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    2023-03

    第六の夜に向けて3

    11月9日

    今回もまた大幅に更新が遅れてしまった。いずれなんとかしたいとは思っている。

    本の出版のお知らせ

    marx

    「いったい世の中どうなっているんだ!こんな時はマルクスに聞け」高島康司著

    定価¥ 1,470 道出版

    体裁としては「資本論」の解説書のような本だが、マルクス礼讚の本ではない。われわれはこれからなんとしてでもサバイバルして行かねばならない。そのための状況認識のための書として有効だと思う。よろしかったらぜひどうぞ!

    予言解説書11の有料配信

    「予言解説書11」が完成しました。配信をご希望の方は筆者に直接メールしてください。これは9月15日に配信されたALTAのレポート、「来るべき未来の形 0巻2号」の詳細な要約です。

    今回のALTAのレポートは、現実味を帯びてきたアメリカで革命が始まる過程を詳細に描いております。最近、首都のワシントンで200万人の史上最大のデモがありましたが、いま起こっている現実とオーバーラップする描写が続きます。

    また、今回は日本文化に関する記述が多く見られます。これも実に興味深いです。

    info@yasunoeigo.com

    うまい讃岐うどん

    また今月も高松に講演に行くことになった。高松といえばやはり讃岐うどんである。以前に紹介したが、やはり讃岐うどんでは小西社長の「こだわり麺や」が一番だ!高松に行くとここのうどんがめちゃ食べたくなる。オンラインショップで注文してもうまかった!

    有料メルマガのご紹介

    10月25日のクリフ・ハイの緊急警告は外れたと判断してよいだろう。今回のメルマガはなぜ崩壊の予測が外れるのか深く考察し、基本的には「論理的に予測可能な予言は外れる可能性が高い」という結論になった。

    また、今回全訳を掲載したコルマン博士の最新論文から第6の夜の期間に何が起こるのか解読した。

    コルマン博士最新論文全訳

    11月1日、コルマン博士は最新論文「2012年への最後の段階:11月8日ー第6の夜の開始」を発表した。一部メルマガには紹介済みだが、今回は全訳を掲載する。

    2012年への最後の段階:11月8日ー第6の夜の開始

    2009年11月8日から2010年11月2日までの第6の夜の期間の説明をする前に、マヤカレンダーに関する異なった解釈がさまざまあるので、基本的な内容を最初に確認したい。そのような解釈には、マヤカレンダーが終わる日は、これまでのサイクルの終わりと新しいサイクルの始まりに過ぎないと考えるものがある。しかし、マヤカレンダーの終わりの日には、それが再帰的なサイクルの単なる終了点と開始点であるということよりもはるかに深遠な意味があると私は考える。マヤカレンダーを刻印しているマヤのトトュグエロの遺跡には9つの宇宙の諸力が顕現するとはっきりと記されている。また、現代科学が提示するさまざまな事実から見て、宇宙的な計画の9つの進化段階がすべて同時に終了するポイントに近づいていることは明らかである。これはどういうことかというと、マヤカレンダーの終了点は新しいサイクルの出発点などではなく、宇宙が始まって以来続いてきたすべての進化の過程が終了する地点を表しているのだ。このような進化のプロセスの終了は、地球における調和と、永遠の平和をもたらすことであろう。

    言葉を変えれば、これから起ころうとしていることは、これまでの宇宙の歴史で一度も起こったことがないようなことなのだ。しかし、おそらく多くの人はこの差し迫った変化を受け入れることは困難で、拒絶すると私は思う。意識のどんな変化もかならず社会関係の変化を伴うものである。大多数の人は目の前で起こりつつある社会的、経済的な変化を受け入れるよりも、2012年12月21日にとてつもない天文学的な変化が起こる日として、それをファンタジーのように扱うことを好むのだ。しかし、現実のマヤカレンダーは、特定の日に起こる特定の出来事を予言するものではない。マヤカレンダーは、カレンダーに記されている宇宙的なエネルギーの変化が引き起こす意識進化の神的な予定表なのである。したがって、われわれの意識はマヤカレンダーの終点である2011年10月28日が来るまで一歩一歩変容が進められるのである。このとき、宇宙のもっとも調和の取れた状態が実現するのである。もちろん、われわれはまだその日には到達してはいないが。

    この意識進化の予定表では、2009年11月8日からは第8段階の第6の夜の期間に入る。私のマヤカレンダーの解釈が正しいのであれば、第6の夜の期間は人類の歴史でかつてないような、意識のもっとも重要な変容の時期になるはずである。これからどのような世界が生まれつつあるのか明確なので、特にエキサイティングな期間になるはずだ。だが、これは多くの人にとってはものすごいチャレンジであることも明らかになりつつある。そのようには感じないかもしれないが、この困難はまさに新しい世界の生みの苦しみなのである。これを理解することはとても重要である。もし人々がこの新しい世界がどのようにして誕生するのか現実的に認識できるようになれば、単なる希望的な観測ではなく、未来に対するしっかりした希望をもつことができるだろう。しかし、残念ながらマヤカレンダーの解釈を巡っては混乱が生じており、マヤカレンダーの専門家を名乗る人々てすら、宇宙の9つの諸力が顕現しつつあり、この諸力の発現によって新しい世界が誕生するという古代マヤ族の知識を否定しているのである。

    したがって、これから何が起こるかはギャラクティックアンダーワールドの第6の夜の期間の認識だけでは分からないのだ。図にあるように、最後の段階のユニバーサルアンダーワールド(第9サイクル)のエネルギーが現れる。また、これまでの過去のサイクルはすべて同じ時期に終了する。こうした事実を第6の夜のエネルギーとともに考慮しなければならないのだ。このすべてのサイクルの終了地点の重なりと、そしてサイクルの段階が上がるにしたがって時間が加速するという事実のため、これからの期間はものすごく密度が濃く、また複雑な過程となるのである。私は2009年10月31日にこの論文を執筆しているが、いまわれわれは第6の日の終わりに向かっている。この期間は種が果実へと成長する期間であった。そしてその過程はそのまま第6の夜に引き継がれる。私が以前の論文で予測したように、エコノミストは、世界的な不況、少なくとももっともひどい時期は終わったと認識している。しかしながら、私は5月に発表した論文で景気の下降とドルのいっそうの下落が第6の夜に入るころに起こると予測したが、これを裏付けるようなことが世界では起こっている。いまドルの暴落の予測が多数出ているが、私はこのことを何年も前に予想していた。もし私の予測が的中するなら、いま経済で起こっていることはマヤカレンダーに記されている神的な計画の一部であるということになる。

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    経済が落ち込むという私のこの予測は、夜の期間、それも特に期間の後半には経済が下降するという観察に基づいている。これから始まる第6の夜の期間に経済が落ち込むことを示す兆候は、金の価格が1トロイオンス1000ドルの大台を突破するようなゴールドラッシュが起こったことにも現れている。さらに、インサイダー情報を流しているソースなどを見ると、米国株の実際の価値をよく知っている投資家の多くは、現在の米国株は過剰評価されていると考えている。また、いま世界では、原油の決済通貨としてのドルの放棄や基軸通貨としてドルの放棄を訴える声が高まっている。このような動きから、不況は終わるどころか、特に借金まみれの西欧諸国を中心に経済のさらなる下降が避けられないことを示している。いま投資家は、証券や紙幣のような紙やデジタルの数値にしかすぎない資産から逃避を始めた。これはギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の後半に特徴的な、経済の抽象的な価値から実質的な価値への移行が進んでいることの現れである。このようなことがアメリカを凋落させる陰謀の結果として起こっているとの考え方もあるようだが、もしそうであるならマヤカレンダーに基づく予測は成立しなかったであろう。

    いま世界経済に起こっていることは一時的な景気後退よりもはるかに本質的な事態であり、それはギャラクティックアンダーワールドのエネルギーシフトがもたらしている意識の変容の結果なのである。私が新著『目的をもった宇宙』で説明したように、意識の形態は、宇宙のさまざまな次元に存在しあらゆるレベルの変化をシンクロさせている「命の木」との関係で決まってくるのである。これはどういうことかというと、われわれの人生を方向づける新しい意識が生まれると、その意識は世界と社会に影響を与え、世界と社会に対するわれわれの関係のあり方を変化させてしまうといことを指しているのだ。したがって意識の進化というのは、われわれの心の中だけで起こる現象ではない。同時にそれはわれわれのあらゆるものとの関係の変化として現れる。むろん、経済に対するわれわれの関係も意識の進化に伴い大きく変化せざるを得ない。ということでは、第6の夜の期間には、抽象的な数値や価値を通して経済とかかわる方法を放棄しなければならなくなるのだ。特にこの放棄の過程は、金融資本主義の中心であるアメリカとイギリスで起こるはずである。アメリカの景気はこれから下降するが、その原因の説明の必要もないほどアメリカの借金は巨額である。なにかのきっかけでアメリカ経済がはじけることははっきりしている。さまざまなことが引き金になるであろうし、引き金が何であるのかメディアはそればかりを報道するだろうが、経済が下降する本当の深い理由を認識するためにはマヤカレンダーを参照しなければならないのだ。マヤカレンダーの視点から見るなら、経済成長の継続的な下降はマヤカレンダーの終わりとともにやって来る景気循環の終焉に一歩ずつわれわれを慣れさせるためにあるのだ。

    もし経済の後退が新しい世界が生まれるための重要な条件であるとするなら、経済はどのくらい悪化するのか知りたくなるはずである。すでにいま紙幣の価値は下がり、ドルは大きく下落する兆候が出ているが、こうしたことの影響がどの程度のものになるのか未知の部分が多い。これの正確な答えは、どんな世界が誕生するのか明確になるとはっきりしてくるだろう。この点になるとわれわれが参照できるマヤ文明の情報源は存在しない。古代マヤの資料では、マヤカレンダーの終了に伴い9つの宇宙的な諸力が顕現するとはっきり記されているが、この後にどのようなことが起こるのか明確に記した文献や遺跡は存在しない。このように、資料がまったく欠如しているとき、聖書やコーランのような他の一神教の聖典を参照してみるのもよいだろう。こうした聖典に記されていることをマヤカレンダーの知識と合わせて見たとき、どんなことが起こるのはなんらかのイメージをもつことが可能になる。いまさまざまなことが起こりつつあるが、新しい世界の誕生こそもっとも重要な出来事になるのである。

    コーランのスーラ章82の17ページから19ページには、「審判の日とは、どの人間も他の人間を支配する力をもたなくなり、すべての人間がアラーの前で平等になること」とある。このような、支配関係の消失は、人類が一体であるとの意識を生み、人類の過去の歴史がすべて透明になる次のユニバーサルアンダーワールドのことを指しているようである。別な言葉で言えば、これは人間を縛っているすべての支配関係が崩壊する必要があるということである。聖書の最後の書であるヨハネの黙示録の21章4ー5には新しい世界の誕生を記して「神はすべての人間から涙をふき取り、もはや死も悲しみも泣き叫ぶようなこともなくなり、そしてあらゆる苦しみもなくなる。なぜならそれらはすでに過去のものであるからだ。そして神は宣言する。私はすべてのものを新しくすると」。これは、新しい世界を誕生させるために過去の鎖を断ち切ることを意味する。新しい世界が生まれるためには、われわれは過去の鉄鎖を断ち切り自由にならなければならないと同時に、支配―被支配という人間に対する鉄鎖とも決別しなければならないのだ。

    ある人々にとっては、この変化はあまりに巨大なので、この変化の時期を通過するよりは、特定の日に世界が終わってしまうという幻想を信じたほうが楽だと考えるかもしれない。もちろん、現在権力についている人達で平等と調和に向けたこのような変化の到来を望まない人々が大多数である。聖典からのこうした引用は、経済の後退の後にどのような社会がやってくるのか、そしてその変容がどれほど深いのか理解するためのひとつのヒントになる。貨幣というものは完全になくなるのだろうか?おそらく、われわれを過去に縛りつけるような貨幣の機能は崩壊するが、そうではない部分は残るだろうというのが答えだ。つまり、利益を目的とした投資という考え方は完全に的外れなものと見なされるようになるだろう。なぜなら新しい世界は、抽象的な価値の蓄積を目的に経済成長を続けるような世界ではないからである。大きな混乱の後に出現する新しい世界は、人類が統合された意識を構成するもとして一つになり、メンバーが互いに面倒を見合うような世界だからである。これから始まる第6の夜は、このような変容の実質的な側面が明確に現れ、人々がテストされる期間である。現代の世界を見るとこれは絶対に不可能であるように思えてもしかたがない。永遠に変わることのない人間の本性や世界の見方などというものは存在しない。人間の意識とそれが作り出す世界は、マヤカレンダーのそれぞれのサイクルによって異なっているのだ。リージョナル、ナショナル、そしてプラネタリーアンダーワールドでは生命に対する考え方や態度が根本的に異なっており、そして最後の段階のユニバーサルアンダーワールドで意識の進化は完成するのである。したがって、世界に対する見方と感じ方は質的にまったく異なったものとなるのである。もしユニバーサルアンダーワールド(第9サイクル)で統合した意識が顕現するなら、多くの人がともに共有することで成り立つ人間の支配を伴わない経済は十分に実現可能である。エネルギーのシフトはとても速く進行しているが、新しい経済システムが姿を現すには2011年からさらに数年を要することだろう。

    実際、人類は一体であり創造の結果を分け合うような意識が現在の人間からどのようにして生まれるのだろうか?意識のこのような変化は、ベルリンの壁の崩壊が一時は夢物語であったように、いまは考えられないことかもしれない。ベルリンの壁の崩壊が西と東に分裂した意識の乗り越えを反映しているように、新しい世界の誕生は特に西欧文明に強い内と外とを隔てる壁の乗り越えの反映として起こるのである。したがって、第6の夜の前半には、アメリカが消費の水準を維持できなくなるため、経済は大きく減速すると私は考える。ドルの凋落の結果、アメリカの力は衰えることだろう。経済のこうした減速は、世界のあらゆる地域に影響を及ぼすことになるだろう。この下降を通して経済成長が可能なシステムに戻ることは不可能で、経済がこれまで通りに循環することは無理であることを多くの人々は理解するようになるだろう。問題の根源が経済関係の性質と過去の経済に対するしがらみにあることがはっきりするため、人々が生き残るためには巨大な社会経済的な変革の実施が迫られるであろう。先進国の多くの国民が住宅ローンの支払いができなくなったらどうなるのか想像してみてほしい。銀行が差し押さえた空き家の前で、支払いができない膨大な数の人々が路上で生活するということになるのだろうか?このような光景はかつては自動車工業の拠点であったデトロイトあたりですでに現れている。したがって、すでに特定の地域で現れているという意味では、このシナリオは単なる仮説の域を越えているのだ。

    ということでは、支払い不能に陥っても住民が住宅に住み続けられるように、住宅ローンの支払い猶予の制度が作られる可能性もある。世界の安定を確保する方法として、国家の借金の支払い停止を宣言する国が、まず大規模にこのようなことを実施するのかもしれない。もしこのような処置が実施されるなら、それは金の力を停止させ、現在の経済関係と手を切ることになるのだ。これは、人々がいま必要としているものが充足される持続可能な経済の構築への道を開くことになる。これこそまさに過去の経済関係の鉄鎖を断ち切った経済である。これはまさに革命にほかならない。いまの経済はあまりにも混乱しているので、この動きは全世界へと拡大する。もちろんこれはアメリカから起こり、その他の地域に拡散するであろう。このような社会経済的な巨大な変容の過程は、後で説明するコズミック・コンバージェンスが起こる2010年7月17日から、第7の日の最初の日である2010年11月3日の期間で起こる可能性が高い。この過程では、ナショナルアンダーワールド(第6サイクル)やプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)で出現した支配―被支配の階層構造をもつシステムの多くも解体の危機にさらされる。この2010年7月17日から11月3日までの期間は、段階の低い他のアンダーワールドとギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の運動との重なりによって形成される。この期間で特徴的なことは、政府と国家の力がとことん衰えることである。なぜなら政府や国家は第6サイクルのナショナルアンダーワールドの産物であり、それは父性原理を特徴としていたからである。人間が人間を支配する関係が消失しつつあるとき、国境がなぜ必要なのか改めて問う必要が出てくるだろう。コズミック・コンバージェンスと第7の日の始まりの期間に起こることは、人間の文明のオーバーホールなのである。この期間は個々人にとっても重要な選択の時となろう。

    しかしなぜ2010年7月17日から11月2日の期間がこれほどの大きな変容を引き起こすのだろうか?この期間と類似した期間が過去に2回もあったのだ。それは封建制度が次第に覆り、バチカンを唯一の権威の象徴として崇めていた見方が大きく転換し近代が始まった1498年から1617年のルネッサンスである。そしてもう一つは、ベルリンの壁の崩壊が象徴する民主革命が起こり、東西の分裂を乗り越えた1986年から1992年の期間である。

    これらの2つの期間は精神性の新しい表現をもたらした。ルネッサンスではそれは宗教改革であり、1986年から1992年の期間にはハーモニック・コンバージェンスというわれわれの時代のニューエイジムームーブメントである。

    (※ヤス注 日本ではあまり知られていないが、1987年8月16日から17日にかけてはハーモニック・コンバージェンス(調和の収斂)と呼ばれる現象が起っている。これは欧米のニューエイジカルチャーの画期をなす現象で、マヤカレンダーを有名にしたホセ・アグリエレスが広めた考え方だ。1987年8月16日から17日にかけて、月、太陽、地球を含む八つの惑星が正三角形の位置に来るという現象だ。ホセ・アグリエレスはこの現象が一つの引き金となって意識が大きく進化し、それに伴い世界が緊張から調和へと大きく変わると予言した。欧米ではこの期間に、意識の進化と新しい時代の到来を祝うさまざまな儀式がとりおこなわれた。そして、まさに予告されたように、1987年から1992年にかけて、ゴルバチョフによるソビエトの改革、南アフリカの人種隔離政策の放棄、ベルリンの壁の崩壊と東西ドイツ統一、東ヨーロッパの社会主義圏の崩壊、ソビエトの崩壊などの現象が相次ぎ、世界は激変したのである。はからずもハーモニック・コンバージェンスの予測は的中した格好になった)

    これはつまり、コズミック・コンバージェンスに続き、精神の覚醒がかならず起こるということを示している。コズミック・コンバージェンスは、統一した意識が風のように流れ込む最初の時期となるため、人々はすべての生きとし生けるものが実はひとつであるという神的な事実を感じ、そしてそれを共有するようになるはずである。それは神的な実体の直接体験を伴うため、言葉を越えた経験となるはずだ。宗教改革は聖書のラテン語ではない翻訳という書き言葉をとおして行われた精神の覚醒であり、またニューエイジムームメントはチェネラーや話し言葉を通して起こった覚醒であるので、こらから起こる精神の覚醒は言葉を媒体とするのではなく、直観的な知を媒介にすることになろう。

    (※ヤス注 コズミック・コンバージェンスとは、ハーモニック・コンバージェンスで起ったような大きな意識変化があり、その変化に主導される形で世界や社会、そして経済のシステムが音を立てて激変するという現象を指す。これが2010年7月17日に起こるというのだ。ただその規模はハーモニック・コンバージェンスよりもはるかに大きい)

    私は2010年7月17日から11月3日の期間に起こる変容の革命が平和的なものになるかどうかは確信がもてない。しかし、1986年から1992年の期間に起こったことを見ると、平和的な革命は不可能ではないと思う。しかしはっきりしていることは、新しい世界を構築するエネルギーの流れに乗る人々と、そうではなく、反対にこの流れに抵抗し、過去のシステムにしがみつくか戻ろうとする人々に二分されるということだ。この二分化の反映として、マヤカレンダーが9つの進化の層に分かれていることを無視し、マヤカレンダーがあたかも2012年12月21日という特定の日に何かが起こることの予言でしかないように、マヤカレンダーの意味を矮小化することが起こっているのである。ハリウッド映画の「2012年」や多くのスピリチュアルな指導者はこのような見方を支持し、恐怖をあおっているのだ。この大きな変化に対する人々の関わり方は、マヤカレンダーとそれが内包する宇宙的な計画をどれだけ知っているかに依存する。だが現在、9つの宇宙的な諸力に気づいている人々は実に少数である。大多数の人々は、これからどのようなことが起こるのかまったく気づいていないのが現状だ。巨大な変化が神的な計画に沿って実現されることを理解している限りにおいて、精神的な覚醒が可能となるのである。もし精神的な覚醒が起こったのならば、周囲で起こっている変化を無意味な混乱した出来事として見ることはなくなるだろ。むろんメディアはそのように報道するであろうが。

    マヤカレンダーが表わしていることは、意識の進化の過程にわれわれが実質的に参加していることなのだが、これを無視し、マヤカレンダーは特定の日に「ポールシフト」「銀河中心との直列」「プラネットX」「世界の終わり」「意識のシフト」などのようなイベントが起こる予言であるという考え方を人々が信じ込んでしまう危険性がある。統一した意識をもたらす進化の過程に人間が実際に参加することを通してはじめて新しい世界は生まれるのである。だが、こうした見方は、待っていれさえすれば新しい世界が天から降ってくるという実に単純な見方である。事実、マヤカレンダーは意識の段階的なシフトの予定表であることを証明する膨大な証拠が存在している。意識のシフトは2010年7月17日から加速し、第9サイクルのユニバーサルアンダーワールドのスタートする2011年3月8日からさらに加速するのである。2011年10月28日になってはじめて意識のシフトは終了し、ここで出現した統一した意識は安定するのだ。この意識こそ、千年にわたる平和の前提となる意識である。この意識進化の加速化こそ、支配的なシステムのオーバーホールがこの短い期間で達成されることの理由である。私からのアドバイスだが、倫理的に良心にしたがいウソは言わないという一般的ないましめのほかに、意識進化の最終段階のエネルギーに乗り、これと一緒に流れることを学ぶとよい。新しい世界の出現に焦点を定め、大きな流れの中心にいること!

    以上である。この論文の解説などは次回に譲る。

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    また、私はいま日本で起こっている変化を以下のようにとらえております。もしよろしければこちらもどうぞ。

    いま何がおこっているのか?

    ヤスの英語

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    テーマ:歴史と予言 - ジャンル:学問・文化・芸術

    コルマン博士主要論文全訳2

    6月3日

    今回もなんとか一週間で更新できた。これも読者の方の励ましがあったればこそである。感謝する。

    WebBot予言解説書⑦の有料配信

    「WebBot予言解説書⑦」が完成しました。配信をご希望の方は筆者に直接メールしてください。今回の内容は特に重要かもしれません。経済崩壊の具体的な過程と戦争の勃発が焦点です。

    info@yasunoeigo.com

    有料メルマガの紹介

    今回は北朝鮮を特集した。昨日、金正日の後継者が3男の正雲に決まったが、北朝鮮の核実験の目的が、権力委譲を進めるために挙国一致体制を作るためであるとの見解を紹介した。

    また、リモートビューイングのデイムス少佐の北朝鮮核攻撃予言が注目されているが、その後デイムス少佐はなぜか沈黙している。デイムス少佐の予知内容をより詳しく知るために、デイムス少佐が過去に行った北朝鮮関連の予言を2002年までさかのぼりすべて紹介した。

    次回は、コルマンインデックスの手法に基づき北朝鮮の問題がこれからどのように進展するのか見る。

    WebBot最新予言

    5月28日、クリフ・ハイはネットラジオ、レンスドットコムに出演し、最新のWebBot予言を公開した。以下である。

    経済に関して

    ・7月15日から8月16日までの期間にデリバティブの本格的な崩壊が始まる。

    ・デリバティブには多くの種類があるが、そのうちのいくつかのものは現物商品の先物取引に基づいている。大豆の先物関連のデリバティブの崩壊がきっかけとなり、他のデリバティブの連鎖的な崩壊へと広まって行く。

    ・これまで幾度となくデータに現れている「ドルの死」が本格的に始まる。そに開始時期は11月5日から8日である。

    ・11月初旬から始まったドルの死の過程は2010年3月まで続く。この時期になると、世界のどの地域でもドルが価値を失ったことが認識され、支払い手段として拒否されるようになる。

    ・本格的なドルの死に先立ち、10月26前後からハイパーインフレーションが発生する。ハイパーインフレーションの結果、将来的には金の価格はダウ平均の約3倍まで高騰するようになる。これはハイパーインフレーションが落ち着いた後にやってくる。

    ・最近自分(クリフ・ハイ)はオランダのテレビ局の取材を受けた。彼らの調査によると、すでにオランダでは約6分の1に国民がドルの暴落によるハイパーインフレに対する準備を始めているという。またロシアでも、国民がその準備を始め、食料や生活必需品の備蓄を開始しているようだ。

    ・ハイパーインフレが起こると食料価格が高騰し、紙幣ではなく将来的には銀や金のような貴金属で取引されるようになる。

    戦争と沿岸部の海面上昇に関して

    ・ハイパーインフレやドルの死とほぼときを同じくして戦争が勃発する。これは10月26日から11月初旬にかけて起こる。この戦争はイスラエルにたいする世界的な抗議の嵐を巻き起こし、イスラエルと名のつくあらゆるものがボイコットされるようになる。

    ・すでにトンガの海底火山など様々な現象が起こっているが、沿岸部の海面上昇はこれから本格化する。

    新しい配信の形態に関して

    ・かつては、280ドルを支払い初回レポートを購入した読者に限り、毎月にALTAレポートを70ドルで提供していたが、いまはそれを改め、すべてのレポートを360ドルで提供している。

    ・だがさらに価格を下げ、120ページのレポートを36ドルという破格の価格で提供することにした。これは6月21日から毎週配信する予定である。

    ・将来的にはロシア語、ドイツ語、日本語の翻訳を出したいと思っている。

    ・このように価格を下げたのは、より多くの人々がALTAのレポートを読んで未来を知るようになると、集合無意識が変化し、未来が変わるのではないかと思ったからだ。その実験である。


    以上である。

    コルマンインデックスでは、11月8日から、これ以上の経済成長の不可能性がはっきりするとされるNight6に入る。非常に興味深いことに、上のWebBot予言では、11月5日から11月8日にかけて「ドルの死」のプロセスが開始するとされている。両者は時期的にシンクロしている。やはりそのような展開になるのだろうか?

    また、ALTAレポートの配信が始まる予定だそうである。6月21日に初回の配信が行われるので、これまでの「予言解説書」の形での提供は7月から開始できると思う。リクエストが非常に多いので、6月は過去に配信されたALTA709(予測時期は2009年5月から9月)の日本語の要約版をお届けする。

    コルマン博士主要論文全訳2


    コルマン博士の主要論文の続きを掲載する。以下の「テツカリポカが支配する困難な第5の夜」と「カオスから覚醒された世界へ」の部分は、以前の記事で単独で紹介した。若干変わっているところがあるが、基本的には同じ内容である。

    2004年12月4日、宇宙の予定表(マヤカレンダー)の新しい段階が始まる。意識変容の本格的な開始 第2部

    覚醒


     私は第4の日が覚醒に向けた動きとマヤカレンダーの深い統合の時期となるとこを望む。この深い統合がいま起こっているので、その概略を述べることはこの論考の目的のひとつでもある。この点ではスリ・バーガバンの著作にあたるのがよいだろう(www.onenessuniversity.org)。その著書でスリ・バーガバンは、経典を通して分裂状態を乗り越え、覚醒へと至る道を教えている。おそらく覚醒へと至る様々な道があるだろう。だがこの方法は宇宙の予定表とリンクしているという意味で、他の方法から際立っている。他の多くの教えは覚醒を個人的なプロセスとして扱っているのに対し、スリ・バーガバンの方法は、覚醒をエネルギー変化のすでに決められている意識進化の予定表の枠内で扱っている。
     したがって、多くの人が高い意識状態を直接体験することを希望しているが、意識の進化を促進するためには、宇宙の予定表の知的な理解が重要なのである。この知的な理解はマヤカレンダーに基づいて初めて可能になることは間違いない。
     
     この第4の日に現れる統合的なエネルギーにより、一人一人がマヤカレンダーを意識進化を実現するためのツールとして使うことのできるようになるはずだ。ギャラクティックアンダーワールド全体のミッドポイントである2005年6月2日は、日常にマヤカレンダーの考え方を取り入れる絶好の期間であり、また、西欧文明や左脳の支配の終焉を意識できる時期でもある。これから先、混乱した困難な時期を生きなければならないわれわれにとって、日常生活にマヤカレンダーを取り入れ、どのようなエネルギーが支配しているのか意識することは、われわれ一人一人の意識の進化にとって重要なことなのである。
     
     この時期に政治エリート達は、マヤカレンダーに記されているような宇宙の予定表のエネルギーを感じることだろう。彼らは、宇宙のエネルギーによって自分の存在が脅威にさらされており、さらに自分の存在がエネルギーの障害となっていることに気づくことだろう。
     むろん彼らは持てるすべての力を使ってこの流れに抵抗するはずである。世界経済の支配が脅かされているとの認識は、現在のシステムで既得権益をむさぼっている陣営の強い抵抗を惹起することだろう。ギャラクティックアンダーワールドの進化の過程では彼らの支配が終わることになっているので、もちろんマヤカレンダーの真実を多くの人間に知らせることは彼らの関心にはない。
     しかしながら、これまで5000年間人類を支配してきたような支配の形態は間違いなく終焉するのである。ということでは、いまわれわれは古いエネルギーと新しいエネルギーが相克するときにいるのである。マヤカレンダーはこれを理解するための絶好のツールである。
     だが、われわれはドリームスペル/13月のカレンダーなどの間違ったマヤカレンダーの解釈には惑わされてはならない。この解釈は未来の予測に関しては何の貢献もしていない。それどころか、それは人々を混乱させ、これがマヤの名前を使っているだけに、人々が正しく未来を理解することの障害となってしまっている。世界で起こっている変化のリズムを読み取るマヤカレンダーの正しい解釈のみが、根拠のある希望を世界に提示することができるのだ。
     
    テツカリポカが支配する困難な第5の夜(2007年11月18日~2008年11月12日)

     今回は少し未来にジャンプし、第4の昼と第5の昼という二つの光の時期のあとに何が起こるのか考えてみたい。2007年11月18日に始まり2008年11月12日まで続き、闇の神テツカリポカが支配する第5の夜は、西欧の物質主義に基づく権力のシステムがその支配を維持し、さらにその権力を強化しようと最後の抵抗を試みる時期となる。それは抑圧的な手段を用いるはずだ。
     第5の昼に国際的な通貨システムが崩壊するようなことすら起こりえるが、もしそのようなことが起こるなら、すべての経済活動を監視する中央集権的なシステムが導入される可能性すらある。いずれにせよ、マヤカレンダーの宇宙的なスケジュールからみると、第5の夜は、これまで陰謀論の信奉者が唱えてきたようなシナリオの多くが実現してしまう時期となるだろう。この時期にどのようなことが起ころうとも、第5の夜は、真実が人々の目から隠される時期となるはずだ。
     われわれの一つ前のプラネタリーアンダーワールドの第5の夜は1932年から1952年までであったが、この時期にはまずナチスドイツとスターリンのソビエトが同盟を結んだが、これから始まるわれわれのアンダーワールドの第5の夜では、利益の最大化を保証する支配システムの維持に共通の利害を持つ、合衆国と中国の現支配層の同盟となって現れるだろう。
     当初、プラネタリーアンダーワールドではナチスドイツとスターリニズムの二つの独裁制が民衆の圧倒的な支持を勝ち得たように、われわれのがギャラクティックアンダーワールドの 第5の夜に結ばれる「民主主義」を看板とする合衆国と、「国民の根強い人気」によって維持されている中国の現政権との同盟は、多くの民衆の支持を勝ち得るだろう。(※ヤス注 事実この時期、暴落が予想されていた米国債は中国によって変え支えられ、金融危機の深化は避けられた)
     特に合衆国では、多くの国民が自分たちは自由であるという幻想を信じ切っている。マヤカレンダーの知識を通して歴史のエネルギーの変化を理解している人々は、恐怖によって簡単に操作されることはない。なぜなら歴史の変化の動きをよく知っているからである。

    カオスから覚醒された世界へ

     第5の夜以後にわれわれは、混沌とした世界から解放された世界へ移行して行くのだが、第6の昼(2008年11月12日~2009年11月7日)には、直感や、包括的な全体性の認識に導かれて、多くの人々は、既存の階層的な支配構造から離脱することを次第に選択するようになる。このときこそ、既存の支配構造が本格的に崩壊する時期である。それは混乱のさなかで崩壊するに違いない。この混乱は、新しい覚醒された世界が改めて創造されるためにはどうしても必要なものである。
     創造は混沌から生まれる。この論文を書いている2004年から、2011年の覚醒にいたる道程は、決して一直線ではないのである。覚醒された世界は、第5の夜のような破壊の時期を内包した、変容のプロセスを経てはじめて現れることができる。
     これはパラドックスである。つまり、世界経済を崩壊に導き西欧の政治的な覇権を崩壊させるプロセスこそまさに、覚醒された世界の出現を準備するプロセスなのだ。完全に覚醒した集合的な意識は、バランスのとれた意識を土台にしないと発達することができない。なぜなら、過去5600年の間、人類がおかれたアンバランスな状態は、分裂した意識という、この時期を支配した意識の形態に原因があるからである。
     しかしながら、宇宙的な計画が完成する2011年以後に現れる覚醒した意識は、これまでに存在したいかなる意識とも異なっているだろう。歴史は覚醒された意識を持つ偉大な人物や、精神的な進化(アセンション)を果たしたと思われる人々の記録に満ちている。だが、個人的には私は、こうした偉大な人物達の到達した意識の水準は、彼らが生きていた時代を支配していた創造の場(マヤカレンダーのそれぞれのアンダーワールドのこと)にさまざまな意味で拘束されていたと思う。
     2011年になってはじめて、人間を神的な力から引き離していたべールが撤去され、ユニバーサルアンダーワールドの超精神的な領域がわれわれに開かれる。ある意味でこれは、人間に関するまったく新たな科学が誕生することを意味している。意識の覚醒ははじめて、よくバランスのとれたグローバルな創造の場(アンダーワールドのこと)で行われるのだ。これは間違いなく、これから覚醒されて行く宇宙的な意識の深さと広さに甚大な影響を与えるはずである。

    Carl Johan Calleman
    cjcalleman@swipnet.se
    Orsa, Sweden,
    8 Ahau, 5.17.0 of the Galactic Underworld (Gregorian: November 13, 2004).

    以上である。

    われわれはいまコルマン論文がいう「既存の支配構造が本格的に崩壊する時期」のDay6の真っ只中にいる。これから11月までの期間にこれが起こるのだろうか?だとするなら、8月に行われるので日本の衆議院選挙はこの崩壊の序曲となるのかもしれない。予想を越えた結果になる可能性もある。

    続く

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    コルマン博士主要論文全訳1

    5月27日

    今週もなんとか更新できた。これも読者の方の応援があったればこそである。感謝する。

    WebBot予言解説書⑦の有料背信

    「WebBot予言解説書⑦」が完成しました。配信をご希望の方は筆者に直接メールしてください。今回の内容は特に重要かもしれません。経済崩壊の具体的な過程と戦争の勃発が焦点です。

    info@yasunoeigo.com

    有料メルマガの紹介

    今回のメルマガも引き続きこの秋以降新型インフルエンザがパンデミックを起こした場合に想定される事態を現実的にシミュレートしてみた。その経済的な影響は計り知れない。すでに進行しているブロック経済化の流れに拍車がかかり、思ってもみない方向へと動く可能性があることを指摘した。

    また、パンデミックとドルの暴落が同じタイミングで起こり、さらに状況を悪化される可能性も探った。これはWebBotなど数多くの予測が指摘する点でもある。

    北朝鮮の核実験

    北朝鮮の核実験以後、緊張した状態が続いている。本日は、米国主導の大量破壊兵器拡散防止構想への参加を決めた韓国に対し、北朝鮮はこれを「宣戦布告」とみなし軍事行動に乗り出すと警告した。これまで北朝鮮の挑発行動は、相手を交渉のテーブルに引きづり出すための常套手段として見られ、実質的な脅威は薄いとして理解されてきたが、今回はそうでもなくこれから本格的な衝突に発展する可能性も否定できないような情勢になってきている。4月15日の記事に紹介したデイムス少佐の発言が改めて気になってくる。

    「今後5カ月か6カ月以内に、北朝鮮は韓国を核兵器で攻撃する。この攻撃による被害はすさまじい。中国は北朝鮮の攻撃計画を早い段階から知っているが、戦略的な理由から計画を阻止せず、北に韓国を攻撃させる。

    その戦略とは中国の覇権拡大である。北の攻撃の後、北の攻撃に備えるために米軍は朝鮮半島に大部隊を展開しなければならなくなる。このため、世界の他の地域から撤退を余儀なくさせられる。これが世界に軍事力の空白を生み、中国にアメリカに代り覇権を拡大するチャンスを与えるということだ。

    これは中国の戦略通り実現する。アメリカは朝鮮半島のさらなる混乱を恐れて、北を核攻撃することはない。」


    これに関しては書かねばならないことは山ほどあるが、次回以降に譲りたい。

    コルマン博士の主要論文の翻訳

    今回はマヤカレンダーのコルマン博士の主要論文の全訳を2回に分けて掲載することにした。コルマン博士には2冊の著書と、ネットで誰でも読めるおびただしい数の論文があるが、今回はその中でもコルマン博士の手法がもっともよく分かる主要論文を掲載することにした。

    この論文は、2004年12月4日から始まる第4の日(Day4)に向けて、2004年11月13日に発表されたものである。5年も前の論文なので決して新しくはないが、その後に起こった金融危機と世界恐慌などがかなり正確に予言されているのに驚かされる。2004年といえばまだまだ世界はバブルの絶頂で、世界経済も記録的な成長率を達成していた時期である。金融破綻や世界恐慌など考えられもしなかった時期だ。このような時期に行われた予測としては驚異的な的中率だとしか言いようがない。この論文の経済予測は第2回目に掲載する「テツカリポカが支配する困難な第五の夜(2007年11月18日~2008年11月12日)」のセクションで集中的に行われる。

    また、システムの転換以後にどのような価値観や社会がやってくるのか展望して論文は終わっている。非常に深い見識とメッセージにあふれた論文である。いま経済破綻の真っただ中にいるわれわれに、今後向かうべき道を示す一つの里程標となるのではないかと思い、掲載することにした。

    2004年12月4日、宇宙の予定表(マヤカレンダー)の新しい段階が始まる。意識変容の本格的な開始
    カール・ヨハン・コルマン 2004年11月13日執筆


    第4の日

    宇宙の進化の予定表(マヤカレンダー)の第4の日がもう少しで始まる。第4の日は2004年12月4日に始まり、2005年11月28日まで続く。第4の日は、光の期間である。それはトゥンと呼ばれ、それぞれスピリチュアルなエネルギーが象徴するマヤカレンダーの「1年」にあたる360日間続く。この期間は、前進のエネルギー、創造の光が満ちる期間である。この意味を込めて、この期間をわれわれは日(Day)と呼ぶ。これからやってくる日の期間は、1999年1月5日に始まり2011年10月28日に終了する、われわれにもっとも強く影響しているギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の第4の日のである。この第4の日にこそ、意識の本格的な変容のプロセスが始まるのである。もうすぐ、ギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)は、地球全体と人々の生き方のあらゆる側面に影響を与える不可逆的なプロセスであることが、だれの目にも明らかとなるであろう。

     ところでアンダーワールドの意味だが、これはマヤとアステカ文明の宇宙観で「意識の進化段階」を意味する言葉である。意識の進化は、7つの光の期間、すなわち7つの日(Day)を経過して実現する。マヤカレンダーを理解するためには、どのアンダーワールドでも意識は7つの日の期間を通過しながら発達するということを認識しなければならない。こうした日の期間には宇宙樹で形成された新しい意識の場が地球の核へと送られ、それによって人間の創造力とものの感じ方が変化するのである。
    この意味でマヤカレンダーは意識の進化という神的な計画の予定表なのであり、それはほかのカレンダーのような天体の運行に基づいたものではない。事実マヤカレンダーは、われわれの太陽系が存在するはるかに前の時期や、ビッグバンの始まりなど壮大な時間の範囲をカバーしているのである。最近では天文学者が、マヤカレンダーは歳差運動など、いかなる意味でも実際に存在する天体の物理的なサイクルには根差していないという結論に達した。(http://www.astro.uu.nl/~strous/AA/en/2012.html) 。マヤカレンダーは、天体の動きなどの物理的な現実には基づいていないというこれまでは考えられもしなかった事実を認識し、マヤカレンダーこそ地球上の生命の進化の方向性を示す神的な計画の具体化した予定表であることを認識しなければならないのである。
    現在人間はギャラクティクアンダーワールドといわれる第8番目のアンダーワールドにいる。マヤカレンダーの終了までには残すところユニバーサルアンダーワールド一つである。われわれが進化のリズムに呼応し呼吸を合わせようと思うのなら、夜空の星を見て天体の動きを観察しても無意味である。自分の内面に耳をすまし、それ自身が巨大な脳である地球が媒介するエネルギーの変化を、われわれの内面にこそ感じ取らなければならないのだ。

     下の表の時間軸を見ると、いま第4の日に入りつつあることが分かる。第4の日は、古代アステカ文明の神話ではトウモロコシの神であるセンテオトルの支配する期間である。その意味ではこの期間に独自な創造性が開花する時期でもある。この論文の目的は、これがどのような創造性なのか明らかにすることである。

    maya

     上の表を理解するためには次の2つの問いに答えなければならない。まず、あらゆるアンダーワールドで第4の日がもたらすものとは何なのかということ、そして第2は、ギラックティクアンダーワールド(第8サイクル)に特徴的な意識とはどのようなものなのかということだ。

     最初の問いに答える方法は、それぞれのアンダーワールドの第4の日にどのようなことが起こったのか実際に検証してみることである。私はこれを2001年に出版された『マヤカレンダー』、ならびに2004年に出版した『マヤカレンダーと意識の変容』の2つの著作ですでに行っている。ここでは重複を避けるために、プラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の第4の日(1873年~1893年)との比較に限定して説明する。プラネタリーアンダーワールドは1755年から始まった。この期間にイギリスで産業革命が起こったが、第4の日はこの期間のちょうど中間地点であるミッドポイントであった。産業革命は、1755年から人間をあらゆるスピリチュアルなものに対して盲目にしてしまう特定の意識形態から生まれた動きである。この新しい意識の形態が生まれるにしたがって、人間は地球環境を自分たちがいかようにでも収奪できる死んだ資源として見るようになり、これを行うために左脳の計算力を使うようになった。この方向に向けた意識の変化は比較的にゆっくりとしていた。
     だが、第4の日から変化は加速し始めたのである。1873年には電気モーターが発明され、1875年には電球が、そして1876年には電話が発明された。第4に日のミッドポイントである1883年~84年前後の期間はもっとドラマチックな発明が相次いだ。1882年~83年には家庭電化製品、そして1884年には自動車が発明された。この期間の第4の日の特徴を一言で言うと、産業革命の成果が家庭にまで進入し、個人の手の届くテクノロジーになったということだろう。先の時代には電報や蒸気機関が発明されていたが、そうした重工長大なテクノロジーと比較すると、電話や自動車は個人が操作できるコンパクトなテクノロジーである。

     他のどのアンダーワールドを見てもわれわれは同じ結論に行き着く。すなわち、第4の日というのは、そのアンダーワールドの特徴である意識の形態が一般化し、一般の人々に広まる時期なのである。したがって第4の日には新しい意識の形態が強まり、これまでの古い意識形態と拮抗するようになる時期なのだ。この第4の日にこそ、そのアンダーワルドを特徴付ける意識形態が誰に眼にも明らかとなる。

    ギャラクティックアンダーワールド


    しかしながら、現在のわれわれにもっとも強く影響しているギャラクティックアンダーワールドの焦点は技術的な進歩ではない。このアンダーワールドの目的は、人間が直観的な能力を開花させ、そうすることによって人間社会に平和で全体的なバランスをもたらすことのできるホリスティック(全体的な一体感のある)な世界観を構築することなのである。これによって、合理的で物質主義的な、これまでの古い西欧に主導された意識形態との間でバランスを取ることができるようになる。この新しい意識の形態はさまざまな現れ方をし、われわれの生活のあらゆる側面に影響を与えるが、ここでは次の3点に絞ってこの変化を説明する。

    1)西半球(西欧)の政治的軍事的な覇権の崩壊
    2)世界経済の変化
    3)覚醒への道

     相互に分離され、全体的な視点からものごとを見ることのできない古い意識の形態からすると、これら3点は相互に何の関係もない独立した事象であるように見えるかもしれない。だが、マヤカレンダーに基づく世界観では、これら3つの事象はすべて新しい意識形態の現れであり、相互に密接不可分な関係にある。宇宙のすべての現象は相互に関連していることが次第に明らかとなっているが、それと同じ意味で上記の3点は意識の進化といういま進行しつつある神的な計画の異なった領域での現れなのである。

     われわれが現在いるギャラックティックアンダーワールドの目標は、人間性の最終的なアセンションの前提となるあらゆる意味でのバランスのよさを獲得することである。なぜならわれわれは過去のアンダーワールドの発展から、西半球(西欧)および左脳が肥大化し支配してしまうという恐ろしいアンバランスを引き継いでいるからである。したがって、ギャラクティックアンダーワールドの目標がバランスを取り戻すことであるなら、それは西欧の支配と覇権が失墜することを意味する。そしてそれは同時に、西欧文明の特徴でもある社会の父性的な階層秩序の崩壊を意味している。
     むろん父性的な階層秩序(権威主義的秩序)の支配は西欧に限定されるわけではない。イスラムのような父性的(権威主義的)で左脳に依存した宗教は、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球から起こってくる女性的なエネルギーへのシフトによって危機に瀕することだろう。

     しかし、意識の変容は一朝一夕に実現するわけではない。意識はマヤカレンダーの変容のリズムにしたがい、ギャラクティックアンダーワールドの、東半球と直観的な右脳を強化し、バランスのはるかによい平等な状態を取り戻す過程を通して実現するのである。これこそいくつかの日(Day)の期間を経過しながら実現するのである。
     こうした日の期間の間には夜(Night)の期間がある。夜の期間は昼の期間に起こった変化が統合される期間であり、変化そのものは小休止した状態となる。いまわれわれはこの小休止の期間を抜け出し、2004年12月4日からよりバランスのよい状態を目指して変容が加速する昼の期間に入ろうとしているのだ。
     
     上のようなことを書くと私が日々にニュースを読んでいるのかどうか疑う読者もいることだろう。近年起こった多くの戦争はすべて日(Day)の期間に起こった。第1の日にはコソボ紛争、第2の日にはアフガン戦争、そして第3の日にはイラク戦争が起こった。その戦争すべてで西欧が勝利したのではなかったか。これら一連の戦争では、西欧の石油・軍需産業の愛国的な代表であるジョージ・W・ブッシュが大統領選の勝利者ではなかったのか。
     私はニュースをちゃんと読んでいる。事実は、こうした戦争は没落しつつある西欧の覇権への反応として起こったものだということなのだ。いま、アメリカを中心とした西欧は、世界でどんどん孤立してきている。これら一連の戦争は、アメリカを中心とした西欧が一歩一歩世界から孤立している過程なのだ。   
     その証拠に、第1の日のコソボ紛争ではNATO軍が結束して事に当たり、そして第2の日のアフガン戦争でも国連の支援と世界の同情を集めることができた。しかし第3の日のイラク戦争では、アメリカは国際法に違反して戦争を継続し、これを強い形で支援したのは英国のみであった。イラク戦争のため、アメリカの人気は多くの国の国民の間で地に落ちてしまった。意識の進化をステップバイステップで行われる漸進的な過程だととらえるなら、アメリカへの支持の喪失は意識の世界的な変化をあらわしていると言える。
     最近の大統領選挙の結果(2004年のブッシュの勝利)もこの傾向をはっきりと表わしている。それは覇権の強化とはまったく正反対の事態である。大統領選挙の結果は、宇宙的な計画が地球にもたらしている根源的な変化に対する西欧(アメリカ)の反応という側面が強いのだ。ギャラックティッアンダーワールドの日の期間の変化がもたらすものとは、東半球(東洋)の強化であり、右脳から世界を見る見方なのである。これから始まる第4の日は、こうした新しい意識の形態が本格的に姿を現す期間なのである。新しい形態の意識は、直観的な右脳に媒介されて強化される。

     アメリカが今後の戦争に万が一勝つようなことがあったとしても、それは戦争のリスクを犯すことを嫌う多くの国々との関係をとことん悪化させるという大きな代償を払ってのことであろう。それに、そうした大きな代償を支払ってまで戦争に勝つ意味があるのかどうなのかが問われなくてはならない。以前の記事に書いたと思うが、宇宙的な計画から見るとイラク戦争は、もはや戦争で「勝利」とうことが不可能になった状態を表している。戦争は新しい秩序の誕生を意味するのではなく、テロと反テロの果てしなく続く戦いに道を開き、誰がどの側を支援しているのか分らない状態になってしまうのが今日の戦争である。もちろん、戦争はどの価値観から見るかによって見方がまったく異なってこよう。人によっては、いまの戦争が自分の主張を正当化しているように見えるかもしれない。はっきりしていることは、われわれはものすごい変化の時期におり、この戦争に簡単な抜け道などないということだ。

    世界経済のシフト

     ギャラクティックアンダーワールドの第4に日には経済分野で西欧の覇権の移動がはっきりしてくる時期になるだろう。この時期に西欧の覇権が終焉するのである。その理由を理解することはさほど難しくはない。アメリカの現在の借金はすでに7兆ドルを超えているにもかかわらず、財政赤字はすでに4000億ドルに達し、国の貯蓄もほとんどないのである。他の国々はただ単にアメリカを信用して引き続きこの国に投資してくれているのだが、今後ともアメリカが良い投資対象であり続けるという保証はない。
    同様な状況にある国がイギリスである。この国の国民の借金の総額は最近1兆ポンドの水準を突破した。
     一方、GDP比では中国が世界第2位の経済となった。ちなみに、日本が3位、インドが4位である。
    しかし、経済の大きさを比較しただけでは実際に起こっていることをつかむことはできない。2000年から2003年の世界の投資の実に60パーセントが中国向けであり、また中国は世界第3位の石油消費大国になった。2004年度の日本の経済成長の40パーセントが中国への輸出に依存している。
     いまわれわれは、東アジア、中でも中国が世界経済の中心に躍り出ようとしている大きなシフトを目撃しているのである。
     マヤカレンダーから見ると、東半球が強化されているというこの変化は、不可逆的で元に戻すことが不可能な根本的なパラダイムシフトなのだ。最初はイギリス、次にアメリカによるこれまで250年間続いた世界経済の支配はいま終焉しつつあり、これに代わって東アジアが世界経済の牽引力として登場してきたのだ。まだ世界はこの変化が根源的なものであることには気づいていないようだが、第4の日にはこれに気づかざるを得なくなるだろう。

     90年代に私が西欧の支配が終焉することを書いたときには、まだそれはSFの夢物語としてしか受け取られなかった。われわれはすでにそこまで来たのである。あまりはっきりとは目には見えない宇宙の計画のエネルギーは、特に経済の分野では強力に現れるということである。
     世界経済のシフトは次の2つのステップで起こるだろう。
     まず第4の日には東アジア、中でも中国が世界経済のエンジンとなり、没落しつつあるドルとポンドの支配に取って代るだろう。ドルの価値は次第に減価し、海外の投資家から忌避されるようなことも起こり、それにともなう政治的経済的な混乱が起こる可能性がある。
     そして第5の日(2006年11月23日~2007年11月18日 ※ヤス注 金融危機はこの期間に発生した)にはわれわれの「価値」に対する見方は大きく変化するだろう。そしてなんらかの形で国際的な通貨システムが崩れ、世界経済の大きな流れのシフトが起こるだろう。このような崩壊は、エネルギーが右脳へとシフトし、紙幣やサイバーマネーのような抽象的なものを通して現実を見るのではなく、より具体的に現実を見る動きの反映なのである。
     さらに、銀行がどうやって信用を創造しているのかその秘密が目に見えるようになるであろう。
     そして、左脳の抽象的な計算能力は、現実を具体的に把握する右脳の能力から出現する新しい価値観とは整合性が取れなくなるだろう。この左脳と右脳との間に生じる現実の感覚能力の本質的な衝突によって世界経済は経済成長が不可能な水準に到達し、そこから下降へのスパイラルが始まることだろう。これは経済成長の限界が来るということだ。この地点に達すると、信用創造の拡大などどんなことをしようとも、経済はこれ以上成長することはない。


     経済が成長の限界にぶち当たることの真の原因は、(宇宙からの)光りの照射によってわれわれ人間の意識が大きく変容するからである。その意味では、なぜ経済が限界にぶち当たるのか経済学的な説明はあまり必要とはしないかもしれない。
     これは多くの人にとって非常にショッキングな事態であるが、しかしまたこれを肯定的に評価する必要もあるのだ。経済成長の終焉は地球環境にとってはよいことなのである。そして、意識の変容という経済成長を終焉させた同じ理由で、人口の増加も停止する可能性がある。
     実は経済成長の希求は、人間の意識が左脳と右脳に二極分化し、統合できなくなっていた事実にあるのでる。この分裂状態から心の限りない空虚感が生まれるのであり、人間はこの空虚感を物質的な満足で充足しようと、あくなき経済成長を希求するようになったのだ。過去5000年間、経済成長は人類史のメインテーマであったが、それは特にプラネタリーアンダーワールド(1755年~1999年まで)の盲目的な意識が一般化した時代にとことん加速し、これとともに人口も増加したのである。
     だが、意識の統合とバランスの回復がテーマとなるギャラクティックアンダーワールド(1999年1月~2011年10月28日)では、経済成長と人口の増加を希求する欲求そのものが消失してしまうのである。この意識変化により、われわれ人間は、地球環境や地球上に存在するあらゆるものを、これまでのように左脳の計算によっていかようにでも収奪が許される生命のない単なる物質として考えることはできなくなる。


     これらは、第4の日がもたらすであろうほんのいくつかの変化にすぎない。だが、それにしてもこの変化はどのように個々人に影響するのであろうか。
     まず、第3の夜のミッドポイントである2004年6月6日から8日に行われる「ワンネスセレブレーション」で体験される内容が、第4の日で個々人が何を体験するのか表している。この期間、多くの人々はテレパシーのような能力の増進、精神的な進化の感覚、高次元の目的には役立たなくなった人間関係の亀裂などのようなできごとを体験した。宇宙の流れと呼吸が合っている人々は、第4の日にはこうしたことをほぼ毎日のように経験することになるはずだ。
     われわれ個々人は、いま再編成されようとしているグローバルブレインのいわば神経細胞のような存在なのだ。このような状況では、われわれ個々人の人生は単線的に進むことはない。グローバルブレインの再編成が進にしたがって、われわれのものの見方や感覚の仕方が激変してしまうというようなこともあり得るのである。
     グローバルブレインのこうした再編成は、個々人の限定された認識ではなかなか見えないような現れ方もする。われわれとしては、この再編成には高次な目的が存在しており、それは基本的に善であるということを信頼するほかないのだ。第4の日が始まる12月4日には、宇宙の計画と呼応している人々は、背中を押してくれる強い風を感じることだろう。 

     第4の日は文明の発展過程の中で転換点にもなり得る期間である。この期間を起点として、より多くの人々がギャラクティックアンダーワールドのエネルギーと時間の加速を感じるようになり、われわれ人間がマヤカレンダーに明記されている意識進化の宇宙的な計画の対象となっていることを感じることだろう。
     ギャラクティックアンダーワールドで重要な期間はそのミッドポイントである。このミッドポイントは、第4の日のミッドポイントとも重なっているのである。これは2005年6月2日である。この日はマヤのツォルキン暦ではワニの日とされており、政治的経済的に、さらに個人的にも左脳の支配が終わろうとする日でもある。そしてこの支配が終わるにしたがい、平和が後に続くのである。  
     左脳の支配の終焉は、われわれの中では左脳と右脳とのアンバランスが終わりを告げることでもある。そしてバランスの回復とは、単線的な時間や、戦略的にものごとを考える左脳の影響を受けずに、まさに「いまの一瞬一瞬」を充実して生きるようになることなのだ。これこそがマヤカレンダーの終わりにやってくる覚醒への準備なのである。

    第一回終了

    このあと、「覚醒」「テツカリポカが支配する困難な第五の夜(2007年11月18日~2008年11月12日)」「カオスから覚醒された世界へ」などのセクションが続く。明日以降掲載する。

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    ミッドポイントに向けたコルマン論文の全訳

    5月12日

    すでにミッドポイントの最後の日に入ってしまったが、今回は4月14日に発表されたコルマン論文の全訳を掲載することにした。

    最新版の「WebBot予言解説書⑥」を配信しております。ALTA1309のパートのパート2からパート4までの詳細要約です。希望者は筆者まで直接メールしてください。詳細についてお伝えいたします。10月26日が大きな転換点になるようです。

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    有料メルマガの紹介

    今回は新型インフルエンザの続きとして、今年の秋から冬にかけて強毒性の進化型のインフルエンザがパンデミックを起こす可能性について書いた。20世紀に発生したインフルエンザのパンデミックには1918年のスペイン風邪、1957年のアジア風邪、1968年の香港風邪があるが、これらはいずれも春に発生した第一次感染の波が収まった後、秋から冬にかけて発生した第二次感染でパンデミックになったのである。今回の新型インフルエンザも同じパターンになるものと思われるが、第二次感染のときに強毒性のウィルスに進化するかどうか検討してみた。その可能性は確かにあるようである。

    再生の儀式
    ギャラックティックアンダーワールド第六の日のミッドポイント、2009年5月9日~11日
    カール・ヨハン・コルマン


    現在のわれわれの状況を理解するためには、下記の図のようなギャラックティックアンダーワールドの転換点で何が起こったのか確認することが必要だ。例えば第5の夜の始まりである2007年11月19日のように。私が2003年に出版した『マヤカレンダーと意識の変容』の233ページで経済に関して私は次のように書いた。

    galactic

    「それがどのような金融崩壊になるにせよ、それは2007年11月の第5の夜に始まるであろう」

    この予言の根拠は、マヤカレンダーのすべてのサイクルで第5の夜は古い秩序が崩壊する時期になっているからである。現在、大多数のエコノミストは今回の世界不況は2007年12月に始まったとしているので、マヤカレンダーの正確さが証明されたことになる。(下記の図を参照)マヤカレンダーの予言は何が起こるのか石に刻まれているようなものではない。だがそれは、特定の時期にどのような行動や意識の形式が出現するのか教えてくれるのである。

    index

    次の大きな転換点は2008年11月12日の第六の日の始まりであった。この一週間前、オバマは大統領に選出され、再生のエネルギーが現れたのである。これも特定の時期に始まることが予言されていた出来事だった。この日はヨハルティシティという再生の神がシンボルとなっている日である。また面白いことに、バラク・オバマはマヤカレンダーの9ベンといわれる日に生まれており、これはアメリカが建国された1776年7月4日と同じシンボルである。これはオバマはこの国の歴史で非常に重要な役割を果たすことを示しているが、オバマの出現によってこの国の一つのサイクルが完結するのである。他国のとの対等で友好的な関係を重視する彼の透明性の高い政治理念は、以前の数人の大統領とは異なり、世界から歓迎されるものとなろう。オバマの出現によって倫理的な価値が新ためて再生し、世界の統合へと向けた新しい流れを作り出している。

    だが第六の日に入ったからといって経済が回復したわけではまったくない。その理由は、信用の拡大によって成長してきた経済がすでに限界にきてしまったことだ。ローンをしているものなら誰でも分かると思うが、ローンとは未来の所得を先取りするようなものである。未来の限界まで先取りしてしまったということだろう。これも一つの見方であろう。

    だがマヤカレンダーから見ると違った結果になる。現在われわれのいるギャラックティックアンダーワールド(第8サイクル、1999年1月~2011年10月28日)の目的は技術の発展や経済の成長を目的にしたサイクルではないということだ。そうではなく、これまでわれわれの経済システムが矛盾を引き起こしてきた地球環境や他の生物種に配慮する全体的な視点を獲得することのなである。いまメディアの報道はいつこの不況が終わり成長が回復するのかと持ちきりだし、オバマ政権の政策もその方向に向けられているが、マヤカレンダーから見ると、経済成長などということが今後可能となるのかどうか疑ってかからなければならないだろう。

    いま行われていることは、国民の税金で銀行を助け、そしてその同じ税金を使って銀行が国民に融資するという冗談のようなことである。これがまともなこととしてまかり通るということは、多くの人が古いシステムからまだ抜け出せないでいることに証であろう。多くの人がまた経済成長があることを当然のこととして考えている最大理由は、大多数の人が一つ前の1755年~1999年のプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の期間に生まれているかれである。プラネタリーアンダーワールドではDayに好景気になり、Nightに不況になるというリズムを正確に繰り返したのである。つまり、Dayは好景気のことであり、Nightは不況期のことであった。しかしながら、2007年11月9日から始まったギャラックティックアンダーワールドの第5の夜で乗り越えられたのはまさにこのリズムと動きなのである。ではこの時期の後でも経済成長は可能なのだろうか?一時的な成長や特定の産業分野が成長することはあり得るのかもしれないが、基本的には経済成長はあり得ないと私は考える。第6の日にも成長は落ち込むが、これがよりはっきりと強い形で現れるのは2009年11月7日から始まる第6の夜の期間である。現在のギャラクティックアンダーワールド(第8サイクル)の目的はプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)とは異なっている。ギャラクティックアンダーワールドの目的は、男女、国家、人種、宗教の間でより平等で全体的な見方の枠組みを導入することである。この方向に向かう意識の流れをせき止めていたのが前ブッシュ政権であった。

    これまでの予言が的中しているように、確かにわれわれはマヤカレンダーの影響下にある。しかしながら、新しい意識の現われを促進するのかせき止めるのかの選択はわれわれ人間の側にあるのである。したがって、前ブッシュ政権の政策は状況を悪化させたに違いない。多くの人がこの世界的な不況で仕事や住む家を失うことだろう。これは大変な困難であるに違いない。だが、別な惑星からやってきた異星人が今の状況を見るなら、経済成長という地球にとってのガンの増殖が止まったので、まだこの星には希望があると感じることだろう。マヤカレンダーが内包する宇宙的な視点から見るなら、経済成長が止まらない限り世界が終わってしまうので。これは地球が自らを守るための防御機構が働いたかのうな状態だともいえる。地球環境の崩壊の実際に引き金になるものが地球の温暖化なのか、海洋生物の減少なのか、熱帯雨林の破壊なのか、ミツバチの消滅なのか、または他の事態なのかは分からない。重要なことは、これら地球環境の崩壊の引き金になり得るどの現象も孤立した現象ではなく、抑制の効かなくなった経済成長が引き起こしたということである。いまギャラクティックアンダーワールドに出現した新しい意識によって、われわれがこの結果に直面することが要求されているのである。

    これは近い将来われわれ一人一人が大きなジレンマに直面することを示している。「私が自分の世話をしなければいったい誰がするのか?私が全体のことを考えなければいったい誰が考えるのか?」というわけだ。将来の資源を使い果たすような現在の経済システムを作り上げた銀行家に、この不況の責任を押し付け彼らを非難することもできるだろう。だが、われわれ全員がこの経済システムの物質的な恩恵に浴していたのだ。だから、少数の例外を別にして、人間が自分の意思で経済成長を終わらせることはできないのだ。

    では経済成長がもはや存在しないとするなら、今度はどのようなシステムが出現するのであろうか?そのように聞くかもしれない。これから起こることは、過去5000年間人類が経験したことにない持続可能な経済への移行なのである。それは、環境と人間とが分裂していないそれこそ高次元のエデンの園のような、いまの時点では把握することはかなり困難状態への回帰であろう。いま持続可能な経済への移行を唱えている世界の指導者はいない。また、経済成長がもはやあり得ないという事実を意識している人もほとんどいない。経済成長が不可能となった現実に直面すると、さまざまな国で絶望した人々による社会不安が増大することだろう。権力的な階層構造の組織は崩壊することだろう。

    では持続可能な経済は出現するのだろうか?マヤカレンダーにはこの問いに関する答えはない。なぜなら、それはわれわれが将来行う選択とどのようなものを創造するかに依存して決まってくるからである。このような点から見ると、マヤカレンダーが、ポールシフト、小惑星の衝突、自然災害、太陽黒点などの物理的な現象の影響で世界が終焉することを予言していると考えることは実にばかげている。マヤカレンダーは意識の進化を説明しているのであり、どのような意識が人間の内面から湧き上がってくるのか説明すること以外に、具体的な出来事の発生を予言するものではないのである。換言するならこれは、意識の変容とシフトはわれわれ人間の内面で起こる変化であるということだ。今回の世界的な不況突入の時期が比較的に正確に予言できた理由は、不況は人間の行動の結果であり、その行動はマヤカレンダーの基礎となっている宇宙樹との共振で出てきたものだからである。古代マヤ人によると宇宙樹とは、フナブ・クーという中心を持つ巨大な知性であり、マヤカレンダーの特定の時期にエネルギーの変容とシフトを引き起こしている実体である。2003年には銀河系のそのような中心が実際に存在していることが科学的に確認されている。これは科学のもっとも重要な発見の一つであり、2009年12月に出版される私の次回作、『目的を持った宇宙』でも詳しく取り上げた。この宇宙樹から放射されるエネルギーによって全宇宙の進化がシンクロナイズするのである。また、7つのDaysと6つのNightsという波のようなエネルギー変化のリズムと共振しながら、われわれ人間は自らの世界を作り出しているのである。

    この点から見るなら、ヒストリーチャンネルやハリウッド映画が唱えるマヤカレンダーは世界の終わりを予告しているとするような理解は実にばかげている。マヤカレンダーいついて少しでも知見がある人ならば拒否する見方だ。このような見方は恐怖心を植え付け、いましなければならない課題から人々の注意をそらすものでしかない。持続可能な経済を構築しないと世界は終わってしまうことは事実だとしても、これはわれわれ人間の行動が招いた結果であり、すでに破滅することが事前に決まっているようなものではない。もし世界が滅ぶとしたら、それは、平和と一体性の意識へと進化しなければならないというマヤカレンダーのメッセージにわれわれは耳を貸さなかったからであろう。Y2Kのような未来の特定の日付に焦点を当てて恐怖心を煽ることは、われわれが自分の行動に責任を持つことを阻害する行為となる。

    このような罠に引っかからないようにするためには、マヤカレンダーから見ると、われわれはいまどのようなエネルギーの影響下にあるのか把握することが重要だ。世界不況の突入を予言することができたのは、ほかのアンダーワールド(サイクル)で何が起こったのか参照したからだ。一つ前のプラネタリーアンダーワールド(第7サイクル)の第5の夜の開始は1932年であった。この年は大恐慌が世界的な規模に拡大した年であった。われわれはいま第5の6の日の中間地点(ミッドポイント、2009年5月9日~11日)にいる。同じやり方で以前のアンダーワールドで何が起こったのか参照することで、ミッドポイントおよび11月7日で終了する第6の日の後半にどのようなことが起こるのか見当をつけることができる。プラネタリーアンダーワールドの第6の日のミッドポイントは1962年である。このアンダーワールドの後半は1962年から72年である。この年に何が起こったのか思い出してほしい。冷戦の発展としてのキューバのミサイル危機が起こった年だ。そして翌年にはビートルズが大ブームとなった。私はこの年イギリスにおり、ヨーロッパやアメリカにビートルズが広がる前にブームを体験する幸運に恵まれた。もちろんここで私が強調したいのは音楽のことではない。フランスの5月革命からアメリカの反戦運動やヒッピームーブメントへとつながる新しい文化の再生と実験の動きなのである。この運動はそれぞれの国で特徴的な形をとって現れたが運動は世界的にシンクロしていた。すべての運動は、すべての権威を疑問に付し、体制に組み込まれることを拒否した。中国の文化大革命のように明らかに行き過ぎのケースもあったが、現在のわれわれの社会に存在する平等主義や開かれた社会の思想はこの時代に起こった運動に負っている。もちろん、現在の世界は1962年当時とは大きく異なっている。1962年は経済成長がテーマだった異なったアンダーワールドの支配下にあった。現在のわれわれの課題は、持続可能な経済を下から作り上げて行くことなので、過去のアンダーワールドとの比較も意味がある。危機の時代は創造性が開花するときでもある。そのような創造性は、既存の体制には埋没しない自主的な運動の形態をとるのである。そしてもし世界不況がマヤカレンダーで予測可能だったのなら、宇宙樹は将来思ってくる下からの庶民による運動をサポートするはずなのだ。すでにはっきりしていることは、古いやり方はもはや通用しないので、新しい何かが出てこなければならないということだ。もしこのことがいま理解できないのなら、2009年11月7日から2010年11月2日の第6の夜の期間に経済成長を目標にするシステムにはもはや戻ることが不可能なことがはっきりするだろう。こうした理由から、私はこの読者全員を5月9日から11日まで続く、5000年間で最初の持続可能な経済の出現を祝う世界的な瞑想の儀式に招待したい。これは多くの人々が一緒に共有している意志である。しかしながら、世界的な規模で持続可能な経済のシステムが実際に形成されるかどうかはこの瞑想の儀式とは異なった問題である。

    この瞑想でわれわれが焦点をあてなければならないことは、このような変化を引き起こすためにわれわれはどのような存在とならなければならないのかということだ。いま宇宙樹(マヤカレンダー)の考え方はまだほんの少数の人が共有しているに過ぎないが、この考え方が多くの人に広まることで、これから人間が資源や仕事など多くのものを共有する慈悲深い生き方が形成されるのを助けることだろう。共有の精神、協力と思いやりが、2009年5月9日~11日の第6の日のミッドポイントに行われる世界的な瞑想の儀式には必要なのである。もし新しい方法にそのような思いやりと協力の精神が欠如していたのなら、われわれは再度古い秩序に逆戻りしてしまうことだろう。世界的な瞑想の儀式はそれだけで問題を解決するものではない。だが、明らかにそれは大きな助けとなるのである。宇宙樹と結合することで、2011年10月28日というエネルギーが最大限に高まる日に向けて、われわれが目標を実現できるように慈悲心を喚起することができるのだ。世界的な瞑想の儀式では、宇宙の計画の一つであると思われる持続可能な経済を作る庶民による下からの運動に焦点を当てるつもりである。

    以上

    日本時間では今週の日曜日からミッドポイントに入った。この期間は明日まで続く。

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    なんとなく様子が変わってきた 番外編

    ※アナウンスメント
    メルキセデク氏のインタビューの公開は終了いたしました。


    本来は更新の予定ではなかったが、今回手に入れた情報がもしかしたら重要度の高い可能性も否定できないので、番外編としてアップすることにした。

    はじめに

    投稿欄にも書いたが、今回はこの記事を書くべきかどうか正直迷った。「フラワーオブライフ」などの著作やワークショップなどで日本でも広く知られている著名なヒーラーのドランヴァロ・メルキゼデク氏が、「マヤの長老評議会」の代表、ドン・アレハンドロ氏の訪問を受け、マヤカレンダーに込められた真の意味が一部明かされたというのである。ドン・アレハンドロ氏は3月の春分の日に合わせて来日し、伊勢神宮に参拝した後、東京、大阪、名古屋など各地で講演したので、ご存知の方も多いだろう。ここでもやはりマヤカレンダーの真のメッセージが語られたと聞いている。

    ただ、今回ドランヴァロ・メルキゼデク氏が明かした内容は、はるかに具体的な内容である。日本で行われた講演内容がこれからの未来の方向性をいわば抽象的に表現したものであったとしたら、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の明かした内容は、どのような出来事がいつ頃起こるのか告げた具体的なものである。

    筆者がこの記事を書くことを躊躇したのもこの点にある。内容が衝撃的なので、やはり書き方に工夫をこらし、記事のインパクトを和らげる方法が見つかってから書いた方がよいのではないかと思ったからだ。

    また、ドランヴァロ・メルキゼデク氏は自分の哲学のターミノロジーを使用して解説しているが、筆者はドランヴァロ・メルキゼデク氏の哲学に関してあまりに知識が少ない。なので、筆者が書いた場合、誤解を与えるのではないかと危惧したことも、記事の公表を躊躇した理由の一つだ。もう少し氏の本を読んでから書いた方がといのでは、と思った次第だ。

    だが、記事のもつ意味の重さからみて、やはり早く公表したほうがよいだろうと判断し、ここに書くことにした。記事は、解釈を加えることなく、ドランヴァロ・メルキゼデク氏の話した内容の要点のみを伝える。
    内容には筆者も十分に消化しきれないものが多い。したがって、一切の解説は加えず要約だけを行う。判断や解釈はすべて読者のかたにゆだねたいと思う。

    「Conscious Media Network」

    アメリカに「Conscious Media Network」というインターネットテレビがある。ここは、テレビの元キャスターのレギナ・メルディスとその夫のスコット・メルディスが、最先端科学やスピリチュアル分野の研究者や著者のインタビューを放映するために設立したネットテレビである。「Conscious Media Network」は以前このブログでも紹介したことがあるが、こうした分野の日本でも著名な人物のインタビューが放映されている。毎月、だいたい6人程度、一人一時間程度のインタビューが放映され、月が変わると別な人物のインタビューに入れ替わる、というように構成されている。

    6月1日に6月度のインタビューの放映が始まったが、ドランヴァロ・メルキゼデク氏のインタビューはその内の一つである。

    ドランヴァロ・メルキゼデク氏のインタビュー

    以下がインタビューの内容の要約である。内容が多岐にわたっているのでポイントに分けて紹介する。

    新刊本について

    ・今回新しい本が出版されたが、それはこれまでの本とはかなり趣向が異なる内容になっている。それは、これまでの私の個人的な体験が主な内容だ。

    ・自分の前世は、1890年代に生きたネイティブアメリカンのプエブロ族であった。今でも前世の自分の人生を細部まで非常によく覚えている。

    ・この14年間、自分はプエブロ族のもとに頻繁に化よっている。

    ・なぜなら、前世の自分が生まれ変わったら達成しなければならない責任のようなものがあり、それは14の項目からなっている。プエブロ族は、私を受け入れただけではなく、前世の私の記憶をすべて保存しており、その人物がまさに私であることを認めた。そして、私が今世でしなければならないリストを手渡した。

    ・私は最後の一つを除いて、13項目の責任をすべて果たした。これはプエブロ族の秘密に属する内容であるやめ、公表することはできない。

    ・プエブロ族とのこのような接触がきっかけとなり、私は世界各地に存在する伝統的な部族と関係を深めるようになった。予言で有名なホピ族やマヤ族とも関係を深めるようになった。新刊本は、個人的なスピリチュアルな旅に焦点を当てた本になっている。

    グリッドについて

    ・グリッドは、日食の日の2008年1月25日に誕生し、それは、いまはまさに意識をもった生きた存在となった。

    ・グリッドは、1万3千年前に受精してゆっくりと成長し、一カ月で誕生した。

    ・グリッドの誕生に先立ち、クンダリーニの地域がこれまでのチベットからチリに移動した。チベットにクンダリーニは過去1万3千年間存在していた。

    ・今回のチベットで起こった事件は、クンダリーニの移動と関係があると思う。中国は、この移動を阻止しようとしたかっこうになった。クンダリーニの移動後、中国ではチベット仏教の弾圧がこれまでにない激しさで吹き出している。

    ・反対に、クンダリーニの移動先であるチリやその周辺地域では、これとは反対の運動がおきている。スピリチュアル的に活性化している。

    マヤ長老評議会との接触

    ・グリッドの誕生で、あらゆる側面で人類の精神的な進化は加速しており、新たな段階への移行のときが近くなってきたことを暗示している。

    ・そのため、この機会をとらえ、さまざまな伝統的な部族が彼らのメッセージを世界に伝えようと、私に接触してきた。それは、ある意味でメッセージの送り手として私を使うということだが、それは私の喜びだ。これが私の使命だと思っている。

    ・昨年の7月、マヤ長老評議会の代表であるドン・アレハンドロ氏と彼の妻、エリザベスがアリゾナ州セドナ市の私の自宅を訪問し、会談を申し入れてきた。どんな話し合いになるのか見当がつかなかった。

    ・マヤ族は、ガテマラ、ベリーズ、メキシコの3地域に440部族が住んでいる。それぞれの部族は部族を代表する長老を選出する。それがマヤ長老評議会を構成するが、評議会はその中からマヤ族全体の代表を選出する。それが今回私を訪問したドン・アレハンドロ氏である。彼は13代続くマヤの最高シャーマンの家系に属し、マヤ文化の精神性を象徴する存在である。

    ・ドン・アレハンドロ氏がは次の点を指摘した。1)さまざまな団体や個人がマヤ族やマヤカレンダーについて書いてきたが、その多くの記述はわれわれマヤ族の考えとは相反している。2)過去500年の間、マヤ族はマヤカレンダーに込められたメッセージの意味について一切具体的に発言したことはない。3)人類が明らかに次の段階に移行しようとしているこの時期こそ、マヤカレンダーの真実のメッセージを公開するべきだという結論に達した。4)そのため、マヤ長老評議会は本を出版し、メッセージを広く世に問うことにした。5)この本は440のすべての部族長がサインとともに出版されるだろう。

    ・メッセージの公開に先立ち、ドン・アレハンドロ氏は私に、5大陸から60人のしかるべき人々を集めるように依頼した。彼らを立会人として、1万3千年間一度も行われることのなかったマヤの秘儀を執り行いたいという。(この60人の中に日本人がいるとはっきり述べている)

    ・まず私達はマヤゆかりの地であるガテマラのアティトゥラン湖に行き、その後、古代マヤの大都市であるティカルに移動した。それから、地下にある秘密の場所に移動、秘儀を執り行った。そこは地下の洞窟で、マヤ族が彼らの誕生の場所としているところである。彼らの許可なしにこの場所を教えることはできない。

    ・彼らはいくつかのサインが現れるのを待っていた。それらのサインはすべて現れたが、これは私のような現代人にとってはあまりに驚異的な体験だった。いまでも信じることができないくらいだ。このときに開始した儀式はいまでもまだ続いている。

    ・それとともに、今年の9月にはメキシコのマヤ族はもう一つの儀式を執り行う。それはマヤに伝わる水晶のどくろを用いた儀式である、13個の水晶のどくろがあり、それらはすべて生きている。この儀式を通して、どくろに隠されている秘密がマヤのシャーマンにそのまま転写される。それを受けシャーマンは、自らの知識を総動員してこれの解釈を行う。これによって、1)マヤ族がこの世に生まれた真の意味や、2)いまがどういう時期なのかが明確に示されるという。

    ・ドン・アレハンドロ氏によると、1万3千年前、マヤ族はアトランティスから来たという。1万3千年前、ポールシフトが起こり、アトランティス人の一部が現在のマヤの地域に移住しマヤ人となった。

    ・さらに他の一部はチベットに移住した。なので、マヤ人とチベット人はもともとは同じ民族であった。

    ・ホピの予言で有名なホピ族だが、彼らの予言ではもすぐ第四の世界が終わり第五の世界が始まることになっているが、それを告げる最後の予兆は「青い星の落下」という予言である。

    ・昨年の10月26日、ホームスすい星が太陽系に接近し大爆発した。それは青い輝きを放った。今回マヤの秘儀に招待されたホピ族の長老、グランドファーザー・エリックによると、ホピ族はこれを最後の予兆の成就と判断した。こののちにマヤ長老評議会はこれを追認し、2007年10月26日から終末の最終段階(エンドタイム)に入ったことを確認した。

    ・ちなみに、ホピ族とマヤ族はもともと同じ民族である。マヤ族の一部が北上して北アメリカに移住し、現在のホピ族になった。すでに両部族は、部族神話などの検討を通して、これが事実であると認定している。

    2012年12月21日に何が起こるのか?

    ・ドン・アレハンドロ氏によると、この特定の日に何かが起こることはないという。

    ・マヤカレンダーのメッセージとは、ホピ族およびマヤ長老評議会が確定した終末期の開始時期(2007年10月26日)から7年間(2015年まで)に時間の窓が開き、この期間にポールシフトが起こるということだ。

    ・それは、すでに現在起こっている地球磁場のシフトのことではない。地球の南極と北極が逆転する物理的なポールシフトのことである。

    ・地球の磁場は500年前よりもはるかに弱くなり、また磁場移動も頻繁に起こっている。14年前からは、旅客機が飛行するとき、いちいち北の位置を確認することが必要になっているくらいだ。

    ・このような地場の変化は、北極と南極が逆転する物理的なポールシフトが発生する前兆現象である。

    ・最近、ヒストリーチャンネルでポールシフトの特集が組まれたが、そこに出演した多くの科学者がポールシフトの発生が近いことを認めた。

    ・かつてアトランティスにいたマヤ族は、1万3千年前と2万6千年前の2度、ポールシフトを経験した。この時の経験はマヤ族の部族的知識として蓄えられている。

    ・今回、マヤ長老評議会として本を出版することを決意した理由は、1)このマヤ族の知識を世界と共有し、2)ポールシフトが実際に起こった際にうろたえないよう多くの人を準備させることにある。

    ・物理的なポールシフトが起こると、それは人知を越えた破壊をもたらすはずだ。われわれが知っている最大の地震はマグニチュード9くらいだろうが、ポールシフトに伴う地震はマグニチュード20などという想像を絶した規模になるはずだ。

    ・だが、どれほど巨大な変化に見舞われようとも、それを恐怖してはならない。これは、人類が精神的に次の段階に移行するためには避けて通ることのでかいない過程だからだ。

    ・ちょっとしたことに気をつけ、準備することで生き残れる可能性はずっと高くなる。マヤ長老評議会が出版する本にはこうしたなくてはならないアドバイスを書いておく。

    ・ポールシフトを生き残る人間はすでに選ばれている。こうした人々は、本人は偶然と思ったような出来事の重なりで結果的には救われるだろう。死のうとしても死なないのだ。

    ・ところで、移行後に訪れる新たな世界は、歓喜して喜ぶようなすばらしい世界になるはずだ。これまでの世界とはまったく異なっている。

    ・現在の地球は、人類の進化段階が低くあまりに残虐だったため、宇宙的なコミュニティーから隔離された状態にいる。だが移行後、この隔離状態は解除され、人類が宇宙的なコミュニティーの一員として受け入れられるようになるだろう。

    ・2009年4月、マヤ族やホピ族を始め全世界の100の諸部族が、私の自宅があるアリゾナ州セドナ市に集合し「次の段階への移行の儀式」を行うことになっている。

    ・この儀式によって、実際の移行ははじまるはずだ。この儀式で何が起こるのか私もまったく分からない。


    以上


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