表現したものがマヤカレンダーだということだ。

    このため解釈の焦点は長期暦に絞られ、サイクルがより短い260日周期のツォルキン暦は、長期暦を回転させるために必要な単なる小さな歯車のようなものとして理解されている。

    長期暦

    コルマンによれば、紀元前3114年8月11日から始まり2012年12月21日(ないしは12月23日)で終了するとする長期暦は、実際の長期暦のほんの一部である。マヤのピラミッドなどに刻まれているさまざまな痕跡からマヤには10億年以上の時間の単位が存在しているので、実際の長期暦はこれよりもはるかに長い時間をカバーしているのではないかと考える。実際の長期暦には以下のような九つのサイクルが存在しているとする。

    長期暦


    各サイクルの日本語訳は以下のとおり。名称はそれぞれのサイクルの特徴を分かりやすくするためにコルマンが便宜上命名したものだ。

    Cellular
    細胞形成
    Mammalian
    哺乳類
    Family
    家族
    Tribal
    部族
    Cultural
    文化
    National
    国家
    Planetary
    惑星
    Galactic
    銀河系
    Universal
    全宇宙(普遍の段階)


    続く
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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

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