第761回 誰がプリゴジンを殺害したのか?プレヤーレンが明らかにするジョージャ・ガイドストーンの謎 予告
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第761回 誰がプリゴジンを殺害したのか?プレヤーレンが明らかにするジョージャ・ガイドストーンの謎
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▼今回の記事
ロシアの民間軍事会社、「ワグネル」の代表、プリゴジンが死んだ。プリゴジンは、6月23日に起こしたクーデターの責任をとらされ、プーチン大統領によって殺害されたとする報道が日本では中心だ。だが、はたして本当にそうなのだろうか?詳しく調べると、まったく異なる犯人説が浮かび上がってくる。これを詳しく紹介する。次に、プレヤーレンが語る「ジョージャ・ガイドストーン」の謎とその実態を書く。
▼プリゴジンを殺害したのはだれなのか?
それでは今回のメインテーマを書く。プリゴジン殺害の真犯人についてだ。
8月27日、ロシア調査委員会は、モスクワ北方で発生した航空機墜落事故で死亡した人々の遺伝子検査を完了し、ワグネル民間軍事会社創設者、エフゲニー・プリゴジンを含む全員の身元を確認したと発表した。
「トヴェリ州での飛行機墜落事故の調査の一環として、分子遺伝学的検査が完了した。その結果、10人全員の身元が判明した。彼らはフライトマニフェストに記載されたリストと一致する」と航空局は声明で述べた。ロシア航空局は先に、乗客リストにはエフゲニー・プリゴジンとドミトリー・ウトキンの名前が含まれている。
8月23日、プリゴジンが登場したエンブラエル・プライベート・ジェットは、モスクワからサンクトペテルブルグに向かう途中、モスクワ北部のトヴェリ州で墜落した。30日、出身地のサンクトペテルブルグでプリゴジンの密葬が行われた。出席を許されたのは、近親者だけだった。また、ロシア当局はこの機体の墜落原因について、当面は国際的規則に基づく調査は行わないとした。はっきりとした理由は分からない。
一方、EU執行部のプレスサービスは、プリゴジンの死について「信頼できる確認がとれていない」とする声明を出した。プリゴジンはEUの制裁対象となっており、制裁解除のためにはEU加盟国による協議が必要である。いまのところ協議が行われていないので、死亡も公式には確認できていないということのようだ。
●考えられる実行者
プリゴジンが登場した航空機の墜落が事故であった可能性はまだ排除できない。飛行していたエンブラエル機は16年前の古い機体であり、整備不良による金属疲労の可能性、ならびに機体がなんらかの事故で降下を始めたときに、機体の高度を維持するためにパイロットがエンジンをフルスロットルにしたため、金属疲労のあったエンジンが爆発したという可能性もあるという見解も出ている。事故説の可能性はあるものの、いまのところこれも科学的に確認できていないので、今回はプリゴジンが殺害されたものとする仮説で記事を書くことにする。
日本や欧米の主要メディアではプリゴジンはプーチンの命令で「FSB」が実行したとする説が喧伝されているが、これはもともありそうもない仮説である。証明もできていない。海外のロシア専門家の間では、以下の説が有力視されている。
1)プーチンの命令(西側が推すシナリオ)
6月23日のプリゴジンの未遂クーデターを裏切りと見たプーチンは、コントロールが効きにくいプリゴジンの排除を決めた。「ワグネル」はプーチンに近い勢力がコントロール。
2)フランス、アメリカなどの西側勢力
アフリカにおける「ワグネル」の力を弱め、アフリカにおける権益を確保するためにやった。
3)ポーランドやウクライナの情報機関
「ワグネル」はベラルーシ軍を訓練し、ポーランド国境に配備されている。ベラルーシにおける「ワグネル」の力を弱体化するためにやった。
4)「GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)」の仕業
「ワグネル」内部の権力闘争。「ワグネル」を結成したのは「GRU」。コントロールが不能になったプリゴジンを排除し、「ワグネル」を完全に掌握するために行った。
●プーチンが命令した可能性
それでは、それぞれの仮説がどこまで成立するのか、その可能性を検証してみることにする。
まず1)のプーチンの命令という、主要メディアが喧伝している仮説を見て見たい。主要メディアでは、これが事実であるかのように語られているが。実はこの仮説がもっとも信憑性がないことが分かる。
第760回 BRICS決済通貨はどうなるのか?統合しつつある中ロの経済圏、グリア博士のインタビュー その2
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▼今回の記事
今回は、「BRICS国際決済通貨」の導入の可能性について検討する。どこまで現実性があるのかどうか、詳しく見て見る。次に、スティーブン・グリア博士の最新インタビューの続きを掲載する。極めて興味深い内容だ。
▼ニジェールの状況
メインテーマを書く前に、ニジェールの状況について一言書いておきたい。日本ではまったく報道されていないので重要な情報だと思う。
7月28日、西アフリカの内陸国、ニジェールで軍事クーデターが発生しアブドゥラハマヌ・チアニ将軍が全権掌握を宣言してから緊張が続いている。西側諸国はこの動きを強く非難し、民主主義的体制に戻すよう呼びかけている。特に、クーデターで成立した軍事政権に実質的に同国から追い出された旧宗主国のフランスの怒りは激しい。戦争も辞さない構えで事態に臨んでいる。
また、欧米寄りの「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」は、クーデターが起きたニジェール情勢の沈静化に向けた軍事介入の可能性を示唆しつつ、緊張状態が続いている。さらに、ヌーランド米国務次官もチアニ将軍に即刻の民政移行を強く要求したが、無視された。一方、チアニ将軍は3年以内に改めて選挙を実施し、民政移行を表明してもいる。
ニジェールは「ノードストリーム」に代わり、西アフリカの石油や天然ガスをヨーロッパに輸送する「サハラ砂漠横断パイプライン」の通過点にある地域なので、アメリカ、フランス、ロシア、中国などの大国の利害が衝突する地域になっている。
そうした中、ロシアとの関係は強化されている。一昨日の情報だが、すでにロシアの民間軍事組織、「ワグネル」の部隊がニジェールで展開している。主な任務はナイジェリアなどと接する南部の国境警備だ。一方、アルジェリアやリビアに隣接した北部の国境はいまだにフランス軍が警備している。フランス軍は戦闘機を飛ばし、軍事政権に圧力をかけている模様だ。
前々回の記事では、ニジェールで軍事政権の阻止を狙うフランス軍と、軍事政権を支援するロシアの「ワグネル」が軍事衝突する可能性があることを指摘したが、実際にそうなってもおかしくない状況になっているようだ。
しかし、興味深いことに、北部国境を警備しているのは、「フランス外人部隊」の契約兵だ。なんとその多くがロシア人のようだ。もし南部の「ワグネル」と北部の「フランス外人部隊」が衝突するようなことがあれば、それはロシア人同士の戦闘となる。この状況は戦闘の抑止効果を持つ。「ワグネル」、「フランス外人部隊」の両者ともよく理解しているので、戦闘に陥らないように調整しているとの情報もある。
これがニジェールのいまの状況だ。ただ、下手をすると「フランス外人部隊」と「ワグネル」が戦闘状態に陥らないとも限らない。とにかくこの地域について日本で報道されることが少ないので、今回はまずこれを書くことにした。
▼BRICS首脳会と新しい国際決済通貨
それでは今回のメインテーマを書く。「BRICS首脳会議」と、新しい国際決済通貨が発表される可能性についてである。
8月22日から24日まで、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの「BRICS首脳会議」が、南アフリカのヨハネスブルクで開催されている。中国とロシアが主導しているBRICSにはすでに約20カ国が公式に加盟を申請しており、拡大BRICSがどこまで実現できるかが、1つの焦点になっている。
第759回 やはりアメリカは不況になる可能性大、スティーブン・グリア博士の最新インタビュー その1 予告
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第759回 やはりアメリカは不況になる可能性大、スティーブン・グリア博士の最新インタビュー その1
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▼今回の記事
まず今回は、ウクライナの戦況について簡単にお伝えしたい。明らかにウクライナ軍の反転攻勢は失敗している。次にメインテーマとして、アメリカ経済が年内か来年早々にも不況に入る可能性について紹介する。最後に、「ディスクロージャー・プロジェクト」を主催しているスティーブン・グリア博士の最新インタビューを紹介する。長いので2回に分けた。今回はその1である。
▼ウクライナの戦況
それでは今回はメインテーマを書く前に、ウクライナの戦況について書く。日本や欧米の主要メディアではウクライナ軍の反転攻勢の進展は遅いながらも、確実に領土を奪還しているという、明らかにウクライナ寄りの報道が中心だ。しかし、実際に詳しく調べて見ると、ウクライナ軍の反転攻勢は成功しておらず、領土の奪還もできていない状況だ。7月29日にビデオ配信のヤスの勉強会を行ったが、2週間経ってもそのときに紹介した戦況とほとんど変化がない。したがって、メルマガでも、勉強会で紹介した戦況を転載する。
●ウクライナの戦況(7月29日から8月16日)
・ウクライナ軍の反転攻勢は基本的に失敗。
・ウクライナ軍はロシア軍の防衛線を突破できていない。
・6月4日から始まったウクライナ軍の反転攻勢では、ロシア軍が占領しているウクライナの領土、13万2000平方キロのうち、253平方キロを奪還したに過ぎない。これは、ロシア軍が占領している領土の0.19%に過ぎない。それも、ロシア軍が防衛線の外側に緩衝地帯として設置している「セキュリティーゾーン」の集落ばかりだ。
・むしろロシア軍はハリキュー、ルガンスクで支配地域を拡大。
・ロシア軍の地雷原と、ドローンのランセット3に西側が提供した兵器がやられる。
・西側の兵器支援が限界にきている。
●NATOとロシアの今後の対応
こうした、ウクライナ軍の反転攻勢が限界にきている状況で、アメリカを中心としたNATOも新たな対応を迫られている。著名なモスクワ在住の調査ジャーナリスト、ジョン・ヘルムスは独自のネットワークから得た情報から、今後の展開を次のように予想している。
・カナダ情報筋によると、ゼレンスキーが11月までに勝利できる可能性を証明できなければ、クリスマスまでにNATOの支援は縮小。
・クリスマス以降、ウクライナ軍崩壊の可能性。NATOは介入しない。
・ロシアが黒海穀物イニシャティブを破棄した理由はウクライナが協定を隠れ蓑にして兵器を輸入したからだ。
・穀物輸出拠点のオデッサ港がクリミア攻撃の拠点。
・これが理由でロシアはオデッサをミサイル攻撃。
・オデッサの海上インフラをすべて切断することでウクライナ経済の息の根を止め、オデッサが経済的に使えなくなるようにする。
●西側が報じないロシアの目的
このように、ウクライナ軍の反転攻勢が失敗しているにもかかわらず、欧米や日本の主要メディアではロシア軍が負けているとの報道がなされている。その基本的な理由は、ロシア軍の支配領域がほとんど拡大していないからだ。ロシアの支配地域は、東部のドネツク、ルガンスク、そして南部のサボリージャー、ケルソンの4州に限定され、首都のキーウなどがある西部には拡大していない。この状況を日本の主要メディアはロシア軍が苦戦している証拠だと報道している。
しかしこれは、ロシアの目的の誤った認識に基づく判断である。プーチン大統領は昨年の2月から「特別軍事作戦」を行ってから、再三再四演説でこの戦争の目的を明確に主張してきた。それは以下の3つである。
1) 東部と南部のロシア語話者の権利擁護
2) ウクライナの脱ナチス化
3) ウクライナ軍の壊滅
そしてプーチンは、「ウクライナ西部の領土は求めない、領土拡大はしない」と何度も声明している。このような状況から見ると、ロシア軍の支配領域がドネツク、ルガンスク、サボリージャー、ケルソンの4州に止まっていることは、ロシア軍が負けているからではなく、これがロシアの目標だからだ。1年半にわたってこれら4州の占領をロシアが続けているということは、ロシアがすでにこの目標を達成しているということを表している。
ロシアのこのような目標を前提にすると、ロシア軍がいま実施している戦略が見えてくる。2)のウクライナの脱ナチス化は、昨年5月のネオナチ部隊の「アゾフ大隊」の司令部があったマリウポリを占領し、この部隊を壊滅させてことで半ば達成している。いまは3)のウクライナ軍の壊滅が中心的な目標になっている。領土拡大ではない。
このためロシア軍は、ロシア軍にとっては占領をする価値のないロシア軍の防衛線の外側にある集落にウクライナ軍をおびき寄せ、これを殲滅してウクライナ軍の壊滅を進める作戦だ。これがいまロシア軍が実施している作戦である。この結果、ウクライナ軍は壊滅し、ヘルムスの言うように、12月にはNATOも支援を引き上げるかもしれない。
そうした中、ウクライナが領土を放棄し、その見返りとしてNATO加盟を受け入れることが解決策になりうるとのアイデアが、NATOのストルテンベルグ事務総長の首席補佐官であるスティアン・イェンセンからも出るようになっている。おそらく水面下ではすでに交渉が行われている可能性が高い。
▼アメリカ経済の実態
それでは今回のメインテーマを書く。アメリカ経済の実態についてだ。このメルマガではこのテーマを何度も書いているが、やはり非常に重要なので今回も記事にすることにした。
第757回 UAPのディスクロージャー、トランスヒューマンとエクソコンシャスの相克、人間の概念の変化 予告
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第757回 UAPのディスクロージャー、トランスヒューマンとエクソコンシャスの相克、人間の概念の変化
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トンパ文字伝説と日常に潜むシンギュラリティ〈王超鷹×高島康司〉リアル/オンライン
2023年8月19日
中国で非常に有名な王超鷹先生とのジョイントセミナーを開催します。王先生は日本で言えば中国の無形文化財レベルの人なのですが、現在の習近平政権下の国内状況、中国国民の本音など日本では到底入らない情報を話してくれます。アリババの創設者、ジャック・マーの近しい友人であり、アリババのロゴをデザインしたのも王先生です。実際中国では何が起こっていてどうなっているのか、AIの発展を入口にして語ってくれます。っぜひどうぞ!
開催日時
2023年8月19日
13:30?14:45
王 超鷹(講演)「文化大革命に翻弄された少年時代とトンパ文字伝説」
15:00?16:30
高島康司×王 超鷹(対談)「日常に潜むシンギュラリティ」
終了後、懇親会予定
主?催
マジョリカプランニング
参加費
会場参加:8,500 オンライン参加:7,500円(税込)
https://majolica-planning.com/store/event/491.html
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放送作家の方とトークライブをします。よろしかったらぜひどうぞ!非常に面白い企画になると思います。
2023年8月6日(日) 12:15
未来予測ライブ2023夏 【出演】高島康司・トダセルク
視聴期限: 2023年8月20日(日) 23:59 まで
https://twitcasting.tv/c:siratamakikaku/shopcart/247388
しらたま企画
世界情勢アナリストの高島康司のトークライブを8月6日に開催。トークテーマは「プレヤーレンが語る未来」「ロシア・ウクライナの行方」「AI社会の到来」「サイキックの未来予言」など。聞き役は放送作家であり「サイキック投資」の研究者でもあるトダセルク。
今回のトークライブでは、それぞれの視点から、今まさに動き出している世界の事象やトレンド、未来予想を語ります。情報満載のトークから一歩先を行く洞察を得てください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【出演者紹介】
高島康司
コンサルタント、世界情勢アナリスト。多数の語学書や世界情勢、経済に関する情勢分析の著作があり、定評を得ています。「未来を見る!『ヤスの備忘録』連動メルマガ」で日本では報道されない情報を発信。
トダセルク
放送作家。TBS「クレイジージャーニー」、テレビ東京「やりすぎ都市伝説」、フジテレビ「ウルトラ怪獣散歩」などの番組を担当。世界の予言から未来を予測する「サイキック投資」の研究にも力を注ぐ。
【進行】
アッキー
チケットの購入
未来予測ライブ2023夏 【出演】高島康司・トダセルク
3,000 円
ログインして購入する
シリアルコードを使用
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コミュニティーサロンのyoorに有料サロンを開設しました。執筆中の本を先行的に公開し、読者の方々との対話で執筆を進めます。また、メルマガで紹介できなかった情報も掲載します。一つのテーマを深堀するので、その時々の情勢を解説している現在のメルマガと
重複する内容はまったくありません。両方読むといいかもしれません。基本的に火曜か金曜に月6回程度の頻度で更新します。購読料は初月は無料で、その後は月980円です。よろしかったら登録を!
https://yoor.jp/door/yasushi_takashima
最初に掲載する執筆中の本は「プレヤーレン最新コンタクト記録、2019年から2023年を中心に」です。ビリー・マイヤーに関してはUFOなどの画像や動画の偽造疑惑があり、これが災いし無視される傾向があります。しかし一方、その膨大なコンタクト記録は、哲学から自然科学や社会科学、そして未来の警告なども網羅する非常に豊かな内容です。これを画像や動画の偽造疑惑だけで無視するのいはあまりにもったいないと思います。これを読むと、なにかのインスピレーションを得ると思います。
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「特定商取引に関する法律」に定められた表記で勉強会をご案内しております。
事業者名:高島総研 住所:東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
電話:090-2919-6504
代表者氏名:高島康司
商品の販売価格:すべて4000円
商品の代金以外の費用:勉強会参加費振り込み手数料
代金の支払い方法:指定銀行口座への振り込み
商品の引き渡し時期:毎月指定日にビデオをダウンロード
返品についての特約事項:特になし
注文や返品に対する有効期限:ダウンロードできない場合はリンクを再送信
「ヤスの勉強会」第113回のご案内
「ヤスの勉強会」の第113回を開催します。アメリカがロシアと水面下で交渉を始めました。ウクライナの反転攻勢は実質的に失敗し、兵器不足に陥っている西側諸国のウクライナ支援にも限界が見えてきました。プーチンはゼレンスキー政権の交替を和平交渉の条件にしているようです。また8月にはBRICS首脳会議が開催されます。ここでBRICS国際決済通貨が発表される可能性もあります。8月には大きな動きが集中する可能性があります。徹底的に解説します。
※録画ビデオの配信
コロナのパンデミックは収まっているが、やはり大人数での勉強会の開催には用心が必要だ。今月の勉強会も、ダウンロードして見ることのできる録画ビデオでの配信となる。ご了承いただきたい。
【主な内容】
・ロシアのアメリカの交渉の行方
・BRICS首脳会議と新たな国際決済通貨
・安定性が注目される東アジア
・トランプとRFKが組む可能性はあるか?
・進むUAPとエイリアンのディスクロージャー
・トランスヒューマニズムと意識変化
など。
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:8月26日、土曜日の夜までにビデオを配信
料金:4000円
懇親会:リアル飲み会とZOOMで開催
以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
ytakashima@gmail.com
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▼今回の記事
今回はいつもと異なる内容の記事となる。米下院の政府監視委員会が米政府や軍に関係した証言者を集め、「UAP(未確認飛行物体)」と地球外生物に関する公聴会を開催した。また、テクノロジーの急速な発展によるトランスヒューマニズムの考え方も広まっている。これらの動きで、人間の概念も基本的に変わりつつある。これを詳しく解説する。前回約束したスティーブン・グリア博士のプレゼンの続きは、別の記事に譲ることにする。
▼ウクライナの最新情報
今回もメインテーマを書く前に、日本のメディアで実態がまともに報じられていないので、ウクライナの戦況を報告する。8月1日のものだ。以下のようになっている。スペインの軍事シンクタンク、「Ejercito」や信頼できる軍事ブロガーがソースだ。
・北部ハリキュー州のクピャンスク、東部ルガンスク州のスバトボ西部などでは戦闘が続いている。またクレミンナ南方の森林地帯などでは、少なくとも砲撃戦が続いているようだ。戦闘の勝敗の行方はまだ分からない。
・さらに南のドネツク州、バフムトでは、ロシアの反撃の中、ウクライナ軍がクリシエフカ村の北で再びわずかな前進を見せた。
・一方、こうした状況で、ウクライナ軍の優勢が続いている地域もある。ドネツク州西部のベリカ・ノボシルカ周辺にあり、スタロマヨルシケ村での戦闘だ。ここは7月29日にウクライナ軍が奪還を宣言した村だ。スタロマヨルシケは、人口839人と小さい集落だが、ロシア軍の支配地域にもっとも深く入り込んだ地域にある。ロシア軍の防衛線の手前ではあるが、ここまでウクライナ軍が前進したことはこれまでない。今後、スタロマヨルシケがロシア軍に再占領されのか、またはウクライナ軍がさらにロシア軍の支配地域に前進するのかが注目されている。
以上である。しかし、6月4日から始まったウクライナ軍の反転攻勢では、ロシア軍が占領しているウクライナの領土、13万2000平方キロのうち、253平方キロを奪還したに過ぎない。これは、ロシア軍が占領している領土の0.19%に過ぎない。それも、ロシア軍が防衛線の外側に緩衝地帯として設置している「セキュリティーゾーン」の集落ばかりだ。
このメルマガには何度も書いているが、たしかにウクライナ軍の前進を示す情報もあるものの、ウクライナ軍が形勢を逆転できているわけではない。奪還された地域は、ロシア軍が戦略的に重要ではないとして、撤退した地域が多いように見える。こうした状況に変化がなければ、前回の記事にも書いたように、11月までにウクライナ軍が形勢を逆転できることを証明しなければ、クリスマスか年末までに西側諸国は支援を大幅に縮小するか打ち切り、ウクライナ軍は崩壊する方向に動くかもしれない。注目しなければならない。
▼人間の概念を変化させる深層の動き
それでは今回のメインテーマを書く。今回はいつもとは異なり、人間の概念が歴史的に変化しつつある可能性について論じたい。いま、ウクライナ戦争やアメリカの覇権失墜、世界の急速な多極化などの大きな変化に目を奪われているが、実はそうした状況で、人間の概念を大きく変えてしまうことにもなりかねない事態が進んでいる。これは、歴史の深層海流とでも呼べるような水面下の変化のように筆者には思われる。どんな動きなのか、順を追って説明しよう。
●米下院監視委員会の公聴会
「UAP(未確認空中現象)」が実際に存在し、そのテクノロジーの水準から見て、これが地球外のものである可能性を示唆するビデオが2017年米国防総省によって開示されてからというもの、国防総省や米軍の関係者から毎年のように新たな証言や情報の開示が進んでいた。「UAP」が地球外由来であること、そして地球外生物が実際に存在していて、それが地球に来訪しているという認識はだいぶ一般化してきた。
メルマガ第756回の予告
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第756回 報道されないウクライナの最新情勢、米経済が不況に突入する可能性、グリア博士の最新情報 1
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▼今回の記事
今回は複数の話題を書く。盛りだくさんだ。まず、ウクライナの状況について書く。まったく日本では報道されていないので、重要な情報だ。次にメインテーマとして、これからアメリカが不況に陥る可能性を検討する。可能性は非常に高い。最後に、スティーブン・グリア博士の最新ディスクロージャー情報を紹介する。驚くような内容だ。膨大な情報なので、数回に分けて掲載する。今回はその1である。
▼ウクライナの最新情報
それでは今回の最初のテーマを書く。ウクライナの最新情勢だ。
日本ではあいかわらずウクライナの反転構攻勢は遅れているものの、ウクライナは確実に領土を奪還していると報道している。一方ロシアは、黒海経由でウクライナの小麦を輸出する「黒海穀物イニシアティブ」を破棄し、ウクライナのクリミア大橋の攻撃への報復として、ウクライナの貿易港である「オデッサ」に連日ミサイル攻撃を行っている。他方ウクライナは、モスクワに向けてドローンを使った攻撃を実施している。そして、ロシアは国際的に孤立しており、ロシア経済も中長期的な停滞を余儀無くされているという情報が主要メディアの一般的な報道内容だ。
●ジョン・ヘルムスとジャック・ボーの情報
しかし。このような日本の報道ははっきりいって事実を反映していない。ウクライナの反転攻勢は失敗し、相当に追い詰められているのが現状だ。また、ロシアは戦闘では圧倒的に優勢で、ロシア経済も失速する兆候はまったくない。
このメルマガでは連続してウクライナ情勢を伝えてきたが、また日本ではまったく報道されていない情勢が明らかになった。それは、オーストラリア出身でモスクワ在住の調査ジャーナリストと、スイス軍元大佐でNATO軍の一員としてウクライナ軍の養成にもかかわったジャック・ボーの情報である。日本や西側の主要メディアでは報道されることはまずない情報だ。以下に簡単にまとめた。7月22日のラジオインタビュー、およびジョン・ヘルムスの記事から引用した。
●緊張するポーランドとベラルーシ
「ワウネル」の部隊は、ポーランドとの国境からわずか10kmほど離れたベラルーシ西部のブレツキー訓練センターで、ベラルーシ軍の訓練を開始した。ロイター通信が今週報じたところによると、国境付近のポーランド人は銃声とヘリコプターの音を聞いたという。
ポーランドの安全保障委員会は、隣国ベラルーシにおける「ワグネル」の新たな存在に対応するため、軍隊を東部へ移動させると発表した。独立したベラルーシのメディアは、約2500人の「ワグネル」部隊がウクライナの基地からベラルーシに到着したと推定している。
プーチンは安全保障理事会の会合で、ポーランドと他のEU諸国が軍を国境付近に配備することに懸念を表明した後、ロシアはベラルーシを防衛するために「あらゆる手段を用いる」と述べた。ポーランドがロシアの同盟国であるベラルーシを侵略しようとしており、そのエリートたちが「ベラルーシの土地を夢見ている」と主張した。
●黒海穀物イニシアティブを隠れみのにクリミア攻撃
アントニア・グテーレス国連事務総長と人道問題担当のマーティン・グリフィス事務次長(英国人)の主張とは正反対に、ウクライナは「黒海穀物イニシアティブ」を隠れ蓑に、ロシアに対する海上戦や、クリミア大橋で見たような無人機による戦闘を行おうとしていた。
明らかに、ウクライナはオデッサを使ってロシアの監視を迂回し、穀物取引を使って武器を輸入し、セヴァストポリやケルチ大橋に対して海上ドローンを仕掛けた。
オデッサのインフラが破壊された場合、ウクライナはクリミアの攻撃能力を失うということだ。一方、ロシアはまだ戦略的勝利を望んでいるかもしれないが、ウクライナ国内で反乱が起きることも想定しているようだ。
●11月がNATO支援の期限
カナダの情報筋によれば、クリスマスか11月末までに、ウクライナが戦争に勝つ能力を示し、われわれが供給している武器と資金で改善を示すか、さもなければNATOの支援を大幅に打ち切るという。クリスマスまでには、ウクライナ軍の戦力は使い果たされてしまうだろう。
●戦闘の実態(ジャック・ボーの分析)